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一人親方のメリット・デメリットとは?準備すべき対策や成功のコツを解説

職人として働く方の中には、キャリアアップや収入アップを目指し、独立・開業して一人親方となることを目指す方も多いことでしょう。

しかし、一人親方になる上でどのようなメリット・デメリットがあるのかを知ってから独立を考えることが大切です。

なぜなら、一人親方には、会社員にはない自由さや収入アップの可能性がありますが、それと同時にリスクや責任も大きくなるからです。

そこでこの記事では、一人親方のメリット・デメリットや、準備すべき対策や成功のコツを詳しく解説します。

これから一人親方として独立・開業を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
agent-hagi2
萩 祐太キャリアコンサルタント
業界最大手の保険会社での経験と「2級ファイナンシャルプランニング技能士」の知識から金融面のアドバイスも含めたキャリアサポートが可能。職人や施工管理、建設コンサルタントなどのマッチング実績を多く保有している。

一人親方とは?一人親方の定義と特徴

一人親方とは、自分で仕事を受注し、自分で仕事をこなす個人事業主のことです。

一人親方は、会社に所属せず、自分のスキルや経験を活かして、自分の好きな仕事を自分のペースで行うことができます。

一人親方の特徴3つ

一人親方には、以下のような特徴があります。

1.自由な働き方ができる

一人親方は、自分の仕事の内容や価格、スケジュールなどを自分で決めることができます。 一人親方は、自分の意思で仕事を選ぶことができるので、自分のやりたいことや得意なことに集中できるのが利点です。

2.収入が不安定になりがち

一人親方は、自分の仕事の成果に応じて収入が変わるため、不安定要素が大きくなるというデメリットがあります。

一人親方は、会社員と違って固定給やボーナスなどがないため、仕事の量や質によって収入が増減します。そのため、一人親方は、自分の努力や能力によって収入を上げることも可能です。

3.仕事の責任が重い

一人親方は、自分の仕事の責任を自分で負わなければなりません。

一人親方は、自分で仕事を受注し、自分で仕事をこなすため、仕事の品質や納期、トラブルなどについて自分で対処する必要があります。そのため、一人親方には、自分の仕事に対する責任感や信頼性が必要です。

一人親方で働くメリット7つ


まずは一人親方になるメリットを紹介します。

1.仕事の調整が可能

一人親方として独立すると自分のキャパオーバーにならないように仕事の調整ができます。予め打合せをしておくことで、他の仕事との兼合いやプライベートの予定とも日程を調整し極力、カレンダーに空きがないように仕事を入れられます。

好きな日に休みを調整することもできるでしょう。ただ裏を返すと、スケジュール管理は自分で行うことになるので、日程の被りや打合わせもれに注意が必要です。

毎月の目標金額を設定し、条件に納得のいかない仕事を省いて仕事の調整を行うことで、自分の理想の働き方に近づけることができます。

2.単価の交渉が可能

一人親方は、保有資格や業務の幅、作業品質次第で金額の交渉ができます。交渉次第で日当の単価から契約の金額も上げることが可能です。

雇われて働くことでは得られない金額を実力で掴み取れます。自分で交渉した金額を稼ぐ実感から、仕事のやる気も上がるはずです。

3.上司や同僚がいないので楽

自分らしく働けることにもっとも魅力を感じている方が多いです。作業についての決められたやり方に縛られることなく、自分の信念や慣れた方法で仕事を進められます。

上司に細かく指示され言われたとおりにやるのではなく、自分が思いついた効率のいいやり方や作業の段取りで仕事ができます。また、人間関係に気を病むこともなくなり、仕事において自分の良さを表現しやすくなります。

仕事で気に入らないことは、よりいい解決策を生み出し、解決していきましょう。

4.雇われより単価が高い

会社に所属される場合は給料制で資格や役職などで決められますが、一人親方になると日当1万8,000円~2万3,000円ほどの相場で働くことが可能です。提示された金額に納得がいかない場合は交渉することができるので、一人親方のほうが高い単価で働くことができるでしょう。

5.請負か常用か選べる

「請負」とは、ある仕事を終えたら金額が発生する契約を指します。たとえば建物一つ、建て終えたら1,000万円いただくといった契約のイメージです。

人件費や材料費など仕事に対してかかる費用も契約の金額に含まれるので、費用を抑えればそのぶんが利益になります。また、その日働く時間や工程の進め方も自由です。

常用とはその日に決められた時間の間に仕事を行ったら、金額が発生する契約のことです。一人が1日働けば1人工として数え、人工に対して単価がつきます。

簡単な業務が多いですが、決められた時間を働き切らなければいけません。その点、請負は期限内に仕事が終わっていれば1日の工程は自分で考えられます。

この2つの働き方、どちらのスタイルにするかを選べるのも一人親方のメリットと言えます。

6.受ける仕事を選べる

作業内容が厳しく単価が高い仕事や、逆に楽でも単価の低い仕事など、自分に合った条件の仕事を自分で選択できます。雇用されて言われた仕事をこなすよりも仕事に対して満足感を得やすいでしょう。

7.働き方次第で収入を大きく増やせる

収入を大きく増やすために必要なのは単価を上げていくことです。つまりは自分の価値を上げることになります。

技術力を上げ、信用を増やして単価の高い仕事をもらったり、難しい資格を取って業務の幅を広げたりすることで、収入を大きく増やすことができます。

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一人親方で働くデメリット8つ

 

一人親方として働くのにはメリットも多い半面、デメリットもいくつかあります。ここでは一人親方として働くデメリットを解説します。

1.収入が安定しにくい

天候や景気で仕事の受注に波があり、収入が安定しにくいです。雨が降って仕事ができなかったり、景気が悪ければ施工会社が仕事を受注できず、一人親方が請ける仕事も減ることになります。

2.業務幅を広げるのが難しい

未経験の仕事をする際には経験と資格が必要になるため、一人親方だと業務幅を広げることが難しいです。一人親方だと監督者をつけてもらうことができないため、未経験の作業の経験をする機会が作りにくい点があります。

会社に所属している間に経験できそうな業務は手をつけておいたり、資格を取得しておけば業務幅は広げやすくなります。

3.病気や怪我に対するリスク

一人親方は個人事業主であるがゆえに、病気や怪我をした際のリスクが大きいです。日当でお金をもらっている一人親方が働けなくなると当然、収入は無くなります。

また、正社員のような保障などを受けることができないリスクもあります。

4.社会的信用が不足する可能性がある

一人親方のような個人事業は安定した収入を見せるのが難しいため、社会的信用が不足する可能性があります。社会的信用とはローンやクレジットの審査の通りが悪くなったりすることで、審査対象として不利になりがちな部分のことです。

毎月一定の金額を得られるようにすることと、その金額をどんどん大きくすることで事業がうまくいってることを見せる必要性があるでしょう。

5.社会保険の制限がある

現在、建設業は社会保険に加入が義務となっています。社会保険とは主に「健康保険」「国民年金」「労災保険」の3つです。

加入していない場合は、公共事業の現場に入ることができません。その他、現場でも元請け会社のほうで管理が行われ始めているので、請けられる仕事が制限されてしまいます。

6.確定申告や税務署への届出など事務作業が多くなる

1年に1度、確定申告や元請け会社への名簿や請求書の作成と提出など、職人としての作業の他に会社の事務作業も自分で行わなければなりません。PCの操作や細かい作業が苦手な人は勉強しておくことが必要です。

7.大企業と「直接取引」できない

ゼネコンや大手の建設会社は、個人事業主と直接、取引するケースは少ないです。大手から仕事を請負った企業が間に入っていることが多いので、金額は引かれ、単価は安くなる可能性があります。

8.工具・移動車は自分で揃える必要がある

仕事に使う工具や車は自分で購入しなくてはいけません。車では事故の可能性の考慮、工具では現場での盗難の可能性もあります。

購入後にもまた出費の可能性が考えられるので、しっかり管理することをおすすめします。

一人親方になる際のデメリット対策|準備すべき5つのこと


デメリットをある程度、克服するために、自身でできる対策もあります。一人親方として働くなら、事前にデメリット対策方法をチェックしておきましょう。

1.労災保険に自ら加入する

労災保険は従業員などの労働者が加入対象であり、一人親方は事業主となるので加入対象に含まれません。しかし、業務内容は労働者に近いことから特別加入が認められています。

労災保険に入っていると通勤、業務中の怪我や病気などに対して厚い補償が受けられます。保険に加入しているだけで仕事の発注に関わることもあるので、仕事につながるメリットになります。

2.従業員を雇う

当然のことながら人が増えれば、一人ではこなせない業務にも手をつけることができるので、結果として仕事の幅も広がり、売上の増加も期待できます。怪我や病気で仕事を空けなければいけない時も、穴を埋めることもできますので、メリットは多いでしょう。

人件費はかかりますが、仕事の効率アップでより早く次の仕事に取りかかることで収入アップに繋げていけば、人件費を気にせず雇用できるはずです。

3.建設国保や私的年金を活用する

保険の加入は仕事中の怪我や事故の時に活用できます。建設業の方が対象になり、建設業の人にとって手厚い保険になります。

傷病手当、特定健康診査補助、人間ドックなどの補助が該当します。また、年金を積立てておけば、働けなくなる年齢になった時の補助にもなります。

私的年金とは主に国民年金基金やiDeCoなどです。これらを活用すると税制に対して有利に働き、貯蓄や残高が増え将来の準備になるので検討をおすすめします。

4.確定申告は税理士に任せる

確定申告には細かい情報の作業になるので苦手な人も多いですが、税理士に任せれば丸投げしても対応してくれます。関係を築いておくことで、開業までの手順や帳簿の作成についてなど、相談できることが多く非常に助けになってくれます。

税務署の対策、対応まで見てもらえるので知識が乏しくても安心できます。難しくて理解できない制度や書類関係の作成にも協力してくれます。

5.仕事を安定させるための媒体に登録する

一人親方のなかには仕事の取り方で悩んでいる方も多いと思います。独立する前から付合いのある会社からもらえる仕事だけでは予定が空きすぎてしまったり、新しく得た資格や経験をもとに新規の仕事を受注したい時、より大きい金額の仕事にたどり着くためにマッチングサイトに登録したりエージェントを使うことで、スムーズに仕事の契約までたどり着けます。

営業活動が苦手な人にはおすすめで、建設業の専門的な悩みにも相談に乗ってもらえ登録もアプリやホームページから簡単に行うことができます。

なお弊社サービスの「ビーバーズフリーランス」では、建設業界でフリーランスとして働く方にさまざまな案件をご紹介しています。現状、一人親方として働かれている方や今後、独立を考えている方は、ぜひビーバーズフリーランスをご利用ください。

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一人親方が成功するためのコツ7つ

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一人親方が将来、成功するために技術力はもちろん大事ですが、個人事業主であるがゆえに必要なこともあります。

1.交渉スキルやコミュニケーション能力を磨く

価格などの交渉は収入に直結する一つの要因です。たとえば特殊なスキルを持っていれば、珍しい案件にたどり着いた際、相場より高い単価で請けることができます。

あまりにも安い単価で仕事を請けすぎると足元を見られ、単価が低くなる一方です。資格の有無・業務の幅・信頼関係の3つの要素があれば、強気の価格交渉も可能になるので、積極的に交渉スキルやコミュニケーション能力を磨きましょう。

2.人脈(ネットワーク)を含めた営業力を高める

以前の会社に勤めていた時からの繋がり、他の現場で知合った職人や監督などの人脈(ネットワーク)は仕事につながりやすいです。つまりこのつながりの多さが営業のかけやすさ、そして仕事の多さにもなります。

なぜなら知らない人に一から説明して仕事を得るよりも知人のほうが圧倒的に話をつなげやすいからです。また、自分の評価も人から人に伝わります。

付合いがないところから仕事の声がかかることもあるので、関係性があれば話もしやすくなります。このように人脈は営業力に大きく影響を与えます。

3.教育体制を構築する

現場に複数名で参画する一人親方は、業務の効率化を図るためにも、教育体制が整えることが大事です。

現場に行けば他業種・他会社の職人がいます。また、後から現場に参加してくる人もいるでしょう。現場のルールや自分たちの考えた作業のやり方を説明し、ミスを減らして作業がスムーズに行えるようにすることが大切です。

4.自分の強みや特徴を明確にする

一人親方は、他の競合と差別化するために、自分の強みや特徴を明確にすることが必要です。自分の強みや特徴を知ることで、自分に合った仕事を見つけやすくなります。

また、自分の強みや特徴をアピールすることで、クライアントに信頼や興味を持ってもらえます。

5.口コミや評判を作る

一人親方は、仕事の品質や対応によって、口コミや評判を作ることができます。 口コミや評判は、仕事の宣伝や信用になります。

口コミや評判を作るためには、仕事を丁寧に行うことや、クライアントとのコミュニケーションを円滑にすることなどが必要です。

6.スキルや知識を更新する

一人親方は、自分のスキルや知識を更新することで、仕事の幅やレベルを広げることができます。

スキルや知識を更新する方法としては、書籍やウェブサイトなどの情報源を利用することや、研修や資格などの教育機会を受けることなどがあります。

スキルや知識を更新することで、自分の価値を高めることが可能です。

7.自分の仕事に対する情熱や目標を持つ

一人親方は、自分の仕事に対する情熱や目標を持つことで、仕事に対するモチベーションややりがいを保つことができます。

情熱や目標を持つことで、仕事に対する姿勢や意欲が高まります。また、情熱や目標をクライアントに伝えることで、共感や信頼を得ることも可能です。

まとめ


この記事では一人親方になるメリットとデメリットを紹介しました。一人親方として自由に働くことができる半面、自身の身体一つが収入源となるので、健康の管理や営業力の強化など技術以外のことも気をつけなればなりません。

成功するためには、雇われ時代のただ業務をこなせばいいという考えから自分の力で稼ぐという考えへ切替えることが大切です。営業力に自信がない方でも一人親方向けの<マッチングサイト案件紹介サービスなどがあるので、そういったサービスに一度、相談してみるのも一つの手段としていいでしょう。

水道屋が一人親方として独立・開業するには?年収や必要資格も紹介

水道工事の仕事をしている方のなかには、独立して一人親方として働きたい方もいらっしゃると思います。実際、建設業界には一人親方として働く方がたくさんいるので、独立はそれほど難しくはありません。

しかし、多くの方が独立に対して不安や疑問があると思います。そこでこの記事では、水道屋が一人親方として独立・開業するために必要な資格や工事受注の仕方、年収目安などについて詳しく説明していきます。

この記事の監修者
agent-yamakita
山北 格也キャリアコンサルタント
大学卒業後、大手人材紹介会社へ入社。ヘッドハンティングに携わり、同期1位など顕著な営業成績を残した後に株式会社ビーバーズへ入社。これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援した実績を持つ。

水道屋の仕事内容とは?独立しやすい?


独立した水道屋の仕事は主に、給水管引込工事、屋内配管工事、下水道配管設備工事の3種類があります。基本的に独立してもこの仕事内容はほとんど変わりません。

しかし、一人親方はこのような工事に加えて、領収書の作成や確定申告などの事務作業をする必要があるので、この点が正社員とは大きく異なると思います。また、水道屋は生活に必要なインフラであるため、今後もなくならない職業であり、建設業界の高齢化も相まって需要が高く、独立もしやすいと言えます。

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独立した水道屋の年収は?

水道屋の平均年収はおよそ410万円と言われています。それに対して独立した方の年収は人によって大きく異なりますが、人によっては1,000万円を超える可能性も十分にあります。

努力次第ではかなり高い年収を得ることができる職業と言えるでしょう。ただし当然、案件が取れなければまったく収入を得られない場合もあるので注意が必要です。

水道屋が一人親方として独立するメリット

水道屋が一人親方として独立するメリットは人によっても異なると思いますが、一般的にメリットとして挙げられる項目をいくつか紹介していきます。

年収は青天井

いくら仕事を頑張っても収入が少しずつしか上がらない社員の方もいらっしゃると思いますが、一人親方は案件をこなした数だけ収入が上がっていきます。そのため上述のとおり、なかには年収1,000万円を超える方もいるほど、高い年収を得ることができます。

自由な働き方ができる

独立することで働き方が非常に自由になります。工事の種類やスケジュール調整は、自分がどのような案件を取るかによって自由に変えることができます。

正社員であれば、特定の時期にとても忙しくなったり、現場が遠くて苦労するといったこともがあったかもしれません。それに対して一人親方は、働き方が自由な点は大きなメリットであると言えます。

従業員を雇用すれば組織化も狙える

従業員を雇用することで、会社を大きくして組織として働くことができるのも一人親方のメリットです。自分一人では受注できない案件であっても、組織化をしていれば、会社として受注することができる場合もあります。

自分一人よりも効率がよくなり、売上も上げられるので、利益も大きくすることができます。

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水道屋が一人親方として独立するリスク

一人親方として働くことにはメリットだけではなく、リスクもあります。まず一番大きいのが、年収が一定ではないことです。

けがや病気をした後には収入がゼロになることがあるので、その点についても注意が必要です。さらに保険や年金など社会保険料を自分で払うことになるという点も忘れないようにしましょう。

水道屋が一人親方で独立するために必要なこと


では具体的に独立するためにはどのような準備や資格が必要なのでしょうか?ここでは一人親方として独立する際に必要なことについてご紹介していきます。

開業資金

一人親方は、独立してからしばらくはまったく収入がないことも多いので、しっかりと資金を用意しておく必要があります。最初のころは案件を受注するのに苦労することもあるので、仕事ができないこともしっかり考慮しておきましょう。

また、案件を受注したとしても報酬の支払いまでには数ヵ月かかるので、少なくとも半年は収入がなくても問題なく生活できる程度のお金を貯金しておきましょう。

保有資格

一人親方は自分で案件を取る必要がありますが、資格がなければ会社の信頼も得られないので、案件の取得が非常に困難になります。そのため正社員として働いている間に必要な資格を取得しておく必要があります。

おすすめの資格については後ほど詳しく説明していきますので、そちらを参考にしてください。

工具類

もし工具などを持っておらず、会社のものを使用している場合は、自分の工具を用意しておくようにしましょう。パイプカッターやパイプレンチなど仕事に必須なものは必ず準備してください。

コストを抑えるためにも、知合いに必要ない工具があるかどうか訊いてみるのもいいでしょう。

建設業許可

水道工事で必要な建設業許可は、水道施設工事になるかと思います。建設業許可は必ずしも必要ではありませんが、許可がないと制限がかかる点や、元請けによっては工事を請けられないこともあるので、なるべく取得しておくようにしましょう。

必要な要件に関しては、国土交通省のHPをご覧ください。

仕事獲得のネットワーク

独立後に一番のハードルとなるのが、案件の獲得です。案件を受注する際、知合いがたくさんいることが非常に重要になってきます。

先輩の職人や取引先などとできるだけいい関係を築けるようにしておきましょう。

水道屋として独立した後に安定的に工事を請けるには?

