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一人親方の仕事のもらい方7選!
受注のコツや注意点も紹介

一人親方の仕事のもらい方・取り方7選!受注のコツや注意点も紹介

職人・一人親方

一人親方として働かれている方が最も苦労するのは、安定して仕事を受注できるか?という点かと思います。働き方が自由で高収入を目指せるのが個人事業主のメリットですが、仕事を取れなければ収入がゼロになってしまうのは一番の欠点でしょう。

そこでこの記事では、一人親方の仕事の取り方・もらい方を7選紹介します。仕事を受注するコツや注意点も解説するのでぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
agent-nomura2
野村 涼キャリアコンサルタント
これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援。特に施工管理技士全般と電気主任技術者の領域を得意とする。

一人親方の仕事のもらい方・取り方7選

一人親方の仕事のもらい方は主に以下の7つです。

  1. 新規営業
  2. 紹介営業
  3. 求人サイト・ハローワーク
  4. 異業種交流会
  5. マッチングサイト
  6. 設業キャリアアップシステム
  7. ホームページ

それぞれ更に細かく分類することができるので、一つずつ特徴やメリット・デメリットを解説していきます。

1.新規営業をする

最も代表的なのが自ら新規営業をかける方法です。営業にもさまざまな種類がありますが、ここでは今まで全く関わりがなかったところから仕事を獲得する方法について説明をします。

テレアポ

テレアポは最もメジャーな営業方法であり、営業が必要な会社の中でこの手法を全くとらないという会社はほとんどありません。なぜなら誰でも出来て、単純であり時間もコストもかからないからです。

テレアポに必要なのは、携帯電話だけです。あとは話す内容を軽く整理し、ひたすら電話をかけ、自分を必要としてくれる会社を探すだけです。何から始めていいのかわからないという方はまずテレアポから始めて営業に慣れるのが良いかもしれません。

飛び込み営業

飛び込み営業もテレアポと同じくらいメジャーな手法です。

上述のテレアポに比べると、実際に会って話す必要があるので多少こなせる数は減りますが、顔を合わせる分、相手との信頼関係も作りやすいというのが一つの利点です。人当たりがよく、コミュニケーションに自信がある方は、この手法で事をもらえる確率が高いでしょう。

とはいえ、あくまで飛び込み営業ですので、体力的にはテレアポよりもきついと感じる方が多いかと思います。またクレームなどを言われるときも、直接面と向かって言われるので、かなり精神的ダメージは大きいといえます。

建設会社のHPの問い合わせフォーム

建設会社によっては、求人応募用の問い合わせフォームを用意している会社もあります。名前やメールアドレス、年齢などを入力することで応募することができます。そのような会社は現場の数も多く、人手をたくさん欲している傾向にあります。また応募のハードルもかなり低いですが、その分様々な方が応募すると考えられます。あまり期待しすぎないようにしましょう。

応募する際は単に年齢等だけでなく、自分がどのような資格を持っていて、得意な業種が何なのか、以前はどのような業種、職種で働いていたのかなど、会社側があなたの具体的なイメージを持てるような内容にしましょう。そうすることで案件受注の可能性が大きくなるかもしれません。

2.紹介営業をする

紹介営業は、新規営業とは違い、顧客の知り合いや取引先などから新たな顧客を獲得する方法です。ある程度自分に対して信頼がある状態で仕事を依頼してもらえるので、新規の営業よりも比較的容易に仕事を取れる傾向にあります。具体的に紹介営業を受ける選択肢を紹介しましょう。

協力会からの紹介

大手ゼネコンや大手ハウスメーカーであれば必ず、下請業者としていつでも安心して発注できる建設業者(いわゆる協力会社)の集団組織である協力会を作っております。協力会に新規で入り込んでいくためには相当な人脈を保有している必要があるため中々難易度は高いですが、仮に協力会に潜り込むことができれば、元請け業者により近い形で仕事を受注することが容易にできるようになります。

