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【お知らせ】日刊工業新聞に掲載されました

株式会社ビーバーズのグループ会社である株式会社Worldot上村洋史:代表取締役社長の取り組みが、日刊工業新聞に掲載されました。

建設業界における高度外国人材活用による次世代型成長組織という内容の取材により、記事の中で「ポストコロナ・多様性・少子化時代に強い組織とは」「日本企業を活性化する原動力」について取り上げていただきました。

日刊工業新聞以外に、日刊工業新聞社モノづくり日本会議(YouTube)にも掲載して頂きました。
第一章:https://www.youtube.com/watch?v=LQ04BwoRYY4
第二章:https://www.youtube.com/watch?v=xlLIL1C442Q
第三章:https://www.youtube.com/watch?v=d0EM2c3eXHU

以下、日刊工業新聞の要約。

海外の建設関連の大学を卒業し、高度な建設専門知識、建設専門スキルを持った外国人材を企業の活力にどう変えていくかというテーマで話したい。

~中略~
現在の日本企業、建設会社を取り巻く環境変化を、「変化に対応できた組織だけが生き残る」というサブテーマで考えてみる。日本企業、建設会社にとっての大きな課題は3つある。「労働力の減少」「雇用環境変化」「国内市場の縮小」だ。この3つから、高度外国人材が日本企業を活性化し、成長する原動力になるということを説明する。

~中略~
外国人材を育てる環境があり、適切に評価してもらえれば、彼らは会社にしっかり定着し、会社の成長を支えていくだろう。高度外国人材が生き生き働いて長く定着している組織、建設会社は日本人の若手も生き生きと働いているはずだ。

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【お知らせ】上毛新聞に掲載されました

株式会社ビーバーズの高度外国人材事業への取り組みが、上毛新聞に掲載されました。

弊社クライアントである空調・給排水設備のイシイ設備工業(高崎市浜尻町、本多久雄社長)が、高度外国人材の獲得に注力しているという内容の取材であり、記事の中で「将来的な海外展開の布石として外国人材を育成する」について取り上げていただきました。

以下、上毛新聞の一部抜粋。

技術・人文知識・国際業務(技人国)の在留資格があるベトナム人のズオン・ドゥック・アインさん(30)の採用

~中略~
技人国資格は建設業界の専門技術と知識が必須。転職や家族の同伴ができ、将来的には永住資格の取得も可能な点で、技能実習や特定技能とは異なる。

~中略~
地方の建設会社、中小企業に共有する悩みとして人材確保があると指摘。「日本人従業員を確保できないから、外国人を採用するという時代ではない。今後は海外展開で現地支社長を任せられるような外国人材の重要性が増す」としている。

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また、この度イシイ設備工業が採用をしたズオン・ドゥック・アインさんですが彼は技術・人文知識・国際業務(技人国)の在留資格があり、ベトナムでも3本の指と呼ばれるハノイ交通運輸大学を卒業している。

株式会社ビーバーズは建設・不動産業界に特化をして、高度外国人材紹介事業を展開しております。
外国人材紹介会社は数多くありますが、高度外国人材ビジネスはニッチであるため、高度外国人材の登録数が豊富な会社は珍しいです。
こちらの記事をきっかけに、高度外国人材にご興味を持っていただいた方は是非とも株式会社ビーバーズにお問い合わせください。

【建設業界必見】リフォーム業界の将来性についての考察

建設業界は、コロナ禍の影響で大きな打撃を受けました。新築住宅の着工数は減少し、建設資材の価格が高騰、また人手不足やコスト増に悩まされてきました。

しかしその一方で、リフォーム業界ではコロナ禍をチャンスに変える動きが高まっています。それは、在宅勤務やテレワークの増加に伴い、住まいの快適性や機能性を高めるためのリフォーム需要が高まっているからです。また、空き家や古民家を活用するためのリフォーム需要も増えています。

このように、リフォーム業界が住宅ストックの有効活用や社会的な役割を担うことで、将来性の高い市場と言えるでしょう。

しかし、リフォーム業界にも課題はあります。それは、異業種からの参入や競争の激化により差別化や集客が難しくなっていたり、人材不足や後継者不足により、技術力やサービス力の維持が困難になっている点です。

このような状況下において、リフォーム業界で生き残るためにはどのような戦略が必要なのでしょうか?

そこで今回は、リフォーム業界の将来性についての考察します。建設業界の方には必見の内容ですので、ぜひ参考にしてください。

リフォーム工事とは?具体的な仕事内容を解説

リフォーム工事とは、既存の建物や住宅に対して、機能やデザインを改善するための工事のことです。

具体的な仕事内容は、以下のようなものがあります。

  • お客さんの要望や予算に応じて、リフォームのプランを提案する
  • 既存の設備や構造を解体し、新しいものに入れ替える
  • 配管や配線などのインフラを引き直す
  • 壁や床などの内装を仕上げる
  • 工事後の清掃やアフターフォローを行う

上記のように、リフォーム工事は顧客の暮らしを快適にするだけでなく、建物の価値を高める効果もあります。

また、リフォーム工事には、キッチンやお風呂などの水回りの工事、フローリングやクロスなどの内装の工事、間取りや外観の変更などの大規模な工事など、さまざまな種類があります。

リフォーム工事には、建築や電気などの専門的な知識や技術が必要です。また、顧客とのコミュニケーションや現場管理も重要なスキルです。

リフォーム工事に携わる人は、主に建設業や建築リフォーム工事業などの業種に所属しています。

リフォーム工事は、物を作るのが好きな人や新しいものが好きな人に向いている仕事で、細かい作業や身体を使った仕事が得意な人、顧客の満足を感じられる仕事が好きな人にもおすすめの職種です。

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リフォーム業界の市場規模や動向について

リフォーム業界の市場規模は、2022年は前年比5.8%増の7兆2,877億円と推計されています。分野別では「増改築に関わる費用」が減少したのに対し「設備修繕・維持管理費」や「家具・インテリア等」が増加しています。

リフォーム業界の動向としては、コロナ禍での在宅時間の増加やライフスタイルの変化に伴って、住空間の改善への需要が高まっているのが特徴です。特に、中古マンションの購入後にリフォームするケースが増えており、リフォーム単価も上昇しています。

リフォーム業界の将来性としては、2023年以降は団塊ジュニア世代のリフォーム需要の高まりや、リフォーム単価の上昇により市場は拡大すると予測されています。

また、住宅性能向上リフォームや空き家活用リフォームなどの新たなニーズにも期待されているのが現状です。

リフォーム業界の現状と課題

リフォーム業界の現状と課題として、次のようなものが挙げられるでしょう。

コロナ禍におけるリフォーム需要の変化と現状|補助金・助成金の拡充について

新型コロナウイルスの感染拡大により、自宅で過ごす時間が増えたことや、テレワークの普及に伴って、住まいの快適性や機能性を高めるためのリフォーム需要が高まっています。

しかし、その一方で、感染防止のために自宅に外部の人を入れることに抵抗感を持つ消費者も多く、リフォーム業者の営業活動や現場作業にも制約が生じています。

また、建築資材の不足や価格高騰により、リフォーム工事のコストが上昇し、利益率の低下や受注の減少にもつながっているのが現状です。

こうした状況に対応するために、国や自治体は、リフォーム業界を支援するための補助金や助成金を拡充しています。例えば、以下のような制度があります。

住宅リフォーム・省エネルギー補助金

省エネルギー性能の向上やバリアフリー化などのリフォーム工事に対して、補助金を交付する制度です。

令和3年度補正予算で、補助金の上限額を引き上げたり、新たにコロナ禍における感染防止対策のためのリフォーム工事にも対象を拡大したりしています。

住宅リフォーム・省エネルギー助成金

住宅リフォーム・省エネルギー補助金と同様のリフォーム工事に対して、助成金を交付する制度です。

令和3年度補正予算で、助成金の上限額を引き上げたり、新たにコロナ禍における感染防止対策のためのリフォーム工事にも対象を拡大したりしています。

住宅リフォーム・省エネルギー融資

住宅リフォーム・省エネルギー補助金や助成金と同様のリフォーム工事に対して、低利で融資を行う制度です。

令和3年度補正予算で、融資の上限額を引き上げたり、新たにコロナ禍における感染防止対策のためのリフォーム工事にも対象を拡大したりしています。

住宅リフォーム・省エネルギー税制

住宅リフォーム・省エネルギー補助金や助成金と同様のリフォーム工事に対して、所得税や住民税の控除を受けられる制度です。

令和3年度補正予算で、控除の上限額を引き上げたり、新たにコロナ禍における感染防止対策のためのリフォーム工事にも対象を拡大したりしています。

異業種からのリフォーム業界への参入や人材不足などの競争環境の課題

リフォーム業界は、住宅の老朽化や空き家の増加などにより、今後も市場規模が拡大すると見込まれています。

しかし、その一方で、異業種からの参入や人材不足などの競争環境の変化にも直面しているのが現実です。例えば、以下のような動きがあります。

異業種からのリフォーム業界への参入課題

リフォーム業界では、ホームセンターや不動産会社、ハウスメーカーなど、異業種からの参入が増えています。

これらの事業者は、自社の顧客基盤やブランド力、物流ネットワークなどを活用して、リフォーム市場でのシェアを拡大しようとしています。

人材不足の課題

リフォーム業界は、建築業界全体に共通する人材不足の問題に直面しています。特に、技術力や経験を持つ現場作業員や営業担当者の確保が難しくなっています。

また、コロナ禍による感染リスクや移動制限なども、人材確保の障害となっています。

デジタル化の遅れに対する課題

リフォーム業界は、他の業界に比べて、デジタル化の進展が遅れていると言われています。例えば、見積もりや契約、施工管理などの業務において、紙ベースやFAXなどの古い手法がまだ多く使われています。

また、消費者のニーズや行動パターンに合わせた、オンラインでの営業やアフターサービスなどの提供もまだ十分ではありません。

資材不足や価格高騰などの経営課題について

リフォーム業界は、資材不足や価格高騰などの経営課題にも直面しています。
例えば、以下のような状況があります。

木材の不足と価格高騰の課題

新型コロナウイルスの感染拡大により、国内外の木材の生産や流通が滞り、供給が不安定になっています。また、中国や米国などの需要が増加し、国際市場での競争が激化しています。

これらの要因により、木材の価格は急騰し、リフォーム工事のコストが上昇しています。

鉄鋼の不足と価格高騰の課題

新型コロナウイルスの感染拡大により、国内外の鉄鋼の生産や流通が滞り、供給が不安定になっています。また、中国やインドなどの需要が増加し、国際市場での競争が激化しています。

リフォーム業界の将来性と展望

リフォーム業界の将来性と展望については、以下のような点が考えられます。

生活様式の変化に伴うリフォームニーズの増加

新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務やテレワークが普及し、住まいの使い方や求められる機能が変化しました。例えば、仕事や学習のための快適な空間の確保、防音や断熱の改善、空気の清浄化や換気の強化などがリフォームの動機となっています。

また、高齢化社会の進展に伴い、バリアフリーや介護のしやすさを考慮したリフォームの需要も高まっています。さらに、災害に対する備えとして、耐震補強や防災設備の導入も重要なテーマとなっていくことでしょう。

空き家の活用やリノベーション市場の拡大

国土交通省の調査によると、2018年時点で日本の空き家率は13.6%に達し、約820万戸の空き家が存在しています。空き家は、住環境の悪化や防犯上の問題、災害時の危険性など、さまざまな社会的課題を引き起こす要因の1つです。

そのため、国や自治体は、空き家の有効活用やリノベーションを促進するための補助金や税制優遇などの支援策を実施しています。空き家をリノベーションして住宅や事業所として再利用することで、地域の活性化や資産価値の向上にもつながるでしょう。

DX化による集客や営業スタイルの変化

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは、データやデジタル技術を活用して、ビジネスや社会の変化に対応し、競争力や価値を高めることです。リフォーム業界においても、DXの導入は必要不可欠となっています。

DXによって、リフォーム業界は、以下のようなメリットを得ることができます。

  • インターネットやSNSを通じて、より多くの顧客にリフォームの情報や提案を届けられる。
  • VRやARなどの技術を使って、リフォーム前後のイメージや効果を顧客に分かりやすく提示できる。
  • AIやビッグデータなどの技術を使って、顧客のニーズや傾向を分析し、最適なリフォームプランを提案できる。
  • クラウドやオンライン会議などの技術を使って、リモートワークや非対面営業を効率的に行える。

カーボンニュートラルの実現に向けた省エネリフォームの需要

カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量と吸収量が釣り合う状態を指し、日本は2050年までにカーボンニュートラルを達成すると宣言しています。

住宅や建築物は、日本の最終エネルギー消費の約3割を占めており、省エネリフォームはカーボンニュートラルの実現に向けた重要な取り組みです。

省エネリフォームとは、断熱性能や省エネ設備の改善などによって、住宅や建築物のエネルギー消費を削減するリフォームのことです。

省エネリフォームによって、以下のようなメリットを得ることができます。

  • CO2の排出量を減らし、地球温暖化の防止に貢献できる。
  • 燃料費や光熱費を節約し、経済的にもメリットがある。
  • 快適な室内環境を実現し、健康や生活の質を向上させることができる。

以上のように、リフォーム業界の将来性と展望は、社会的なニーズや技術的な進歩に応じて変化していくと考えられます。そこで、リフォーム業界に関わる方は、これらの動向に注目し、柔軟に対応していくことが重要です。

内装リフォーム工事と外装リフォーム工事

内装リフォームとは

内装リフォーム工事の内装と言うのは、床、天井、台所、トイレなど、家の中のあらゆる部分の工事を指しています。施工業者によっては、水まわりは工事に関しては内装リフォームと言わずに、別の言い方をしていることもあるので注意しましょう。
また、リフォーム工事内容によって、設備を外に出して作業を行う場合もあります。特に、水まわりに関するリフォームでは、早めの業者問い合わせがお勧めです。

外装リフォームとは

外装リフォーム工事の外装と言うのは、家の外にある色々な設備を指しています。例えば、玄関アプローチやカーポートも外装の中の一つです。
外装リフォーム工事が必要な部分は、常に雨風に晒されており、傷みやすいことが特徴です。なので、内装リフォーム工事と比較すると、こまめにメンテナンスを行う必要があり、外装リフォーム工事は需要が高くなっています。

リフォーム工事のメリットとは?