水道屋として独立した後に、どうすれば安定して案件を受注できるかという点について紹介していきます。

長期的な視点で早めに法人化する

基本的に一人親方よりも法人のほうが仕事を受注しやすいので、可能であれば早めに法人化する、あるいは法人化を視野に入れた経営をするのが望ましいと考えられます。水道工事は需要が高く、将来性もありますが、一人親方に対する規制が厳しくなってきているので、法人化をすることを強く推奨します。

情報収集のためマッチングサイトに登録する

一人親方になると、どうしても情報が限られてくるので、案件の単価の相場、案件自体の情報を得るためにも、法人マッチングサイトなどに登録することをおすすめします。法人マッチングサービスには案件の情報がたくさんあるので、単価がどれくらいなのか、自分ができる、得意な案件はあるのか、といったことが相談できます。

中小企業が非常に多い建設業界においては、こうしたサービスの利用が効果的です。弊社「ビーバーズ」では、転職エージェントサービスの他、フリーランス向けの案件紹介や、法人向け案件マッチングサービスなどを展開しており、あなたに最適な案件をご紹介しています。興味がある方はぜひ一度ご相談ください。

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建設業許可を取得し、公共工事の入札に参加する

建設業許可を取得することで公共工事も請けられるようになります。公共工事の受注ができれば、対外信頼度はかなり高いと言えます。

ただし、公共工事の入札条件には建設業許可の取得の他に、欠格事項がないことや経営事項審査に通過していることなどがあるので、確認しておきましょう。

対応可能な工事の幅を広げる

対応可能な工事の幅が広いほど、受注できる案件の候補が増えるので、より安定して案件の受注ができ、案件の単価も上げることができます。水道施設工事だけでなく管工事などもできるようになればかなり幅が広がるので、積極的に資格取得をして、工事の幅を広げましょう。

資格取得などで対外的信用を得る

一人親方は会社と違って信頼性がないので、資格を取得することで自分のスキルを客観的に証明する必要があります。案件を受注する際には資格の有無が大きく影響してくるので、後ほどおすすめする資格に関しては積極的に取得するようにしてください。

水道屋で一人親方として独立する際におすすめの資格

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水道屋として独立する際には取得することで非常に有利になるものがいくつかありますので紹介します。

土木施工管理技士

土木施工管理技士は名前のとおり、土木工事の施工管理をする際に必要になる資格です。また、水道施設工事の建設業許可の取得にはこの資格が必要になるので必ず取得してください。

取得によって、公共工事の受注ができるようになります。また、土木工事では1級を取得していると主任技術者、監理技術者の両方ができるようになるので、可能であれば1級を取得するようにしてください。

排水設備工事責任技術者

この資格は排水設備の設置、整備に必要になります。排水設備の工事には下水道排水設備指定工事店に指定される必要がありますが、その際に必要になるのがこの資格になります。

保有していることで工事の幅が広がるので、必ず取得してください。

管工事施工管理技士

ガス管や水道管の工事の際には、現場に菅工事施工管理技士が1人以上、必要になります。取得しておくことで、工事を受注しやすくなります。

水道施設工事以外の仕事もできるようになれば、単価も上がり案件の幅も広がるので、積極的に取得しましょう。

給水装置工事主任技術者

この資格は、給水装置の設置から撤去まですべて行うことができる唯一の国家資格となっています。水道工事に長く従事している方であれば、お持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、一人親方にとってはほぼ必須の資格なので、持っていないという方は必ず取得しましょう。

まとめ

今回は水道屋として独立し、一人親方になるための方法についてご紹介しました。一人親方になることで収入も上がり、自由に働けるようになることは正社員にはない大きなメリットです。

しかし、そのぶん収入がゼロになる可能性もあるので、計画的に独立する必要があります。安定した収入を得るためには資格の取得や、情報収集が欠かせません。

水道屋は基本的に生活を支えるインフラの工事をするので需要は高く、スキルと経験があれば、独立することは難しくありません。

現場監督で年収1,000万円を超えるための10の要件と道のりとは?

現場監督は建設業界のなかでも比較的、年収が高いと言われており、なかには年収1,000万円を超える方もいらっしゃいます。現場監督は責任が重く、経験も必要なので年収が高くなりますが、誰でも高い年収をもらえるわけではありません。

しかし、いくつかのポイントを意識すれば、年収1,000万円を目指すことも可能です。そこでこの記事では現場監督が年収1,000万円を超えるためのポイントについてご紹介します。

この記事の監修者
agent-yamanaka2
山中 健太キャリアコンサルタント
コンサルティング会社にて建設会社の成長戦略型提案業務を経験。「ビジネス会計検定1級」を保有しており、採用責任者や経営者など企業側の目線を最も理解したキャリアサポート、就職支援を得意とする。

年収1,000万円以上の現場監督はどれくらい存在する?


現場監督の平均年収はおよそ500万円前後です。そのなかでも年収が1,000万円を超える方は、全体のおよそ5%程度だと言われています。

このことから年収1,000万円を目指すのは可能ですが、けっして簡単ではないことがわかります。

弊社では、数多くの方の転職を成功へ導いております。ベテランの方から未経験者まで幅広い方の転職をアシストします。

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現場監督が年収1,000万円以上を叶えるための10要素

ここでは年収1,000万円を目指すために必要な10の要素についてご紹介します。

1.企業規模が一定以上であること

小規模の会社で働いていても、年収が1,000万円を超えることはほぼ不可能です。年収1,000万円を稼ぐためには、一定以上の規模の会社で働く必要があります。

具体的には、売上が50億円以上ある会社で働くことが必要です。規模が大きければ年収が多いというわけではありません。

中小企業と大企業では年収の上げ方が異なるので、その点については後ほど解説します。

2.担当案件の規模が大きいこと

高年収を目指す上では会社の売上が大きいことも重要ですが、それ以上に自分が担当する案件の規模が大きいことが必要になってきます。案件の規模が大きくなると、工事費も大きくなるので、年収も高くなりやすい傾向になります。

また、大きな現場では幅広い経験や知識が必要なので、収入も高くなりやすいと言えます。

3.案件が多い工事を専門にする

高年収のためには、工事の単価が大きいことに加えて、工事の数が多いことも必要になります。単価が高くても工事の数が少なければ、なかなか年収を上げることはできません。

目先の年収が上がることも利点ですが、数多くの工事をこなしていくことで経験も身につくので、長期的に年収を上げることにもつながります。

4.国家資格を取る

資格は年収を左右する大きな要素の一つです。施工管理技士の資格を保有しておくことで、公共工事を受注しやすくなったり、監理技術者として働けるようになったりと、さまざまなメリットがあります。

もちろん資格手当などでも給料を上げることがあるので、まずは国家資格の取得を目指しましょう。

5.役職を高める

建設業界に限らずどの業界でも、高い役職に就いていることで収入を上げることができます。建設業界では50代が年収のピークと言われますが、これは知識や経験がつき、高い役職に就いたことが大きな要因となっていると考えられます。

現場を管理する立場になればなるほど年収は上がっていくので、資格の取得やさまざまな現場の経験を通して、どんどん役職を上げていきましょう。

6.年齢による昇給

資格や役職だけでなく、年齢も年収を左右する要素の一つです。厚生労働省の賃金構造基本調査によると、20代の平均所定内給与額が25万円前後なのに対し、50代の平均所定内給与額は40万円前後と、大きな差があることがわかります。

年間180万円程度も差が出てくるので、やはり年齢も年収の重要な指標になっていることがわかります。もちろんただ勤続年数が長いだけでは給料はそれほど上がらないので、しっかりとしたキャリアプランを立てて資格取得などを行っていく必要があります。

7.マネジメント能力をつける

マネジメント能力は直接的に年収に関係してくるわけではありませんが、収入が高くなるような仕事をするためには必要不可欠です。施工管理の年収が高いのは現場の管理をするため責任が非常に大きく、たくさんの人を管理する必要があるからです。

マネジメント能力があると、大きな仕事を任せられてもしっかりと対応することができるので、日ごろの仕事で意識するといいでしょう。

8.現場のかけ持ちをする

現場をかけ持ちすることで、より多くの現場の経験を積むことができます。現場監督は知識ももちろん必要ですが、それよりもどれだけ現場を経験してきたかという点が非常に重要視されます。

実際に転職する際にも、採用の判断基準のなかにはRC造の経験が1年以上などがあるため、現場経験が重要だということがわかります。かけ持ちをすると仕事がハードにはなりますが、そのぶんキャリアアップも近づくので、積極的にかけ持ちも検討しましょう。

9.都心部に近い勤務地で働く

地方で働くよりも、都心で働くほうが年収が高くなります。現場監督の都道府県別平均年収は、一番年収が低い県で400万円前後、東京都では580万円前後となっており、非常に大きな差があります。

都心に近いほど人件費が高いので、おのずと現場監督の収入も高くなります。今、地方で働いている方は、都心部に転職することで年収を上げられるようになるかもしれません。

10.残業時間

残業時間が長ければ、収入は上がります。現場監督・施工管理は基本的に残業が多い職業だと言われており、なかには月200時間程度の残業をする会社もあります。

残業が多すぎるのも一概にいいとは言えませんが、残業が多いほど収入は上がります。また、残業だけでなく、夜勤の施工管理も収入が高くなります。

理由は夜勤手当がつくからです。年収を上げたい方は、夜勤の現場で働くことも一つの選択肢かもしれません。

現場監督が年収1,000万円に到達する3ステップ


ここでは年収1,000万円までの簡単な流れについてご紹介します。

1.1級施工管理技士資格を取得

年収1,000万円を目指す上で、1級施工管理技士の資格取得はほぼ必須です。1級施工管理技士は現場の主任技術者・監理技術者の両方ができるようになるので、非常に業務の幅が広く、あらゆる現場で活躍することができます。

もちろん会社からの評価も高いので、高年収を目指すためには、まず1級施工管理技士の資格を取得しましょう。

2.現場代理人(現場所長)として経験を積む

資格を取得した後は、経験が必要になります。現場代理人とは、経営者の代理として工事現場の責任者を務める立場のことを指します。

経営者の代わりに工事現場の責任を負うので、非常に重要な役職であり、さまざまな現場の知識や経験が問われます。得られるものも大きく、かなり成長できるので、現場代理人としていろいろな現場を経験しましょう。

3.大手タイプか中小タイプかを検討する

人によって、大手で働くほうが年収を上げられる場合と、中小企業で働くほうが年収を上げられる場合に分かれます。それぞれの方法についてご紹介します。

大手ゼネコンで出世を目指す

まず1つ目に、大手ゼネコンで出世を目指すことで年収1,000万円を得る方法があります。大手のなかでいろいろな現場を経験していき、会社のなかで評価を上げ、勤続年数や資格などによって年収を上げていけば、大手なら年収1,000万円を目指すことができます。

中小にて1人で数億円の現場を完成させる

もう一つの方法は、自分一人で数億円規模の工事を完成させるという方法です。大手では一人で現場の管理、監督を行うことはほとんどありませんが、中小企業であれば一人で数億円の工事を担当することもあります。

大手に転職するのが難しい場合などは、中小でも大きな工事を担当できるようにキャリアプランを立てることで、年収1,000万円以上を目指すことができます。

現場監督が年収1,000万円を実現するための具体策

ここでは現場監督が年収1,000万円を実現するための具体的な方法についてご紹介します。

転職エージェントに相談する

転職エージェントに相談することで、より年収をもらえる企業に転職することが可能です。年収1,000万円を目指すにはそれなりの規模の会社に入る必要があります。

現在の会社で年収1,000万円を目指すのが難しい場合は、別の会社に転職する必要があります。転職の際、転職エージェントに相談することで、希望の年収に合った求人を紹介してもらうことができます。

大手の全業種に対応したエージェントよりも、建設業界に特化したエージェントに相談することで、自分では見つけることができないような求人があったり、条件の相談もしやすいのでおすすめです。弊社「ビーバーズエージェント」は建設業界に特化した転職エージェントです。

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派遣会社で高単価案件を探す

正社員ではなく派遣社員として、単価の高い案件だけに絞って働くことで年収を上げられるかもしれません。派遣のなかにも高単価なものはたくさんあるので、自分に合ったものを見つけることで年収を大幅に上げられるかもしれません。

フリーランスで高単価案件を探す

より自由に働きたい、もっと高い年収を得たいという方はフリーランスとして働くことを検討しましょう。フリーランスは自分の努力次第で上限なく収入を上げられるので、年収1,000万円を目指すこともできます。

その反面、案件がなければ年収がゼロになってしまうこともあるので、安定して案件を受注するために営業やエージェントの活用などが欠かせません。数あるフリーランスエージェントのなかでも「ビーバーズフリーランス」では、建設業界に特化しており、フリーランスの方向けの独自の建設業界の案件を多数、取扱っています。

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年収1,000万円以上に到達した現場監督の事例


弊社の実際の事例をもとに、年収1,000万円以上を実現している3人の現場監督の事例についてご紹介します。

  • Aさん:年収1,300万円
  • 年齢:56歳
  • 職種:建築施工管理
  • 資格:1級建築施工管理技士
  • 転職回数:3回

アパートやマンションのW・S・RC造の現場監督をしています。現在はRC造13F建ての現場所長をやっています。

  • Bさん:年収1,200万円
  • 年齢:49歳
  • 職種:土木施工管理
  • 資格:1級土木施工管理技士、1級建築施工管理技士、1級建築士
  • 転職回数:2回

公共工事、民間工事ともに現場で施工管理をしています。河川工事においては件数も多数こなしており、橋梁下部および上部工事の施工経験もあります。

また、道路工事も得意にしており、役所発注の幹線市道の新設工事も3路線、担当しました。

  • Cさん:年収1,100万円
  • 年齢:42歳
  • 職種:電気施工管理
  • 資格:1級電気工事施工管理技士、1級管工事施工管理技士
  • 転職回数:2回

改修・新築工事の現場代理人を経験。現在は電気施工管理のフリーランスとして安全、品質、工程、予算管理を複数案件で実施。

入居者や客先との折衝を行い、工程管理を実施しています。

このように現場監督として年収1,000万円を超えている方はたくさんいます。これらの方々はすべて弊社「ビーバーズ」で転職し、年収アップをした事例となります。

職場を変え、年収1,000万円を目指したいという方はぜひ一度お気軽にご相談ください。

まとめ

今回は現場監督の方が年収1,000万円を目指すための方法やその流れなどについて詳しく解説していきました。現場監督の方は年収1,000万円を目指すことが可能ですが、それほど簡単ではありません。

そのため資格の取得や経験を積むことによって、仕事の単価や役職などを上げていく必要があります。また、自分の能力以外にも、会社の規模や取扱う規模など、外部的な要因も必要になるので、しっかりとしたキャリアプランを立てて実行することも大切です。

年収を上げるために転職したいという方は一度、ビーバーズにご相談ください。

女性現場監督が活躍する理由とメリット、キャリアアップや将来性を解説

建設業界は「男性が働く業界」というイメージがあるかもしれません。しかし、近年は女性の現場監督が増えています。

女性の現場監督が、建築物の設計や施工を管理する責任者として働くには、さまざまなスキルや知識が必要です。

しかし、現場監督の仕事は、気配りやコミュニケーション能力、デザインや安全性への感性など、女性ならではの強みを発揮しやすい仕事です。そのため、女性の現場監督は、建設現場の雰囲気を明るくし、品質や効率を向上させることができます。

女性の現場監督は、自分の手に職をつけて、経済的に自立したいという意識が高いのも特徴です。また、建設業界は常に人手不足の状態であるため、女性の採用も積極的に行っています。

そのため、女性の現場監督は、キャリアアップや将来性にも期待できる仕事です。

そこで今回は、女性現場監督が活躍する理由とメリット、キャリアアップや将来性を徹底解説します。これから現場監督として活躍しようとお考えの女性の方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
agent-kohata2
木幡 美咲キャリアコンサルタント
これまで即戦力の求職者だけでなく、未経験の求職者へのキャリアサポートにも従事。主に男性社会である建設業界の中で、性別や経験問わず、施工管理、積算、CADオペ、施工図作成等、幅広い案件での未経験人材マッチング実績を保有。

女性の現場監督が増えている理由5つ

woman sitting around table holding tablet
これまでは男の仕事というイメージが強かった現場監督の仕事ですが、近年は女性の現場監督が増えています。

そこで以下では、女性の現場監督が増えている理由5つを解説します。

  1. 建設業界は人手不足で、女性の採用を積極的に行っているから
  2. 女性は気配りやコミュニケーションが得意で、現場の雰囲気を明るくするから
  3. 女性の視点からデザインや安全面などに対する感性や意見を求められるから
  4. 産休や育休制度などが整備されており、女性が職場に復帰しやすいから
  5. 手に職をつけて経済的に自立したいという意識が高い女性が多いから

それぞれ解説します。

1.建設業界は人手不足で、女性の採用を積極的に行っているから

建設業界は、高齢化や少子化などの影響で、労働力が減少しています。そのため、女性や若者などの新たな人材を、積極的に採用しています。

実際に、建設業界で働く女性は、2010年から2020年の間に約2倍に増えました。女性の現場監督も、その一環として増加しているのが現状です。

2.女性は気配りやコミュニケーションが得意で、現場の雰囲気を明るくするから

女性の現場監督は、現場で働く職人や協力会社などとのコミュニケーションを円滑にすることが可能です。また、現場の安全や衛生などにも気を配り、トラブルを防ぐことができます。