常日頃から協力会と関係性がある方々との人脈にアンテナを張っておき、タイミングを見計らって協力会の主要メンバーを狙っていきましょう。

施工管理技士との人脈からの紹介

施工管理技士は現場の管理をする仕事ですので、職人としっかりコミュニケーションをとっています。そのため、以前に何度か同じ現場で働いた施工管理技士の方がいれば、自分がどのような工事を得意としているのかということは十分に理解しているはずです。

そのため知り合いに施工管理技士として働いている方がいる場合、連絡をしてみることで、タイミングが合えば仕事を依頼してもらえることもあります。誰に仕事を依頼するか判断する際に、信頼があるというのは大きなアドバンテージとなります。自分にあった案件があればかなり有利に案件を依頼してもらえるかもしれないので、知り合いがいる場合は積極的に連絡してみましょう。

職人との人脈からの紹介

施工管理技士だけでなく、職人に連絡してみるのもいい手段になります。もし仮にその職人が同じ時期に複数の仕事を依頼されていた場合、その中から一つ紹介してもらえるかもしれません。また、一人親方になっている職人であれば、良い取引先などを知っていて、自分にも紹介してもらえる可能性があります。

これまでの仕事の中で培ってきた人脈は徹底的に利用し、仕事の受注につなげましょう。

3.求人サイト・ハローワークを活用する

求人サイトを利用すれば、たくさんの仕事の中から自分に合ったものを見つけることができます。応募がとても簡単で、応募する人も多く、人気のある会社は倍率も高いため、簡単に仕事が見つかるわけではありません。サイトに登録する際は、多少面倒ではありますがプロフィール欄はなるべく細かく書きましょう。

もし、インターネットで仕事を探すのが苦手だったり、自分の経験などに自信がないという方は、ハローワークに相談してみましょう。求人の数はインターネットより少ないですが、一対一で相談しながら、自分に合った条件の案件を紹介してもらうことができます。

4.異業種交流会に参加する

商工会議所主催の建設業界の方が参加するような異業種交流会などに参加することで、仕事の受注につながる可能性もあります。中には建設会社の社長や、部長などがいるため、名刺を渡して自分の経歴やどのような工事が得意なのかなどを簡単に自己紹介しましょう。

あまり多くはないかもしれませんが、話の中でプライベートの遊びに誘われた場合も、積極的に参加するようにしてください。中小企業の場合だと情やコネによって仕事を振ってもらえる場合もあります。当然ながら同じような人材であれば、仲が良い人のほうが信頼があり、仕事を依頼しやすくなります。

5.マッチングサイトを活用する

IT技術が発展してきたことで、会社は今までよりも簡単に人材を発見することができるようになっています。とはいえ人材不足はまだまだ解消されていないため、マッチングサイトでは様々な案件を探すことができます。ここでは一人親方にお勧めのマッチングサイトをご紹介します。

助太刀

助太刀」は全国の76職種、16万以上の職人が利用する職人のマッチングサービスです。サイトは操作がわかりやすく、工事代金の支払いが素早く行えることや、工具の購入、修理などが行えるサービスなどが強みになっています。

登録やマッチングは無料で行うことができますが、機能に制限があります。受注者の場合、月額1980円で制限がないマッチングサービスを利用することもできます。

CraftBank

クラフトバンク」では、面談の日程調整までをすべて代行してもらうことができます。工事は数日で終わる小規模なものから数か月かかるものまで様々です。

案件を受注できるのはもちろん、協力会社となってくれるところを探したいときも利用できるサービスがあるのが最大の特徴です。気になる方は有料プランまでチェックしてみると良いサービスが見つかるかもしれません。

ビーバーズフリーランス


弊社「ビーバーズフリーランス」は建設業界に特化したマッチングサービスを行っています。キャリアエージェントが面談で希望条件などを細かくヒアリングし、条件に合った案件を提案します。実際に企業と面談する際にはエージェントも同席し、面談のサポートを行います。案件が受注できた後もしっかりとアフターフォローを行ってもらえます。