リフォーム工事のメリットは主に、費用面と工事期間の短さなどにあります。

費用相場は割安

リフォームの費用相場は、30〜35坪程度で約1000~1800万円となっています。リフォームを行う住宅の面積や、工事の内容、設備の価格にもよりますが、基本的には上記の相場に収まる傾向にあります。
新たに土地を探して新築の家を建てたり、元の家を解体して建て替えたりした場合と比較すると、家をリニューアルする方法の中では、最も安い選択肢と言えるでしょう。
また、建物の保存状態が良く、既存の間取りや設備を上手く活かしたプランニングを行うことができれば、費用を約1000万以内に抑えることも可能です。

工事期間が比較的短い

建て替えと比較すると、リフォームは、約3カ月以内という短い期間で行うことができます。ただし、全面リフォームやスケルトンリフォームなど、工事の規模が大きくなると、約半年以上の工事期間になることもあるため注意が必要です。
しかし、工事の進め方次第では、家にいながらリフォームを進めることもできるため、仮住まいの家やその費用を手配する必要がなく、待ちの期間を短縮することは可能です。

税金面の負担が少ない

リフォームで新築のように綺麗な家を手に入れても、「建築確認申請」が発生しなければ、基本的には固定資産税の見直しの対象にはならず、税額が上がることはありません。
建築確認申請とは、これから建てようとしている建物が、法律や条例に違反していないことを自治体に届け許可を得る作業のことです。
新たに新築する場合だけでなく、部屋の増築や建物の用途変更、解体する面積が大きく改修する内容が多いリフォームなどは、建築確認申請を済ませておく必要があります。
建築確認申請を行うと、建物の固定資産税が見直され、税額が上がることがあるため注意が必要です。しかし、耐震改修工事や断熱改修工事、バリアフリー化工事、太陽光発電の設置工事などがリフォームに含まれている場合は、固定資産税の軽減制度を受けられる自治体もあります。
これらの申請では、工事前の現場写真が必要になるため、着工前に申請の手続きを始めておくと良いでしょう。

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リフォーム工事における今後の予測

日本の少子高齢化により、新築住宅を購入できるご家族の絶対数は減っております。また、多様性社会の浸透に伴って、必ずしも中古住宅より新築住宅の方が良いと考える方々ばかりではなくなってきております。
中古物件を購入する人は、リフォームして自分好みの家にするというのが前提な場合が多く、中古市場に伴ってリフォーム業界も人気が出てきているのです。
これらの背景から推察できる通り、新築着工件数の伸びは期待できませんが、リフォーム市場は今後、成長していくことが予測できるのです。
近年では、経済的な不安、不景気も相まって、費用を安く抑えられる中古物件を購入する人も増えつつありますので、リフォーム市場規模の拡大をさらに後押ししている状況です。新築物件のみを扱っていた建設・不動産業者も、最近ではリフォームを中心とした新規営業の展開を始めております。

リフォーム業界で成功するためのポイント

リフォーム業界で成功するためのポイントについては、以下のようなことが挙げられます。

顧客満足度や施工品質の向上

リフォームはお客様の住まいや暮らしに直接関わるサービスです。

お客様のニーズや要望をしっかりと把握し、高品質な施工を行うことで、信頼と満足を得ることができます。

また、アフターサービスや保証制度など、長期的なお付き合いを大切にすることも重要です。

差別化やブランディングの重要性

リフォーム業界は競争が激しく、多くの企業が同じようなサービスを提供しています。

その中で、自社の強みや特徴を明確にし、お客様に伝えることで、差別化やブランディングを図ることができます。

例えば、独自の技術やデザイン、コンセプト、価格、対応エリアなどを訴求することができます。

新たな市場やターゲットの開拓

リフォーム市場は、高齢化や空き家問題、エコロジー志向などの社会的な変化によって、多様化やニーズの変化が起こっています。

そのため、新たな市場やターゲットを見つけることで、成長の機会を掴むことができます。

例えば、介護やバリアフリー、省エネや耐震などのリフォームや、賃貸や分譲などのマンションリフォーム、空き家の再生や活用などのリフォームなどがあります。

業界イメージの向上や社会貢献

リフォーム業界は、不正やトラブルなどの悪いイメージが付きまとっています。

そのため、業界全体でイメージの向上に努めることが必要です。

例えば、業界団体や行政との連携、情報の公開や透明性の確保、教育や研修の充実、品質や安全の管理などを行うことができます。

また、社会貢献や地域貢献として、災害時の支援やボランティア、地域の活性化や美化などの活動に参加するのもおすすめです。

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まとめ

今後、新築住宅市場がなくなるわけではありませんが、リフォーム業界の需要拡大は容易に予測ができます。
建設業界全体の流れとしても、新築工事から改修工事、新築住宅工事からリフォーム工事やリノベーション工事に注力し始めている企業が増えているなど大きな動きがあります。
建設業界にて今後のキャリアに対する不安を感じられている方、もしくは転職を検討されている方は、将来性という観点でリフォーム業界を1つの選択肢にしてみてはいかがでしょうか。

もしあなたが、「建設業界で独立したい」「フリーランスとして業務委託案件を獲得したい」「今の働き方を変えたい」と考えているのであれば、ぜひ「ビーバーズフリーランス」をご利用ください。弊社エージェントが、あなたのご要望にぴったりのフリーランス案件の紹介させて頂きます。

【2024年最新】施工管理の平均年収を徹底調査|年代別・職種別・年収の高い企業ランキングも解説

施工管理を目指す人の中には、仕事内容だけでなく、平均年収がどのくらいか気になる方も多いのではないでしょうか。

施工管理は、建設業界の中でも平均年収が高い仕事のひとつです。

仕事を探す上で、年収の高さをひとつの基準にしている人も多いかもしれません。

そこで今回は、施工管理の平均年収について、年代別や職種別などさまざまな視点から分析していきます。

施工管理が働く建設業界の企業の中で、年収の高い企業をランキングも紹介しますので、年収の高い企業に転職・就職したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

施工管理の給料が高い理由とは?仕事内容や重要性、メリット・デメリットを解説

architect, plan, construction

施工管理とは、建築や土木などの工事現場で、工事の進捗や品質、安全、コストなどを管理する仕事です。施工管理は、工事の計画から竣工までの一連の工程に関わり、工事の成功に大きく貢献します。

施工管理の仕事内容|4大管理とその他の業務

施工管理の管理業務は4大管理と言われており、主に以下のような業務を行います。

1.工程管理

工程管理は、プロジェクトのスケジュールを管理し、効率的に作業を進めることで、決められた工期内に建築物を完成させる業務です。工程表を作成し、PDCAサイクルを用いて進捗を管理します。

2.原価管理

原価管理とは、予算内で工事を完遂するために、資材や人件費などのコストを管理し、無駄を削減する業務です。収支を帳簿で管理し、コスト削減のための具体的な計画を立てます。

3.品質管理

品質管理とは、設計図書に基づいた品質を満たしているかを確認し、試験を行う業務です。品質基準を満たすためには、工程管理が適切に実施されていることが前提となります。

4.安全管理

安全管理とは、労働災害を防ぎ、安全な作業環境を確保する業務です。日々の巡回で危険箇所を把握し、安全対策を実施することが求められます。

これらの管理業務は、建設現場の効率性、経済性、安全性、そして品質を保証するために不可欠な役割をはたすものです。また、近年では環境管理も重要視されており、自然環境、周辺環境、職場環境を守ることも施工管理者の責務となっています。

施工管理の重要性

施工管理の仕事は、建設現場において欠かすことのできない重要な役割を果たします。以下では、施工管理の重要性を、次の5つに集約して解説します。

1. プロジェクト全体の調整と管理

施工管理者は、プロジェクトの進行を計画し、各工程がスムーズに進むように調整します。これには、施工管理の4大管理である工程管理や原価管理、品質管理、安全管理が含まれます。

施工管理者は、これらの管理業務を通じてプロジェクトが予定通りに完了し、予算内で収まるようにするのが仕事です。

2. 品質の確保

施工管理者は、使用される材料や施工方法が規定の品質基準を満たしていることを確認し、完成した建物が安全で高品質であることを保証します。

品質の確保は、建設会社のブランドイメージを高めるだけでなく、工事現場の安全を確保する上でも重要な要素であり、企業のコンプライアンスにも影響します。

このように、施工管理者は、工事現場のあらゆる面に責任を負う重要なポストです。

3. 安全の確保

建設現場は事故が発生しやすい環境にあるため、施工管理者が安全対策を徹底し、作業員の安全を確保するための措置を講じなければなりません。これには、安全設備の設置や作業員への安全教育が含まれます。

また、安全対策を講じる際には、適切な予算と工期を組むことも重要な要素です。そこで、これらの全てを管理する施工管理者は、非常に責任が重い職種であると言えるでしょう。

4. 円滑なコミュニケーションの促進

施工管理者は、施主や設計者だけでなく、現場で働く職人などを含めたさまざまな関係者とのコミュニケーションを円滑に行う役割を担います。これにより、施主の要望が現場の作業員に正確に伝わることで、現場での作業がスムーズに進行されます。

また、円滑なコミュニケーションにより、工期の進捗確認や安全確認などもスムーズに行われるようになり、結果として4大管理の質が向上することにも期待ができるでしょう。

5. 問題解決とトラブル発生の低減

建設現場では、予期せぬトラブルが発生することがあります。そのため、施工管理者は、これらのトラブルや問題に迅速に対応し、適切な解決策を見つける能力が求められます。

また、日頃から問題やトラブルが発生しないように、柔軟にスケジュールを調整するのも施工管理の重要な仕事です。これにより、プロジェクトの遅延やコストの増加を防ぎ、建設会社の利益を最大化させることが可能です。

このように、施工管理の仕事は建設現場において最も重要な役割を果たすものであり、他に代替ができない職種と言えるでしょう。

施工管理のメリットとデメリット

施工管理のメリットは、工事の完成に対する達成感ややりがいが高いことが挙げられます。また、施工管理の仕事は需要が比較的高いため、資格や経験があれば、転職や独立の可能性も広がります。さらに、施工管理の需要が高いため、会社員として働く場合でも、安定的に収入が得られるのも魅力の1つと言えるでしょう。

一方、施工管理にはデメリットもあります。例えば、工事の期間や規模によって、勤務時間や休日が不規則になることがあります。また、工事のトラブルや事故に対する責任が重いために、強い責任感が必要な仕事です。それ以外にも、工事の現場は環境や気候に左右されやすいために、体力的にも精神的にも負担が大きいのがデメリットです。

以上が、施工管理の主な仕事の内容とメリット・デメリットです。次に、施工管理の需要や将来性について見ていきましょう。

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施工管理は1000万円以上稼げる可能性がある?

まずは施工管理全体の平均年収を分析しました。

施工管理 国内の全業界
平均年収 632.8万円 432万円

引用:厚生労働省「job-tag」ウェブサイトより

このデータを比較すると、国全体の業界の平均年収よりも「かなり高い」と言えるでしょう。

さらに、施工管理の平均年収は年齢や職種によって異なるため、企業によっては、さらに1,000万円を超える高い収入を得られる可能性があります。

引用:求人サイト doda 施工管理の求人 より

実際に大手求人サイトdodaでは、令和6年7月現在、施工管理で1,000万円を超える求人が約2,600件あることがわかります。

この後から紹介する、年齢別の平均年収や職種別の平均年収を参考にしながら、施工管理の年収に関する知識を深めてみてください。

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1級施工管理技士と2級施工管理技士の資格別年収相場

施工管理に関わる国家試験である施工管理技士には、大きく分けて1級と2級の資格があります。なお、1級が2級よりも上級となるため、年収も高くなるのが一般的です。

以下では、施工管理技士の1級と2級の年収相場について解説します。

1級建築施工管理技士の平均年収

最新の情報によると、1級建築施工管理技士の平均年収は632.8万円です。ただし、経験年数や勤務先の規模、地域によって大きく異なることがあります。例えば、大手ゼネコンで働く場合、年収が1,000万円を超えることも珍しくありません。

2級建築施工管理技士の平均年収

2級建築施工管理技士の平均年収は約350万円から450万円となっており、1級建築施工管理技士と比較すると低めです。

ただし、経験年数や勤務先の規模、地域によって異なります。例えば、都市部での勤務や大手企業での勤務の場合は、年収がさらに高くなる傾向があります。

施工管理技士の年代別の年収相場

ここからは、施工管理の年代別の年収相場について紹介します。

厚生労働省が運営するjob-tagでは、令和5年賃金構造基本統計調査をもとにした施工管理の年収が公開されています。

job-tagで公開されている、建築施工管理技士の年代別平均年収のデータはこちらです。

引用:[job-tag]

