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電気主任技術者が独立するには?
年収目安や必要準備を徹底解説

電気主任技術者が独立・開業するには?年収目安や必要準備を解説

独立・フリーランス

現在、電気主任技術者として働いている方のなかには独立したいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。電気主任技術者はしっかりと実務経験を積んで資格取得をすることで、電気管理技術者として独立が可能です。

しかし独立すると、税金面や収入面など、正社員とは異なる部分も多く出てきます。そこでこの記事では電気主任技術者が独立する方法から年収目安、注意点など詳しく解説します。

電気管理技術者(フリーランス)になるための必要条件6項目


必要な条件に関して、簡単に説明すると以下のようになります。

  • 1.電気主任技術者の免許の交付を受けていること
  • 2.電気主任技術者として定められた実務経験を積んでいること
  • 3.定められた機械器具を有していること
  • 4.保安管理を行なう事業場が定められた一定の条件を満たしていること
  • 5.保安管理業務の遂行に支障がないこと
  • 6.取消しを受けてから2年以上経過していること

2,3,4.に関しては条件が詳しく定められているので、気になる方は電気管理技術者協会のHPをご覧ください。

弊社では、数多くの方にフリーランス案件を獲得していただいています。ビーバーズフリーランスでは、以下のような案件を豊富に抱えています。

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電気主任技術者として独立したら年収は上がる?

独立することで、年収1,000万円越えも目指せるようになりますが、実際のところ正社員と比べてどの程度、年収が上がるのでしょうか。平均年収を含めてご紹介していきます。

電気主任技術者の平均年収

  • 平均年収:472.5万円
  • 第1種:568万円
  • 第2種:543万円
  • 第3種:450万円

電気主任技術者全体の平均年収は472.5万円となっています。しかしこれはあくまで全ての電気主任技術者の平均になるので、第1種電気主任技術者の資格を持っている方で、他の資格では取扱えない業務を行なっている場合などは、かなり年収が高くなります。

第2種、第1種と資格が上がるにつれ、できる仕事の範囲が広がるので、平均年収も上述のように上がっていきます。業種別で見ていくと、再生可能エネルギーや工場の電気管理業務は需要が高かったり、規模が大きかったりするので、そのぶん年収も高くなる傾向にあります。

また、ビルのメンテナンスなどは出勤日数が少ないものもあるので、ワークライフバランスを重視したい方にはおすすめです。

独立した電気主任技術者の年収

独立開業しているのでデータも少なく、年収に幅があり細かく平均のデータを集めることはできませんが、600〜1,500万円ぐらいになってくると思われます。

独立した場合、人並にしっかり頑張れば目指すことのできる1,000万円が一つの目標になると思いますが十分、実現可能な数字です。

独立開業しているのでデータも少なく、年収に幅があり細かく平均のデータを集めることはできませんが、600〜1,500万円ぐらいになってくると思われます。ただし、開業後3年ぐらいは案件も少なく、初期費用もかかるため、年収1年分程度は貯蓄が必要になる場合が多いようです。

電気主任技術者として独立開業するメリット

電気主任技術者が独立するメリットについて、3つにまとめてご紹介していきます。

メリット1:働き方を選べる

これは現在の職場で、夜勤や担当になっている場所が多く、仕事量に悩まされている方にとっては大きなメリットであると言えます。または現在、正社員として働いている電気主任技術者のなかにはビルなどの保守点検以外にもさまざまな雑務をこなす必要があり、きついと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、独立することでそのような雑務から解放され、やりたい仕事を選べるようになればそれらの悩みはきっと解消されるでしょう。

メリット2:人間関係に悩まされない

会社という組織にいる以上は人間関係の悩みが付き物です。保守点検や修理など、一人で行なう作業が多いとはいえ、そのような業務だけでは終わらない方も多いかと思います。

人手不足に悩まされている職場ではストレスから人間関係がさらに悪化するといったことも考えられます。当然ですが独立をすることで厄介な人間関係のしがらみを無くすことができます。

上司や同僚とどうしても上手くいかない時には独立も一つの解決策となるでしょう。

メリット3:定年がないので身体が動くまで働ける

多くの会社では定年制が採られており、厚生労働省の調査によると、そのうち約9割は60歳を定年としています。近年、年金制度が不十分になってきているので、多くの人が働けるうちはできるだけ長く仕事をして収入を得たいと考えています。