女性の現場監督は、現場の雰囲気を明るくし、チームワークを高めることにも貢献しています。

3.女性の視点からデザインや安全面などに対する感性や意見を求められるから

女性の現場監督には、建築物のデザインや安全面などに対する感性や意見を求めることが可能です。

例えば、女性の視点から住宅や公共施設などの使い勝手や快適さを考えることは、建設業者にとって重要な要素です。

また、女性の現場監督の視点は、環境や社会に配慮した建築物の提案や施工を行う際にも参考となります。

4.産休や育休制度などが整備されており、女性が職場に復帰しやすいから

現場監督の仕事は、産休や育休制度などが整備されており、比較的復帰しやすい仕事です。

このように、建設業界では女性の離職率を低くするために、さまざまな支援策を行っています。

例えば、育児休業中の給与補償やキャリアアップ支援、在宅勤務や時短勤務などの柔軟な働き方の導入などです。

5.手に職をつけて経済的に自立したいという意識が高い女性が多いから

女性の現場監督は、手に職をつけて、経済的に自立したいという意識が高いのが特徴です。

建設業界は、技術や知識を身につけることで、スキルアップや昇進のチャンスがある仕事です。

そのため、多くの女性現場監督が自分の能力を発揮して、やりがいのある仕事をしています。

女性が現場監督で働くメリット

次に、女性が現場監督で働くメリット7つをわかりやすく紹介します。

  1. 現場で顔を覚えてもらいやすい
  2. 周辺住民が声をかけやすい
  3. 物腰の柔らかくて印象が良くなる
  4. 産休や育休から復帰しやすい
  5. 女性ならでは感性や意見が期待される
  6. 女性で現場監督を目指す人が増えている
  7. 職人さんが優しく教えてくれる

以下で、それぞれ解説します。

1.現場で顔を覚えてもらいやすい

建設業界はまだ男性が多いので、女性というだけで目立ちます。そのため、名前や顔を覚えてもらいやすく、コミュニケーションがスムーズになります。

2.周辺住民が声をかけやすい

工事現場には近隣の方からの苦情や質問がよくありますが、女性の現場監督だと声をかけやすいと感じる方も多いです。また、物腰の柔らかさや気配りが好印象を与えます。

3.物腰の柔らかくて印象が良くなる

現場監督は工程・品質・原価・安全の管理を担いますが、それだけでなく、現場内外の人とのコミュニケーションも重要です。

女性の現場監督は、物腰の柔らかさや丁寧さで、現場内での会話が増えたり、周辺住民や発注者に対しても印象が良くなります。

4.産休や育休から復帰しやすい

現場監督は不足している職種なので、産休や育休から復帰しやすいです。

出産前には休暇が得られたり、出産後は子育てと両立できるように幼稚園の送り迎えや病院の付き添いなどに対応できるような環境を整えている現場や企業もあります。

5.女性ならではの感性や意見が期待される

現場監督は、女性ならではの視点として安全面や衛生面などに対する感性や意見が期待されており、務める上でも男性よりもきつく叱られることが少ないです。

また、工事詳細を示す周辺住民向けの看板を変える話が上がった際に、花などの和やかでかわいいデザインを入れてコンパクトにまとめたことで、好評化だったという事例もあります。

6.女性で現場監督を目指す人が増えている

近年は女性の現場監督や技術者が施工現場に増えており、女性専用のトイレや更衣室が用意されるようになったり、作業服やヘルメットのサイズが揃ったりしています。

また、女性が多く現場監督を務めることで徐々に解決していくと予想されるデメリットもあります。

7.職人さんが優しく教えてくれる

男性には厳しい職人さんでも、女性だと優しく教えてくれる方も少なくありません。なぜなら、女性に「教えてください!」といわれて、嫌な気分になる人は少ないからです。

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女性が現場監督で働くデメリット

女性が現場監督として働くメリットがある一方で、いくつかのデメリットがあるのも事実です。

そこで以下では、女性が現場監督で働くデメリットを紹介します。

  1. 女性だからと差別されることもある
  2. オシャレができない
  3. お酒の誘いが多い
  4. 休みが少ない現場もある

それぞれ解説します。

1.女性だからと差別されることもある

建設業界はまだ男性が多く、女性に対する偏見や固定観念が残っている職場がないとは言い切れません。

女性の現場監督は、仕事の能力や経験に関係なく、性別を理由に見下されたり、無視されたり、嫌がらせされたりする可能性があります。

このような場合、女性の現場監督にとって大きなストレスや不安につながります。そこで、就職や転職をする際は、転職エージェントのキャリアコンサルタントに相談して、女性が働きやすい会社を選ぶことが重要です。

2.オシャレができない

現場監督は、現場での安全を守るために、作業服やヘルメット、安全靴などを着用しなければなりません。そのため、女性の現場監督が、オシャレをできないと感じることがあるでしょう。

また、現場での汚れや日焼け、髪型の乱れなども気になるかもしれません。さらに、暑いからと薄着をすると汗をかいた時に下着が透けるといった懸念があるため、注意が必要です。

3.お酒の誘いが多い

現場監督は、現場内外の人とのコミュニケーションを深めるために、仕事終わりにお酒に誘われることが多い仕事です。

これは、お酒が苦手だったり、家庭やプライベートの時間を大切にしたいと考える女性の現場監督に苦痛となるかもしれません。

このようなことがないように、働く会社をしっかりと選びぶことが重要です。

4.休みが少ない現場もある

現場監督の仕事は休みが少なく、労働時間が長いという特徴があります。それは、建設業界は週休1日が一般的で、現場監督は仕事量も多いからです。

女性は家事や育児などの負担もあるので、ワークライフバランスを保つのが難しいことがあります。

そこで、転職エージェントのキャリアコンサルタントに相談して、女性が働きやすい職場を選びましょう。

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女性の現場監督に向いている業務と内容


ひとことで現場監督と言っても、そこにはいくつかの業務があります。以下では、女性の現場監督に向いている業務とその内容を解説します。

現場監督が行う4つの管理業務とその違い

現場監督の仕事には男女関係なく4大管理業務があります。4大管理とは、工程管理、安全管理、品質管理、予算管理です。

どれも大切な業務ですが、女性に向いている業務としては、

  • 安全管理
  • 予算管理

が挙げられます。

安全管理とは、現場で事故が起こらないように、作業に関する安全を管理する業務です。安全管理は、気配りが得意な女性にとっては向いている業務と言えるでしょう。

一方、予算管理とは工事や建設現場にかかる費用を管理する仕事で、数字に強い女性に向いている仕事です。

このように、一見すると男性のイメージが強い現場監督の仕事でも、実は女性に向いている業務が多くあります。

女性向きの工事の種類

また、実際の建設現場における管理業務(工程・品質など)においても、女性向けの工事があります。

例えば、内装やリフォーム系の工事はデザインの観点が入るため、女性が比較的多くなる傾向があります。

反対に大型工事(大型建造物の新築など)の場合は激務になりやすく、女性が働きにくいと感じるかもしれません。

そこで、自分の興味や体力を考慮してどの職種に就くかを考えると、今後のキャリアが積みやすくなるでしょう。

女性現場監督がキャリアアップする方法

女性現場監督がキャリアアップする方法は、以下のようなものがあります。

  1. 資格を取得する
  2. 経験を積む
  3. 転職を検討する

それぞれ解説します。

1.資格を取得する

建築士や施工管理技術士などの資格を取得することで、現場で行える仕事の範囲や信頼度が高まります。また、資格を持っていれば、大手の建築会社への転職や出世のチャンスも増えるでしょう。

以下で、実際に施工管理を取得している男女の比率を紹介します。

施工管理資格保有者の男女比率

施工管理資格保有者の男女比率を確認すると、多くの分野の施工管理技士の資格において女性合格者は増加していると言えるでしょう。

建築施工管理技士2級を例に挙げると、受験者の女性比率が7.7%、合格者の女性比率は9.7%となっています。

電気分野は他の分野に比べて女性は少ないですが、2級において女性合格者数は過去最多です。

2.経験を積む

現場監督の仕事は、経験と実績が重要な仕事です。そこで、多くの現場で仕事をこなし、工程・品質・原価・安全の管理を行うスキルを磨きましょう。

また、クライアントや職人さんとのコミュニケーション能力も必要となりますので、経験を積んでなれることも大切です。

3.転職を検討する

現場監督としてのスキルや資格を身につけたら、別の建築会社への転職を検討することも一つの方法です。

転職することで、異なる規模や種類のプロジェクトに携わることができ、さらなるスキルアップや年収アップが期待できます。

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女性が現場監督として働く魅力と将来性

女性の現場監督は、非常に将来性の高い仕事のひとつです。そこで以下では、女性が現場監督として働く魅力を紹介します。

手に職をつけることができる

現場監督や施工管理技士になれば、手に職をつけることができます。

結婚や出産などでキャリアが途切れがちな女性ですが、現場監督として働いたことがある人材は、たとえブランクがあっても歓迎されるでしょう。

職場復帰がしやすく、しかも重要なポジションに容易に復帰できることは、女性にとっての大きな魅力です。

専門性が身につけば働き方を選べる

現場監督としてスキルを身につけていれば、働き方を自分で選べるようになります。

直行直帰、時短勤務なども可能となるので、ワークライフバランスも充実させやすいでしょう。

また、フリーランスという働き方も一つの方法です。資格を取得するなどして専門性を認められれば、自分の予定に合わせて都合の良い条件の仕事を選んで引受けることも可能です。​​

 

建設業界の転職エージェント ビーバーズ

 

【施工管理技士の新しい働き方】フリーランスの施工管理技士とは?
https://beavers.co.jp/blog/3470/
昨今の「働き方改革」の影響により、「フリーランス」という言葉を耳にしたり、目にする機会が増えたかと存じます。「フリーランス」とは、会社に所属しないで、工事案件やプロジェクトごとに契約を結んで働く人を指します。担当する現場はもちろんのこと、時間や場所などがプロジェクトごとに選べますので、自分のペースで働ける点が人気の理由として挙げられます。「フリーランス」と聞くと、ライターやプログラマー、デザイナーなどIT業界のクリエイティブな職種をイメージされる方は多いかと思います。……

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女性目線での意見が現場管理で役立つ

クライアントの意見と職人側の都合、会社の都合など、さまざまな意見をまとめて落としどころを見つけなければいけないのが現場監督という施工管理の仕事です。

そこで相手の気持ちを考えられる女性ならではの視点が現場で役立つでしょう。

社内のモチベーションアップに貢献できる

女性が現場で活躍しているということを周りに示すことで、社内の女性のモチベーションを上げることができます。

社会的に女性の活躍は課題になっているので、女性の実力や成果を認める職場であることをアピールできるのは、会社にとっても良いことと言えるでしょう。

高収入などキャリアアップも狙える

キャリアを積めば、大手ゼネコンへの就職も視野に入れることができます。未経験からでもキャリアを積みやすい建設業界ですが、それは女性であっても例外ではありません。

むしろ大手企業などは働き方改革や男女平等などの社会的な取組みに積極的なので、女性の施工管理業界従事者は歓迎されるでしょう。

現役の女性現場監督が語る仕事のやりがいを紹介

実際に現場で働く女性の現場監督は、仕事についてどのように感じているのでしょうか。現場で働く女性の生の声を集めてみました。


会社では女性現場監督を住宅に特化して育てていこうという話になっている。上司に怒られながら仕事をしていたこともあるが、施主に喜ばれた時は達成感ややりがいを感じた。

職人になめられることもあり嫌な思いもしたが、職人はずっと同じことをしてきたベテランであるため、管理者がすべて知っていて当たり前という評価だったのだろう。男同士だと怒鳴りあいの喧嘩になってしまうところなので、若い女性を入れてみるという形で現場に入ることもある。
Yahoo!知恵袋より)

お客さんに喜びを直接、伝えてもらうことで、大変な現場監督の仕事にもやりがいを実感できるようです。一方、女性ということで嫌な思いをすることもあるようですね。

古い体質の企業や現場に勤めるとそういった状況になりやすいかもしれません。


今の仕事(現場監督)はやりがいがあり、会社も女性に優しく働きやすいと感じている。収入面にも不満はない。

ただ、ママ友に自分が現場監督という仕事をしていると伝えるかどうか迷ってしまう。ママ友の現場監督に対する印象は悪そうだと何となく感じるため、正直に伝えるのをためらってしまい、建築関係などとぼかして伝えている。
Yahoo!知恵袋より)

こちらの女性現場監督さんは、仕事には十分満足できる状況のようです。こういった声を聞くと現場監督の仕事にいいイメージを持てますよね。

一方、ママ友など他人の理解を得られるかどうか心配になるということもあるようです。女性の、それも子どもを持つ現場監督と聞くと、カッコよくて頼りがいのある、仕事ができるイメージを持ちそうに思えますが、よく思う人ばかりではないという現状はあるのかもしれませんね。

女性現場監督が働きやすい企業を選ぶ際のポイント


女性が働きやすい建設会社を選ぶためには、多様性を重視している企業というポイントは外せません。前時代的な雰囲気の建設会社では、女性が現場監督として働いても思うような評価を得られないことがあります。

そこで、最後に女性現場監督が働きやすい企業の選び方を3つのポイントに分けて簡単に紹介します。

多様性を受入れる方針がある

先ほども述べたように、多様性を重視する会社は女性にとって働きやすいです。多様性を重んじる企業は女性が活躍できるような会社になれるよう積極的に取組みを行なったり、女性現場監督の育成に力を入れています。

そのような文化がある会社かどうかをチェックするようにしましょう。

建設DXなどが進んでいる

建設DXとはデジタル技術を使ってこれまでの建設業界の仕事のやり方を根本的に変革し、建設業における人材不足や働き方改革などの課題を解決する取組みです。建設業における課題を認識して早くから取組んでいる企業は、女性にとっても働きやすい職場となるでしょう。

規模問わず労務管理が徹底されている

労務管理がずさんな企業は女性にとってはもちろん、労働者にとって働きにくい環境であることは間違いありません。女性は特に、男性が体力で乗切ってしまうところを乗切れないことが多く、労務管理が適当な企業で働くと、活躍は難しくなります。

適切な労務管理がなされている企業で働くようにしましょう。

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まとめ

女性が現場監督に向いている理由や、実際に現場監督になった際のメリットやデメリットについてお話ししました。女性が少ないと思われていた現場監督ですが、最近は増えており、その背景には建設業界の変化や女性ならではのいい点があるということですね。

キャリアの積みやすさという点では、女性にとって魅力的な職業であると言えます。

現場監督を辞めたい人必見!辞めてよかった声や後悔しない退職方法

建設業は、国や国民において非常に重要な仕事です。建設現場をつかさどる現場監督ですが、非常に過酷な業務になっています。

そのため、辞めたいと感じる方も多いようです。しかし、建設現場を指揮していたプライド・今までつちかってきた経験や努力、我慢が無駄になってしまうのではないかなどの理由により、転職をためらってしまっている方も少なくはないのでしょうか?

この記事では、多くの人がどのような理由で現場監督を辞めたいと感じているのかという実際の声や、辞めて後悔しないための転職術を紹介します。現場監督を辞めるかどうか悩まれている方はぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者
agent-kohata2
木幡 美咲キャリアコンサルタント
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現場監督を辞めたい理由上位7選


まずは転職エージェント業務を行っている弊社ビーバーズが、実際に数々の現場監督を辞めたい転職希望者から転職理由をお伺いするなかで、上位の辞めたい理由7選を解説していきます。

1.まともに休日が取れないから

現場監督業の休日は原則、現場の休みに影響し、主に土日が休みになることが一般的です。しかし、天候などの状況によっては職人が休日出勤し現場が動いているという状況は珍しくありません。

そしてその際の緊急のトラブルや他の現場監督の急な休みの際には、休日であろうと出勤する必要があり、休みの時でさえ気が抜けないといったケースも多く見られます。

2.労働時間に対して給与が低いから

現場監督がつらいと言われる原因の一つとして、サービス残業が多いことが挙げられます。これは従事している企業の残業規定にもよります。

現場監督は36協定の適用除外業種のため、残業時間の上限が存在しません。そのため残業時間に応じて賃金を支払うことを企業は嫌います。

企業側が少しでも黒字化を目指すために、みなし残業や固定残業という契約になってしまいます。残業手当の上限が決められているため、残業すればするだけ企業が得をし、現場監督が損をする仕組みになっています。

なお36協定の適用除外については、建設業は2024年4月1日から罰則つきの残業上限の適用対象となります。現時点(2022年7月)では改正法の意向について猶予期間が設けられていることによって、適用除外されていることに留意しましょう。

3.転勤や出張が多いから

施工管理業務は建設現場であればどこであっても必要不可欠です。現場監督として必要とされる工事がある現場は、会社によっては日本国内だけではなく海外という場合もあります。

現場監督をしていると転勤の連続だという声は多く見られます。それはもう業務の一部のようなようなものだという方もいるほどです。

建設業の仕事は現地で一つ仕事が終わるごとに、仕事をする現場が変わります。納期が決まっている工事なので、当然であり仕方のないことではあるのですが、建物の完成が間近になってくると、次の現場・転勤先がどこに変わるかが気になってくる方もいるようです。

たとえば沖縄の現場で働いてたかと思えば、半年後には山形へ。また、その半年後には東京にいるということも考えられる仕事です。

現場がどこにあるかも工期がどのくらいになるかも案件によってそれぞれ異なります。勤める会社や人によって同じ施工管理の仕事をしていても、どのくらいの頻度で出張や転勤があるのかは個人によってまちまちで一概には言えないようです。

そのような転勤や長期の出張が多い現場監督の不規則な生活リズムに限界を感じる方も多いようです。

4.危険な仕事や肉体労働があるから

建設現場では機材に身体をはさんでしまって大事故にあったり、落下物による衝撃を受けたりすることもあるため、多くの危険を伴う現場仕事を行う現場監督が、仕事を辞めたいことも多くあります。一般的な会社員の場合、仕事場で手足を怪我したり切断をすることや、頭部に道具が落ちてくることはありません。

一方で現場監督という仕事では、いつどこで危険と遭遇するかわからないため、安心して業務に就くことができずストレスを抱え、辞めたいと思う現場監督も少なくありません。現場ではヘルメットや安全靴を着用してるものの、それをも破壊する衝撃を受けると危険度は増す傾向にあり、やがて仕事を辞めたいと感じ始めるでしょう。

5.プレッシャーと責任が重いから

どのような現場監督でもその現場においての責任の重さについてはつらいと感じます。納期に間に合わせることを求められているため、ベテラン職人に対して無理を強いるというケースもあり得るでしょう。