このデータを元に、年代ごとに異なる平均年収を比較していきます。

  • 20代の施工管理技士の年収相場
  • 30代の施工管理技士の年収相場
  • 40代の施工管理技士の年収相場
  • 50代の施工管理技士の年収相場

それぞれ詳しくみていきましょう。

20代の施工管理技士の年収相場

施工管理の20代の年収相場は以下のとおりです。

年代 平均年収
20〜24 360.96万円
25〜29 479.47万円

引用:[job-tag]

施工管理の平均年収は、20代前半では国全体の平均年収とほとんど変わらない数値であることが分かります。

なぜなら、施工管理は資格を取得して実務経験を積まなければ一人前に工事を担当できないため。

20代のうちは修行期間として経験を積む必要があります。

30代の施工管理技士の年収相場

施工管理の30代の年収相場は以下のとおりです。

年代 平均年収
30〜34 599.99万円
35〜39 676.1万円

引用:[job-tag]

20代と比べて、平均年収が一気に上がりました。

30代になると、必要な実務経験数に達した施工管理の多くが、施工管理技士の資格を取得し始めます。

施工管理技士1級を取得すれば、大型の工事の施工でも責任者を務められるほどのスキルがあることを証明できるため、より自分の市場価値が高まります。

施工管理としてスキルアップを目指す人は、施工管理技士1級を取得してから転職を検討するのがおすすめです。

40代の施工管理技士の年収相場

施工管理の40代の年収相場は以下のとおりです。

年代 平均年収
40〜44 710.98万円
45〜49 726.97万円

引用:[job-tag]

施工管理の仕事に従事する40代の方の平均年収は、700万円代であることが分かります。

40代は施工管理の仕事の中でも、年収が高くなりやすい年代です。

施工管理技士の転職市場においては、即戦力として、将来性のある人材として幅広く評価されやすい年代であるため、給与アップの交渉が叶いやすいというメリットもあります。

転職を検討する場合は、同じ施工管理の仕事でより大きな案件を受けている大手ゼネコンを目指しましょう。

50代の施工管理技士の年収相場

施工管理の50代の年収相場は以下のとおりです。

年代 平均年収
50〜54 774.84万円
55〜59 795.88万円

引用:[job-tag]

施工管理の仕事に従事する50代の方の平均年収は、平均年収の中で一番高い、795万円という結果になりました。

50代は管理職や指導者として、人をまとめる立場になることが多いため、年収が高くなりやすいと考えられます。

ただ、勤める会社のルールや就業規則によっては定年60歳のタイミングで年収が減ることを見越して転職を考える50代の方が多いようです。

建設業界の高齢化を考慮し、50代の採用に積極的な建設会社も多いため、年収の交渉によって良い条件を勝ち取ることは十分に可能です。

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施工管理の職種別の年収相場

施工管理技士は施工を担当する工事の種類によって名称が異なり、それぞれ平均年収が異なります。

今回紹介する施工管理の職種の平均年収をランキングはこちら。

順位 施工管理の種類 平均年収
1 プラント施工管理 695.9万円
2 設備施工管理 643.5万円
3 電気通信施工管理 628.0万円
4 電気工事施工管理 625.0万円
5 土木施工管理 613.1万円
6 建築施工管理 609.4万円

引用:[セカコンプラス]

どんな仕事をするのか、なぜ平均年収が違うかを考えながら、施工管理の職種を選ぶ際の参考にしてください。

プラント施工管理の年収相場

プラント施工管理の平均年収は、695.9万円です。

プラント施工管理の主な業務は、プラント(工場)の施工管理です。

他の施工管理と比べて平均年収が高い理由は、対応する業務の難易度の高さや、必要なスキル・知識量の違いがあるからだと考えられます。

プラントによって、製造されるものが異なります。

石油化学工場であればプラスチック製品などの石油からできる製品、食品工場であれば人々の口に入る食べ物が作られます。

作るものによって、設置される機械の種類が異なり、注意すべき管理方法も異なります。

つまり、プラント施工管理は建物に関する基礎的な知識に加えて、施工する工場それぞれで扱う機械に関する知識も必要だということ。

管理方法を間違えば重大な損害に繋がってしまう可能性もあるため、責任が大きいのも特徴のひとつです。

建設する工場の規模が大きければ、施工開始から完了まで数ヶ月から1年以上かかることもあるため、高い工期の管理能力が求められます。

プラント施工管理として働きたい人は、実務経験を積んで規模の大きな工事に対応できる実力をつける必要があるでしょう。

設備施工管理の年収相場

設備施工管理の平均年収は、643.5万円です。

設備施工管理として働く施工管理技士は、電気工事施工管理技士や管工事施工管理技士などさまざまです。

高層ビルや大型施設の設備は、機械の規模が大きくなることが多く、取り扱う電圧によっては資格がないと対応できないこともあります。

施工管理技士資格を取得して、大型施設の施工管理に関われるようになれば、さらに年収を上げられるかもしれません。

電気通信施工管理の年収相場

電気通信施工管理の平均年収は、628.0万円です。

電気通信施工管理技士は、施工管理技士資格の中でも新しい資格です。

主な仕事はLANケーブルの新設や電気通信施設の保守管理、調査などがほとんど。

IT化によって、電気通信技術の需要が高まっていることから、LANケーブルの親切などの業務ができるだけで重宝されるでしょう。

電気通信施工管理技士は、電気通信技術が進めば進むほど需要が高まる仕事です。

将来性のある仕事を求める人は、電気通信施工管理技士の仕事が向いているかもしれません。

電気工事施工管理の年収相場

電気工事施工管理の平均年収は、625.0万円です。

電気工事施工管理の仕事は、電気の配線の設置や電気設備の管理などが挙げられます。

注文住宅などの一軒家での電気配置に関わる仕事から、大型施設の電気設備の工事の担当まで、能力によってさまざまな工事に関われる点が電気工事施工管理の魅力です。

電気工事施工管理技士として活躍するには、電気工事施工管理技士1級の取得はもちろん、第三種電気主任技術者などの資格の取得も検討するとよいでしょう。

土木施工管理の年収相場

土木施工管理技士の平均年収は、613.1万円です。

土木施工管理技士の業務の多くは、道路やダム、上下水道などの人々のインフラに関わる工事です。

工事の規模によって難易度は異なりますが、土木施工管理技士として施工したものの多くは、人々の生活基盤を支える社会資本として将来に残ります。

目に見えて社会貢献できる点は、土木施工管理技士のメリットといえるでしょう。

年収を上げるには、工事の規模を大きくすることが重要です。
資格の取得や実務経験を積みながら、自分の価値を高めましょう。

建築施工管理の年収相場

建築施工管理の平均年収は、609.4万円です。

建築施工管理の仕事は、住宅や高層ビル、大型施設の建築まで多岐に渡ります。

案件ごとに工事の規模が異なる場合もあるので、それぞれに対応するスキルが身につきます。

年収アップを目指すなら、資格の取得に加えて、大手ゼネコンへの転職を検討しましょう。

取り扱う工事の規模が大きくなれば、それに伴って何度が上がり、年収も増えると考えられます。

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建設業界で年収が高い企業ランキングTOP5

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ここからは、建設業界の中で年収が高い企業をランキングで紹介します。

年収の高い企業で働きたいという人は、企業研究の参考にしてください。

順位 企業名 平均年収
1 ショーボンドホールディングス 1,525万円
2 鹿島建設 1,163万円
3 大林組 1,031万円
4 大成建設 992万円
5 清水建設 ​​971万円

引用:[ユーレット 平均年収ランキング]

大手ゼネコンである鹿島建設や大林組が入っている一方で、1位にランクインしたのはショーボンドホールディングスでした。

ショーボンドホールディングスは、橋梁やトンネル、ビルなどの劣化診断から補修・補強工事(耐震補強工事等)の設計から施工までを行う、総合メンテナンス事業を行っています。

補修・補強の専門工事会社として、ゼネコンとは異なる立ち位置にいるショーボンドホールディングスですが、平均年収の高さだけでなくキャリアアップ制度などの福利厚生も充実している会社です。

企業の良し悪しを決めるのは、年収だけではありません。

年収が高くても残業時間が長く、休みがない企業であれば、せっかく転職したのに体を壊してしまうかもしれません。

年収の高さはあくまでも判断基準のひとつとして、福利厚生や将来性、ワークライフバランスの充実などさまざまな角度で企業を分析してみてください。

施工管理の年収に影響する要因7つ

施工管理の年収に影響する要因については、以下のようなものがあります。

1.資格による違い

施工管理に関連する資格は多数ありますが、中でも国家資格である「施工管理技士」は、年収に大きな影響を与えます。

施工管理技士は、建築、土木、電気・電気通信、管・機械の4つの分野に分かれており、それぞれ1級と2級があります。

1級の方が難易度が高く、取得者も少ないため、年収も高くなります。また、資格手当が支給される場合もあります。

2.経験年数による違い

施工管理の仕事は、経験を積むことでスキルや知識が向上し、より大きな現場や責任あるポジションに就くことができます。そのため、経験年数が長いほど、年収も高くなる傾向にあります。

また、経験年数に応じて役職が付く場合もありますが、役職によっても年収に差が出ます。

3.人柄による違い

施工管理は、上記のように資格の等級や経験値によって、大きく年収が変わる可能性がある仕事です。また、資格や経験値が高いだけでなく、「人柄」も年収に影響することを理解する必要があります。

施工管理は建設現場をリードする重要な役職であるため、多くの関係者から信頼されることでプロジェクトが円滑に進み、結果として建設コストの削減につながりやすくなります。

このような人材は、雇用する企業からの評価が高くなり「人柄が良い」=「仕事ができる」と判断され、より報酬の高い案件を任されたり、管理職に昇進したりする可能性が高まるでしょう。

4.職種による違い

施工管理の職種は、建築、土木、電気・電気通信、管・機械の4つの分野に分かれており、それぞれに特徴や需要があります。

一般的に、プラントやエネルギー関連の施工管理は、規模が大きく技術が高度なため、年収も高いと言われています。

また、ゼネコンやディベロッパーなどの業種によっても年収に差が出ます。

5.勤務地による違い

施工管理の勤務地は、工事現場によって変わりますが、一般的に都市部の方が年収が高いと言われています。これは、都市部の方が工事の規模や予算が大きく、需要も多いためです。

また、地方によっても年収に差が出ますが、これは生活費や物価の違いも影響しています。

6.性別による違い

一般的に、施工管理の職場では男性の方が女性よりも高い平均年収を得る傾向があります。これは、男性が現場リーダーを担当することが多いことや、男性の施工管理技士が圧倒的に多いことが影響しており、女性の施工管理者がアシスタント的な役割をしている場合が多いためです。

ただし、近年では女性の施工管理技士も増えており、職場環境の整備が進むことで、性別による年収の差は徐々に改善されつつあります。さらに、女性が働きやすい環境を整えるために、トイレや更衣室の設置、育休や産休制度の導入などが進められているのが現状です。

これにより、女性の施工管理技士が意欲を持ってスキルを伸ばしやすい環境が整いつつあると言えるため、今後はこのような差異は縮少すると考えられます。

7.働き方による違い

一般的に、大手の建設会社やゼネコンに正社員で勤務する施工管理技士の年収は高く、中小規模の建設会社の正社員の場合は、プロジェクト単位で業務委託されるフリーランスの施工管理技士よりも収入が低くなるケースがあります。

ただし、施工管理技士の正社員として働く場合は、安定した収入と福利厚生が期待できますが、フリーランスの場合はプロジェクトごとの契約となるため、収入が不安定になるというリスク伴います。

また、近年はワークライフバランスを重視する方が増えたことで、派遣社員として働く施工管理技士も増えいています。派遣の場合は、正社員よりも収入が少ない可能性がありますが、無理な残業や休日出勤を強制されないというメリットがあり人気です。

しかし、2024年4月からは、建設業界でも働き方改革によって労働時間の上限に制限が設けられたため、長時間労働の是正が進んでいるところです。また、ICTなどの新しい技術が導入させ始めていることもあり、業務の効率化がすすみ、さらに働きやすい環境が整いつつあると言えるでしょう。

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施工管理の年収を上げる方法3つ|資格・スキル・転職など

施工管理の年収を上げる方法としては、以下のようなものがあります。

1.資格を取得する

施工管理技士や建築士などの資格を取得することで、年収にプラスの影響があります。また、資格の取得は、昇給や昇格の要件となる場合もあるでしょう。

また、資格を持っていると転職や独立の際にも有利となるため、積極的に取得するのがおすすめです。

2.スキルを高める

施工管理の仕事に必要なスキルを磨くことで、年収にプラスの影響があります。施工管理に必要なスキルは、以下のようなものがあります。

①コミュニケーションスキル

工事の発注者や協力業者、現場作業員などと円滑にやりとりするために必要なスキルです。

コミュニケーションスキルを高める方法としては、話し方や聞き方、ボディランゲージなどを意識することや、フィードバックを求めることなどがあります。

②スキル

工事の進捗や品質、安全、コストなどを管理するために必要なスキルです。

マネジメントスキルを高める方法としては、目標設定や計画立案、問題解決、リーダーシップなどを学ぶことや、実践することなどがあります。

③技術的なスキル

工事の設計図や仕様書の確認や、工事の監督や指導、工事の品質や安全のチェックなどを行うために必要なスキルです。

技術スキルを高める方法としては、資格の取得や勉強会やセミナーへの参加、先輩や同僚からの教えを受けることなどがあります。

3.転職する

施工管理の年収は、会社や現場によって大きく異なります。そこで、自分の能力や希望に見合った年収を得るために、転職を検討することも1つの方法です。

転職を成功させるためには、自分の強みや目標を明確にし、市場価値を高めることが重要です。

無料で転職に関する情報やサポートを提供するエージェントが多くありますので、ぜひ活用しましょう。

以上が、施工管理の年収を上げる方法についての解説です。施工管理の年収は、資格やスキル、転職などによって向上させることができます。自分のキャリアプランに合わせて、適切な方法を選択しましょう。

