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【施工管理技士の種類シリーズ】土木施工管理のやりがいは?業務内容、年収相場、ワークライフバランス、将来性を徹底解説

土木施工管理技士の業務内容

土木施工管理技士は河川、道路、橋など大規模土木工事において施工計画を作成し、現場においては工事に関わる工程の施工管理を行う現場監督です。施工計画では、設計図書や施工前の調査に基づいて工期を決め、施工手順をまとめていきます。工事が始まると各工事の作業工程、安全、品質、コストなどを管理し、責任を負う立場になります。他にも用地の確保、官公庁等の役所への手続き、書類の処理、周辺住民への説明・説得なども行い、仕事の範囲はかなり幅広いと言えます。就職先はゼネコンや土木・建設系企業などです。会社や現場によっても仕事内容が異なります。工事中は現地のプレハブや近くの宿舎に泊まり込むことも珍しくありません。大変な仕事ですが、工事が完成した時の達成感は他に代えがたいものがあるでしょう。

土木施工管理のやりがい

形に残る、大きな仕事ができる

土木工事は「地図に残る仕事」といわれるように、道路、ダム、河川など、形あるものを時間をかけて造っていくことができます。億単位のプロジェクトに参画することもしばしばあり、そんなスケールの大きな仕事に携わり、さらに責任者として関わっていけることは、この仕事の最大のやりがいと誇りになるといえるでしょう。工事が無事に終わり、自分が手掛けたものを目にするたびに、何ともいえない感動が押し寄せるはずです。こうした土木施工管理技士の活躍は、地域や、人々の暮らしを支えることにもつながるといえます。

キャリアアップで、高収入を得ることも可能に

土木施工管理技士は国家資格であり、取得のために実務経験が求められることから、有資格者はさまざまな面で優遇される傾向にあります。基本給のアップはもちろん、資格手当の支給もあり、一般の技術者や作業員よりも高額な収入を得やすくなります。また、最近は土木工事の需要が高まっていることもあり、業績好調の企業はボーナスの支給回数や支給額を増やすなど、会社の成長を社員にしっかりと還元しているところもあります。体力的にもハードな仕事ではありますが、福利厚生の充実などで安心して長く働きやすい環境づくりに取り組む企業は増えています。

公共性の高い仕事に携われる

土木施工管理技士の仕事は、まさに人の生活の基盤を支える仕事といえます。公共性の高いインフラ工事に携わることも多く、官公庁との取引も発生します。技術者としてスキルアップしながら、世の中の役に立っている実感が味わえることは、この仕事の魅力といえるでしょう。なお、今後は新規の工事だけでなく、老朽化した建造物の維持・補修などのニーズがさらに高まるといわれています。多様なニーズに応えられる新しい工法を導入したり、現代社会には不可欠な自然との共生などつねに進歩が求められており、新しい挑戦を続けられることも、やりがいにつながっていくでしょう。

土木施工管理に向いてる方の特徴

注意深い人

土木工事というと、肉体労働というイメージが非常に強いため、筋力や体力に自信のある人が向いていると思うかもしれません。しかし、土木施工管理技士は土木作業員ではないため、身体能力において生まれ持った才能がものをいうレベルが求められるわけではありません。体力や筋力などよりも、はるかに土木施工管理技士にとって大切な資質とは、注意力です。工事現場には、数多くの危険が潜んでおり、ほんの一瞬の油断が、大勢の命をおびやかすような重大事故につながる可能性もあります。事故が起きれば、自身や周囲のスタッフがけがをするだけではなく、勤め先も、「安全管理がなっていない企業」として、信頼を失ってしまうことになります。このため、土木施工管理技士にとって注意力は何よりも重要であり、普段から注意深い性格の人は、土木施工管理技士に向いています。慎重な性格であれば、安全管理を怠ることも、集中を切らして作業することも、事故を起こす引き金になるような危なっかしい行動をとることもないでしょう。

重機や自然が好きな人

とくに男性の場合、幼少の頃から、ダンプトラックやブルドーザー、クレーン車など、大きな乗り物が好きだったという人は多いでしょう。土木工事は、穴を掘ったり土砂を運んだりする作業だけでなく、重機類の操縦作業を行うこともよくありますので、そうした重機や、重機の運転に興味がある人は、土木作業員に向いています。自分の身長をはるかに超える大きな乗り物というのは、近くで見るだけでワクワクするものですし、ましてそれを自分の手で操るのは、人によっては「お金を払ってでもやりたいこと」かもしれません。仕事とはいえ、1日中重機を操縦することもある土木作業員の仕事は、好きな人にとっては天職といえるでしょう。