また万が一、現場において事故や大怪我が発生した場合、命に関わる重大なミスが起きた場合などの責任は現場監督になってしまいます。工程どおりに進み無事に納品できたとしても、後に施工ミスが原因の被害が出た場合は、同様に責任を問われてしまいます。

6.天候に左右され出勤が不安定だから

現場監督は主な職場が建設現場となるため、主な活動は屋外での作業となります。そのため天候によって大きく影響されてしまいます。

大雨や強風、雷などの天候事情によっては急に休みになることもあります。それだけならいいですが、現場の納期は決まっているため、休日に遅れているぶんの作業を補う必要があります。

このように天候によって左右される不安定なスケジュールに「きつい」と感じる方も多いでしょう。

7.職人や施主との人間関係に疲れるから

現場監督に限ったことではありませんが、現場監督のつらいと感じる問題点の一つに、職人や施工主との人間関係も挙げられています。現場には各工程によってそれぞれ別の職人が出入りするため、円滑なコミュニケーションを取ることが非常に重要ですが難しくもあります。

また、クライアントと自身の会社、現場の職人の間で意見や考え方の食い違いが生じることも少なくないため、板挟みになることも多いです。年上の職人を管理する仕事でもあるため、現場監督は複雑で板挟みな人間関係に「疲れてしまって仕事を辞めたい」と思うことがあります。

態度や口調が悪い職人がいる現場も少なくはないので、対応しきれずに疲弊が増す現場監督も少なくありません。確かな経験や技術が備わっているベテランの現場監督であれば、目上の職人も信頼を寄せて現場監督を実直に行いますが、スキル不足を感じた職人は現場監督を対等に扱わないケースもあります。

職人さんは自分の技術に自信があるため、スキル不足な現場監督では管理することが難しくなります。そのような日々が続けば、仕事を辞めたいと思う現場監督が出てくるのは自然な出来事でしょう。

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現場監督を辞めて実現したいこと上位5選


我々ビーバーズは建設業界に特化した転職エージェントとして、数々の「現場監督を辞めて実現したいこと」を多くの転職希望者から伺います。そのなかでも上位の実現したいこと5選を解説します。

1.休日に休みを取りたい

現場監督は、納期が迫っていると休日返上して仕事をするというケースも珍しくありません。休日をしっかり確保できるワークライフバランスを望む声がとても多いです。

2.サービス残業をなくしたい

36協定の適用外である現場監督では、残業手当の上限が決まっているため、残業の大半はサービス残業という扱いになってしまいます。そのため別業種に転職し残業代がしっかり払われるという職務環境を望む方も非常に多い傾向にあります。

3.転勤や出張をなくしたい

上述のように現場監督は会社にもよりますが、全国の現場もしくはエリア内でも各地の現場を回る必要があります。そのため生活リズムが安定しない現場監督にストレスを感じる方は、現場監督を辞めることで生活拠点を安定させたいと考えている方も多くいます。

4.とにかく年収をアップさせたい

正社員として働くなかで、どれだけ働いても給料が増える兆しが見えないということは現場監督に限らずどんな職種の方でも経験があるかと思います。特に現場監督として働いている方のなかには、未経験から始めたことで大手などに行けなかったという方がいらっしゃるかもしれません。

施工管理の仕事は経験や資格がものを言うことがあるので、十分にスキルがある方は現状よりも多くの年収が期待できる会社に転職したり、資格手当などがもらえるような会社に転職する方が多くいらっしゃいます。

5.内勤や営業など現場から離れたい

現場監督から転職したい人には、人事・総務・経理・もしくは営業などの内勤を中心とし、現場ではなく本社や各事業所で仕事をする業種を希望する方が多いという傾向にあります。

実現したいこと別:現場監督におすすめの転職先

いきなり転職活動を始めようとしても、たくさんの職種・情報により困ってしまうでしょう。ここでは、

  • 休日はしっかり休みたい
  • 残業時間を減らしたい
  • 転勤や出張をなくしたい
  • 残業覚悟で年収を最大限に上げたい
  • デスクワークや営業職に就きたい

といった、実現したいこと別にそれぞれおすすめの転職先の例をご紹介していきます。

休日しっかり休みたいなら

休日しっかり休みたい方は、年間休日115日以上や、完全週休2日の業種を選ぶことをおすすめします。厚生労働省が調査した「平成30年就労条件総合調査」によると、年間休日総数が115日以上の業種は以下のとおりです。

残業時間を減らしたいなら

残業時間を減らしたい場合は、発注者をおすすめします。施主、発注者側に転職することで、残業や休日出勤が大幅に減る場合があります。

施工管理をする立場の方々は工事を受注して完成させることが仕事になりますが、施主は工事を発注する人のことを指します。つまり、現場監督は現場に必ず出る必要がありますが、施主側はその必要性が現場監督よりも少なくなるということです。

今まで労働時間の面で悩んでいた方には大きなメリットとなるはずです。さらに発注者側の求人には施工管理の経験がある方を求めていることが多いため、現場監督としてのスキルがしっかりと身についている方にはおすすめの転職先となります。

転勤や出張をなくしたいなら

転勤や出張は現場に出ている以上は仕方のないことではありますが、家族がいるなどどうしても避けたいという人は多いでしょう。そのような方には地場ゼネコンをおすすめします。

地場ゼネコンとは、地方の工事に特化しているという特徴があり営業エリアが狭く、土木と建築両方とも請負っている場合、このように呼ばれます。利益率が低いこともあって、会社もそれほど大きくはない場合もありますが、大企業が入り込めないような小さな工事を地域に密着して請負っています。

高年収が見込めるわけではありませんが、都道府県内や市区町村などの単位で特定のエリアで営業活動を行っているので経営が安定していることが多いです。また、エリア外での現場作業はないので、転勤や出張はほぼ確実にないと言えます。

地場コンのなかには地方に本社を置いて全国展開している場合もありますので、転職の際には活動地域も注意しておきましょう。

残業覚悟で年収を最大限上げたいなら

年収を最大限、上げたい場合は、スーパーゼネコンをおすすめします。スーパーゼネコンとはしっかりとした定義はありませんが、売上高が1兆円を超えるゼネコンのことを指します。

日本には5社あり、鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設、竹中工務店がこれに該当します。平均年収は1,000万円前後とかなり多くの年収を得ることができます。

これらの企業に転職することができれば大成功と言えますが、年齢制限や資格、規模の大きな工事の経験があることなど、条件はかなり厳しいです。正直そこまで目指すのはなかなか厳しいと思われますが、大手に絞るのであれば転職も不可能ではありません。

大手ゼネコンであっても平均年収900万円程度となっていますので現在、多くの現場経験があり資格取得を着実に行っている方で成長意欲のある方であれば、高収入もけっして夢ではありません。

デスクワークや営業職に就きたいなら

デスクワークや営業職に就きたい方には、現場に出る機会の少ない設計職をおすすめします。設計の仕事内容は意匠設計、構造設計、設備設計の3つに分かれています。

仕事内容はそれぞれ異なる部分もありますが多くの場合、CADシステムを使って設計や製図を行います。施工管理の経験が十分にある方は図面を見ることができるので、知識を活かすことができます。

現場に出ることが少ないため転勤や出張の心配はありません。知識が活かせるとはいえ、図面を描くには時間がかかり、納期があるのは施工管理と変わらないので夜が遅くなってしまうことも少なくありません。

また、設計がやりたかったのに工事監理の担当になってしまうといったケースもあるので、求人情報や企業情報をしっかり調査しておく必要があります。

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現場監督を辞めた人の実際の声

ここでは、現場監督を辞めた人が実際どう感じているかについて具体的に、

  • 「辞めてよかった」と感じている人の声
  • 「辞めて後悔した」と感じている人の声

の両者の感じ方をご紹介します。

「辞めてよかった」と感じている人の声

実際に「現場監督を辞めてよかった」と感じている人の声を紹介します。

本当にしたいことができるようになった
現場監督を辞めることで、本当にしたいことができるようになりました。現場監督は長時間労働になりがちで業務内容も多いことから、自分の時間が取れない傾向にあります。

そのため本当は何がやりたいのか考える暇もないくらいでした。現場監督を辞めることで時間にゆとりができ、本当にしたいことが出来るようになりました。
(Aさん・男性)

悪天候の心配がなくなった
現場監督を辞めると現場のことを気にする必要がないため、悪天候の心配をする必要がなくなりました。現場は雨が降るとできない作業が多くあるため、天候に大きく左右されます。

悪天候で作業を中止しなければならない場合、現場監督は施工計画を変更したり現場作業員の調整を行ったりしなければなりません。そのため現場監督は毎日の天候が気がかりですが、辞めると天候の心配をしなくて済むため気が楽になりました。
(Bさん・女性)

危険な業務をせずに済むようになった
建設現場の業務は、足場からの墜落・転落事故や工具の落下、建設機械による事故など、常に危険が伴っています。また、現場作業員に対しても安全管理を行う必要があり万が一、事故を起こしてしまった場合は責任を問われてしまいます。

現場監督を辞めることでこのような危険な業務をせずに済み、重大な責任を負う必要がなくなりました。
(Cさん・男性)

「辞めて後悔した」と感じている人の声

一方で「現場監督を辞めて後悔した」と感じる人の声を紹介します。

見習い期間がきつい
現場監督としての見習い期間に耐えて一人前として仕事していたため、また、新しい仕事を初めた際には一からのスタートとなります。今までの技術が通用しない業界では、再びの見習い期間は新しく覚える用語や人間関係が苦しく、経験のある現場監督からすれば苦しいと感じてしまいます。
(Aさん・男性)

年収が下がってしまう
今まで働いてきた会社で昇進していて年収が上がっていた場合など、転職することでかえって年収が下がる場合があります。また、他職種に移ったことで作業の効率が悪くなり、報酬が下がるといったことも考えられます。

どうしても転職したいという場合、年収が多少、下がってしまうことは避けられないものだと思って、無理に高年収を期待しないことが必要です。
(Bさん・女性)

知識が十分でないうちに辞めてしまった
前職で知識・経験をしっかり習得する前に辞めてしまったため、前職での経験を転職先で活かすことができず無駄にしてしまうというケースは最悪です。前職での時間を無駄にしないためにも、今しっかり知識・経験を習得できているかを見直しましょう。
(Cさん・男性)

現場監督を辞めた後に後悔しないための転職時のポイント


実際に、現場監督から転職する際に後悔しないための重要なポイントがいくつかあります。具体的には、

  • 転職理由と将来ビジョンを明確にする
  • 転職を決断したら即行動を心がける
  • 自分にマッチした企業・働き方を探す

という点が挙げられます。それぞれの特徴についてご紹介していきます。

転職理由と将来ビジョンを明確にする

なぜ転職したいのか、どの点が”キツイ”と感じるのかということを分析した上で、転職に進みましょう。現場監督とはまったく異なる現場であったとしても、”キツイ”と感じるポイントが似ている場合もあります。

業界選びなどに失敗しないためにも、現場監督時代のことを分析するようにしましょう。また、将来どのような生活・仕事がしたいのかについても明確にすることで、理想の将来にコミットしやすい転職活動が行えます。

転職を決断したら即行動を心がける

転職活動に限らず、「思い立ったら吉日」という言葉があるように、何ごとも即行動することが今後の未来を明るくします。辞めようと考えている現場監督にこだわらず、すぐに転職先を探しましょう。

自分にマッチした企業・働き方を探す

転職で企業を探す際はいくつか方法がありますが、自分にマッチした方法、働き方を選択することが大切です。探し方としては主に、

  • 建設専門求人サイトを閲覧
  • 建設専門の転職エージェントに相談

という選択肢が挙げられます。

また、働き方として「派遣やフリーランス」という選択肢もあります。それぞれの特徴について詳しく解説していきましょう。

建設専門転職エージェントに個別相談

求人サイトも有効ですが、デメリットとして、

  • 正確な検索の能力が求められる
  • 地方格差に影響する

という重要な部分に問題があります。一方で、転職エージェントは、

  • 無料で利用できる
  • 企業の内部情報や非公開の求職情報が入手できる
  • 書類選考や面接の通過率が高くなる
  • 条件交渉を代行してもらえる
  • 転職に関することは何でも相談できる

と、求人広告にないさまざまなメリットがあります。現場監督の経験という強みを最大限に活かして転職するならば、転職エージェントの利用は不可欠でしょう。

我々ビーバーズは、建設業界に特化した転職エージェント業を行っています。ぜひお気軽にご相談ください。

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派遣やフリーランスも検討する

現場監督業として働く上で、正社員にこだわる必要性はありません。正社員独自の強みは失ってしまうものの、現場監督として培ってきた経験・技術がなくなるわけではないため、自身の生活スタイルに合わせた働き方をするために派遣雇用として働いたり、フリーランスとして自分に適した仕事だけを選択するという方法もあります。

ワークライフバランスを取った生活を望む方には特に適しているのではないでしょうか。

まとめ

この記事では、現場監督を辞めたいと考えている方の理由や、おすすめの転職先などを紹介しました。過酷な現場監督ですが、培った経験・技術に間違いはありません。

なぜ辞めたいと思ったのか、将来どのような職種・生活がしたいのかという自己分析をしっかりした上で、転職エージェントなどを活用しながら、後悔のない転職活動を頑張ってください。

一人親方の常用契約書とは?請負との違いや締結の注意点、雛形を紹介

一人親方として働く方のなかには決まった時間で決まった報酬をもらいたいという理由などから常用契約を結びたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、建設業界において現場作業員の派遣は禁止されているため法律上、常用契約を結ぶことはできません。

今回は常用契約ではなく、きちんと法律にのっとって請負契約を結ぶ方法についてご紹介していきます。

この記事の監修者
agent-hagi2
萩 祐太キャリアコンサルタント
業界最大手の保険会社での経験と「2級ファイナンシャルプランニング技能士」の知識から金融面のアドバイスも含めたキャリアサポートが可能。職人や施工管理、建設コンサルタントなどのマッチング実績を多く保有している。

一人親方が常用契約書を締結するのは間違い?


一人親方が常用契約書(単価契約)を締結することは法律上、禁止されています。なぜなら、建設業では建設業務を行う場合に労働者の派遣をしてはいけないということが「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」によって定められているからです。

そのため常用契約がしたい場合、通常、事業主は雇用契約を結ぶ必要があります。

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常用契約(単価契約)と請負契約の違い

常用契約は普通の労働契約と同じで、時間に応じた単価支払いのことを指します。これは日給、時給によって労働力の提供をするために雇われている状態なので、雇用契約となんら変わりありません。

これに対して請負契約は工事の成果に対して報酬が支払われるというものですので、上述のように常用契約を結んでしまうと偽装一人親方として認定されてしまいます。一人親方が案件を受注する際には必ず請負契約を結ぶ必要があります。

常用契約書をもとに請負契約を締結したいなら

常用契約書をもとに請負契約を締結することは可能です。以下の写真のような形にすることで、問題なく一人親方として働くことができるようになります。

①一人親方の常用単価の相場

常用契約を請負契約に直すためには単価の設定が必要です。国土交通省による公共工事設計労務単価の調査によると、常用単価は以下のとおりになっています。

この相場をもとに計算するのがいいでしょう。所持している資格や現場の状態、現場の地域などによっても変わってくるので、一概にこの数字が正しいわけではないので注意してください。

②常用単価から請負金額を算出

上記の常用単価を参考に、自分の1日当りの常用単価を設定すると、実際に働く日数をかけることで請負金額を算出できます。たとえば単価を3万0,000円、日数を60日間と設定した場合、

  • 3万0,000円×60日=180万円

が請負金額になります。

基本的にはこれで算出できますが、請負契約なので、ここに材料や工具の代金が加わったものが実際の請負金額になります。

一人親方が常用契約を締結することによる問題点


ここでは一人親方が常用契約を結んでしまった場合、どのような問題点があるかという点についてご紹介します。

偽装一人親方問題とは?