施工管理の需要と将来性

施工管理の需要と将来性については、まず施工管理の需要は高いと言えるでしょう。

なぜなら、建設業界は、大阪万博などの大規模イベントに向けた工事や、災害復旧、インフラ整備などの公共工事、都市開発や老朽化した建物の修繕などの民間工事など、さまざまな需要があるからです。これらの工事には、施工管理が必要不可欠です。

このように、施工管理の将来性は明るいとも言えるでしょう。建設業界は、高齢化による人手不足が深刻な問題となっています。特に施工管理技士という国家資格を持つ人材は、平均年齢が高く、若い世代の採用が難しい状況です。

そのため、施工管理技士の価値が更に上昇し、給与や待遇も向上すると予想されます。

施工管理の年収に関するよくある質問Q&A

Q. 施工管理の年収はどのように決まるのですか?

A. 施工管理の年収は、以下のような要素によって決まります。

職種

建築、土木、設備、プラントなどの職種によって年収に差があります。一般的には、プラント施工管理や設備施工管理の方が高い傾向にあります。

業種

ゼネコン、サブコン、不動産管理、建築設備・建材メーカーなどの業種によっても年収に差があります。一般的には、ゼネコンやプラントの方が高い傾向にあります。

企業規模

大手、中小、ベンチャーなどの企業規模によっても年収に差があります。一般的には、大手の方が高い傾向にあります。

資格

施工管理技士や建築士などの資格を持っていると、年収にプラスの影響があります4。資格は昇給や昇格の要件となる場合もあります。

経験

施工管理の経験年数や実績によっても年収に差があります。一般的には、経験が豊富で実績のある方が高い傾向にあります。

手当

残業手当、現場手当、住宅手当、家族手当などの手当が年収に加算されます。ただし、手当の支給額は、会社や現場によってそれぞれ異なります。

インセンティブ

工事の工期やコストの削減などの成果に応じて、インセンティブ(歩合報酬)が支給される場合があります。ただし、インセンティブの支給額は、会社や現場によってそれぞれ異なります。

Q. 施工管理の年収はどのくらい上がるのですか?

A. 施工管理の年収は、年齢や経験に応じて上がっていきます。

一般的には、20代で400~500万円、30代で500~700万円、40代で600~800万円、50代で700~900万円、60代で500~700万円程度です。

ただし、これはあくまで平均的な傾向であり、個人差や会社差は大きいことに注意が必要です。

Q. 施工管理の年収は他の職種と比べると高いですか、低いですか?

A. 施工管理の年収は、他の職種と比べて高いと言えるでしょう。

厚生労働省の調査によると、サラリーマンなどを含む全職種の平均年収は489万3,100円(平均年齢43.4歳)となっています。

一方、施工管理の平均年収は620万4,190円(平均年齢42.0歳)です。

施工管理は、建築や土木などの工事現場で、工事の進捗や品質、安全、コストなどを管理する重要な仕事であり、その責任や労働条件に見合った報酬が支払われていると言えるでしょう。

まとめ

今回は施工管理の年収について、年代別や職種別に分析しました。

施工管理全体の平均年収は、国の平均年収よりも高く、職種によってさらに年収を上げることが可能なことが分かりました。

また施工管理の働く企業の中で、年収の高い企業をランキング形式で紹介しています。

施工管理として働きたい人で高年収を目指したい人は、ランキング結果を参考にして企業研究を進めるのもおすすめです。

施工管理の年収は全体をとおしてみると高いですが、20代のうちは資格や経験を積む期間として年収が低いことが多いことも分かりました。

できるだけ早く年収を上げるには、資格の取得や実務経験を積んで責任ある立場を担当する必要があるのかもしれません。

今の職場では年収が上がらないかもしれない、と思った人は転職を検討するのもおすすめです。

転職エージェントを活用すれば、在職中でも転職活動が進められます。

建設業界に特化した転職エージェントであるビーバーズを活用すれば、建設業特有の悩みを相談しながら転職活動が進められるはずです。

今回紹介した施工管理の年収を基準のひとつとして、転職活動を進めてみてください。

【経営事項審査の評価基準】 公共工事における入札参加の際に必要な経営事項審査の評価基準とポイント

経営事項審査とは

経営事項審査というのは、公共工事における入札へ参加される建設会社の売上規模・財務状況・業歴などの客観的要素を数値化したものであり、建設会社が公共工事を発注者から直接請負う際には、この審査を受けることが必須になります。

建設業法では下記の通りに定められております。

(経営事項審査)
第二十七条の二十三
公共性のある施設又は工作物に関する建設工事で政令で定めるものを発注者から直接請け負おうとする建設業者は、国土交通省令で定めるところにより、その経営に関する客観的事項について審査を受けなければならない。
2 前項の審査(以下「経営事項審査」という。)は、次に掲げる事項について、数値による評価をすることにより行うものとする。
一 経営状況
二 経営規模、技術的能力その他の前号に掲げる事項以外の客観的事項
3 前項に定めるもののほか、経営事項審査の項目及び基準は、中央建設業審議会の意見を聴いて国土交通大臣が定める。
(引用元)建設業法

建設業法を見ると、経営事項審査には数値評価が行われ、「経営状況」と「経営規模、技術的能力、その他客観的事項」を元に判断されるという事がわかります。

また繰り返しになりますが、経営事項審査は建設会社が元請業者として公共工事を受注する際には避けて通れない審査であることがわかります。

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経営事項審査の評価基準と評価方法

事項審査を受けるとその会社の建設会社の過去の実績や技術者の数からP点という点数が与えられます。
このP点という点数は建設会社の健康診断、成績通知表という認識をしていただければと思います。ちなみに、このP点の有効期間は1年7カ月です。
継続して公共工事を受注していきたい建設会社はP点の点数を切らすわけにはいきませんので、経営事項審査を毎年受ける必要があります。

経営事項審査の評価方法

経営事項審査の評価は、以下の式により行います。

総合評定値(P)=0.25×(X1)+0.15×(X2)+0.2×(Y)+0.25×(Z)+0.15×(W)
X1:経営規模(種類別年間平均完成工事高)
X2:経営規模(自己資本額及び平均利益額)
Y:経営状況
Z:技術力
W:その他の審査項目
総合評点P点の値が大きいほど高い評価ということになります。

経営事項審査の評価基準から考察できること

経営事項審査は、公共工事を受注する企業評価の言わば物差しです。公共工事の費用は国家の税金によって賄われているため、公共工事を受注する建設会社の選定基準となる経営事項審査の評価基準は、ある意味国家の意向が色濃く反映されているものだと言えます。
下記では経営事項審査における評価基準を参考に、今後の建設会社がどういった経営方針を持つべきなのか、また転職希望者の方にとってもメリットになる情報を含めて、少し深掘りしていきます。
・Z:技術力

こちらの項目は①技術職員数②元請け完成工事高を基準に点数化されます。特に、①技術職員数は下記の図の通り、施工管理技士などの資格保有者が該当します。

つまり、建設会社が経営事項審査点数を上げるためには資格者(施工管理技士、建築士など)をいかに数多く採用できるかどうかにかかっているということです。

また、近年の法改正により、「1級技士補」はZ点(技術力)の加点対象、「2級技士補」はW点(社会性等)の加点対象になりましたので、実務経験が足りていなくとも「2級技士補」であれば採用する価値がある人材だと考えられます。

また、転職希望者の方も施工管理技士の学科試験さえ通過していれば、転職市場にて評価してもらえる機会が増えております。

・W:その他の審査項目
こちらの項目は①労働福祉の状況②建設業の営業継続の状況③防災活動への貢献の状況④法令遵守の状況⑤建設業の経理の状況⑥研究開発の状況⑦建設機械の保有状況⑧国際標準化機構が定めた規格による登録の状況⑨若年の技術者及び技能労働者の育成及び確保の状況といった9項目を基準に点数化されます。その中でも、特にご注目いただきたいのは
①労働福祉の状況
⑨若年の技術者及び技能労働者の育成及び確保の状況
上記2項目です。言い換えるのならば、ワークライフバランスを改善しながら、若手や未経験者や外国人材を採用育成していくことが大切だということです。将来的にいつかは、労働条件の改善、若手人材の採用育成、外国人材の採用へ踏み出すべきだと、どの建設オーナー様もお気づきですが、後回しになりがちな内容です。
しかし、これらが経営事項審査点数に直結する項目であると分かれば、優先的に取り組むべきだとご理解いただけたかと存じます。

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経営者側のメリット3選

経営事項審査を受けるメリットは、公共工事を受注する要件の一つをクリアできるという点以外にもございます。いくつか挙げられるメリットを下記に記載致しました。
公共工事以外でも売上アップにつながる
公共工事の入札への参加が可能になり工事受注増を見込めるのは上記でも記載させていただいた通りですが、民間工事の売上増にも間接的に繋がります。なぜなら民間企業同士の取引でも信頼度(評価)向上につながり営業が活性化することで工事受注増を見込めるためです。
場合によっては、取引先の元請業者が公表している自社の経営事項審査結果を、他社がリサーチすることで工事の発注を依頼してくる可能性もあります。
自社の評価を第三者的に把握できる
安定的な経営を行う上で、同業他社内における自社の立ち位置や評価を客観的に把握することは非常に大事です。
経営事項審査を受けることで、全国の建設業界内での自社の立ち位置や自社の改善点、自社の強みを正確に把握する事で、資本政策や技術者の採用による人員拡大など、今後の経営方針の見直しにも活用することが可能です。

まとめ

新型コロナウイルスによる社会の変化に伴い、絶えず変化していく建設業界のあり方を反映しながら、経営事項審査も見直しを行う必要があります。
経営事項審査の評価ポイントの改正や適正性の把握を欠かさないことで、転職を希望されている方は適切な転職先の選定、建設企業経営者様は経営方針のヒントが掴めるかもしれません。時代の変化スピードが早まる中で、建設業界の最新情報や国家の動向をキャッチアップしていくためにも、まだ民間工事の受注のみの建設会社将来的に経営事項審査を受けることについて検討を始める企業が増えていくと感じております。

施工管理技士補とは?資格取得のメリットや資格概要、制度ができた理由まで徹底解説

施工管理の仕事には、施工管理技士という国家資格があります。

施工管理技士の資格を取得するには、施工管理として深い知識と経験値が必要。

施工管理として働き始めてすぐの時点では、施工管理技士試験を受験するための実務経験を積む必要があります。

施工管理技士の資格取得難易度の高さや、建設業界の人手不足を背景に、新たに追加された資格が「施工管理技士補」です。

施工管理として将来的に施工管理技士の資格を取得したいという人は、施工管理技士補の取得を目指しましょう。

今回は施工管理技士補について、資格の概要や施工管理技士補取得のメリット、建設業界の将来性など詳しく紹介します。

施工管理を目指している人や、施工管理技士試験の受験を検討している人はぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
agent-nomura2
野村 涼キャリアコンサルタント
これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援。特に施工管理技士全般と電気主任技術者の領域を得意とする。

施工管理技士補とは?制度改正における変更点を解説

施工管理技士補とは、文字通り施工管理技士を補佐する資格のことです。

施工管理技士補の資格は、令和3年4月1日の技術検定制度の改正によって新設されました。

ここからは、施工管理技士補が新設されるに至った経緯や技術検定制度の改正による変更点を詳しく解説します。

  • 施工管理技士補とは?
  • 制度の改正における施工管理技士試験の違い
  • 制度の改正における対応できる業務内容の違い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

施工管理技士補とは?

