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塗装業で独立するには? 必要資格や年収事情をご紹介

塗装工が独立するメリットや年収は?必要な資格や準備の方法も解説

溶接工 働き方やキャリア 職人・一人親方

塗装工として働いている方のなかには独立して稼ぎたい、自由に働きたいと考えている方もいらっしゃると思います。建設業界には一人親方がたくさんいるように比較的、独立することが難しくない業界です。

塗装業も、本人の技術が仕事のできを左右するので、独立して個人で案件を受けることも可能です。しかし、独立するには何が必要で、どのような手順を踏めばいいのか?本当に稼げるのか?など疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では独立したい塗装工の方に向けて、独立後の年収や独立までに必要な準備、独立してから仕事を受注する方法まで、詳しく解説していきます。

この記事の監修者
agent-nomura2
野村 涼キャリアコンサルタント
これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援。特に施工管理技士全般と電気主任技術者の領域を得意とする。

塗装工とは?仕事内容や資格の種類を解説

塗装工は、建物や自動車、家具などを造る際に、ペンキを使って塗装を専門に行うスペシャリストです。

金属や建築物の塗装をすることで、外観を美しく見せるだけでなく、水や錆を防いで耐久性を高めたり、遮光性や断熱性を高めたりする効果もあります。

塗装工は、技術職であり専門職でもあるため、一般的な事務職に比べて給料はやや高めです。近年では中古住宅や古民家の「リフォーム」や「リノベーション」に関心を持つ人が増えているため、こうした分野で実績を築き信頼を得ることが業界に生き残るための重要なカギとなるでしょう。

塗装工の仕事内容

塗装工の仕事内容は、建築物や金属などに塗装を施すことです。建築塗装以外には、自動車などのボディーを塗装する板金塗装作業もあります。

塗装技能士の資格を持つことで、塗装技術や知識、実績を裏付けることができ、依頼主からの信頼を得やすくなります。また、塗装工の年収や給料は、経験や技術力によって異なりますが、技術職としての専門性を活かして働くことが可能です。

塗装工に関する資格5つ

塗装業にはさまざまな資格が存在します。以下では、塗装工の資格について詳しく説明します。

1. 一級塗装技能士

厚生労働大臣が認定する国家資格で、塗装業を営む上で非常に重要です。受検条件は、7年以上の実務経験または二級塗装技能士の取得後5年経過が必要です。

試験は実技と学科の両方で行われ、合格率は約50%となっています。

2. 塗装工事の建設業許可

資格ではありませんが、塗装業者として事業拡大を目指す場合に重要です。500万円以上の規模の大きな案件を受注したい場合、建設業許可が必要です。

3. 二級塗装技能士

職業訓練校に通うか、塗装業で2年以上の実務経験がある場合に取得できます。自己の知識や実績、技術の証明になります。

4. 有機溶剤作業主任者

有機溶剤の被害から労働者を守るために、作業方法の指揮・監督を行う資格です。有機溶剤を扱う際に必要です。

5. 足場の組立て等作業主任者

高所での作業で必要な足場の組み立てに関する資格です。高さ5m以上の足場の組み立てには必要な資格です。

塗装業で独立する際のメリット・デメリット

paint, colour, oil paint

独立する際には社員とは違ったメリットやデメリットがあります。メリットばかりに目がいきがちかもしれませんが、デメリットもしっかり把握しておきましょう。

それぞれ解説していきます。

塗装業で独立するメリット

独立すると縛りがなくなって、自由に仕事ができるようになります。社員であれば、決まった時間に決まった現場に出て働く必要があるので、休みがなかったり、現場が遠かったりすることがあったかもしれません。

塗装工の場合、工期がそれほど長くない場合も多いので比較的、働く時間を選ぶことができます。また、案件をたくさん受注できるようになって従業員を雇える程度の規模になると、年収1,000万円も目指すことができます。

このように年収も働く時間も場所も決まっていないのが独立するメリットになります。

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塗装業で独立するデメリット

独立することで最大のデメリットとなるのが、生活が不安定になることです。全体的に塗装工は単価がそれほど高くないのが現状です。

そのため案件の数が少ないと、なかなか収入を増やすことができません。独立すると会社に雇用されているわけではないので、案件がなければ収入がゼロになってしまいます。

そのため収入を一定に維持していくのは難しく、社会保障の面でも社員には劣ります。このような不安定さを受入れなければ独立することはできないと言っても過言ではありません。

塗装業で独立した際の年収は?稼げる?