建設会社の人事担当ではなく、経営者と直接コンタクトをとっているので、条件の交渉がスムーズにできることが最大の特徴です。ワークライフバランスの充実や、年収アップなど細かい自分の条件を直接エージェントに伝えることができるので、安心して案件の受注ができます。興味がある方はこちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。

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6.建設業キャリアアップシステムに登録する

キャリアアップシステムとは国土交通省が推奨するシステムで、建設関係の技能者の就業履歴を登録できるものになっています。これは、技能者の知識や経験がどれだけあるのかが統一された基準で登録されるので、技能者には様々なメリットがあります。

具体的には、知識や経験がしっかりと証明されることで賃金の適正化や、入場できる現場が増えることなどが挙げられます。特に一人親方として働いている場合、仕事をした分だけ実績を貯められるシステムなので事業者側から仕事を受けやすくなります。

7.工事受注に特化したホームページを制作する

建設業界でもITが活用されるようになってきているため、受注者側も受注しやすいようにHPを作成することで、発注者側からより見つけられやすくなります。インターネットなどでやり方を調べれば個人でもホームページが作れるようになっています。営業などがあまり得意ではないという方は是非作成してみてください。

とはいえ、やはり初心者の方がわかりやすいホームページを作るのは難しく、手間がかかるため、本気で制作を考えている方はWeb制作のサポートを行っている会社に一度相談してみてください。

一人親方が良い仕事をもらうための5つのポイント


ここまでは仕事の取り方について解説してきましたので、ここからは実際に案件を受注する際、よりよい案件が受注できるようにいくつかのポイントについて説明していきます。

既存顧客を大切にする

何度か書いているように、案件をもらうためには、信頼関係が非常に重要になってきます。そのため、一度仕事を受注できた取引先とは良い関係を得るために努力しましょう。与えられた仕事を自分の最大限できる範囲でこなし、受注先の予想を超えられるような働きができれば、大きく信頼を得ることができるでしょう。

受注先にとっては個人事業主である一人親方を雇うメリットの一つは、教育などをしなくてもこれまでに培ってきた経験や知識で仕事の質が担保されるということもあります。発注元のニーズ一つ一つに丁寧に対応し、期待に応えられればまた次も仕事を発注してもらえるでしょう。

技術力を高める

技術力を高めることで、受けられる仕事は当然多くなります。発注される案件はほとんど工事ごと、または日給いくら、といった報酬で契約が結ばれています。

よって発注元は同じ金額を出すのであればより技術力のある人に仕事を発注したいと考えるのが当然です。その際、資格を持っていることで、一定の技術、知識が備わっていることが証明できるので積極的に取得し、企業にアピールできるとなお良いでしょう。実際に資格によって報酬が変わってくる案件も多くあるので、日々技術力の向上に励むことも大切です。

元請業者を選ぶ

現場経験が豊富な方はご存じの通り、下請けの案件よりも元請けのほうが後期に余裕があったり、報酬が下請けに比べて多かったりすることがほとんどです。現在一人親方として働いている方は、ワークライフバランスや、待遇の向上を求めている方が多いと思われますので、案件を受注する際には元請けか下請けかというところにも注目することで、より良い仕事の受注ができます。

フリーランスエージェントを活用する

フリーランスエージェントとは個人事業主の方と人材を欲する企業との間で、案件ごとに人材を仲介するサービスのことを言います。このようなエージェントを利用することで、自分でインターネットから探すことのできる案件よりもいい案件を受注することができます。

なぜならフリーランスエージェントには世の中に出回っていない案件や、情報などが眠っている場合があるからです。また企業側もエージェントにお金を払う必要がありますが、そこまでしても人が欲しいほど現場が多い、またはそのコストに見合うほどの質の高い人材を求めているといったことが考えられます。