施工管理技士補の資格は、令和3年4月1日の技術検定制度の改正によって新設された施工管理技士に関する資格のひとつ。

施工管理技士補が新設された背景には、建設業界全体における下記の問題がありました。

  • 施工管理技士の資格を持った施工管理技士が少ない
  • 若手不足・高齢化の進行
  • 施工管理技士試験は実務経験がないと受験できない

施工管理技士補の資格は、施工管理技士資格試験の一次検定試験(学科試験)に合格すれば取得できます。

施工管理技士補の資格を取得すれば、監理技術者補佐として働けるようになり、1級施工管理技士の業務サポートができるようになります。

施工管理技士の新設によって、建設業界で問題視されている施工管理不足が解消され、若手の成長機会の拡大が期待できるでしょう。

制度の改正における施工管理技士試験の違い

ここからは、従来の施工管理技術検定制度と技術検定制度の改正によって変わった、施工管理技士試験の内容を比較します。

それぞれの変更点を表にまとめました。

改正前 改正後(令和3年4月1日以降)
試験名称 学科試験

実地試験

第一次検定

第二次検定

施工管理技士になる条件 施工管理技士の資格取得には学科試験と実地試験の合格が必要。
施工管理技士補になる条件 施工管理技士補の制度なし。 第一次検定に合格すれば技士補の資格を取得可能。
実地試験(第二次試験)に落ちた場合 2回以上不合格になれば、学科試験から受け直す必要あり。 第二次検定の合格のみで施工管理技士の資格を取得可能。
学科試験合格の有効期限 2年間 期限なし

引用:[技術検定制度の改正(令和3年4月1日施行)]

つまり施工管理技士の新設により、複数の段階を踏みながら資格取得を目指せるようになったということ。

2級施工管理技士補から2級施工管理技士、1級施工管理技士補から1級施工管理技士と、徐々にレベルアップできるだけでなく、各段階でできる業務の幅が広がりました。

学科試験(第一次検定)の合格の有効期限が無期限になったことで、施工管理技士補取得後は実務経験を積みつつ実地試験(第二次試験)に備えられるようになった点も魅力です。

施工管理技士試験のハードルの高さから、受験を諦めていた人も挑戦しやすくなったといえるでしょう。

制度の改正における対応できる業務内容の違い

次に、従来の施工管理技術検定制度と技術検定制度の改正によって変わった、業務内容の違いを比較します。

それぞれの変更点を表にまとめました。

改正前 改正後(令和3年4月1日以降)
各工事現場 主任技術者の配が必要
総額が4,000万円以上の工事 専任の監理技術者の配置が必要。 1級施工管理技士補を配置すれば、監理技術者が複数の現場を兼任できる。

引用:[国土交通省:「専任技術者」資料]

各工事現場には、施工の技術上の管理担当者として一定水準以上の知識や経験を有する主任技術者を配置する必要があります。

元請けが外注するときの総額が4,000万円以上になると、主任技術者に変わって監理技術者を配置しなくてはいけません。

つまり下請け合計金額が4,000万円以上の比較的規模の大きい現場には、必ず専任の監理技術者の配置が必要になります。

しかし今回の改正により、1級施工管理技士補を専任で配置した場合、監理技術者は2つの現場を兼任できるようになりました。

今までは大規模な工事現場には監理技術者となった技術者が専任で配置されなければならなかったのですが、施工管理技士補の導入により、1級施工管理技士補であって主任技術者の資格を有する者の配置を要件に、監理技術者が複数の現場を兼任することが可能になりました。

監理技術者が複数の現場を兼任できるようになることで、施工管理不足を解消できます。

現場の人手不足を解消する手段として、施工管理技士補の新設が役立っているといえるでしょう。

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施工管理技士補を取得するメリット|施工管理として働く人、建設会社のどちらにも役立つ

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施工管理技士補の資格を取得すると、働き手と雇い手それぞれにメリットがあります。

ここからは、施工管理を目指す人や施工管理を求める建設会社が得られるメリットを詳しく紹介します。

施工管理を目指す人(働き手)のメリット 施工管理を求める建設会社(雇い手)のメリット
  1. 大きな仕事を任せてもらうことが可能になる
  2. 学科試験に受かれば資格取得できる
  1. 若手が活躍する機会の増加
  2. 経営事項審査のポイントが上がる
  3. 下請け業者の工事の受注がしやすくなる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

施工管理技士補を取得する働き手のメリット1:大きな仕事を任せてもらうことが可能になる

施工管理技士補は監理技術者を補佐する役割です。

施工管理技士補を取得すれば金額4,000万円を超える工事を専任で任せてもらえる可能性があるため、今まで従事できなかったハードルの高い工事を担当するチャンスです。

より大きな工事を担当できれば、技術者としてのスキルアップにもつながり、上位の資格取得やキャリアアップを目指せるでしょう。

施工管理技士補を取得する働き手のメリット2:学科試験に受かれば資格取得できる

いままで施工管理技士の資格試験は、選択形式が多くの割合を占める学科試験だけでなく論文形式の実地試験に合格しないと取得できませんでした。

そのため、筆者の周りの施工管理として働く人は「どうせ実地試験に受からないし」と受験をあきらめている人が多かった印象です。

しかし施工管理技士補が新設されたことによって、学科試験に受かるだけで有資格者になれます。

有資格者として実力を仕事に反映できるため、モチベーションが上がり、対応できる業務の幅が広がります。

転職市場でも施工管理技士の資格ホルダーとして評価してもらえるため、キャリアアップにも役立つでしょう。

施工管理技士補を取得する雇い手のメリット1:若手が活躍する機会の増加

施工管理技士補を取得する雇い手のメリットは、若手が活躍する機会が増えたことです。

人手が不足している建設会社の施工管理の仕事は、現場での作業からデスクワークまでさまざま。

資格の有無で対応できる業務の制限があるため、新卒で施工管理を目指す人材との業務量の差が顕著でした。

さらに「業務が過酷」というイメージが定着したことで、若者の建設業離れが続き、会社で働く施工管理技士の業務は増える一方でした。

しかし、今回の法改正によって配置要件の緩和が行われたことで、施工管理技士補が監理技術者の補佐として業務を行えるようになりました。

新卒で入った施工管理でも、施工管理技士補の資格を取得することで、施工管理技士の仕事をサポートできるようになり、施工管理技士の負担を軽減できるように。

施工管理の仕事が分担できるようになったことで、より多くの若い人材が活躍できる環境が構築され、業務効率化につながっています。

施工管理技士補を取得する雇い手のメリット2:経営事項審査のポイントが上がる

施工管理技士補を取得する雇い手のメリットは、経営事項審査のポイントが上がる点です。

監理技術者を補佐する資格を有する者(2級施工管理技士+1級技士補)は経営事項審査の評点が4点与えられ、所属する会社の技術力の評価が上がります。

会社の評価が上がれば、よりハードルの高い工事を受けられるようになるというメリットが。

会社の評価を上げるために施工管理技士補を求める会社が増えるでしょう。

施工管理技士補を取得する雇い手のメリット3:下請け業者の工事の受注がしやすくなる

建設業法改正によって、下請け業者も工事の受注がしやすくなりました。

一次下請けの会社が1年以上の指導監督的な実務経験を有する主任技術者を配置すると、二次下請けの会社では主任技術者の配置が不要になります。

一定の条件を満たせば、専任の主任技術者が用意できない二次下請けの会社でも現場に参加できるようになるため、下請けの会社の受注率アップにつながるでしょう。

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施工管理技士補の資格概要や難易度、合格率を解説

ここからは施工管理技士補を取得を目指す人に向けて、施工管理技士補の試験概要や難易度、合格率などを詳しく解説します。

下記に施工管理技士補になるために必要な、施工管理技士試験の概要をまとめました。

施工管理技士試験は、施工する工事の種類によって、7種類に分かれています。

  • 建築施工管理技士
  • 電気工事施工管理技士
  • 管工事施工管理技士
  • 電気通信工事施工管理技士
  • 土木施工管理技士
  • 造園施工管理技士
  • 建設機械施工管理技士

今回は、建築施工管理技士試験の情報を見ていきましょう。

  2級 1級
試験名 建築施工管理技士試験
資格取得でできるようになること ビルやマンション建設など、建築工事を行う際の施工管理
必要な知識 建築学・施工管理法・法規
試験形式(一次試験) 四肢択一式 四肢択一式(一部:五肢択二式)
試験形式(二次試験) 記述式 五肢択一式、記述式
試験実施機関 一般財団法人 建設業振興基金
受験料 学科・実地試験:10,800円

学科試験のみ:5,400円

実地試験のみ:5,400円

学科試験:10,800円

実地試験:10,800円

合格率(2022年) 一次:42.3%

二次:53.1%

一次:46.8%

二次:45.2%

参考:[施工管理技術検定],[総合資格学院]

施工管理技士補になるには、施工管理技士試験の第一次試験に合格するだけです。

第二次試験を受験するには、一定の実務経験年数が必要になるため、施工管理技士補になって現場での業務を学びつつ、第二次試験に備えましょう。

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施工管理技士補の導入で今後の建設業界はどうなるか?

施工管理技士補の導入により、建設業界のイメージや働き方を刷新できるかもしれません。

昔から建設現場と言えば3Kと呼ばれ「きつい・汚い・危険」というイメージがありました。

建設業界の悪いイメージを払拭できなければ、建設現場の人手不足は解消されないでしょう。

しかし最近では新3Kといわれ「給料・休日・希望」という新しいスローガンのもと建設業の魅力を高める取り組みも開始されています。

施工管理技士補の導入は、建設業を取り巻く旧来の制度を緩和し、若者の建設業への参入やベテランの更なる活躍を通じた技術者増加の促進が目的。

施工管理技士補の導入によって、建設業界のイメージや働き方の刷新という観点で、同様の効果が期待できます。

資格取得のハードルが下がり、仕事獲得の機会が広がったことで、より多くの若者が建設業界に参入し、建設業界の未来のために技術者として活躍できるでしょう。

まとめ

回は、施工管理技士補という新制度の概要や、制度ができた背景、変更点やメリットまで詳しく紹介しました。

施工管理技士補は、建設業界の人材不足を解消し、若手の建設業への参入を促進する一手となるかもしれません。

現在、建設会社に勤めている人や、建設業界を目指して施工管理技士資格の取得を検討している人も、施工管理技士補という新制度を活用して、今後のキャリアアップに役立ててください。

本記事が参考になれば幸いです。

【採用企業インタビュー】電気通信工事会社の採用実態(株式会社大丸総合企画様)

-株式会社大丸総合企画について教えてください。

弊社は、関東圏内におきまして、ケーブルテレビ・太陽光発電・IOT・モバイル事業を展開しております。平成元年に設立してから、本年8月で32期目となりました。CATVや光通信工事業を主軸としながら、直近では超高速大容量インフラによる5G・6G・IOT等の新技術に対する事業にも積極的に取り組んでおります。

-貴社の採用の悩み、工夫(特徴)はあるでしょうか?

施工管理及び作業担当者を求めて社員募集を行なっても、応募数が少ないことが悩みです。時期によっては作業担当者の募集であれば一人も応募が無いことも多々ありました。また、弊社の若かった社員がどんどん年を重ねるにつれて、20代の従業員が少なくなった事が最大の悩みです。

-貴社における優秀な人材の定義は何でしょうか?

コミュニケーション能力やプレゼンテーションスキル・タッチタイピングスキルは実務上大事ですが、ストレス耐性がある事・相手の立場で物事を考えられる事、そして何より謙虚である社員が理想像です。

-建設業界における若者離れについてどのようにお考えですか?

昔の3K(きつい・汚い・危険)の印象が強く、労働環境が悪いというイメージが先行してしまっていることで若者離れに繋がっていると想像しております。しかし、お客様宅の仕事も多く、清潔でなければならない(都度着替えをするなど)など、危険なように思えてもしっかりと安全装備をすれば危険な作業は防げることが可能です。このようなことをしっかりと周知する環境さえ整っていれば、手先を動かすことが好きな若者にまた興味を持っていただけると考えております。しかし、説明する場がないのが現状です。

-若手の採用に対して、どのような施策をうたれたりしてますか?

ネットの求人媒体に弊社の活動などを掲載したり、今後は工業高校などへ出向き新卒採用向けの説明会などを積極的に行うことで募集をしていきたいと思っています。

外国人材採用について、お考えになられたことや実際に採用されておりますか?

実際に採用しております。

採用していた場合⇒技能実習生ですか?特定技能もしくは、技人国の方ですか?

全員、特定技能です。高度外国人材の採用も視野に入れております。

貴社の建設業界における今後の方向性、ビジョンはどのように考えられてますか?

現在CATVや光の宅内・保守工事、太陽光発電・蓄電池設置工事・モバイル基地局建設工事を行っております。今後は水素関連の環境事業を展開し時代の流れに追従していきたいと考えております。

今の若者、建設業界に伝えたいメッセージなどがあればコメントが欲しいです

コロナが原因で世の中全体が不安定な経済になりつつありますが、電気・電気通信業に関しては他業界よりダメージが少なく仕事量も安定しております。だからこそ将来設計をするのにも安定感のある良い業界ではないかと思います。電気・電気通信業界で働く上で重要なポイントは、自身のプライドやこだわりを持ちすぎるのではなく、相手の話を素直に聞いて、わからないことはわからないと言う素直さです。そして、それはマネージメントなど教える側の立場に昇進した際にも重要な観点になります。仮に、弊社とご縁がある候補者様がいらっしゃった場合は、上記の観点を意識した人材教育を大切にしていきたいと考えております。

女性の施工管理は活躍できるとおもいますか?体力面など

体力に関係なく女性でも活躍できる環境は整っております。体力面よりも精神面が強い方が施工管理技士に向いております。

建設に関するニュースや記事などは見られますか?気に入っているメディアなどがあれば教えていただきたいです

主にネットニュースになります。ビジネスと経済の知見を広げるためにNews Picks、東洋経済オンラインなど。IT・テクノロジーの最先端を知るために ItmediaやImpress Watchなど

SDGs、ワークライフバランス、働き方改革について実際に取り組んでいることはありますか?

多様な働き方の実現を目指しております。例えば育児期間中も働き続けられる労働環境を実現するべく「短時間勤務制度」や長時間労働を避けるため「フレックスタイム制度」を設けております。

隣接している業界に電気工事業界があるかと存じますが、電気工事と電気通信工事では働く人材の特徴や働き方にどのような違いがありますでしょうか?

電気工事と電気通信工事とを分けるより宅内工事・宅外工事で分けると前者は多少の営業力・話術が必要となり、身なり恰好(匂い)も気にしなければなりません。また人数も1名作業が多いです。後者はチームで動くことが多く作業分担をして業務することが多いです。

リモートワークなどは行っていますか?