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独立したい方にとって一番気になるのは年収面かと思います。そこでここでは、塗装工の平均年収と独立した場合の年収の比較など、詳しくご紹介します。

塗装工の平均年収は?

塗装工の年収は、厚生労働省によると400万円程度とされています。大手求人サイトを見ても300~400万円のところが多いようです。

建設業界全体の平均年収は450万円前後ですので、業界全体で見ると少し少ない分類に入るようです。

独立した際の年収目安

独立すると平均で400万円程度の年収となっています。なお、一人親方の塗装工の平均年収はデータがないため、複数のサイトや求人情報の日当などを参考にしています。

塗装工は案件の単価が低めに設定されていることから平均年収はそれほど高くなりません。しかし、なかには1,000万円を超える収入を得ている人もいるので、やり方によってはかなりの収入が見込める職業であることには変わりありません。

二次下請けは儲からない?

二次下請けは孫請けとも呼ばれますが、下請けの下請けになるため、単価がかなり低くなるため注意が必要です。

なるべく二次下請けの案件は受注しないようにするか、単価が適切であるかを確認してから受けるようにしましょう。

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塗装業で独立するために必要な資格と準備の方法

ここからは塗装工として独立するために必要な準備や資格について詳しく解説していきます。

塗装工としてのスキルを身につける

塗装工は技術が問われる職種になるので、独立するためにスキルは必須です。なぜなら独立すると親方など指導してくれる人はいなくなり、自分で塗料を購入し、作業をすべて自分の力で行う必要があるからです。

スキルが身についていないまま独立すると、たとえ案件が受けられても作業が中途半端だったりして、受注先の信頼を失ってしまうかもしれません。独立した際に案件が受注できるかどうかは収入に直結してくるので、しっかりスキルが身についてから独立するようにしましょう。

塗装工で必要な資格を取得する

塗装工において業務で必要な資格はありませんが、案件を受注する上で必要になる資格がいくつかあるのでご紹介します。

可能なかぎり取得してから独立するようにしましょう。

塗装技能士の資格

塗装技能士は国家資格である技能士のうち、塗装に関する知識や技能が備わっているという証明になります。

塗装工として独立する際に保持していないと、発注元からの信頼を得ることは難しいため、必ず取得しておくべき資格です。

この資格には1級、2級、3級の3種類ありますが、1級,2級の資格に関しては所定の実務経験が必要となるため、親方の下で働きつつ、実務経験を積んで資格取得を目指してください。

国家資格なので簡単ではありませんが、しっかりとした実務経験があればけっして難関というわけでもないので、確実に取得しておきましょう。

最低でも2級は取得していないと、案件を受注するのが厳しいと言われています。

その他の資格

塗装工は高所での作業をすることがあるので、足場作業主任者資格があると、作業がスムーズになる場合があります。この資格は講習を受ければ試験は難しくないとされているので、時間がある時に取得しておきましょう。

その他にも、塗装工は有機溶剤を使うことが多いので、有機溶剤作業主任者資格があると便利です。また、乙種危険物取扱者などの資格を持っていると、塗料を扱う際に安全に管理できます。

独立に必要な資金を準備する

塗装工が独立する場合、道具は自分で準備する必要があります。道具一式をすべて揃えるには最低でも100万円程度は必要です。ただし、こちらに関しては知合いに借りたり、リースで使うことによって初期費用を抑えることができます。

調べたなかにはほとんど資金がない状態から独立した方もいらっしゃるようなので、一概にこの金額が正しいとは言えません。しかし、案件を受注してから収入が入るまでには2ヵ月程度、空いてしまうことがほとんどです。