このように、フリーランスエージェントに直接相談して自分に合った案件の提案をしてもらうことができ、発注元との交渉や、受注後のアフターフォローなどを考えれば、自分で受注するのに比べて交渉やその後の現場での仕事がスムーズにできます。

弊社では、数多くの方にフリーランス案件を獲得していただいています。ビーバーズフリーランスでは、以下のような案件を豊富に抱えています。

  • 週2.3日から選択できる幅広い案件
  • 月60万円~70万以上の高収入案件多数
  • 無料登録から最短1日でお仕事紹介

まずは無料登録をして色々な案件を見てみてください。専門のフリーランスエージェントからおすすめの案件をご紹介することも可能です。

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一人親方が仕事をもらう際の注意点

一人親方が自分で案件を獲得し、受注する際には、契約上の問題など会社に所属していたころには意識する必要のなかった様々な注意点があります。受注した後に後悔公開することにもなりますので、案件を受ける前に必ず確認しておくべきポイントを紹介していきます。

現場を下見する

現場では契約の際には知ることのできない想定外なことが起こる可能性があります。なぜなら書面上ではわからない要素がたくさん存在するからです。例えば現場の場所が少し行きづらい場所にあったり、工事完成に対する契約をした後現場に足を運んでみたら、想定よりも長く工事日数が必要であり、結果として赤字現場になってしまったといったことがあり得ます。

このように契約書の中には書いていないことも、実際の工事の中では重要な要素だったりもするので、手間ではありますが受注する前に必ず現場に足を運びましょう。

契約書の内容

そもそも契約書とはトラブルの防止や円滑な取引のために作成されるものです。きちんとした契約が結ばれていないと、代金の回収ができなかったり、自分のキャパを超える無理な発注の原因となったり、納期が極端に短くなったりする可能性があります。

また建設業においては請負契約書に必ず記載しなければならない内容が定められています。工事の内容、金額、工期、責任の所在、急な工期の変更があった場合の請負代金の変更、天災等による損害負担、などなどありますが、どれも大切な内容になっているのでしっかりと確認したうえで契約するようにしてください。

特に責任の所在や、お金の関係するところは確認漏れがないようにしましょう。場合によっては民事訴訟に発展することもあり得ます。

工事請負金額の支払い時期

前述上の契約書の内容とも関係してきますが、工事請負金額の支払い時期は確認しておきましょう。契約書に記載する必要があると法律で定められているので、必ず契約書参照の上、確認してください。

工事が終わってからすぐ報酬が来ると思って工具の購入、またはレンタルなどをしたのに、何ヶ月か後に収入が入ることになってしまい、それまでの生活がぎりぎりになった、支払いが間に合わないなどといった状況に陥ることもあり得ます。特に金額の大きい工事を受注する際にはきちんと確認しておかなければ大変困った状況になります。

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まとめ

これまで一人親方の仕事のもらい方やその際注意するポイントなどについて解説してきました。現代はIT技術をが発展うまく活用することで以前よりも安定して案件を獲得していくことも可能になりました。そのため一人親方は年々増加傾向にあります。(参考:『一人親方労災保険組合』労災月報)

漫然的に人手不足な業界であり案件を探すのはそれほど難しいわけではありません。しかし、実際に受注するとなると自分が納得できる案件が見つからないことや、契約の際の注意点、また現場でのトラブルなど様々な障壁があることは事実です。

人親方になりたい人や一人親方だけど現状にあまり満足できていないという方はぜひ建設業界に特化したフリーランスエージェントに相談しましょう。うまく案件を受注できるか心配だという方は、仕事の上で重視することや条件などを相談しながら仕事を探すことができるビーバーズフリーランスに一度相談してみてください。

この記事の監修者
agent-nomura2
野村 涼キャリアコンサルタント
これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援。特に施工管理技士全般と電気主任技術者の領域を得意とする。

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