事務所にて現場作業員の管理・調整をしているためリモートワークが出来ずに現状は行っておりません。今後は検討の必要性があると感じております。
今の若者、建設業界に伝えたいメッセージなどがあればコメントが欲しいです
コロナが原因で世の中全体が不安定な経済になりつつありますが、電気・電気通信業に関しては他業界よりダメージが少なく仕事量も安定しております。だからこそ将来設計をするのにも安定感のある良い業界ではないかと思います。電気・電気通信業界で働く上で重要なポイントは、自身のプライドやこだわりを持ちすぎるのではなく、相手の話を素直に聞いて、わからないことはわからないと言う素直さです。そして、それはマネージメントなど教える側の立場に昇進した際にも重要な観点になります。仮に、弊社とご縁がある候補者様がいらっしゃった場合は、上記の観点を意識した人材教育を大切にしていきたいと考えております。

まとめ

今回は株式会社大丸総合企画の執行役員でいらっしゃる高橋啓様にインタビューをさせていただきました。電気通信工事会社にて人材採用のご経験が豊富な高橋様は、少なからず建設業界の若者離れや人手不足に対して課題を感じられておられました。だからこそ、現在は特定技能制度による外国人、そして今後は高度外国人材の採用も検討されていらっしゃいます。あらゆる課題に対して株式会社大丸総合企画様ならではの工夫を取り入れながら時代に即した働き方に近づけるべく、社員の定着率を上げるなど日々奮闘されていらっしゃる様子が伝わったかと存じます。

【2025年問題】高度外国人財の採用・活用における重要性と注意点

日本の少子高齢化社会について

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建設業界が直面する2025年問題をご存知でしょうか。少子高齢化が進む日本社会において、多くの業界で人材不足が危惧されていますが、建設業界も例外ではありません。2025年問題とは、戦後すぐの第一次ベビーブーム(1947年~1949年)の時に生まれた、いわゆる団塊の世代が後期高齢者(75歳)の年齢に達し、医療や介護などの社会保障費の急増が懸念されている問題のことをいいます。国土交通省の資料によりますと、建設業就業者は、55歳以上が約34%、29歳以下が約11%と高齢化がすすんでいます。2025年には、建設業界での働き手が、約90万人不足するといわれており、次世代を引き継ぐ職人の人材確保が建設業界の課題であることに間違いありません。それと同時に、高齢になっていく建設業界の皆様に、健康で安全に、そしてできるだけ長く働き続けていただくことも考えていかなくてはいけません。今回は、高齢化が進む建設業界において、安全対策や健康管理、そして次世代を担う若手の人材確保のために企業ができることや高度外国人材について考えていきましょう。

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高度外国人材の可能性と将来のために役立つ人材選び

人間には異分子を排除しようとする防衛本能があり、文化・生活習慣が異なる外国人を寛容的に受け入れることは基本的に難しいです。しかし一方で、アメリカは毎年何十万人という言語や文化も異なる人々を多数受け入れている寛容社会国家でもあります。わが日本はどうかと言えば、外国人の在住者比率は 2%以下で、外国人の受け入れは極めて少数です。日本のように潜在的に外国人拒絶が強い国においては「秩序ある受け入れ」が大切です。欧州で見られるような、「秩序ある受け入れ」において大切なのは、1)日本語能力 2)日本文化理解 3)高度な専門性の3点です。前記の3点をクリアしている外国人はというと、留学生を中心とした高度外国人材(学士・専門士等)になります。彼らこそ、単に人口減少を補う労働力ではなく、これからの日本社会にさまざまな貢献をする可能性を持つ、まさに人財であり、日本を新しい可能性を持ったステージへと導く重要な存在だと思います。日本経済が人口減少で元気がなくなりつつある今、上から目線で外国人を語るのではなく、「未来を一緒に創ってゆく仲間」として考える必要があります。これからの日本企業に大切なのは日本人、外国人の区別よりも「将来の企業のために役立つ人材選び」なのではないでしょうか。

建設業界において本格化する高度外国人採用

建設会社が外国人材の採用を検討する必要がある理由は 2 つあります。1 つ目は、日本国内における建設業界の労働力、生産年齢人口の大幅な減少です。総務省の統計データによると、日本の労働力人口は2016 年 7,656 万人から 2030 年 6,875 万人になる予測が出ています。つまり、この先十数年で約 800 万人の労働力が日本からいなくなることが予想されます。政府は「働き方改革」で、女性やシニア、そして外国人材の就業促進、副業・兼業を進めることで、労働力不足を補おうとしています。このように、労働力不足の解決策の一つとして外国人材が今注目されています。2 つ目は、国内マーケットの縮小です。総務省の統計データでは、2016 年の日本の総人口は約 1 億 2,700 万人ですが、2030 年は 1 億 1,900 万人まで減少する予測が出ています。さらに、2050 年前後には人口1億人を下回る可能性すら出ています。国内マーケットが縮小するなら海外進出を検討する必要性が出てきますので、海外支社にて活躍が期待できる外国人材の採用が注目されつつあります。いずれにしましても、多くの建設会社が外国人材の採用を遅かれ早かれ検討せざるを得ない状況になることが考えられます。

高度外国人材を戦力に変えるために企業が必要なこと

厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によると、大卒社員の 3 年以内の離
職率は 大卒33%、高卒40%、中卒60%となっています。若手の離職率の増加は、採用・教育に費やしたコストの損失以上に、経営リスクの要因になります。 2015年以降、外国人留学生を中心に若手の外国人材を積極的に採用している建設会社が増加する一方、定着しないという問題を抱えています。

<建設業界における外国人社員の主な不満理由>
① つまらない仕事しか与えられない
② 人事評価基準が不透明
③ 本音で相談できる社員が少ない(常に上から目線、日本人目線)
④ キャリアビジョンが見えてこない

日本企業は年功的運用で昇進が遅く、育成を目的にさまざまな仕事を経験する「下積み」期間がありますが、日本以外の国では専門性が重視され、処遇では実力主義が基本です。外国人という多様性を受け入れて互いに成長していくためには、企業独自の働き方やキャリアパスなどについての説明や、人事の仕組みの見直しも必要になってくるのではないでしょうか。時代や環境に適応できた者だけが生き残る。それは企業も同じです。

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高度外国人材採用の注意点

ビザ等の手続き周りと職場環境の整備

一方で、外国人材の受け入れがすべてにおいてポジティブというわけではありません。例えば、内定を出した後にビザの申請なしに雇用することはできません。ビザの申請については、入国管理局の HP に明記されていますが、企業規模によっても必要書類が異なり、初めてビザ申請を行う企業にとっては少しハードルが高いように感じるかもしれません。また、ビザ申請の手続き自体も手間になりますが、ビザ取得後に更新手続きも発生します。さらに、採用した外国人材が定着しやすい環境作りもコストになります。具体的には、ビジネス日本語のニュアンスや企業文化など、日本人にとっての当たり前を理解し、外国人材に説明し、認識を合わせるコミュニケーションが必要になります。それが不十分だと、意図せず認識のギャップが生じ、外国人材はストレスを感じ、早期退職に繋がる場合もあります。これを避けるためには、外国人材向けの研修はもちろん、受け入れる側の日本人社員向け、特にマネジメント層への研修が必要になります。さらには、外国人材特有の福利厚生なども必要になるかもしれません。例えば、宗教行事に対する配慮が、その一つです。「ムスリム向けにお祈りするためのスペースを確保する」「ハラル対応できるように社員寮への入寮を必須にしない」なども挙げられます。また、定着率を高める取り組みとして、外国人材の家族との関係を配慮することも重要になるかもしれません。外国人材の多くは、日本人よりも家族に対する優先度が高いように見受けます。一方で、国籍によっては、家族との物理的な距離が大きく、簡単には会えない方もいます。そのような外国人材に対して、家族との時間を作れる仕組み、具体的には長期休暇制度や母国の家族を日本へ招待するなど、外国人材がより長期的に働きたくなるような仕組み作りを構築していくことも必要になると考えます。

まとめ

これからの建設業界における労働人材不足に向けて、多くの建設会社が「外国人労働者の採用」を検討されることでしょう。その一方で、外国人材の受け入れを行うための採用活動や社員教育、人事制度など、新たに整えたり変えたりするためのコストが生じることも念頭に検討していく必要があります。足らない部分は何かを把握し、外国人採用、中でも高度外国人材採用を積極的に実施していきましょう。

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【ベトナムの建設業】ベトナムにおける建設業界の実態と、ベトナム人雇用について

ベトナムにおける建設業界の実態

昨今、ベトナムでは多くの建設工事が行われており、まさに建設ラッシュの時代です。人口の急激な増加や大都市への人口の一極集中、さらには新規企業の台頭などが顕著であることもあり、多くの企業が都市開発に対して期待を寄せております。中でも住宅やオフィスビルなどの居住施設や、大型商業施設、空港などの公共施設といったものの需要は注目度が高いです。また近年の都市開発で最も注目されているのがハノイ・ホーチミンといったメガシティに隣接する衛星都市の開発です。特に南部においては、ホーチミン市人民委員会が「2030 年までの南部の社会経済発展計画および2030 年までのビジョン」と称した目標を打ち出しており、同市近郊の 15 都市の開発を急いでいます。
このように建設ラッシュに沸くベトナム市場の開拓に向けて、すでに日本の建設会社が進出していますが、これからも日本企業のベトナム進出が続くと見込まれています。

出稼ぎ労働者が多く、まだまだ発展途上であるベトナムの建設技術

ベトナムは現在建設ラッシュですが、まだまだ先進国と比較すると建設技術が遅れている部分も多く、工期が極端に短いといった傾向があるようです。
そのため建物資材に発泡スチロールが使用されていたり、月給が日本円に換算すると3万円~4万円といったとても少ない給料で働いている方が多くいらっしゃいます。そのような理由から、日本に出稼ぎで来る技能実習生や建設技術を学ぶために来日する高度外国人材が話題になっています。

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ベトナム人の積極的雇用が日本の建設業界が抱える最大の課題を解決する

過去のブログでも何度も記載させていただいている通り、現在建設業界では人材不足が深刻化しています。対策としていくつか方法が考えられますが、高度外国人材を雇用して人材を確保するのも手段のひとつです。たとえば、高度外国人材の採用では、ベトナム人の雇用が注目されています。
数多ある発展途上国の中でも、なぜベトナム人の雇用が注目されているか、建設業界におけるベトナム人雇用のおすすめポイントについて紹介します。

勤勉な国民性

まず注目されているのが、ベトナム人の勤勉な国民性です。さまざまな人がいますので一概にはいえませんが、ベトナム人はまじめで、黙々と作業をこなす人が多いといわれています。実際にベトナム人を雇用してその勤勉さを実感している企業は多いです。2級施工管理技士の資格取得のために、勉学にも真剣に取り組みます。さらに、自己主張が強いほうではなく、日本人と感覚が近いこともあり、人間関係のトラブルが少ないのもベトナム人を雇用するメリットといえるでしょう。
宗教上の問題が少ない
発展途上国の外国人材を採用するにあたって、大きな問題の1つがこの宗教上の問題です。しかし、ベトナムでは無宗教といわれる人が約8割であり、また基本的に仏教に準じておりますので、日本と非常に近しいのです。

ベトナム人と日本人で比較した際に賃金が高いので満足度が高い

ベトナム国内における2019年1月からの最低賃金は、292万~418万ドン。1ドン0.0048円で換算すると、日本円で14,016~20,064円が、ベトナム国内における月の最低賃金となります。
参考:厚生労働省「第7節 ベトナム社会主義共和国(Socialist Republic of Viet Nam)」
(https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kaigai/19/dl/t5-13.pdf)

日本の2019年10月からの最低賃金(時給)は、790~1,013円ですので、1日あたり8時間、月22日働いたら月の総支給額は139,040~178,288円です。(※計算は諸手当や社会保険料などを除いた単純計算によるものです。)
出典:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/

地域でも差がありますが、ベトナムの最低賃金は、日本のだいたい10分の1程度になります。日本でベトナム人の労働者が増えている理由は、自国と比べて賃金面での満足度が高いためです。このような理由から、優位性をもってベトナム人の雇用を進められると考えられます。
日本では建設業界の若者離れが著しく、ベトナムは若手の宝庫
建設業は受注型で、必ずしも同じ作業とはならないため、長らくシステム化が進んできませんでした。近年の技術の発達によりICTを取り入れた生産性の向上、労働の見直しが広がってきており、建設業全体で労働改善に向けた動きが進んできてはおりますが、いまだ「きつい、汚い、危険」といった3Kのイメージは払しょくできておりません。そして、このような負のイメージが建設業の若者離れにつながっています。日本で若い労働力を確保できないのであれば、違う方向性で若い人材を集められるようにするべきです。ベトナムの人口約1億人のうち6割が20代30代であるため、若手人材の宝庫です。

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高度外国人材の採用に関するポイントとは

ベトナム人を作業員として雇用する場合、日本人の雇用と異なる点に注意する必要があります。特に気をつけたい、在留資格、雇用する際の届け出について解説します。

ベトナム人が日本へ働きに来る魅力とは
多くの外国人やベトナム人にとって日本は非常に魅力が高い国であるとされていますが、日本で働きたいと思う理由には以下のようなものがあると言われています。

給与が高い

国内での平均年収は約30~40万程度、月に換算すると30,000円程度と言われています。日系企業で働くベトナム人労働者であれば多少高いものの、それでも月収にして50,000円程度が相場です。そのような背景もあり、東南アジアをはじめとした諸外国からすると、日本は給与水準が高く収入を得やすい国ということになります。経歴や学歴、職種、言語がわかるかどうか、などに左右されるものの、労働した場合には100,000円程度は見込めることから、日本で働くことを希望するベトナム人が後を絶ちません。

社会保険・福利厚生といった制度が充実

日本の建設業界の労働環境は、社会保険などの制度が充実していることから、ベトナム人労働者や高度外国人材にとってとても魅力に映ります。当然職種や業務内容、雇用形態によってそれらの制度が受けられない場合もありますが、親日で日本の文化に馴染みやすく、高度外国人材にとって安定した環境で働けることはとても魅力的です。

日本の建設会社の技術レベルが高い

前述したとおりベトナムと日本を比べると、建設技術では10年以上の差があります。その理由から日本の建設会社にてスキルアップや専門性を身に着けた上で、母国にて建設事業を立ち上げたいと考えている方もいるようです。逆に、日本での永住を前提に来日されるベトナム人の方もいらっしゃいます。