建設業界で大きな問題となっているのが偽装一人親方問題です。偽装一人親方とは、正社員のような労働者として働いているのに契約内容だけが一人親方の形態であることを指します。

本来、一人親方は成果に対してのみ報酬が支払われるので、作業内容や労働時間には指示を受けません。しかし、偽装一人親方の場合、労働時間が決められていたり、作業の指示を受けたりしており、にもかかわらず社会保険が支払われないので、一人親方にとって非常に不利な契約内容となります。

労働者派遣法に触れるリスク

一人親方が常用契約を結ぶということは、形式的に派遣のモデルで働くということになります。ですがもちろん、建設業の現場作業員として派遣社員が使われることは禁止されています。罰則として1年以下の懲役、または100万円以下の罰金が課される他、事業者としてはブランドに大きく傷がつくおそれがあります。

違法就労による建設業許可はく奪リスク

建設業許可の取得後、欠格事由に当てはまることによって、建設業許可がはく奪されてしまいます。その欠格事由のなかに「禁固以上の期間に処せられた場合、または刑の執行後から5年を経過しないとき」「執行猶予のとき」の記載がありますので、前述の労働者派遣法に抵触し罰金刑や懲役刑を課せられた場合、建設業のはく奪につながるリスクがあります。

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将来的には法人化がおすすめ


一人親方は法律的に非常にグレーな存在であることは否定できません。労働者との境界線があいまいなことで偽装一人親方として認定されてしまうケースもあるので、建設業界自体が一人親方にとっては働きにくくなっています。

現在も規制は厳しい状態ですが、今後どんどん規制が入り、今のようなグレーな一人親方は現場に入れなくなることも予想されます。そのためある程度きちんと一人親方として働いて安定して仕事がしたいという方は法人化することをおすすめします。

まとめ

今回は一人親方が常用契約書を締結させることの注意点についてご紹介しました。一人親方が常用契約を結んでしまうことは法律で禁止されてしまうので、一人親方、元請け業者ともに建設業の許可をはく奪される可能性があります。

もし常用契約のような形で契約したい場合は日当と労働日数で請負契約を結びましょう。ただし、このような契約方法も今後は規制されてしまう可能性はあるので、できる方は法人化することを検討したほうがいいでしょう。

一人親方のピンハネとは?実態や違法性、対処方法をわかりやすく解説

一人親方の下で働く職人のなかには「ピンハネで報酬が少なくなっているのではないか」と疑問を持ったり、あるいは「明らかに報酬がおかしい」と感じる方もいらっしゃると思います。

そもそも建設業界においてピンハネとは本来、自分の給料として元請けから支払われているお金を、一人親方などの事業主が自分のものとして搾取することを指します。

もし本当にピンハネによって報酬が搾取されているのであれば、本来は違法な行為ですので、解決することが可能です。

そこで今回は、一人親方のピンハネの法的な問題点や解決策などを詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

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一人親方のピンハネが多発している実態

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まず第一の前提として、一人親方のピンハネは、労働基準法に違反する違法行為です。具体的には6条の中間搾取の排除によって、ピンハネは禁止されています。

しかし、建設業界では、ピンハネが横行しているのが現実です。なぜなら建設業界では、現場の仕事をたくさん持っている人が強い立場にあるため、仕事が足りない職人が低い報酬でも工事を請けざるを得ない状況にあるからです。

このようなケースでは、一人親方が元請け業者に営業をかけて獲得した案件を、そのまま職人に安い金額で発注するといった形で中間搾取が行われています。

なお、具体的な解決策などについては、この後詳しく解説します。

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一人親方のピンハネを疑うべきポイント

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ピンハネを解決するには、自分の報酬が搾取されているか把握する必要があります。そこで以下では、よくあるピンハネの方法について解説します。

違法な中間搾取に該当するか

自分の報酬が想定よりも低かった場合、中間搾取を疑ってしまうことはあるかもしれません。しかし、それだけで中間搾取だと判断することはできないため、その報酬が少ない原因が違法な中間搾取に該当するかを確認する必要があります。

具体的には違法な中間搾取として、労働基準法によると、

「労働関係の当事者間に第三者が介在して、その労働関係の開始、存続等について媒介又は斡旋をなす等その労働関係について、何らかの因果関係を有する関与をなす」

ことを言います。

つまり有料職業紹介業など、法律で定められた許可を受けていない事業主が中間搾取を行っている場合は違法な中間搾取に該当します。

適正な報酬額なのか

自分がもらっている金額が適正かどうかは、元請けが一人親方にいくら支払っているかによってある程度、把握することができます。

この時注意する点としては、元請けから支払われた金額のすべてが給料になるとは限らないということです。

一人親方にはさまざまな経費がかかるため、元請けの支払った金額よりも少なくなるということを理解しておく必要があります。

保険など各種手続きまで適切か

労災保険は義務ではないので、未加入でも雇ってもらうことはできます。しかし、一人親方のなかには従業員が労災保険に加入していないと知りながら、実際は加入したことにして搾取された状態で働かせる人もいます。

そのような場合、通常よりも悪い条件で働くことになるので、保険などの待遇面も適切かどうかチェックしましょう。

ピンハネの疑いがある場合のとるべき行動


ここまでピンハネか判断するポイントを紹介してきたので、ここでは実際にどうすればピンハネであることを確認できるのかということについて紹介していきます。

給与明細を要求する

自分がもらっている金額が適正かどうかを確認するには、まず自分の給与明細を確認する必要があります。給与明細には基本給から天引きされる社会保険料の金額などが記されています。

ここによくわからない金額が引かれていたり、疑問点がある場合には確認しましょう。給与明細を作るのは手間がかかるのでいやがる一人親方も少なくありませんが、給与明細の交付は所得税法で決まっているので、遠慮なくお願いしましょう。

一人親方(代表者)に確認・交渉する

自分の給料が低いと思った方は直接、一人親方に確認するのがもっともいい方法かもしれません。一人親方は確定申告のためにしっかりと帳簿をつけていることがほとんどですので、費用の内訳なども把握しています。

親方が厳しく、給料について尋ねるのに抵抗がある方もいるかもしれませんが、給料に疑問を持ちながら働くのもストレスだと思うので、思い切って訊いてみるのが一番の近道かもしれません。

労働基準監督署に相談する

一人親方に直接、訊くのにどうしても抵抗があったり、給与明細を発行してもらえないようなら、労働基準監督署に相談するのも一つの手段です。労働基準監督署は、事業主が労働基準法に違反した際、指導・勧告を行う機関です。

明らかな中間搾取などがあった場合は、違法と判断した行為について適切な対応を行います。ただし、明確な証拠がない場合には労働基準監督署も動けないので、ピンハネを疑った具体的、客観的な理由を準備するようにしてください。

工種や工期に伴った相場観を確認する

現場での経験がそれほどないという方や慣れない現場に入った方のなかには、報酬の目安がわからない方もいらっしゃるかと思います。ピンハネかどうかを確認するには、工種や工期に伴った報酬の相場を把握する必要があるので、詳しい人に相談してみることで報酬が適正かどうか確認できます。

先輩に聞くのもいい手段ですが、収入のことを聞くのは失礼だったり、そもそも聞きづらかったりするかもしれません。そうした場合、弊社「ビーバーズフリーランス」のような建設業界のエージェントに相談し、工期や工種などを伝えることで報酬の相場観を調べることができます。

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転職も一つの選択肢

自分の報酬が相場よりも低いと感じた場合は、思い切って転職や独立を考えるのも一つの手段です。まず転職ですが近年、さまざまな転職エージェントや転職サイトがあり、そのようなサービスを使うことで比較的、簡単に転職先を探すことができます。

なかでも建設業界に特化したものを選ぶことで、より高収入、好待遇、また、数多くの求人を探すことができます。独立に関しては職人としての技術だけではなく、営業力が必要です。

一人親方の多くは案件を取ることに苦労しているので、営業が得意な方であれば、どんどん工事を受注して、今よりも高い収入を目指すことができます。今の収入が低くて不満に思っている方は、ぜひ一度ビーバーズにご相談ください。

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一人親方も人を雇うとコストや手続きが必要?

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一人親方が従業員を雇う際にはさまざまなコストがかかります。従業員を雇うことで、いろいろな書類や手続きが必要になり、お金だけではなく時間もかかるので、ここではそのコストや手続きについて説明していきます。

人を雇う際の必要コスト

人を雇う時にかかるコストを、いくつかにまとめてご紹介します。

  • 各種保険料
  • 交通費
  • 事務所代
  • 通信費
  • 作業服代

従業員を雇った際には保険料を支払う必要があります。社会保険には健康保険、介護保険、厚生年金、雇用保険、労災保険などがあり、事業主と従業員で折半して支払うことになります。

保険料は人件費のなかでも大きな部分を占めるので、しっかり計算してから従業員を雇うかどうか検討してください。また、人数が多くなると交通費や通信費が増える上、事務所が必要になると家賃や光熱費もかかるので、その点にも注意が必要です。

人を雇う際に必要な手続き

ここでは従業員を雇った時に必要な手続きについて紹介します。

  • 各種保険の加入手続き
  • 教育、指導
  • 勤怠管理
  • 給与計算
  • トラブルやクレーム対応

保険の加入には手続きが必要です。また、従業員が退職する場合には保険の脱退手続きも一人親方の手続きとなります。

また、給与計算や勤怠管理など事務手続きも労力が必要になります。さらに従業員に対する指導、教育もしっかりやっていなければ、クレームのもとになることがあります。

教育、指導は手間がかかるだけでなく心理的負担も大きいので、一人親方にとっては大変な仕事と言えます。

ピンハネ対策よりも法人化した施工会社で働こう


ピンハネはどこの会社でも起こる可能性があり、実際に行われているかどうか確認するのが難しいものとなっています。特に法人化していない個人事業主の親方の下で働く場合、よりその可能性は大きくなります。

昨今の国家の動きとして、

  • 偽装一人親方対策のための法整備を含めた厳格化
  • 一人親方の保険未加入者に対する規制強化(例:グリーンサイトや建設キャリアアップシステムなど)

など、多重下請け構造解消のためのあらゆる施策が行われています。また、一人親方に対する税務面の規制強化等として、2023年5月にはインボイス制度導入も近づいてきています。

一人親方が一人親方として働くことがどんどん厳しくなっている時代です。ですから、そもそも一人親方のピンハネに悩むよりも、株式会社として堅実な経営を行っている施工会社で正社員として働くか、ご自身が法人化するほうが確実なピンハネ対策になります。

転職の際には、業界に特化した転職エージェントに相談すると、条件のいい求人を見つけやすくなります。また、一人親方で法人化を検討されている方であれば、法人化後の仕事探しはビーバーズウィズダムを利用することでサポートできますので、ぜひ検討してみてください。

ピンハネのまとめ

ここまで一人親方の下で働く職人の方に向けて、ピンハネの解決策などについてご紹介してきました。ピンハネは中間搾取に該当し完全に違法なので、自分の親方が行っているとわかった場合は労働基準監督署などに相談するなど適切な対応をとりましょう。

ただし、ピンハネかどうかわからない場合には、給与明細をもらったりして確認する必要があります。ただ、簡単には確認できない場合も多いので、一番確実な方法は法人化している会社に転職することです。

転職することで報酬に疑問を持つことなく働くことができるようになります。転職の際には建設業界に特化した転職エージェントに相談することで、条件がいい求人を見つけやすくなります。

現在の報酬に納得がいっていないという方は転職も視野に入れて、一度ビーバーズにご相談ください。

一人親方が収入をごまかしたら?税務調査のリスクやペナルティを解説

個人事業主である一人親方は、自分で確定申告をして決まった額の税金を納める必要があります。

確定申告の際、収入や経費は自分で申告するので、何とかして税金を減らそうと考えている方もいるのではないでしょうか。

実際、経費をかさ増しすることで課税対象額を減らせるなどと考えている人は少なくありません。しかし、適切な節税であれば問題ありませんが、収入のごまかしを行った場合、当然さまざまなリスクが生じます。

そこで今回は一人親方の支払うべき税金の種類や経費にできる項目、節税対策の内容を紹介し、収入をごまかした際の罰則や、税務調査のリスクなども触れていきます。

税金の仕組みを学んだうえで、収入をごまかすリスクやペナルティの内容を把握し、適切な税金対策をしていきましょう。

この記事の監修者
agent-yamanaka2
山中 健太キャリアコンサルタント
コンサルティング会社にて建設会社の成長戦略型提案業務を経験。「ビジネス会計検定1級」を保有しており、採用責任者や経営者など企業側の目線を最も理解したキャリアサポート、就職支援を得意とする。

一人親方の払うべき税金の種類とは?|税金の仕組みや条件を詳しく解説

一人親方は会社員ではなく、個人事業主です。そのため、会社員であれば会社が代わりに支払う税金を自分で支払う必要があります。

ここでは一人親方の支払うべき税金の種類について紹介します。

  1. 所得税
  2. 住民税
  3. 消費税
  4. 個人事業税

それぞれ詳しく見ていきましょう。

一人親方の支払うべき税金1|所得税

所得税とは、1年間で稼いだ所得に対して課せられる税金です。

所得の種類に応じて10種類に分かれており、一人親方が該当する所得税は「事業所得」にあたります。

所得税の計算式は以下のとおり。

収入 – 必要経費 = 所得
所得 – 所得控除 = 課税所得
課税所得 × 税率 – 税額控除額 = 所得税

さらに所得税には「累進課税制度」が適用されており、所得が高くなるほど税率も高くなるという特徴があります。累進課税制度の税率は最低5%から始まり、最高で45%までの幅があります。

一人親方は会社に勤めるサラリーマンと異なり、「確定申告」を行い所得税を納めなければいけません。

確定申告の仕組みや所得税を減らす方法は、後ほど紹介する税金対策で記載しているので、参考にしてください。

一人親方の支払うべき税金2|住民税

住民税は地方税の一種で、在住している都道府県および市区町村に納める税金です。

住民税は下記の2つの要素に分かれます。

  • 均等割額
  • 所得割額

均等割額は地方自治体によってわずかな差があることもありますが、基本的には5,000円とされています。

一方で所得割額は所得に基づいて算出される項目。
都道府県民税が4%、市区町村民税が6%の税率が適用されるため、所得によって金額が異なります。

それぞれの計算式は以下のとおりです。

都道府県民税 1,500円 + 市区町村民税 3,500円 = 均等割額 5,000円
課税所得 × 10% – 税額控除額 = 所得割額

住民税の納付は毎年6月頃です。
納付書が送付されたら、指定の金融機関から支払いましょう。

一人親方の支払うべき税金3|消費税

消費税とは、一人親方が消費する商品やサービスに対して支払う税金のこと。

一人親方の場合は、仕事によって発生する請求金額にも消費税がかかります。

消費税の納税は、収入が1,000万円以下の一人親方の場合は支払う必要がありませんでしたが、2023年10月以降はインボイス制度が適用されます。

インボイスを登録する事業者は納税する必要があるため、インボイス制度の概要も確認しておきましょう。

一人親方のインボイス制度について詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。

一人親方の支払うべき税金4|個人事業税

個人事業税は、一人親方などの事業主に課税される税金です。

個人事業税は住民税と同じ地方税の一種で、事前に290万円分の控除が設けられています。
つまり、1年間の所得が290万円以下の場合は控除が活用でき、税金を支払う必要がないということ。

また所得が290万円以上の場合でも、仕事が法定業種に含まれない場合には、課税対象から外れます。

所得が290万円を超えている場合は、所得から各種控除と290万円の基礎控除を差し引いた金額に、業種ごとに設定された税率に基づいて算出されます。個人事業主の場合は業種ごとに税率が設定されており、建設業の税率は5%です。

一人親方の個人事業税の計算方法は以下のとおり。

(所得 – 各種控除 – 基礎控除:290万円) × 5% = 個人事業税の金額

個人事業税も、所得に応じて税金が大きくなるため、所得を増やさない対策をしておきましょう。

一人親方の税金対策|経費で落とせるもの9選

一人親方は、収入が増えれば支払うべき税金が増えてしまうため、せっかく稼いでも税金のせいで手元に残る金額が減ってしまうかもしれません。

そんな時に活用すべきなのは、経費です。経費は総収入金額から差引かれるため、仕事で利用した項目を経費として計上すれば、収入を抑えられます。

ここからは、一人親方が経費で落とせる項目を9個紹介します。

  • 仕事で使う道具の費用は消耗品費
  • 水道光熱費は家事按分を活用
  • 仕事用の事務所の家賃は地代家賃
  • 電話やネット料金は通信費
  • ガソリン代や整備費用は車両費
  • 金融機関の振込手数料は支払手数料
  • 取引先と打ち合わせで使ったお金は接待交際費
  • 項目が分からない費用は雑費
  • 家族に支払う給与は専従者給与

それぞれ詳しく見ていきましょう。

仕事で使う道具の費用は消耗品費

仕事で使う鉛筆やノートなどの備品、契約書に利用する印紙や領収書は消耗品費として経費に計上できます。

一人親方の場合は、仕事で利用する道具や材料の費用も消耗品費にあたります。

消耗品費に計上する条件は以下のとおり。

  • 購入金額が10万円未満である
  • 使用可能期間が1年未満である

購入金額が10万円以上の項目は、別の科目になるため、注意しましょう。

水道光熱費は家事按分を活用

事務所で利用する水道やガス、電気なども経費に計上できます。

自宅を事務所として活用している場合は、家事按分という方法を使って、業務用の比率分を経費として計上することも可能です。

家事按分として経費に利用する比率は、その場所でどのくらい仕事をしているかで異なります。

家事按分を利用して光熱費を経費として活用しましょう。

仕事用の事務所の家賃は地代家賃

仕事用の事務所の家賃も、経費に計上できます。

利用する科目は「地代家賃」。家と事務所をして活用している場合、地代家賃も家事按分を利用できます。

家事按分の例を挙げると以下のとおり。

条件 自宅の床面積100㎡のうち、20㎡を事務所として使っている
家事按分できる範囲 家賃の20%分

仕事で車を使っている場合は、駐車場の代金も経費にできるため、計上するようにしましょう。

電話やネット料金は通信費

電話やネット料金は、通信費として計上できます。
家事按分を活用する場合は、電話やネットを利用した日数や時間を基準に考えましょう。

通信費として計上できる項目は電話やネット料金以外にもあります。

  • 切手代
  • はがき代
  • 配送料
  • 宅配便

経費として活用する場合は、利用時に領収証をもらっておくのを忘れないようにしましょう。

ガソリン代や整備費用は車両費

仕事で使う車両のガソリン代、定期的な車の整備費用は、車両費として経費計上できます。一人親方は車を使用して現場に向かうことが多いため、車の費用が経費になるのは大きなメリットになるでしょう。

車両費に含まれる項目は以下のとおり。

  • ガソリン代
  • ETC料金
  • 修繕費・メンテナンス費
  • 洗車代
  • 検査登録費用
  • 車庫証明手続代行費用
  • 車検費用

車を利用する一人親方は必ず利用しましょう。

金融機関の振込手数料は支払手数料

金融機関を通じての取引や支払いにかかる手数料は、支払手数料として経費計上できます。

支払い手数料に当てはまる項目は以下のとおり。

  • 振込手数料
  • 代引き手数料
  • 証明書の発行手数料
  • 仲介料

振込手数料など定期的に発生する費用は、1回の支払いは少ないとはいえ、数が増えると大きな支出になります。

仕事に関わる取引で金融機関を利用する際は、忘れずにレシートや領収書をもらいましょう。

取引先と打ち合わせで使ったお金は接待交際費

取引先との打ち合わせや会食など、仕事の接待に使った費用は、接待交際費という経費になります。

接待以外の項目として、供応や慰安、贈答などその他これらと類するものも、接待交際費として計上できます。

接待交際費の注意点は、プライベートと仕事の交際費の線引きをしっかりしておくこと。接待交際費の内容によっては、税務署から指摘が入ることもあります。仕事に関するもののみ、経費に計上するようにしましょう。

項目が分からない費用は雑費

雑費とは、少額過ぎる費用や一時的に発生した費用など、どの勘定科目にも当てはまらないものに対して利用する科目です。

雑費の主な例は以下のとおり。

  • ごみ処理代
  • 引っ越し代
  • クリーニング費用
  • 少額の解約違約金

科目が分からないものは、まず雑費に入れておくとトラブルを防げるでしょう。

家族に支払う給与は専従者給与

一人親方の事業に家族が従事している場合、家族に支払う給与は専従者給与として計上できます。

専従者給与を利用する場合、青色申告が必要という点に注意しましょう。

青色申告を利用すれば、6か月以上事業に従事している配偶者や親族に対して支払った給与は、すべて経費に計上できます。専従者給与は経費の中でも特に大きな金額になることが多いため、利用できる場合はできるだけ活用しましょう。

一人親方の収入ごまかしの事例4選

ここまで一人親方の支払うべき税金や、対策方法を紹介してきましたが、収入が増えるほど税金が高くなることで、収入をごまかす人も出てくるかもしれません。

実際、収入をごまかす一人親方がいるのは事実です。これはもちろんよくないことですが、具体的にどのような方法で収入をごまかしているのでしょうか?