独立して電気管理技術者となり個人事業主として働けば、定年に関係なく、何歳になっても自分の好きなぶんだけ仕事をすることができます。

いきなりフリーランスとして独立するのではなく、独立準備や働き方を改善したいという方であれば転職支援から独立準備までサポートしております。フリーランス支援を行う弊社だからこそ転職によっても働き方を大きく改善できます。

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電気主任技術者として独立開業するデメリット


独立すると、もちろんメリットだけではなくデメリットもありますので、3つに分けてご紹介します。

デメリット1:安定するのが難しい

電気管理技術者として今までどおり生計を立てていくには、当然のことながら自力で仕事を見つけていく必要があります。今まで会社が確保していた仕事を自分で確保する必要があるので、決して簡単なことではありません。

安定するためには継続して仕事を獲得し続ける必要があるので、独立開業して今までどおり安定した収入を得るにはかなりの努力が必要です。

デメリット2:技術力をより求められる

仕事を発注する側から見ると、やはり会社に頼むほうが大きな信頼があります。個人で独立すると、今までの会社の看板は使えなくなるため、培ってきた経験や確かな技術が武器になります。

企業を相手に競争して仕事を獲得する必要があるため、今まで以上にハイレベルな技術力が必要になります。ある程度は会社に従事して、企業と戦うのに十分な経験と技術を養ってから独立する必要があります。

デメリット3:独立するまでに時間がかかる

電気管理技術者になるためには、資格の種類によって異なりますが、要件として電気主任技術者としての実務経験が3〜5年は必要になります。多くの方々は、最初は第3種電気主任技術者の資格を取ってから実務の経験を積んでいくことになるでしょうから、最低でも5年は電気主任技術者としての実務経験が必要になります。

電気主任技術者の資格取得も容易ではなく、合格率は1〜2割程度で、約1,000時間の勉強が必要になります。しかも試験は1年に一度しかないため、やはり電気管理技術者になるまでには相当の時間を要します。

電気主任技術者が独立して案件を獲得するには?

独立したばかりだとなかなか案件受注できないこともあるかと思います。ここでは案件の受注の方法について3つご紹介します。

電気管理技術者協会に登録する

電気管理技術者協会とは、電気保安に関する技術を提供できる人が多数所属しており、会員の技術の向上などを目指すという組織になっています。行政とも協力しているため、入会することで各種研修会、講習会などに参加できたり、資格取得の支援を受けられたりといったさまざまなメリットがあります。

また、協会には独立のための情報が集まっています。同じ仕事をする人とのコミュニケーションを取ることで案件を紹介してもらえたり、外部業務委託制度についての講習もあったりするので、案件獲得に役立ちます。

営業する

独立した多くの方々は、電気保安法人などから業務委託という形で案件を獲得していきますが、なかには個人で仕事を見つける方もいます。たとえば協会のなかで知り合った仲間から情報を集めたり、以前に案件を受注したところから情報を得て営業をかけていくことで新たな案件を獲得する方もいらっしゃいます。簡単では無いかもしれませんが、自分の好きな仕事を自由に選ぶことができます。

エージェントを利用する

上述のようにもちろん個人で案件を獲得することは可能ではありますが、他人とコミュニケーションを取るのが苦手だったり、安定して受注することに不安を感じる方もいらっしゃると思います。そのような方にとってエージェントを利用することは、一つの良い選択肢であると言えます。

電気主任技術者の資格を持つ電気管理技術者であれば、仕事の幅も広く収入や業務内容など、比較的自分にあった案件を受注することができます。人手不足により、エージェント側には沢山の案件が入ってきているため、より良い案件を受けるためにも、一度転職エージェントなどに相談してみましょう。

中でも弊社「ビーバーズフリーランス」は独立してフリーランスとして働く方々にあった案件を紹介できる独自のサービスを展開しています。案件獲得に悩まれている方はぜひ一度ご相談ください。

弊社では、数多くの方にフリーランス案件を獲得していただいています。ビーバーズフリーランスでは、以下のような案件を豊富に抱えています。

  • 週2.3日から選択できる幅広い案件
  • 月60万円~70万以上の高収入案件多数
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正社員でも年収を上げられる?