ベトナム人は歴史的な背景から親日の方が多い

ベトナム人は勤勉、まじめ、忍耐力がある、協調性があると言われています。こうした国民性は、日本人と近い部分が多くベトナム人は日本での仕事に馴染みやすいのです。また、手先をつかった産業が発展してきた経緯があり、器用な人が多いという特徴もあります。そのため、言語の壁を乗り越えることができれば、周囲とコミュニケーションを取りながら良好な関係性を築くことができるでしょう。勤勉で忍耐力があるため、仕事の流れをきちんと理解すれば高い生産性を発揮してくれるケースも多いです。
実際、働く姿勢だけでなく他人を助けるという気質から、日本の企業にとっても社風に馴染みやすく受け入れやすいという声が上がってきています。

まとめ

以上、高度外国人材の中でも特に、ベトナム人の雇用が日本の建設会社における人材不足の解決策に繋がることや、ベトナム人と日本人の相性などについてまとめました。ベトナム人は日本人と比較した際に、発展途上国で育っている分、バイタリティー溢れる人材が多いため、労働者としてみると非常に魅力的な存在です。ベトナム人をはじめとする高度外国人材を採用しようと考えているならば、是非ともビーバーズへお問い合わせください。高度外国人材の採用を進めるにあたっての人材選定ポイント、ビザ申請における注意点、採用後の育成方法など手厚くサポートさせていただきます。

もしあなたが、「建設業界で独立したい」「フリーランスとして業務委託案件を獲得したい」「今の働き方を変えたい」と考えているのであれば、ぜひ「ビーバーズフリーランス」をご利用ください。弊社エージェントが、あなたのご要望にぴったりのフリーランス案件の紹介させて頂きます。

【将来予測】高度外国人材が建設会社を急成長させるトリガーになる

建設業界では人手不足が深刻化する中で、外国人採用が活発になりつつある昨今、特定技能や技能実習生、高度外国人など、様々な用語を耳にする機会が増えたという方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、初めて外国人採用を検討されている方々にとっては、その種別や育成方法、並びにリスクなど懸念点が多いのも事実です。今後は日本を支える大きな産業の1つである建設業において、「高度外国人材」の存在がそう遠くないうちに必要不可欠になりますので、今回は記事にいたしました。

東京五輪、コロナ後の建設業界の動向

気になるオリンピック、コロナ後の建設業界ですが別の記事でこのような記載がありましたので参考までに引用させていただきました。

2020年東京オリンピックを起爆剤に、建築業界は盛り上がりを見せています。世界的イベントのインフラ整備などによって需要が増えるのは、日本でも海外でも同じこと。では、東京オリンピック後の需要はどうなっていくのか?そこが気になるという方も多いでしょう。
結論から先に言えば、東京オリンピック後も建築業界を取り巻く環境はそれほど変わらないとみられています。2025年の大阪万博、2027年開業予定のリニア新幹線に関わる工事など、建築業界の仕事は豊富にある状況です。
また、観光ビザ制度の緩和によって外国人観光客誘致が盛んになり、様々な施設のリニューアルや新設なども増えています。ITやメディアなど電波を使ったサービスの普及が広まることで、電波塔など関連した設備などを新しくする必要もあります。そのほか、インフラの老朽化による公共工事やマンション・ビルの大規模修繕工事など、改修工事は拡大傾向にありますので、建設業界の需要は堅調に推移すると考えられます。

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コラム
2020年東京オリンピック後はどうなる?建築業界の将来性から記載

また、過去のビーバーズブログ内においても、オリンピック・コロナに関する記事がございますので、こちらをご覧ください。

弊社では、数多くの建設業者様に工事案件を獲得していただいています。ベテランに限らず、業歴浅い業者様にも長期の高単価案件をご紹介できます。

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高度外国人材による人手不足の解消

厚生労働省にこのような記載がございました。

建設業界では、ご高齢の技術者(施工管理技士、現場作業員、設計士)の大量引退が始まりつつあります。厚生労働省によると、2023年度に必要な労働者数は「約347万人」になるということですが、現在の見込みでは、同年の労働者数は「約326万人」に留まるそうです。
参考:国土交通省データ

上記によると、今後2,3年間で約21万人の人手不足が見込まれており、現状でも人手不足は深刻です。政府は生産性向上による労働効率化を図りつつ、国内人材の確保を行う方針だということですが、労働効率化のみで解決する数値ではありません。
少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少によって、「国内人材」自体が減ってきていることに加えて、建設業の若者離れが人手不足に拍車をかけている状況です。
ですから、建設業界において日本国内のみでは人材確保はままならない状況です。建設分野の基盤を維持・発展させるためには、外国人労働者の受け入れが必要不可欠となっているのが実態です。

日本人より優秀でバイタリティー溢れる高度外国人材

高度外国人材は海外の建設学部もしくは日本の建設系専門学校を卒業しており、尚且つ日本語学校に通って勉強している方も多いため、日本語能力(N1~N3)や日本文化理解、建設技術、専門性などの観点から非常に優秀な人材です。また、永住許可が取得しやすかったり、複合的な職種での活動が可能であるため、ジョブローテンションを行うことで幅広く活躍してもらうことも可能です。技能実習生とは違い、雇用期間に制限はなく、会社で寮を用意する必要もないため、日本人の雇用と同様に将来を見据えて本格的な人材育成を試みようと思える人材、そして雇用制度であることは間違いありません。

優遇措置を受けられる可能性もある
日本では国家戦略として高度外国人材の採用がより活性化するよう一部の方針を打ち出しているため、高度外国人材を受け入れることによって、優遇措置(トライアル雇用助成金など)を享受できる可能性があるなど、副次的なメリットもございます。
高度外国人材は特にITやCADスキルが優れている
また高度外国人材のついては建設業界の他のIT業界などが積極的に採用を行っていることがわかりました。建設業界もIT化が進んでおりBIMやCADを当たり前にくる時代は必ず来ます。そのためにも早いうちから高度外国人材の採用をお考えください。今後はますます高度外国人材の獲得が難しくなってくるでしょう。
高度外国人材の採用は容易ではない
しかしながら、日本企業が高度外国人材を獲得するのは決して容易ではありません。なぜなら、初めて来日した高度外国人材は日本人と同様に建設企業の情報収集を行えるわけではないため、スムーズな就職活動が行えずに建設企業に直接応募してくるわけではないからです。サービスサイト「ビーバーズ」には建設会社、工場系、設計会社で働きたい理系の高度外国人材に数多く登録していただいております。

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高度外国人材は特にITスキルが優れている

また高度外国人材のついては建設業界の他のIT業界などが積極的に採用を行っていることがわかりました。建設業界もIT化が進んでおりBIMやCADを当たり前にくる時代は必ず来ます。そのためにも早いうちから高度外国人材の採用をお考えください。今後はますます高度外国人材の獲得が難しくなってくるでしょう。

まとめ

建設業界において外国人労働者が必要であるかどうかは、各業種、各企業によっても異なることです。ただ、若年層の入職率の低下や技術者の高齢化が進む建設業界では、外国人労働者の受け入れを検討せざるを得ない場面もり、今後そのようなシチュエーションは益々増えることは容易に予測ができます。
もちろん、他国から働きに来ているため、職場内で建設専門用語が飛び交えばコミュ二ケーションが円滑に行われないこともあるでしょう。ビザの申請手続など、日本人労働者と比較をすれば、採用において多少手間がかかることも事実です。                               しかし、外国人労働者を雇用するメリットは多くあります。若年層の雇用により若返りを目指している建設会社も多いようですので、若くて優秀なバイタリティー溢れる高度外国人材の雇用を検討してみてはいかがでしょうか。

【建設業界におけるワークライフバランスの象徴】建設コンサルタントってなに!?

建設コンサルタントとは

建設コンサルタントは、社会インフラサービスを、「計画+調査+設計+管理」の側面からプロデュースする仕事です。

社会インフラサービスとは、私たちが生活する上で欠かせない生活の基盤を支えるもの。
蛇口を捻ると水が出て、スイッチをつけると電気がつく。道路や公園があり、車やバスが走り、駅がある。

山を貫くトンネルや、川を渡る橋が架かり、空港や港は海外へと繋がる。ゴミは定期的に回収され、再生可能エネルギーの活用や渋滞対策が進み、頻発する自然災害への対策もとられている。

私たちが快適な毎日を過ごせるのは、生活を取り巻く環境が整備されているからです。

そこには私たち建設コンサルタントの仕事が大いに役立っています。

弊社では、数多くの方の転職を成功へ導いております。ベテランの方から未経験者まで幅広い方の転職をアシストします。

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建設コンサルタントの仕事内容

大規模建築における調査や計画策定を担当する
建設コンサルタントは、おもにダムや発電所、防波堤などの大規模建築物を造る際に、建築主に対するアドバイザリー業務を行う職業です。

建物を設計する「建築士」や現場作業を行う「土木作業員」などとは異なり、実際に建築を手掛けるのではなく、クライアントを総合的にサポートすることが役割です。

具体的な仕事内容としては、建築物の規模や構造を計算して企画を立案したり、建設予定地における地盤調査や地質調査を行ったり、工期を計算してスケジュールを組むことなどが挙げられます。

土木や設計に関する専門知識はもちろん、研究者やマスコミ、建設予定地の住民など、さまざまな人たちの立場や考え方を理解できる広い視野が必要となる、難しい仕事です。

建設コンサルタントはホワイト?

建設業界といえばブラックなイメージをお持ちの方も多くいらっしゃるかと存じますが、建設コンサルタント業界では土日完全週休2日制である会社がほとんどです。
また、実際に工事の施工を行うゼネコンとは違い、あくまで建設に関するアドバイザリー業務が中心となるため、現場のスケジュールに左右されることも少なく残業時間がほとんどないという会社は多いです。
地方の建設コンサルタントは休みが多く、転勤可能性もない。

とりわけ、地方の建設コンサルタントは、ワークライフバランスが特に充実していると言われています。都心部の会社に比べて、難易度が低い案件もあるのが理由の1つです。

ワークライフバランスを重視したい人は、地方の会社に就職すると良いでしょう。また、地域に根差す企業であれば転勤の心配もありませんので、尚更魅力的です。ただし、当然ですが、給与など条件面は都心部の会社の方が高いです。

大手かつ都心に構える建設コンサルタントは忙しく、転勤可能性が高い
大企業かつ都心に拠点を構える建設コンサルタントには、忙しい会社もあります。

・難易度の高い仕事が多い
・プロジェクトの規模が大きい
・最先端の知識・技術が必要

などの理由からです。
その性質上、どうしても都心部の建設コンサルタントは業務多忙です。さらに、大手であれば全国に拠点を構えているため、定期的に転勤を繰り返す働き方になります。

そもそも建設コンサルタント業界では大型プロジェクトごとに、定期的に異動が命じられるケースが多いため転勤を繰り返すという働き方が主流です。

とはいえ、建設コンサルタントですからゼネコンと比較すれば忙しくありません。また、建設業界全体で「働き方改革」が進んでいるので、建設コンサルタント業界はいち早く働きやすい環境が整うでしょう。

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建設会社と建設コンサルタントの違い

建設会社と建設コンサルタント、どちらも似ているように見えますが違います。

簡単に説明すると、建設会社は、建設工事を行う会社で、建設コンサルタントは、「建設工事に必要な計画、調査、測量、設計、積算などを行う会社」です。詳しくは下記にまとめました。

建設会社は、建設工事を行う会社

建設会社は、建設工事をしている会社です。
建設工事と一言で言っても、
土木(主に道路、川など)建築(建物)設備(機械、電気)
など様々なジャンルがあります。

建設会社は、このような建設工事が円滑に進むよう、施工や施工管理などを行っています。

また、一部の建設会社(規模が大きな建設会社が多い)は、設計を行うこともあります。
建設会社が行う設計として、例えば、
建設コンサルタントが作成した設計図面の確認
施工時に発生した課題を解決するため工法変更を検討するための設計などがあります。

※会社によって設計を行うor行わないの違いはありますが、「建設工事を行う会社が建設会社」と覚えておくとよいでしょう。

建設コンサルタントは計画、調査、測量、設計、積算などを行う会社

建設コンサルタントは、建設工事に必要な計画、調査、測量、設計、積算などを行う会社です。

自治体が作成する道路計画や、橋、河川、水道、下水道、公園などの設計も行っています。

また、発注者に代わって工事現場で施工の確認をすることもあります。
特に近年は災害が続いていることから、平時の調査や測量といった業務の重要さは増してきていると言えます。

建設コンサルタントは、広い意味で「発注者の支援」を行う会社でもあるんですね。
最近の傾向として、発注者の積算補助などを行う機会が増えてきており、発注者支援のフィールドは広がっています。

建設コンサルタントになるために必要な資格

建設コンサルタントになるあたって、入社前から資格が必須というケースはまれです。しかし、取得しておくと高評価に繋がるような役に立つ資格はいくつかあります。
ここでは、建設コンサルタントを目指す方、もしくは仕事をする上で役立つ資格についてご紹介します。

技術士

建設コンサルタントを名乗る上で必須となる資格はありませんが、取得しておくとコンサルタント会社への就職などで有利になるものがあります。

そのひとつが、「技術士」と呼ばれる国家資格です。

この資格は、受験資格として関連する業務に7年以上従事しているか、技術士補として4年以上の実務経験が求められます。

筆記試験を合格した人だけが、適性などを判断する口述試験を受験することができます。

RCCM

もうひとつ建設コンサルタントとして取得しておくと有利な資格が民間資格の「RCCM」というものです。

これは、「Registered Civil Engineering Consulting Manager(シビルコンサルティングマネジャー)」のそれぞれの単語の頭文字を合わせたもので、建設コンサルタントとして業務を管理することができる立場として認定するものです。