まずは主な事例を紹介します。

  • 売上の過少申告
  • 経費の過大申告
  • 消費税の納税逃れ
  • 雇用契約を委託・請負に偽装

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.売上の過少申告

売上を実際の金額よりも少ない金額で申告することで、課税対象額を減らす方法です。この方法はもっとも単純なので、多くの人がやりがちなごまかし方になり、具体的には元請けからの支払額を少なくすることで、売上の額面を少なくすることができます。

元請けと自分の間だけのやり取りなのでばれないように思う方もいるかもしれませんが、支払いの記録はどこかに残っているので税務署が調査をすればすぐにばれてしまいます。

2.経費の過大申告

経費を過大申告するというのも納税額を減らすための方法の一つです。所得税や住民税は、売上から経費を引いた部分が課税対象額となるため、経費を増やして実際の所得を減らすことで税金を少なくすることができます。

適切に経費を申告するぶんには問題ないのですが、仕事以外に使っている食費なども経費にしてしまう人もなかにはいます。税務調査の際には経費が妥当なものかチェックされるので、これもいずれはばれてしまうことになりますので注意してください。

一人親方の経費の平均割合は売上の3〜5割だと言われているので、これを大幅に超えてしまうと税務調査が入りやすくなります。

3.消費税の納税逃れ

課税売上高が1,000万円を超えてしまうと、消費税を支払う必要があります。そのため一人親方のなかには売上の金額を調整して1,000万円を超えないようにする方がいます。

売上が1,000万円を超えないように仕事の調整をするなど、適切な方法であれば何の問題もありませんが、売上の額面を変えて申告すると虚偽の申告になってしまいます。売上が1,000万円を超えてしまった場合はきちんと消費税を納税しましょう。

4.雇用契約を委託・請負に偽装

この雇用形態の話は一人親方が従業員を雇う場合の話です。個人事業主である一人親方ですが、従業員を雇うことは可能です。

ただし、一人親方として働けなくなる点については注意が必要です。この収入のごまかし方は実態として従業員を雇っているのに委託、請負と偽装することで税金を減らす方法です。

給与扱いとするか外注とするかで税額が変わってくるので、税額を抑えるために外注と申告します。ごまかそうとしていなくても実態が雇用であるのに請負として外注費に計上してしまうと、これも虚偽申告となるので気をつけてください。

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一人親方が収入をごまかした場合の罰則

収入をごまかした場合は当然、罰則があります。ここからは一人親方が上述のような方法で収入をごまかしてしまった場合にどのような罰則があるのかについて解説していきます。

  • 無申告加算税・延滞税を課せられる
  • 消費税をまとめて請求される
  • 重加算税・刑事罰の対象にもなり得る

それぞれ詳しく見ていきましょう。

無申告加算税・延滞税を課せられる

無申告加算税は原則として、納付すべき税額に対して、50万円までは15%、50万円を超えた部分は20%を上乗せして支払うことになります。本来は1,000万円分の納税をする必要があったのに、500万円分しか支払わなかった場合、97万5,000円を上乗せして支払うといった形になります。

延滞税も同じように7.3〜14.6%を支払う必要があります。詳細については国税庁のHPを参照してください。

消費税をまとめて請求される

売上のごまかしを行って、税務調査で見つかってしまった場合、最大7年間の消費税をさかのぼって支払う必要があるので、非常に大きな金額を支払う必要があります。しかも消費税にも加算税がかかるので、やはり消費税もしっかり支払う必要があります。

重加算税・刑事罰の対象にもなり得る

これらは収入のごまかし方が悪質な場合に行われるものになります。まず重加算税は35〜40%と非常に大きな割合が加算されます。

上述の加算税となるか、この重加算税となるかの判断は税務署が行うことになりますが、悪質だとみなされた場合は重加算税を支払うことになります。さらに悪質な場合だと刑事罰に問われる場合もあります。

刑事罰の内容は10年以下の懲役、または1,000万円以下の罰金もしくはその両方が課せられます。刑事罰を受けてしまうと、その後の仕事の受注にも悪影響を及ぼすので注意が必要です。

罰則以外で一人親方が収入をごまかすことの弊害

一人親方が収入をごまかすことで起こりうる弊害は、加算税や刑事罰の他にもあります。

ここでは4つの弊害を紹介します。

  • 住宅ローンなどの各種サービスを受けられない
  • 補助金や給付金を受給できない
  • 請けられる案件が限定されてしまう
  • 建設業許可が下りない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

住宅ローンなどの各種サービスを受けられない

収入をごまかしてしまうと、住宅ローンなどのローンを組めなくなります。個人事業主である一人親方は、ローンや融資を受ける時に自分の収入の証明が必要になります。

収入をごまかしていると本来の収入より少ないことで本来なら受けられる融資より低い金額でしか受けることができません。また、ローンに関しても書類が準備できずそもそもローンが組めないということになるので、非常に大きなデメリットだと言えます。

補助金や給付金を受給できない

給付金や補助金は、国や地方自治体が事業主や個人に支給するものです。補助金や給付金をもらう際には、個人事業主の方は確定申告書類が必要になることも多いです。

無申告で収入をごまかしている場合、給付金などを受取ることはできません。世の中の情勢が危なくなったなど、もしもの時にこうした給付金などを受取れないと、すぐに廃業に追い込まれることになるので、確定申告はきちんと行うようにしましょう。

請けられる案件が限定されてしまう

一人親方が工事を請ける際、特に大きな現場になるとさまざまな規制があります。具体的には建設キャリアアップシステムへの登録が必要だったり、グリーンサイトへの登録が必要だったりする場合があり、一人親方に対する規制が厳しくなっています。

手取りを増やすために虚偽申告をした結果、逆に稼げる現場に入れなくなるといったことになり得るので、やはり申告はしっかり行うようにしてください。

建設業許可が下りない

建設業許可には確定申告の書類が必要です。建設業許可には建設業に従事していた経験の証明が必要になるので、確定申告書類の提出を求められます。

無申告だと経験や工事の実績があるにもかかわらず建設業の許可が下りないので、一人親方として働くことができず、結果的に収入を減らしてしまうことになります。

一人親方が収入ごまかしをするとなぜバレるの?


一見すると収入をごまかしても税務署にはバレないと思いがちですが、税務署はしっかりと収入を把握して怪しい人には税務調査が入ります。ここではその理由について説明していきます。

税務署は細かく情報収集している

税務署は国民から公平に税金を集める必要があるので、常にお金の動きに対して目を光らせています。税務署はわれわれが一般的に知らないようなところからお金の動きを見ています。

税務署から逃れることはできないので、収入をごまかすことはほぼ不可能です。

税務調査が入りやすい職種である

一人親方は税務調査が入りやすい職種です。なぜなら、建設業界というのは申告漏れが他に比べて非常に多くなっているからです。

そのため税務署も他の職種に比べてより厳しく目を光らせています。税務調査が入ったからと言って、正しく申告していれば問題はないので、日ごろから書類などを準備しておくようにしましょう。

反面調査が行われる

反面調査とは、一人親方に対して調査をするのではなく、その取引先である元請けなどに対して取引の記録などの調査をすることです。帳簿に不備が多かったり、調査に非協力的であったりすると反面調査が行われる場合があります。

資産状況を調べられる

税務署は収入など確定申告の内容だけではなく、各自の資産状況を見ています。そのため家などの高額なお金の動きがあると、税務署にそのことが伝わることがあります。

普段の所得に対して明らかに高額な金額のやり取りがあると、不審に思った税務署がお金の出どころを確認することがあります。また、銀行口座を調べることもできるので、深刻と大幅に異なる入金や出金があると、収入をごまかしていることがバレてしまいます。

第三者からの密告

税務署では「課税・徴収漏れに関する情報の提供」として一般の方から課税漏れや徴収漏れの情報を受付けています。あまりにもひどい脱税をしていると、取引先などから申告される可能性もあります。

実際に提供を受けた例などは税務署のHPにあるので、気になる方はご覧ください。

収入をごまかした場合は必ず訂正しよう

Person Pointing on the Screen of a Laptop

すでに収入をごまかしてしまった方に向けて、訂正する方法をご紹介します。そのままにしておくと厳しい罰則もあるので、必ず訂正するようにしてください。

確定申告の期限内なら「訂正申告」

確定申告の申請期間内であれば、訂正申告をすることで訂正ができます。改めて確定申告の書類を作成し、申告の期限までに提出します。

期限内であれば延滞税が発生することもありません。提出の際にはいくつか注意事項があるので、税務署で確認しましょう。

期限内であれば手間も少ないので、なるべく早く訂正して提出してください。

確定申告の期限を過ぎたら「修正申告」

確定申告の期限が過ぎてしまった場合は修正申告を行います。本来の金額よりも少なく申告した場合は修正申告書の提出が必要です。

修正申告には期限が定められているわけではありませんが、延滞税がかかるので早めに提出しましょう。税務調査によって虚偽の申告が発覚した場合は延滞税に加えて加算税もかけられるので、バレないと思って訂正しないのは得策ではありません。

必ず自分で申告するようにしましょう。

一人親方も法人化して合法な範囲で節税を検討すべき?

一人親方は一定以上の売上になると所得税よりも法人税のほうが税率が低くなり、法人化したほうが節税できるというメリットがあります。売上や経費の虚偽申告などで節税をするのではなく、合法な範囲で法人化することで節税するようにしてください。

まとめ

今回は一人親方が支払うべき税金の内容や節税対策、一人親方が収入をごまかすことのリスク、罰則やデメリットなどについて紹介しました。

一人親方は自分で収入や経費を申告するぶん収入をごまかしやすいですが、税務署はしっかりと目を光らせているので、いずれはバレてしまいます。

虚偽申告がバレてしまうと、延滞税や加算税など余計に税金を払う必要があったり、仕事をする上で支障となったりすることもあるので、必ず正確に申告してください。

収入をごまかして節税するよりも法人化することで税負担を軽くするほうがメリットが大きいので、所得が大きい方は法人化して節税を図りましょう。

一人親方の適格請求書(インボイス)の書き方や注意点を見本付きで解説

一人親方とは、個人事業主のことを指すために、仕事に関わる事務作業などもすべて自分で行う必要があります。

独立して企業すると、会社員の時には自身でやらないようなこともたくさんあるため、混乱することもあるのではないでしょうか。

そのなかでも、請求書の書き方は非常に重要な作業の1つです。特にインボイス制度がスタートした今、正しい書き方が分からなければ、取引先とのトラブルに発展する可能性もあります。

適格請求書は、工事を受注したり、確定申告の際にも必要となる重要書類ですので、しっかり理解しておきましょう。

今回はそのような適格請求書の書き方を、必要な記載事項から書く時のポイント、送付の方法まで詳しく説明していきますので、一人親方の方はぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者
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山北 格也キャリアコンサルタント
大学卒業後、大手人材紹介会社へ入社。ヘッドハンティングに携わり、同期1位など顕著な営業成績を残した後に株式会社ビーバーズへ入社。これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援した実績を持つ。

一人親方の適格請求書(インボイス)とは?

一人親方の適格請求書(インボイス)とは、一人で事業を営む個人事業主が、取引先に対して発行する請求金額や支払い条件などを記載した書類です。

一人親方が発行する適格請求書には、法律で定められた書式はありませんが、必要な項目を正しく記入することが求められます。

一人親方の適格請求書は、取引先との契約や信頼関係の証明になるだけでなく、自分の収入や経費の管理にも役立つため、正確に作成・保管することが重要です。

一人親方が作成する適格請求書の見本

適格請求書の記載事項一覧

適格請求書には書かなければならない項目がたくさんあります。一つひとつ解説していきますので、不備のある請求書にならないよう最後までしっかり確認してください。

※それぞれ上記画像の番号と対応するように解説していきます

①宛名

宛名には、請求する相手の社名や屋号、氏名などの記入をします。この際、会社名の省略をしてはいけません。

必ず正式な名称で記入するようにしてください。個人名を書添える際には「〇〇様」といった形で構いません。

個人名を添えない場合は、会社の後ろに「御中」をつけるようにしましょう。「御中」とは会社や部署、団体などに対して使う敬称で、団体のなかの誰かという意味になりますので、「〇〇会社御中 〇〇様」といった使い方はしないように気をつけましょう。

②請求者の情報

請求者の社名、氏名、住所、電話番号を記載しましょう。請求者が発行したものである証明として、社名や氏名の横に角印・印鑑を押す場合があります。

また、インボイス(適格請求書)の登録番号を取得している場合には、ここに併せて記載します。

絶対に必要なわけではありませんが、印鑑を押すとより丁寧な請求書になるので迷った時は押しておきましょう。

③請求書の発行日

取引先が法人の場合は、請求先の締め日の日付を記載するのが一般的です。特に取引先と取決めがない場合は作成した日付でもいいですが、業種や取引先ごとに請求書の発行日が決まっている場合があるので、不安な時は取引先に事前に確認しておきましょう。

④請求金額の振込期日

請求している金額の振込期日も記入しておきましょう。

⑤請求書番号

請求書番号は自分や取引先が請求書を管理するための番号です。必ずしもいるものではありませんが、問合せがあった際などに確認しやすくなるので、複数の請求書を発行する時は番号をつけておいたほうがいいでしょう。

⑥工事内容(品番・品名・品目・サービス名)

受注した工事の内容を記載します。ただし、内容を表現するのが難しい場合や項目が多すぎる場合は、納品書を送付することで対応できます。

⑦数量

数量も記載します。

⑧単価

工事の単価を税抜きで記入します。

⑨金額

各工事の合計額を税抜きで記入します。

⑩小計

すべての取引を合計し、税抜きの合計金額として記載します。

⑪消費税

本体金額に対する消費税の額を記入します。

⑫請求金額

税込みの合計金額を記載します。小計と消費税の合計になります。

⑬振込先

振込先も必ず記入しましょう。「金融機関名」「支店名」「口座種別」「口座番号」「口座名義」をすべて記載しましょう。

口座名義はカタカナで書くようにしてください。

⑭備考

備考欄は振込手数料を誰が負担するかなどを記載します。基本的には取引先(支払い側)が負担するので記載しなくても問題はありません。

もし記載する場合は「振込手数料は貴社にてご負担ください」というふうに書きます。

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一人親方の適格請求書における「人工」の書き方

人工とは、1日働いてかかる人件費、技術費などを盛込んだ意味として建設業やIT業界などで使用される言葉です。計算方法は、1日1万5,000円の費用で1人が現場で勤務した場合は 1人工=1万5,000円 となります。

この場合は、実際に稼働した時間が6時間だったとしても、1日単位になるので1万5,000円の請求となります。請求書に記載する場合は、こちらのように書くといいでしょう。

内容は人工費、数量は日数、単位は人工とし、消費税10%をつけ、算出します。作成後は、郵送かメール、FAXで送信します。

請求元にどのような手段で送るといいのか、確認したほうがいいでしょう。最近は、メールで対応している会社も増えてきてはいますが、中小企業だと紙の原本でしか対応してくれない会社もあるので、確認を忘れないようにしましょう。

適格請求書を書く時に気をつけるべきポイント


請求書を書く時には気をつけなければいけないポイントがあります。具体的には、

  • 請求書のサイズ
  • 金額の書き方
  • 消費税
  • 請求書発行のタイミング
  • 送付状

といったポイントに気をつけてください。それぞれ後ほど詳しく説明します。

まずは請求書作成前に取引先に確認しておかなければならないことについて説明します。

請求書作成前に確認しておく事項

請求書の作成前には、

  • 請求書のフォーマットの有無
  • 発行日
  • 押印の有無
  • 請求金額
  • 振込手数料の負担
  • 請求書の送付方法

の6点について事前に取引先へ確認しておきましょう。取引先からフォーマットを指定されることがあるので、その場合は指示にしたがって請求書の内容を記載してください。

請求書のサイズ

一般的に請求書にはA4用紙が用いられます。特に取引先からの指定がない場合は、A4サイズにしておいたほうが無難でしょう。

金額の書き方

請求書の金額の書き方には2種類あり

  • 「¥」をつける方法
  • 金額の後に「円」をつける方法

があります。「¥」をつける場合は、金額の後に伸ばし棒「-」をつけます。

  • 記載例:¥3,000ー

「円」をつける場合の記載例は以下のとおりです。金額前に「金」後ろに「也」がついていることに気をつけましょう。

  • 記載例:金3,000円也

どちらの書き方でも3桁ごとにカンマ「,」をつけることに気をつけてください。

消費税について

消費税を納めるかどうかにかかわらず、請求書には消費税を加算して請求ができます。消費税を納める必要がない場合、そのぶんは益税と言ってそのまま利益になります。

消費税を納めるかどうかの基準は前々年度の売上高によるので、自分が免税事業者にあたるかどうかは確認してみてください。

請求書発行のタイミング

取引の形態によって請求書を発行するタイミングは変わります。一度の竣工で業務が完了する取引の場合は、竣工した直後に請求書を発行するのが一般的です。

月に何度も竣工する取引の場合はその月のぶんをまとめて請求する形になります。締め日から支払期日までの間に請求書を発行しますが、取引先により請求のタイミングが決められているので確認しておきましょう。

送付状も忘れずに

取引先に送る書類には送付状を添えるのがマナーです。送付状には、

  • 送付日
  • 件名
  • 請求先の情報
  • 送付者の情報
  • 挨拶
  • 送付する書類の内容や枚数

書類の内容や枚数を記載する部分には最初に「記」と書き、最後は「以上」で締めくくります。送付状を送ることで取引先に書類の内容や枚数を示し、送付物に間違いがないか確認することが可能になります。

