【監理技術者って何?】監理技術者と施工管理技士の違いとは?
働き方やキャリア 施工管理監理技術者とは
監理技術者とは建設現場において、技術の水準を確保するために配置される技術者のことです。
元請負の特定建設業者が当該工事を施工するために締結した下請契約の請負代金総額が4,000万円以上(建築一式工事は6,000万円以上)になる場合に当該工事現場に専任で配置される、施工の技術上の管理をつかさどる技術者のことです。
管理技術者の要件は、下記の通りになります。
■1級国家資格者
業種によって違うが、おおむね1級建築士、1級建設機械施工技士、1級建築施工管理技士、1級土木施工管理技士、1級電気工事施工管理技士、1級管工事施工管理技士、1級造園施工管理技士、1級電気通信工事施工管理技士などの国家資格が必要である。関連した分野(建設部門等)の技術士でも認められる。
■大臣特別認定者
大臣特認(とくにん)とも呼称される。特定の業種で経過措置で認定された資格者であるが、監理技術者講習を有効なまま継続して受講していることが必要である。1級国家資格を取得するまでの救済とされている。
現在この新規認定は行われていないので新たに取得する事は出来ない。また資格者証には「認定」と記載される。
■実務経験者
指定建設業以外の業種においては、所定規模以上の元請工事に従事した期間を満たした実務経験者にも認められる。
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施工管理技士の種類
施工管理技士の種類については過去に施工管理技士シリーズの記事を掲載していますのでよろしければご覧ください。
監理技術者と施工管理技士の違い
監理技術者と施工管理技士は全く違う資格ではありません。「施工管理技士」の資格保有者は、検定の種目および級に応じて、建設業法に規定する認可要件としての「監理技術者」や「主任技術者」の要件を満たす者として扱われます。
- 1級建築施工管理技士:「監理技術者」の要件として認められている
- 2級建築施工管理技士:「主任技術者」の要件として認められている
一般的に「監理技術者」に選任されるには、各種施工管理技士の「1級」を取得した上で、監理技術者講習を受講し、その上で選任されるという流れの方が多いようです。
こういった流れが多い理由には、大臣特別認定者や一定の実務経験を積んだ人も監理技術者の要件は満たしているものの、今では大臣特別認定者の新規認定は行っていなかったり、実務経験だけでは監理技術者になれる工事が限られてしまうなどの背景が影響しています。
それゆえに「建築施工管理技士」の資格は、監理技術者や主任技術者となるための要件として、また将来的なキャリアアップやポジションを獲得する礎として、非常に大事な資格といえるでしょう。
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まずは施工管理技士資格を目指そう
施工管理技士資格を取得すれば、有資格者だけが得られるメリットがたくさんあります。キャリアアップを目指す方は、是非とも1級取得の重要性を知っておきましょう。
1級を取得すれば監理技術者としてステップアップが可能
1級だけがなることのできる監理技術者とは、総額4,500万円以上(建築一式工事以外は3,000万円以上)の建設工事の下請契約を行った際、設置する義務がある役割のことです。総額4,500万円以上の工事とは、高層マンションや公共施設といった大規模な工事を指します。
監理技術者は職業上の地位が高いため、社会的にも高い評価が期待できます。限られた工事の主任技術者になれる2級と比較すると、1級は将来性が非常に高い資格といえるでしょう。
転職に有利になる
現在の建設業界は若手の技術者が不足しています。
主任技術者や監理技術者は現場ごとに配置する必要があるため、1級の有資格者はほとんどの建設業界が求める人材です。
また、建築施工管理の高度な技術を持っていれば、年齢が高くなっても転職の際、有利に働きます。1級を取得すると長く働けるうえに、収入面も良いので、将来的に見ても取得するメリットはかなり大きいといえるでしょう。
経営事項審査で加点される
経営事項審査とは、国や地方自治体が発注する公共工事を請け負う際に必要な審査のことです。この審査の技術力評価において、1級建築施工管理技士の有資格者は1人あたり5点追加されます。
さらに、1級資格保有者で監理技術者証があり講習を受講すると、追加でもう1点が加点される仕組みです。つまり、技術力評価が高くなるため、公共工事を請け負う企業にとってはかなり大きなメリットといえるでしょう。
また経営事項審査については過去に【経営事項審査の評価基準】 公共工事における入札参加の際に必要な経営事項審査の評価基準とポイントという内容で記事がございますのでご確認ください。
1級を取得する重要性をご理解いただけましたでしょうか。一方で、職種や携わる現場によっては、1級と2級で受ける評価が特段変わらないケースもございます。1級取得に迷いが生じましたら、正しい情報のキャッチアップのためにも一度、建設業界の転職エージェントにご相談ください。
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まとめ
今回は施工管理と監理技術者の違いについて説明してきました。
施工管理技士の資格を取得すると、監理技術者としての仕事もできるようになりますので、単純に働き方が広がると言えるでしょう。
そのため、施工管理技士の資格取得を目指している人は、将来的に監理技術者としてのキャリアを視野に入れる事が、有用なキャリアパスのひとつと言えるのではないでしょうか。