筆記試験合格後に必要な登録手続きをとることで、この資格を取得することができます。

土木施工管理技士

土木施工管理技士は土木工事に関して安全管理や工程管理、さらには品質や予算の管理といった、工事内容をトータルで監督するための国家資格です。

土木工事との関連性が高い公共工事では、土木施工管理技士の活躍のチャンスは数多くあり、建設コンサルタントとして資格を取得しておけば一層のキャリアアップを目指せます。

ただし、その場合は規模の大きな工事に対応できるよう、1級土木施工管理技士の資格取得を目指すことがポイントです。

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まとめ

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国家レベルの仕事に関わる事もある建設コンサルタントの仕事は、長期スパンでの取り組みや専門性の高い業務が多く幅広い専門的な知識が必要です。

しかし、国や社会に貢献できる一生の仕事として携わるほどの規模の大きな仕事に挑戦できるという醍醐味もあり、挑戦しがいのある仕事と言えます。

建設業界の中でも、特に建設コンサルタントはワークワイフバランスの観点において、残業時間はほぼなく完全週休二日制を取り入れている会社は多いことをお伝えいたしました。

建設コンサルタントは未経験者採用を歓迎する求人と即戦力のみを募集する求人の2つに大きく分かれます。ビーバーズは未経験でも積極的に募集する建設コンサルタントの求人を豊富にそろえておりますので、是非とも一度お問い合わせください。

ガテン系とは?名前の由来や意味、仕事の種類やなどを徹底解説

ガテン系とは、土木や建築などの職人を総称する言葉で、体力や技術が必要な仕事や、そこで働く人を指します。

ガテン系の仕事は、社会に欠かせないものづくりの現場で活躍しているという一面がありますが、一方で、給料や待遇、安全性などについては、あまり知られていないことも多いのではないでしょうか。

そのため、ガテン系の仕事に興味がある方や、実際にガテン系の仕事をしたい方の中には、仕事の種類や内容、給料などについて詳しく知りたいという方も多いはずです。

そこで今回は、ガテン系の意味や由来、仕事の種類や内容、給料などについて徹底解説します。これからガテン系の仕事を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

ガテン系とは?意味や特徴、名前の由来を解説

ガテン系とは、土木や建築、調理師などの職人を総称する言葉です。そのため、人によっては体力や技術、ものづくりなどの面で、向き・不向きが分かれる仕事と言えるでしょう。

ガテン系の仕事には、土木建設業、造園業、工場作業員、整備士、運輸業、運送業などがあり、転職サービスや求人情報誌などで広く探すことができます。

ガテン系の特徴

ガテン系の仕事は、1日中屋外で肉体労働をすることが多いのが特徴であるため、人によって向き・不向きがあります。そのため、就職や転職する際は、ご自身がその仕事に向いているかを事前によく検討することが重要です。

一般的に、ガテン系に向いているのは以下のような特徴がある方です。

  • 体力に自信がある方
  • 手先が器用な方
  • ものづくりが好きな方
  • 技術を磨き続けたい方

ガテン系の名前の由来と意味

ガテン系と呼ばれる由来は、1991年にリクルート社が発行した就職情報誌「ガテン」に由来しています。この雑誌は、土木や建築、メカニック、ドライバーなどに従事する人を対象としていました。

ガテンという言葉は「合点がいく」と「がってん(OK)」という二つの言葉を合わせた造語で、職人が「合点のいく生き方を提案する」という意味が込められていたとされています。

そしてその後、この雑誌で紹介された職種が「ガテン系職業」と呼ばれるようになり、そこからガテン系という言葉が広まりました。

現在では、肉体労働や現場作業を主とする職種や、そういった職に就いている人を指す俗語として使われています。

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ガテン系の仕事の種類と内容

ガテン系の仕事は、主に肉体労働や技術職を指しますが、主に以下のような種類があります。

  • 土木建築業
  • 造園業
  • 工場作業員
  • 整備士
  • 運輸業

それぞれの仕事内容を解説します。

土木建設業

土木建設業は、道路や住宅、ビル、ダムなどを作ったり補修したりする仕事です。大工や左官、電気工などの専門職があります。

造園業

造園業は、造園した庭を定期的に点検し、樹木の剪定や病虫害の防除といったメンテナンスをおこなう仕事です。

工場作業員

工場作業員は、食品や機械部品などの製造に関わる仕事です。ライン作業者やピッキング作業者などがあります。

整備士

整備士は、自動車や航空機などの機械の点検や修理をおこなう仕事です。自動車整備士や航空機整備士などの資格が必要な場合があります。

運輸業

運輸業は、食品や生活雑貨などの日常品から大型貨物まで、さまざまな物を運搬する仕事です。トラックや鉄道、航空機などの手段があります。

運送業

運送業は、人や荷物を車やトラックなどで目的地まで運ぶ仕事です。引越し業も含まれます。

上記以外でも、ガテン系という言葉は、調理人や農林水産業などの体力や技術が必要となる仕事に対して幅広く使われる場合があります。このように、社会に欠かせないものづくりの現場で活躍する方の総称が、ガテン系と言えるでしょう。

ガテン系の給料や報酬の特徴

ガテン系の仕事の給料や報酬は、仕事の内容や難易度、資格や経験などによって異なりますが、一般的に高い傾向にあると言えるでしょう。

例えば、建設や土木では、特殊な機器を扱えるような資格や知識を持っていると、日給1万2000円以上や月収45万円以上といった高収入が見込めます。また、運送では、普通免許だけよりも大型や二種免許があれば、より高収入の役割を得られるでしょう。工場作業員の場合には、期間工として繁忙期を支えることで、高収入を得ることも可能です。

このように、ガテン系の仕事は、力仕事や危険な作業が多い反面、給与水準が高いと言えるでしょう。

また、ガテン系の仕事は、給料や報酬だけでなく、仕事のやりがいや魅力もあります。なぜなら、ガテン系の仕事は人々の生活を支える重要な仕事であり、性別を問わず活躍できる仕事だからです。

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ガテン系の仕事に就くメリットとデメリット

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ガテン系の仕事のメリット

ガテン系の仕事に就くメリットには、次のようなものがあります。

高収入が見込める

ガテン系の仕事は、力仕事や危険な作業が多い反面、給与が高い傾向があります。また、資格や経験を積むことで、さらなる収入アップにも期待ができるでしょう。

やりがいがある

ガテン系の仕事は、人々の生活を支える重要な仕事が多いため、自分の手でモノを作ることや社会に貢献することに喜びを感じることができるでしょう。

性別を問わず活躍できる

ガテン系の仕事は、男性だけでなく女性も活躍できる仕事です。体力や技術に自信があれば、どんな仕事にもチャレンジできるのも、ガテン系の魅力の1つと言えるでしょう。

ガテン系の仕事のデメリット

上記のように、ガテン系の仕事に就くメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。

専門の資格が必要となる職種がある

ガテン系の仕事の中には、国家資格や技能士などの専門的な資格が必要となる職種もあります。このような資格を取得するためには、勉強や試験にかかる時間と費用が必要です。

ただし、資格があることで収入が増えるケースが多いため、決して無駄な投資とはならないでしょう。

怪我や事故の危険がある

ガテン系の仕事は、力仕事や危険な作業が多いため、怪我や事故のリスクが高い職種の1つでもあります。そのため、安全対策や保険加入などをしっかりと行うことが重要です。

ガテン系の仕事におすすめの資格5選と特徴

ガテン系の仕事にはさまざまな職種があるため、おすすめしたい資格の種類も多数あります。以下では、その中でも特におすすめの資格を5つ紹介します。

  1. 電気主任技術者
  2. 施工管理技士・施工管理技士補
  3. 危険物取扱者
  4. 測量士・測量士補
  5. 電気工事士

それぞれの特徴を解説します。

1.電気主任技術者

電気主任技術者とは、電気設備の保安監督業務を担う国家資格です。電気主任技術者の資格には、一種・二種・三種の種類があり、一種が最も上位資格となります。

電気主任技術者の試験は1年に1回実施されますが、難易度が高く、合格率は約10%前後です。しかし、その分仕事の需要が多く、高収入に期待ができます。

2.施工管理技士

施工管理技士とは、建築・土木・電気工事などの施工管理業務を行うための国家資格です。施工管理技士には、1級と2級の2種類があり、それぞれ担当できる工事の規模や種類が異なります。

施工管理技士の試験は1年に2回実施されますが、難易度は中程度で、合格率は約30%前後です。施工管理技士も電気主任技師と同様に、需要が多く、高収入が期待できる職種の1つです。

3.危険物取扱者

危険物取扱者は、消防法で指定された危険物の取扱いに関する知識や技能を有することを示す国家資格です。

危険物取扱者の試験は1年に1回筆記試験のみで実施されますが、難易度は比較的低く、合格率は約80%前後となっています。

4.測量士

測量士は、土地の測量を行うための国家資格です。測量士の仕事は、測量作業の主任者として測量計画を作成することです。

測量士の試験は1年に1回実施され、筆記試験と実技試験の2段階で構成されます。測量士の試験の難易度は高く、合格率は約10%前後です。しかし、その分仕事の需要が多く、高収入にも期待ができるでしょう。

5.電気工事士

電気工事士は、電気設備の工事や点検を行うための国家資格です。

電気工事士の試験は1年に2回実施され、学科試験と技能試験の2段階で構成されます。電気工事士の試験の難易度は中程度で、合格率は約40%前後となっています。

ガテン系の仕事に向いている人の特徴

ガテン系の仕事に向いている人は、以下のような特徴を持っている人です。

体力に自信がある人

ガテン系の仕事は、重いものを運んだり、長時間立ったり、屋外で働いたりすることが多いため、体力が必要です。

体力がある人は、疲れにくく、仕事の効率や品質を高めることができるでしょう。

手先が器用な人

ガテン系の仕事は、工具や機械を使ったり、細かい作業をしたりすることが多いため、手先の器用さが求められます。

手先が器用な人は、正確に仕事をこなすことができ、ミスや事故を防ぐことができるでしょう。

ものづくりが好きな人

ガテン系の仕事は、建物や製品などのものづくりに関わる仕事が多いので、ものづくりに興味や情熱がある人が向いています。

ものづくりが好きな人は、仕事にやりがいや楽しさを感じることができ、自分の作品に誇りを持つことができるでしょう。

技術を磨き続けたい人

ガテン系の仕事は、技術の進歩や変化に対応する必要があるので、常に技術を磨き続ける姿勢が必要です。

技術を磨き続けたい人は、自分のスキルや知識を高めることができ、キャリアアップのチャンスを増やすことができるでしょう。

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ガテン系の仕事に不向きな人の特徴

逆に、ガテン系の仕事に向かない人は、以下のような特徴を持っている人です。

デスクワークがしたい人

ガテン系の仕事は、立ったり歩いたりすることが多いので、デスクワークを好む人には不向きです。

屋外の仕事が苦手な人

ガテン系の仕事は、屋外で働くことが多いため、気温や天候に左右されます。そのため、夏は暑く冬は寒いです。また、雨や風にもさらされることがあるでしょう。

そのため、屋内の安定した環境で働きたい人は、ガテン系の仕事には不向きです。

朝が弱い人

ガテン系の仕事は、早朝から始まることが多いの特徴です。仕事の現場に行くためには、さらに早く起きて準備する必要があります。

そのため、朝が弱い人は、ガテン系の仕事には不向きと言えるでしょう。

ガテン系仕事は未経験でも可能?上手な仕事の探し方も解説

two women sitting on chair

ガテン系の仕事は、体力や技術が必要な仕事が多いですが、未経験でも始められる職種も多くあるのが特徴です。

ただし、未経験や無資格で収入や条件の良い職場に就くためには、以下のようなコツがあります。

ガテン系の仕事の上手な探し方

ガテン系の仕事を探す際は、転職エージェントを利用するのがおすすめです。なぜなら、転職エージェントは、ガテン系の仕事に精通している専門のキャリアコンサルタントがあなたの希望や適性に合わせて求人を紹介してくれるからです。

また、転職エージェントは、非公開求人や優良企業の求人にもアクセスできるため、一般的な求人サイトやハローワークなどでは見つけることができない仕事に出会える可能性が高まります。

さらに、転職エージェントでは、あなたのキャリアの棚卸しから、履歴書や職務経歴書の添削や面接対策まで、幅広い転職活動のサポートをしてくれます。

転職エージェントを選ぶ際はビーバーズ」のような、ガテン系専門の転職エージェントがおすすめです。ビーバーズでは、上記以外にも、給与や待遇などの交渉も代行してくれます。そのため、自分で話すのが苦手な方や、現在別の仕事をしている方でも、希望通りの条件で転職できる可能性が高まるでしょう。

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ガテン系のまとめ

今回は、ガテン系の仕事について、詳しく解説しました。上記のように、ひとくちにガテン系といっても、さまざまな職業があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

ガテン系の仕事は、いま空前の人手不足により、人気も給与も急上昇している職種です。そこで、もしガテン系の仕事への転職をお考えの方は、ガテン系の仕事に特化した転職エージェントに相談して自己分析を行い、ご自身の特徴や強みをしっかりと理解したうえで転職活動を行うことが重要です。

信頼のできる転職エージェントのサポートを受けながら転職活動を進められれば、転職に関する悩みを解消できるだけでなく、自己分析やヒアリングをとおして自分の向いている仕事に気付けるかもしれません。

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