必ず請求書と同封するようにしてください。

一人親方の適格請求書にテンプレートはある?主な作成手段

一人親方の適格請求書には3つほど作成手段があります。パソコンが必要ない方法もあれば、取引件数が多い方向けの方法もあるので、自分に合った方法を検討してください。

市販の請求書を購入して手書き

請求書の用紙は市販されており、文房具店の他、100円ショップで買い求めることもできます。市販の用紙を使う場合は手書きで作成することになるので、金額などを書き損じないように注意してください。

ExcelやWordで作成

ExcelやWordで作られたテンプレートをダウンロードして作成することも可能です。無料で利用できる上に、パソコンで必要な項目を入力するだけで適格請求書が作成できるため手軽にできます。

市販の会計ソフトで作成

会計ソフトを使えば見積書や納品書とともに適格請求書を作ることができ、発行記録もデータで保存されます。簡単に作成できるため、取引件数が多い場合は会計ソフトを使うのがおすすめです。

代表的な会計ソフトとしては、「freee会計」や「Misoca」などが挙げられます。

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請求書の封筒の選び方と書き方

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請求書の封筒のサイズの選び方や書き方について解説します。前述した通り、適格請求書は重要な書類ですから、他の郵便物にまぎれないために注意が必要です。

請求書を送付する時の封筒のサイズ

請求書を送付する封筒のサイズは「長形3号」もしくは「角形2号」が一般的です。A4請求書を三つ折りにする際は長形3号、そのまま折らずに入れる場合は角形2号が合います。

どちらかから選びましょう。

請求書を送付する時の封筒の書き方

封筒の表側には、

  • 郵便番号
  • 住所
  • 宛名
  • 「請求書在中」の添書き

封筒の裏側には、

  • 送り主の住所・名前

これら5点を必ず書いてください。取引先にはさまざまな郵便物が届くので、請求書が届いていることがわかるよう「請求書在中」の文言は忘れず書きましょう。

「請求書在中」は青字で書くことが一般的です。縦書きの場合は封筒の表側の左下に記入して同じ枠の色で囲みます。

横書きの場合は封筒の表側の右下に記入して同じ色の枠で囲みます。

請求書の送付方法

請求書の送付方法は、

  • 郵便
  • FAX
  • メール

の3つが一般的です。

郵便

郵便がもっとも一般的な請求書の送付方法になります。請求書は「信書(特定の受取人に対して差出人の意志を表示または事実を通知する文書)」というものにあたり、宅配便で送ることはできません。

必ず普通郵便で送るようにしてください。

FAX

請求書はFAXで送ることもできます。ただし、FAXで送った場合は後から原本も送る必要があります。

急ぎの時や先方が要求した時はFAXで送ってもかまいませんが、後から郵送することも忘れないようにしましょう。

メール

メールを使って電子上で請求書を送ることも可能です。その際はビジネスマナーに気をつけなければなりません。

メールで送る際は必ず「件名」で請求書を送ることと、どのような請求書なのかを明らかにしなければなりません。請求書のファイルを送付する際は、先方にファイルを指定されていない場合、PDFに変換して送付しましょう。

ExcelやWordのまま送ると先方に誤って編集されてしまう恐れがあります。先方から指定がある場合は指示に従って送りましょう。

インボイスとは?一人親方でも必要か?

インボイスとは、英語で「請求書」という意味ですが、2023年10月から施行される「インボイス制度」とは意味合いが異なります。

インボイス制度における「インボイス」とは「適格請求書」を意味しており、仕入れ税額控除(消費前の減税)を受けるために必要な請求書類を指します。

インボイス(適格請求書)には、インボイス登録番号をはじめ、商品名や数量、金額、税率、消費税額などの明細が記載されており、企業の決算や確定申告に必要となる重要な書類です。

インボイスの書き方と注意点は、以下のとおりです。

  • インボイスには特に決まったフォーマットはありませんが、必要な項目を正しく記入することが求められます。
  • 海外の業者と取引する際のインボイスには、インボイス発行日、インボイス発行者、インボイス番号、輸入者・送り先、輸送手段と情報、積込港・荷卸港、製品名・数量・単価・重量・合計額・単位、支払い条件、ケースマーク、インコタームズ、原産国、署名、有償・無償・無償の理由などの情報が必要です。
  • インボイスには、適格請求書発行事業者の登録番号と、税率ごとの消費税額及び適用税率も記載する必要があります。
  • 海外との取引におけるインボイスは、英語で記載するのが一般的です。
  • インボイスは、正確に記入することが重要です。不備や間違いがあると、通関や請求に支障が生じたり、税務上の問題になったりする可能性があります。

まとめ

請求書の書き方について詳しく説明しました。さまざまなルールがあってかた苦しく感じてしまうかもしれませんが、請求書は自分にとっても相手にとっても重要な書類です。

大変でもルールにのっとってミスのない請求書を作るようにしてください。

電気施工管理からの転職先としておすすめの職種8選と注意点

現在、電気工事の施工管理として働いている方のなかには転職したいと考えている方もいらっしゃると思います。しかし、転職した結果、今よりも悪い環境になってしまうこともあり得ます。

そのため転職の際に不安を抱えている方も多いでしょう。今回は転職を考える電気施工管理の方に向けて、おすすめの転職先8選とよりいい転職が見つけられるような方法についてご紹介します。

おすすめの資格や転職先を探す際の注意点など詳しく解説していますので、参考になると幸いです。

この記事の監修者
agent-nomura2
野村 涼キャリアコンサルタント
これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援。特に施工管理技士全般と電気主任技術者の領域を得意とする。

電気施工管理のおすすめ転職先8選


まず最初に、電気施工管理の方におすすめな転職先をご紹介します。

①大手サブコン

現在、電気施工管理として働く方のなかには二次下請けや三次下請けなどで働いている方もいるかと思います。大手サブコンも元請けであるゼネコンの下で働くことになりますが、二次下請けの会社よりは条件がいいことがほとんどです。

もし今、下請けでブラックな会社に勤めているという方は、まずは大手サブコンを目指すことが選択肢の一つになります。

②大手ゼネコン

施工管理として十分に経験がある方は、大手のゼネコンで働くことをおすすめします。ゼネコンは大きな工事の元請けになりますので、比較的条件がいいことが多いです。

さらに大手のゼネコンには設備担当というポジションがあり比較的、発注者に近い立場で働くことができます。転職はそれほど簡単ではありませんが、しっかりとスキルがあれば転職することも可能な転職先です。

③ディベロッパー

ディベロッパーとは不動産の開発や再開発をする仕事で、大規模な工事の企画などに携わっています。ディベロッパーにはさまざまな種類がありますが、なかには設備技術者を必要とするディベロッパーの会社もあります。

そうした会社では施工管理の経験が活かせますので、転職後も活躍できるでしょう。ただ、求人の数が多いというわけではないので、ディベロッパーの会社に転職したい場合、しっかり転職活動に力を入れる必要があります。

④建設コンサルタント

建設コンサルタントとは、インフラ全般の建設事業に対して総合的にアドバイスなどを行うというものになります。国や地方自治体など公共事業をメインに取扱い、受けた工事の施工管理を行っています。

電気工事を必要とする工事を取扱うような会社であれば、施工管理としての経験が活かせるのでおすすめです。基本的には発注者支援業務を行うので、発注者に近い立場で働くことができ、ホワイトな転職先と言えるでしょう。

⑤設計事務所

施工管理の仕事とは少し離れますが、設計事務所も選択肢の一つになります。設計のなかでも電気設備に関する設計を求めている会社は多いので比較的、転職しやすいと言えます。

施工管理の経験があれば、図面は見慣れているはずなので、他の職種の方に比べれば仕事にもなじみやすいという点もメリットになるかと思います。ただし、1級建築士や建築設備士などの資格が必要になる場合もあるので、条件は確認する必要があります。

⑥不動産管理会社

不動産管理会社も施工管理の方を積極的に募集していることがあります。なぜならこうした管理会社では、自社が保有する建物などの修繕を行っているからです。

管理会社ではこうした改修工事の発注を行っているので、発注者側で仕事ができます。工事の内容も新築ではなく、改修、修繕のほうが多いので工期も比較的、短いことが多く、おすすめの転職先と言えます。

⑦メーカー

建設業界にかぎらず、メーカーでも施工管理の経験が活かせます。メーカーでも工場の新設や工場の管理のために電気工事施工管理技士を雇っている場合があります。

建設業界にかぎらず、いろいろな業界で転職先を探すことで、自分に合った企業がより見つかりやすくなります。

⑧電力会社

電力会社でも発電所の建設において施工管理職を募集することがあります。特に近年では再生可能エネルギーの需要が高まっており、新たな発電設備を建設することが増えています。

業務によっては工事の発注者側として働くこともできるので、いい条件のもと働けるのもメリットです。

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電気施工管理から転職する際に保有していると有利になる資格


ここでは電気施工管理の方が転職する際に持っておくと有利になる資格を紹介します。資格の有無で条件が大きく変わってくる場合があるので、注意が必要です。

1級施工管理技士

今、1級の電気工事施工管理技士の資格を持っていない方は、積極的に取得を目指しましょう。1級の資格を持っていることで携われる工事の幅が広がるので、企業からの評価も上がり、より条件のいい会社に入りやすくなります。

電気工事以外でも、土木、建築、菅工事の1級施工管理技士の資格を持っていれば、業務の幅が広がります。たとえば土木施工管理技士の資格を持っていれば太陽光発電所の工事などの際、プロジェクト全体で業務を担うことができます。

建築施工管理技士の資格を持っていれば内装工事などで重宝されるでしょう。また、管工事施工管理技士の資格があれば、総合設備会社やゼネコンの設備担当として採用されやすくなります。

このように他の施工管理技士の資格も持っていると、転職先の幅が大きく広がるので、積極的に取得を目指してください。

1級建築士

1級建築士の資格があれば、設計事務所や大手ゼネコンで働ける可能性が広がります。建築士の資格は実務経験が必要なので今、一級建築士事務所登録がされている会社で働いている方は、設計の仕事ができないか相談してみましょう。

電気主任技術者

電気主任技術者は電気設備の点検、保安作業を行うのが主な仕事ですが、工事への立合いが必要な場合があります。そのため電気工事施工管理技士が電気主任技術者の資格を持っていることで柔軟な対応をすることができ、現場に大きなメリットがあります。

さらに現場での作業だけではなくその後の管理業務もできるので、現場での施工管理がつらいという方にとっては取得しておくことで大きなメリットがあります。

建築設備士

建築設備士は、建築設備全般に関する知識や技能を持ち、建築士に対して適切なアドバイスを行うことができる資格です。一級電気工事施工管理として2年以上の実務経験が必要なので、希少価値の高い資格となっています。

設備設計の分野においては非常に強みのある資格ですので、取得できる方は積極的に取得を目指しましょう。

電気施工管理から転職する際の注意点

電気施工管理の方が転職する際の注意点をいくつかご紹介します。

すべての希望がかなう求人はない

転職全般に言えることですが、転職の際にすべての希望がかなうことはありません。転職では何かしらの条件は我慢する必要があります。

建設業界は転職する方が非常に多い業界なので、いい条件の転職先はすぐになくなってしまいます。そのなかでもよりいい条件で転職するためには、ある程度のところで多少、妥協する必要があります。

たとえば地域が自分の住んでいるところから少し離れていたり、希望よりも年収が低いということはよくあります。転職の際にはある程度、妥協点を作っておくほうが時間をかけずに、なおかついい求人が見つけやすくなります。

未経験業種だと一からスタート

あたり前の話かもしれませんが、未経験の業種では今までの施工管理の経験が活かせないので、一からスタートすることになります。たとえば設計の仕事に転職した場合、完全に業務内容が変わることになるので、年下の先輩にいろいろと教えてもらう必要があり、そのことに抵抗感を覚えてしまうこともあるかもしれません。

もし施工管理以外の仕事をしたいという方は、一からのスタートになってしまうことも覚悟をしてください。

転職エージェントを使う

施工管理の方は仕事が非常に忙しいので、転職エージェントを活用することがおすすめです。転職サイトなどで転職をしようとすると、毎回すべての会社に応募する必要があるため、非常に手間がかかります。

転職エージェントの場合は自分の希望の条件や、今までの経験などをエージェントに伝えることで求人を紹介してもらえるので、条件にも合いやすく、手間をかけずに転職先を見つけることができます。

電気施工管理に強い転職エージェント

ここでは電気施工管理に強い転職エージェントを紹介します。建設業界に転職するのか、他業界に行くのかによっても異なるので、自分に合った転職エージェントを使いましょう。

ビーバーズ



引用元:https://beavers.co.jp/

ビーバーズは、建設業界に特化した転職エージェントです。建設業界に特化することで、他にはない会社の求人があったり、経営者や取締役などの意思決定者と直接、条件の交渉ができたりするので、施工管理として転職したい方にはおすすめです。

転職後のアフターフォローも充実しているので、安心して転職先を探すことができます。建設業界で施工管理として働きたいという方は一度ビーバーズにご相談ください。

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リクルートエージェント


引用元:https://www.r-agent.com/

リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する転職エージェントです。業界最大級の求人があるので、自分に合った転職先を見つけやすくなっています。

リクルートは人材業界で非常に大きな強みを持っており、他業界に転職しやすいので、建設業界以外の未経験の業界にも転職することができます。転職に関しては実績が第1位ですので、安心して転職活動をすることができます。

クイック


引用元:https://plant.ten-navi.com/

株式会社クイックには、建設・設備求人データベースという名前のサービスがあります。建設業界に特化しているので、施工管理として転職したい方にはおすすめのサービスです。

持っている資格に応じた求人を自分で探すことが可能ですので、自分で企業の求人を調べたい方はご活用ください。

電気施工管理の将来性


現状、建設業界全体として人手不足が深刻なため、電気施工管理も需要が高い職種です。電気工事施工管理技士の資格を持っている、スキルや経験のある施工管理の方は今後もどんどん減っていくことが予想されます。

人手不足な上、近年では省電力化や再生可能エネルギーなど新たな電気設備も増えてきているので、それらに対応する必要も出てきます。こうした要因から電気施工管理の人材に対する需要は非常に高くなっているので、しっかりとスキルアップにはげむことで長年、第一線で働き続けることができるでしょう。

まとめ

今回は転職したい電気施工管理の方に向けて、おすすめの転職先や転職の際の注意点、有利な資格などについて詳しく紹介しました。施工管理は経験を積んでいくことで、会社からの評価も高くなっていき、どんどん年収も上がっていくような職種です。

多くの人が転職をしながらさまざまな経験を積むことでキャリアアップしているため、適切なタイミングで転職していくことが必要になります。今回のおすすめの転職先を参考に転職エージェントを活用しながら、今後のキャリアアップを図りましょう。

塗装工が独立するメリットや年収は?必要な資格や準備の方法も解説

塗装工として働いている方のなかには独立して稼ぎたい、自由に働きたいと考えている方もいらっしゃると思います。建設業界には一人親方がたくさんいるように比較的、独立することが難しくない業界です。

塗装業も、本人の技術が仕事のできを左右するので、独立して個人で案件を受けることも可能です。しかし、独立するには何が必要で、どのような手順を踏めばいいのか?本当に稼げるのか?など疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では独立したい塗装工の方に向けて、独立後の年収や独立までに必要な準備、独立してから仕事を受注する方法まで、詳しく解説していきます。

この記事の監修者
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野村 涼キャリアコンサルタント
これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援。特に施工管理技士全般と電気主任技術者の領域を得意とする。

塗装工とは?仕事内容や資格の種類を解説

塗装工は、建物や自動車、家具などを造る際に、ペンキを使って塗装を専門に行うスペシャリストです。

金属や建築物の塗装をすることで、外観を美しく見せるだけでなく、水や錆を防いで耐久性を高めたり、遮光性や断熱性を高めたりする効果もあります。

塗装工は、技術職であり専門職でもあるため、一般的な事務職に比べて給料はやや高めです。近年では中古住宅や古民家の「リフォーム」や「リノベーション」に関心を持つ人が増えているため、こうした分野で実績を築き信頼を得ることが業界に生き残るための重要なカギとなるでしょう。

塗装工の仕事内容

塗装工の仕事内容は、建築物や金属などに塗装を施すことです。建築塗装以外には、自動車などのボディーを塗装する板金塗装作業もあります。

塗装技能士の資格を持つことで、塗装技術や知識、実績を裏付けることができ、依頼主からの信頼を得やすくなります。また、塗装工の年収や給料は、経験や技術力によって異なりますが、技術職としての専門性を活かして働くことが可能です。

塗装工に関する資格5つ

塗装業にはさまざまな資格が存在します。以下では、塗装工の資格について詳しく説明します。

1. 一級塗装技能士

厚生労働大臣が認定する国家資格で、塗装業を営む上で非常に重要です。受検条件は、7年以上の実務経験または二級塗装技能士の取得後5年経過が必要です。

試験は実技と学科の両方で行われ、合格率は約50%となっています。

2. 塗装工事の建設業許可

資格ではありませんが、塗装業者として事業拡大を目指す場合に重要です。500万円以上の規模の大きな案件を受注したい場合、建設業許可が必要です。

3. 二級塗装技能士

職業訓練校に通うか、塗装業で2年以上の実務経験がある場合に取得できます。自己の知識や実績、技術の証明になります。

4. 有機溶剤作業主任者

有機溶剤の被害から労働者を守るために、作業方法の指揮・監督を行う資格です。有機溶剤を扱う際に必要です。

5. 足場の組立て等作業主任者

高所での作業で必要な足場の組み立てに関する資格です。高さ5m以上の足場の組み立てには必要な資格です。

塗装業で独立する際のメリット・デメリット

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独立する際には社員とは違ったメリットやデメリットがあります。メリットばかりに目がいきがちかもしれませんが、デメリットもしっかり把握しておきましょう。

それぞれ解説していきます。

塗装業で独立するメリット

独立すると縛りがなくなって、自由に仕事ができるようになります。社員であれば、決まった時間に決まった現場に出て働く必要があるので、休みがなかったり、現場が遠かったりすることがあったかもしれません。

塗装工の場合、工期がそれほど長くない場合も多いので比較的、働く時間を選ぶことができます。また、案件をたくさん受注できるようになって従業員を雇える程度の規模になると、年収1,000万円も目指すことができます。

このように年収も働く時間も場所も決まっていないのが独立するメリットになります。

弊社では、数多くの方にフリーランス案件を獲得していただいています。ビーバーズフリーランスでは、以下のような案件を豊富に抱えています。

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塗装業で独立するデメリット

独立することで最大のデメリットとなるのが、生活が不安定になることです。全体的に塗装工は単価がそれほど高くないのが現状です。

そのため案件の数が少ないと、なかなか収入を増やすことができません。独立すると会社に雇用されているわけではないので、案件がなければ収入がゼロになってしまいます。

そのため収入を一定に維持していくのは難しく、社会保障の面でも社員には劣ります。このような不安定さを受入れなければ独立することはできないと言っても過言ではありません。

塗装業で独立した際の年収は?稼げる?