したがってその間の生活資金も含め、300万円以上は貯金がある状態で独立しましょう。

必要な工具を揃える

独立すると、今まで会社のものを使っていた場合は自分で購入して準備する必要があります。刷毛やローラー高圧洗浄機などさまざまな工具があると思いますが、持っていない場合はすべて購入するか、先輩から譲ってもらう、借りることで揃えておきましょう。

書類作成のために必要なパソコンやプリンタなども忘れずに購入してください。

社用車を準備する

塗装工の方は塗料や道具などを載せて現場まで行く必要があるので、自家用車とは別に道具を載せるための社用車が必要です。車は中古車でもかまいませんので、初期費用を抑えたい方は中古車も検討しましょう。

確定申告の際には減価償却が必要なので、そちらも注意してください。

塗装業で独立した際の集客方法

two men facing each other while shake hands and smiling

ここからは塗装工として独立してからどのようにして案件を受注すればいいのか、いくつかの方法をご紹介します。

チラシを作る

チラシを作って配るのは一つの選択肢です。この方法は一軒家など一般の方の建物をターゲットにしたものになりますが、チラシを作ってしまえばあまり労力がかからないものになるので、何をすればいいかわからない方にはおすすめです。

あまり広い範囲に配るのではなくある程度、地域を絞って定期的に配ることで効果が出てきます。また、賃貸などに配っても効果がないので、一軒家にポスティングするようにしましょう。

ホームページを作る

ネット上には案件の情報がたくさん眠っています。インターネットが普及してきているので、一般のお客さんでも工務店を通さず塗装を依頼できるようになっています。

そのため案件受注にはかなりの効果があると言えます。また、チラシを配った際など、自分の会社などの名前をネットで検索した際にHPがなければ不審に思われることもあると思うので、自分の信頼を上げるためにもHPは積極的に活用しましょう。

簡単に自作できるようなものもあるので、とりあえず作っておくのはけっして悪くない選択だと言えます。

建設フリーランス専門サイトを活用する

案件受注に特化しているのがフリーランスエージェントです。フリーランスエージェントは案件を依頼したい会社と案件を受注したい個人事業主を仲介するもので、多数の案件を抱えています。

ネットで検索するとさまざまなエージェントが出てくると思いますが、建設業界に特化したものを選ぶことで、単価や条件がいい案件が見つかりやすくなります。

建設業界に特化したものはそれほど多くありませんが、弊社「ビーバーズフリーランス」は条件面の交渉ができたり、案件受注後のアフターフォローも充実しているのでおすすめです。

興味がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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塗装工の将来性

Several white arrows pointing upwards on a wooden wall
塗装工は建設業界のなかでもかなり需要がある職種です。なぜなら新築の工事などはもちろん、塗装は一定の年数経つと塗替える必要があるので、既存の建物でも案件を受注できるからです。

建設会社に営業をかけなくても、一軒家のお客さんに対して案件が受注できることもあるので、案件が取りやすいことも魅力の一つです。今後は新築よりも中古の家のリフォームが増えてくることが予想されるので、そちらを中心に勝負していくのもいいかもしれません。

塗装工の独立のまとめ

今回は塗装工の方が独立するまでの流れや年収、案件を獲得するための方法などを詳しく解説しました。塗装工は比較的、単価が低いと言われていますが、高所での作業など単価を上げることもできるので、自分の努力次第では社員よりも収入を上げることができます。

また、既存の一軒家などでも作業ができるというのも塗装工ならではの利点だと言えるかもしれません。案件が受注できるようになり、売上がある程度、増えてきたら従業員を雇うことも検討しましょう。

案件が増えるとなかなか営業をかける時間もなくなると思われるので、HPやエージェントなどを積極的に活用して業務の効率化を図りましょう。

この記事の監修者
agent-nomura2
野村 涼キャリアコンサルタント
これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援。特に施工管理技士全般と電気主任技術者の領域を得意とする。

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