独立すれば年収を上げることができますが、収入の安定を求めている人や営業が苦手な人にとってはあまり良い選択肢ではないかもしれません。実は、正社員でも年収を上げる方法はいくつかありますので、参考にしてみてください。

ビルメン三種の神器を取得する

ビルメン三種の神器とは、ビル管理士、エネルギー管理士、電験三種の3つの資格を指します。それぞれ簡単に説明すると、ビル管理士は面積が3,000㎡(学校は8,000㎡)を超える建物に関して選任義務があるもので、エネルギー管理士は建物のエネルギー設備の維持や省エネの観点からエネルギー利用の改善をするといった重要な役割を担うものになっています。

これら全ての資格を持っていると、どれも企業からのニーズが高いものになっているので案件も多く、より収入の高い方に転職することも可能になります。

電気保安法人に転職し案件を多くこなす

電気保安法人のなかには固定給があり安定した収入がある上、案件をこなすほど報酬がもらえる歩合制も採用しているところが多くあるため、正社員でありながらも働き方によってはかなりの高収入が目指せるフリーランス的な働き方をすることができます。

自家用電気工作物の設置件数は年々、増加傾向にあり、その9割ほどは外部委託であることからもその委託先となる電気保安法人はこの先も案件に困ることは考えにくいため、人によっては沢山の案件をこなし、多くの収入を得ることができます。

再エネかプラントの保安管理業務へ転職をする

再生可能エネルギーには太陽光や風力などたくさんの種類がありますが、電気管理技術者が必要なものは大規模なものが多いです。たとえば太陽光発電は50kw以下の設備に関しては電気主任技術者の選任が必要ありません。

これから需要も高まっていくと考えられるため、相場としてビルの保守管理などよりも年収が高くなりやすい傾向にあります。風力発電所は週に2~4日で働くことができる場合もあるので、時給換算しても報酬が高くワークライフバランスも整っています。

仮に、年収よりもワークライフバランスの優先順位が高い場合は、その点を重視した転職エージェントにいちど相談してみましょう。またプラント工場の設備管理業務についても、化学プラントなどであれば特に大規模な受電設備が必要になってきますので、年収相場は高い傾向にあります。

電気主任技術者の需要や将来性

電気技術者は建設業界ということもあり、人が少なくなっているため、将来性は明るいと言えます。その詳しい理由について3つ、解説していきます。

資格者が少ないため重宝される

保安規定によって自家用電気工作物の設置には電気主任技術者の選任が必要であると定められています。規定によって定められているため、他の仕事に取って代わられるということは一切ありません。

そのため、電気主任技術者は今後無くなることのない職業となっています。

SDG’sなどの影響で仕事量は増加傾向

政府のSDG’s推進によるエネルギー改革により太陽光発電や風力発電などその他の設備の増加や、省エネとして新たな設備を設置することが増えるなどといった近年の情勢から、ますます電気主任技術者の需要は高まっています。この状況は今後も続いていくと考えられるため、案件はどんどん増えていき、それに伴い報酬も今後、増加していくと考えられます。

今、電気主任技術者の資格を持っている方にとっては、昨今の再生可能エネルギーの発展は追い風となっています。

まとめ

今回は電気管理技術者として独立開業するまでの簡単な流れやメリット、デメリットについて紹介しました。資格の取得が困難であるというのがこの職業の特徴であるため、資格さえ取得すれば、転職や独立開業には有利であることがおわかりいただけるかと思います。

また独占業務であることやエネルギー情勢などにより今後もかなり需要が高い職業であるため、独立開業に向いている職業であるとも言えます。資格は取得したものの現在は電気主任技術者ではない仕事をしているという方は、独立のための一歩目として、電気主任技術者の仕事に転職し、実務経験を積むことから始めましょう。

実務経験を積みながら独立開業までにある程度資金を貯め、独立してからは地道に案件を獲得していくことで、きっと今よりも高い収入を得られるようになります。

この記事の監修者
agent-nomura2
野村 涼キャリアコンサルタント
これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援。特に施工管理技士全般と電気主任技術者の領域を得意とする。

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