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独立したい方にとって一番気になるのは年収面かと思います。そこでここでは、塗装工の平均年収と独立した場合の年収の比較など、詳しくご紹介します。

塗装工の平均年収は?

塗装工の年収は、厚生労働省によると400万円程度とされています。大手求人サイトを見ても300~400万円のところが多いようです。

建設業界全体の平均年収は450万円前後ですので、業界全体で見ると少し少ない分類に入るようです。

独立した際の年収目安

独立すると平均で400万円程度の年収となっています。なお、一人親方の塗装工の平均年収はデータがないため、複数のサイトや求人情報の日当などを参考にしています。

塗装工は案件の単価が低めに設定されていることから平均年収はそれほど高くなりません。しかし、なかには1,000万円を超える収入を得ている人もいるので、やり方によってはかなりの収入が見込める職業であることには変わりありません。

二次下請けは儲からない?

二次下請けは孫請けとも呼ばれますが、下請けの下請けになるため、単価がかなり低くなるため注意が必要です。

なるべく二次下請けの案件は受注しないようにするか、単価が適切であるかを確認してから受けるようにしましょう。

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塗装業で独立するために必要な資格と準備の方法

ここからは塗装工として独立するために必要な準備や資格について詳しく解説していきます。

塗装工としてのスキルを身につける

塗装工は技術が問われる職種になるので、独立するためにスキルは必須です。なぜなら独立すると親方など指導してくれる人はいなくなり、自分で塗料を購入し、作業をすべて自分の力で行う必要があるからです。

スキルが身についていないまま独立すると、たとえ案件が受けられても作業が中途半端だったりして、受注先の信頼を失ってしまうかもしれません。独立した際に案件が受注できるかどうかは収入に直結してくるので、しっかりスキルが身についてから独立するようにしましょう。

塗装工で必要な資格を取得する

塗装工において業務で必要な資格はありませんが、案件を受注する上で必要になる資格がいくつかあるのでご紹介します。

可能なかぎり取得してから独立するようにしましょう。

塗装技能士の資格

塗装技能士は国家資格である技能士のうち、塗装に関する知識や技能が備わっているという証明になります。

塗装工として独立する際に保持していないと、発注元からの信頼を得ることは難しいため、必ず取得しておくべき資格です。

この資格には1級、2級、3級の3種類ありますが、1級,2級の資格に関しては所定の実務経験が必要となるため、親方の下で働きつつ、実務経験を積んで資格取得を目指してください。

国家資格なので簡単ではありませんが、しっかりとした実務経験があればけっして難関というわけでもないので、確実に取得しておきましょう。

最低でも2級は取得していないと、案件を受注するのが厳しいと言われています。

その他の資格

塗装工は高所での作業をすることがあるので、足場作業主任者資格があると、作業がスムーズになる場合があります。この資格は講習を受ければ試験は難しくないとされているので、時間がある時に取得しておきましょう。

その他にも、塗装工は有機溶剤を使うことが多いので、有機溶剤作業主任者資格があると便利です。また、乙種危険物取扱者などの資格を持っていると、塗料を扱う際に安全に管理できます。

独立に必要な資金を準備する

塗装工が独立する場合、道具は自分で準備する必要があります。道具一式をすべて揃えるには最低でも100万円程度は必要です。ただし、こちらに関しては知合いに借りたり、リースで使うことによって初期費用を抑えることができます。

調べたなかにはほとんど資金がない状態から独立した方もいらっしゃるようなので、一概にこの金額が正しいとは言えません。しかし、案件を受注してから収入が入るまでには2ヵ月程度、空いてしまうことがほとんどです。

したがってその間の生活資金も含め、300万円以上は貯金がある状態で独立しましょう。

必要な工具を揃える

独立すると、今まで会社のものを使っていた場合は自分で購入して準備する必要があります。刷毛やローラー高圧洗浄機などさまざまな工具があると思いますが、持っていない場合はすべて購入するか、先輩から譲ってもらう、借りることで揃えておきましょう。

書類作成のために必要なパソコンやプリンタなども忘れずに購入してください。

社用車を準備する

塗装工の方は塗料や道具などを載せて現場まで行く必要があるので、自家用車とは別に道具を載せるための社用車が必要です。車は中古車でもかまいませんので、初期費用を抑えたい方は中古車も検討しましょう。

確定申告の際には減価償却が必要なので、そちらも注意してください。

塗装業で独立した際の集客方法

two men facing each other while shake hands and smiling

ここからは塗装工として独立してからどのようにして案件を受注すればいいのか、いくつかの方法をご紹介します。

チラシを作る

チラシを作って配るのは一つの選択肢です。この方法は一軒家など一般の方の建物をターゲットにしたものになりますが、チラシを作ってしまえばあまり労力がかからないものになるので、何をすればいいかわからない方にはおすすめです。

あまり広い範囲に配るのではなくある程度、地域を絞って定期的に配ることで効果が出てきます。また、賃貸などに配っても効果がないので、一軒家にポスティングするようにしましょう。

ホームページを作る

ネット上には案件の情報がたくさん眠っています。インターネットが普及してきているので、一般のお客さんでも工務店を通さず塗装を依頼できるようになっています。

そのため案件受注にはかなりの効果があると言えます。また、チラシを配った際など、自分の会社などの名前をネットで検索した際にHPがなければ不審に思われることもあると思うので、自分の信頼を上げるためにもHPは積極的に活用しましょう。

簡単に自作できるようなものもあるので、とりあえず作っておくのはけっして悪くない選択だと言えます。

建設フリーランス専門サイトを活用する

案件受注に特化しているのがフリーランスエージェントです。フリーランスエージェントは案件を依頼したい会社と案件を受注したい個人事業主を仲介するもので、多数の案件を抱えています。

ネットで検索するとさまざまなエージェントが出てくると思いますが、建設業界に特化したものを選ぶことで、単価や条件がいい案件が見つかりやすくなります。

建設業界に特化したものはそれほど多くありませんが、弊社「ビーバーズフリーランス」は条件面の交渉ができたり、案件受注後のアフターフォローも充実しているのでおすすめです。

興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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塗装工の将来性

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塗装工は建設業界のなかでもかなり需要がある職種です。なぜなら新築の工事などはもちろん、塗装は一定の年数経つと塗替える必要があるので、既存の建物でも案件を受注できるからです。

建設会社に営業をかけなくても、一軒家のお客さんに対して案件が受注できることもあるので、案件が取りやすいことも魅力の一つです。今後は新築よりも中古の家のリフォームが増えてくることが予想されるので、そちらを中心に勝負していくのもいいかもしれません。

塗装工の独立のまとめ

今回は塗装工の方が独立するまでの流れや年収、案件を獲得するための方法などを詳しく解説しました。塗装工は比較的、単価が低いと言われていますが、高所での作業など単価を上げることもできるので、自分の努力次第では社員よりも収入を上げることができます。

また、既存の一軒家などでも作業ができるというのも塗装工ならではの利点だと言えるかもしれません。案件が受注できるようになり、売上がある程度、増えてきたら従業員を雇うことも検討しましょう。

案件が増えるとなかなか営業をかける時間もなくなると思われるので、HPやエージェントなどを積極的に活用して業務の効率化を図りましょう。

構造設計者として独立するために必要な準備やタイミング、年収事情とは

現在、構造設計として働く方のなかには、独立して自由に働きたいと考えている方もいらっしゃると思います。しかし、独立すると、仕事の流れや税金、保険面などが会社員とは大きく異なるので、どうすれば独立できるのかわからないことも多く、独立後に案件を受注できるかといった不安を抱えている方も多いでしょう。

今回はそのような方々に向けて、独立までの流れから独立後に成功するための方法までしっかりと解説していきます。

この記事の監修者
agent-yamanaka2
山中 健太キャリアコンサルタント
コンサルティング会社にて建設会社の成長戦略型提案業務を経験。「ビジネス会計検定1級」を保有しており、採用責任者や経営者など企業側の目線を最も理解したキャリアサポート、就職支援を得意とする。

構造設計者として独立すべきタイミングとは?


現在、正社員として働く方が、独立するのに最適なタイミングはいつなのでしょうか。人によって技術などに差があると思うので、最適なタイミングの目安をご紹介します。

独立するまでの期間は何年かかる?

構造設計事務所の設立には3〜11年が必要になります。独立して設計事務所を設立するには、専任の管理建築士を置く必要があります。

この管理建築士になるためには条件があり、建築士事務所に所属して3年間の実務経験が必要になります。この実務経験に関しては、建築士としての実務経験が必要なため、最初に二級建築士の資格を取得する必要があります。

学歴によって異なりますが、建築に関する学歴として大学、高等専門学校卒の方以外は建築士の資格取得には実務経験が必要なので、最低で3年、最長で11年の実務経験が必要になります。

独立に必要な技術レベルはどれくらい必要?

構造設計として独立して仕事をすると、取引先やお客さんのニーズを満たしつつ、基準やコストなどの範囲内で設計をしていく必要があります。単に設計だけができるのではなく、顧客のニーズを理解したり、それを図面に反映するといった、設計以外の技術が必要になります。

そのため設計自体の仕事が完ぺきにできる状態でなければ、独立はできません。また、言われたように作業をすることができる程度の技術では、独立した後に苦労することになります。

コストに関しての理解や工程に関しての理解までしっかり深まっている状態であれば、独立してからも顧客の信用を得る仕事ができるかと思います。

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独立した構造設計者の設計料・報酬

設計事務所の設計料はほとんどが延べ構造面積によって決まってきます。これが基本料金となり、どの程度しっかり設計するかによって、または構造種によって設計料が変わってきます。

小規模なものだと10万円程度、大規模なものになると100万円を超えるような価格で案件を受注できるようです。このような料金については、個人によってどの価格帯、どの工種で勝負するかによって大きく異なってくると思いますので、今までの経験から得意なものをたくさん受注できるような価格設定にするといいと思われます。

構造設計職で独立するまでに準備すべきもの


ここからは独立までに必要なものについて解説していきます。

建築士事務所に登録

構造設計として独立するためには、建築士事務所の登録が必要になります。一級建築士事務所は登録に1万8,500円かかります。

お金だけではなく管理建築士の専任証明など、必要な書類がいろいろあるので、詳しくはこちらを参考にしてみてください。

保有しておくべき資格

規制上、必要な資格に関しては管理建築士の資格になります。この資格は建築士として一定期間の実務経験があれば独立することができますが、独立する際に一級建築士の資格がなければ、一級建築士事務所として独立することができなくなります。

業務の幅が異なってきますので、最低でも一級建築士の資格は取得しておくようにしましょう。構造設計として安定して収益を得るためには、構造設計一級建築士が必要になるので、特別な理由がないかぎりは構造設計一級建築士を取得しておくようにしましょう。

開業届の提出

個人事業主として事務所を設立する場合には開業届が必要です。新たに事業を開始する際には納税のために税務署に届出る必要があります。

青色申告ができるなどさまざまなメリットがあるので、必ず行うようにしましょう。

開業資金

構造設計事務所を設立して独立するにはかなりの開業資金が必要です。開業資金のほとんどを占めるのが設計に使うソフトです。

およそ200万円程度はかかるので、しっかりとまとまった資金が必要です。また、独立してから案件を受注して、報酬として手元に入ってくるのが半年先になってしまうといったようなことがあるので、その間の生活資金も用意しておくといいでしょう。

事務所の手配

設計事務所の登録には、事務所が必要になります。自宅を事務所にすることも可能ですし、レンタルオフィスなどで対応することもできます。

それぞれ紹介していきます。

自宅

自宅で事務所を構える場合、事務所として使っている面積などによって按分することで、経費計上することができます。自宅の家賃、水道光熱費、通信費だけで済むので、経費を削減できるというメリットがあります。

人によっては気持ちの切替えができない、公私の区別をつけたいという理由で、別にオフィスを借りることがあります。

レンタルオフィス

自宅で仕事をすることに抵抗感がある、HPなどに自分の自宅の住所を載せたくないといった場合は、レンタルオフィスを借りて事務所にすることになります。レンタルオフィスを借りる際には家賃が安いことも大事かもしれませんが、打合せに行きやすいことなど、仕事のしやすさも大切にして選ぶようにしましょう。

構造設計一級建築士資格の取得方法と必要性

構造設計一級建築士の資格は、構造設計として独立する上でかなり重要度が高い資格です。特に安定して収益を得る、高い単価で仕事を受けるためにはほぼ必須の資格となります。

受験資格は一級建築士として5年以上の構造設計の業務経験を有することが必要です。合格率はすべての区分の合計でおよそ30%ですが、構造設計を業務とする方にとってはそれほど難しい資格ではないと言えるでしょう。

構造設計者として独立した後の仕事の受注方法

ここでは構造設計の方が事務所を設立した後、実際にはどのように案件を受注するのかについて詳しく解説していきます。

人脈を利用する

建設業界において人脈があるということは、独立後の案件の受注に大きく影響してきます。特に、独立してすぐの間は受注先が見つからず以前、働いていた会社や取引先から案件をもらって仕事をすることが多くなります。

過去に仕事を頼んだ相手であれば発注側もある程度、信頼して業務を任せることができるので、いつか独立したいと考えている方は人脈作りも意識しながらいろいろな人とコミュニケーションを取るように心がけましょう。

自社ホームページで集客する

インターネットが普及している現代においては、施主も建設会社を通さずに直接、建築士に仕事を依頼することが増えてきています。そのため自社HPがあれば、そうしたネット上で建築士を探す人に向けてアプローチすることができ、案件受注の可能性が一段と高まります。

実際に建設業界においてはHPを活用することが増えており、写真などを掲載することでより施主にとってイメージがつきやすいものになるので、案件受注がしやすくなります。自作である程度、簡単に作ることもできるので、まずは自作してみることをおすすめします。

ある程度、自分の業務の方向性が固まり、HPの重要度が高まったタイミングで外注して質のいいHPを作ることで、収入を上げることにつながります。

マッチングサイトへ登録する

現在、インターネット上にはフリーランスや個人事業主向けのマッチングサービスがあります。そうしたマッチングサービスでは、案件が欲しい個人事業主の方と仕事を依頼したい発注者が多数登録されており、それぞれに合った案件を紹介するという流れになっています。

こうしたマッチングサイトやサービスはさまざまなものがありますが、建設業界に特化したものを選ぶことで、より多数のそして高単価の案件を受注しやすくなります。建設業界のマッチングサービスの一つとして、弊社「ビーバーズフリーランス」があります。

登録することで、エージェントが建設会社との条件の交渉や案件受注後のフォローまでしっかりと行ってもらえるので、興味がある方は一度ご相談ください。

弊社では、数多くの方にフリーランス案件を獲得していただいています。ビーバーズフリーランスでは、以下のような案件を豊富に抱えています。

  • 週2.3日から選択できる幅広い案件
  • 月60万円~70万以上の高収入案件多数
  • 無料登録から最短1日でお仕事紹介

まずは無料登録をして色々な案件を見てみてください。専門のフリーランスエージェントからおすすめの案件をご紹介することも可能です。

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構造設計者が独立した後に稼ぐための戦略

Formal man with tablet giving presentation in office
ここではある程度、案件をこなせるようになった方向けに、より収入を上げる、安定して案件を獲得するためにはどうすればいいかという点について詳しく解説していきます。

一人で棟数をこなす

独立した構造設計の方の売上は、案件の数×単価によって決まってきます。そのため単純に受ける案件を増やすことによって収入を増やすことができます。

受ける案件を増やすためには、もちろん自分で営業をして案件をたくさん受注することもできますが、HPの作成やマッチングサービスへの登録などによって効率よく受注することをおすすめします。個人事業主になると、案件に加えて事務作業もあるのである程度、案件が増えてくると時間が足りなくなります。

インターネットやエージェントを活用して、営業にかかる負担を減らして、なるべく多くの案件がこなせるようにしましょう。

組織化する

ある程度、大きくなったら、組織化することでさらに収入を増やすことも可能です。従業員を雇える規模の売上になっていれば、法人化することによって会社を設立することになるでしょう。

法人化して従業員を数人、雇うことで営業や事務作業の効率化を図り、さらに収入を上げることにつながります。10人規模で事務所としてしっかりと動くことができれば、売上が1億円を超えることも可能ですので、事業を大きくしたい方は、従業員を雇って組織として働くことも検討しましょう。

弊社では、数多くの建設業者様に工事案件を獲得していただいています。ベテランに限らず、業歴浅い業者様にも長期の高単価案件をご紹介できます。

  • 長期契約可能な工事案件多数
  • 設立1年目の建設業者様でも応募可能な案件
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付加価値のある設計をする

案件の数ではなく、単価を上げることで収入を上げることができます。個人事業主として受けられる仕事の数にはどうしても限界があるので、いつかは単価を上げる必要があります。

アトリエ事務所の場合だと、コンペなどに出場し、受賞すれば単価を上げることもできますが、構造設計の場合は単価を上げるにはマンションなどの床面積が大きく、構造が階数によって変わらないといったものを受注できるのがベストです。または難易度の高い工種に対応するなど、技術力によって単価を上げることも可能です。得意分野や他の事務所の単価などを参考にしながら、できるだけ高い単価で案件を受注できるようにしましょう。

まとめ

今回は構造設計として働く方が独立して働くための方法や収入を上げるためのポイントなどについてご紹介しました。構造設計は開業資金がかなりかかる職種となっています。

そのため、独立するハードルやリスクも高く、簡単には独立することができません。しかし、設計事務所の設立には資格の取得が必要で競合もそれほど多いわけではないので、しっかりと技術力を高め、コンスタントに案件を取っていけば、安定した生活を送ることができます。

収入を上げるためにはHPやフリーランスマッチングサービスなどの活用が大きな助けとなるので、ぜひご活用ください。