暑さや寒さに強い人

土木作業は、屋外で働き続ける職業であり、作業による体力の消耗ばかりではなく、外部環境から受ける体への負担も相当なものです。夏は汗が噴き出るような炎天下のなかで、冬は全身が震えるような寒風のなかで、朝から日が暮れるまで、ずっと作業に追われる日もあります。とはいえ、そうした暑さや寒さの感じ方は、個人によってかなりバラツキがあり、なかにはほとんど苦にならないという人もいるでしょう。暑さに強い、寒さに強いという人は、それだけで、土木作業員としての適性があり、働くうえで大きな強みとなります。

土木施工管理技士の年収相場

土木施工管理技士の初任給はどれくらい?

土木作業員の初任給は、月収19万円~23万円前後が相場であり、年収に換算すると250万円~300万円くらいです。
職場や作業内容、自身のポテンシャルなどにもよるものの、土木作業員の仕事は、まったくの初心者であっても、いきなり活躍することも可能です。
このため、初任給と職業全体の平均月収にそこまで大きな差がなく、即戦力として働くことで、最初から経験者と同程度の収入を得られるケースも珍しくありません。

土木施工管理技士の平均年収

土木施工管理技士の年収は、どの世代においても、おおむね平均400万円~650万円となっています。一方で個々の能力もそうですが、勤務エリア、現場エリアによって年収に大きく違いがあるのが特徴です。また、公共工事の元請をメインとする建設会社で働かれているのか、それとも下請会社で働かれているのかによっても大きく違いがあります。元請工事メインの建設会社にて現場代理人として数億円規模の現場を任される所長クラスのベテランになれば年収800万円近くを得ている土木施工管理技士も多くいらっしゃいます。

土木施工管理技士の1日スケジュール、ワークライフバランス

土木施工管理技士の一日

7:15 出勤
作業着に着替え、当日の作業予定を確認し、前日に用意しておいた図面などの資料などを準備します。

7:30 朝礼
チーム全員で元気よく挨拶をし、ラジオ体操をして身体を動かします。
メンバーの様子をよく確認し、体調が悪い人はいないかをチェックすることも責任者としての役割です。

7:50 現場へ移動
現場に異常がないかを点検。事故を防ぐために欠かせないことです。
8:00 作業スタート
決まっている作業スケジュールに基づいて、作業が始まります。
土木施工管理技士も、場合によっては測量や材料受け入れなどの現場作業を担当します。

10:00 休憩
現場作業は体力を要するため、集中力を保つためにもこの時間には15分程度、一斉に休憩をとります。

12:00 昼休憩
午前中の作業の手を止め、昼食を食べます。

13:00 打ち合わせ
作業員のリーダーである職長が集まり、工事の進捗状況や翌日の作業内容について打ち合わせを行います。

14:00 外出
スーツに着替え、役所などの関係各所を訪問します。

16:15 現場巡視、片付け
16時を過ぎると全体で片付けを開始し、現場に問題がないか点検をします。

17:00 作業終了
作業員とともに1日を振り返り、日報を作成します。その後は役所への提出資料や施工図の作成など、デスクワーク中心に行います。

19:30 退社
施工管理は業務量も多くなりがちですが、できるだけ早く仕事を終えるように心がけています。

土木施工管理技士の将来性

土木工事において、重要な役割を担える

土木工事の現場や営業所では、法律によって「主任技術者」や「監理技術者」という、施工を管理していく技術者を配置することが義務付けられており、その役割を担うのが土木管理施工技士です。
これは国家資格であり、取得のためには実務経験も求められるため、誰もが思い立ったらすぐ簡単に取れるような種類の資格ではありません。
土木施工管理技士は1級と2級がありますが、2級が作業工程ごとの責任者である「主任技術者」として活躍するのに対し、1級は現場を指揮していく「監理技術者」を務めることができるようになります。
とくに1級の有資格者は業務の幅が広がることから、より多くの場所で必要とされています。

災害現場でも需要がある

土木工事によって、私たちの生活に密接に結びついている道路、河川、ダム、トンネルといったさまざまなものが造られています。
こうした工事は日本全国で日々行われており、その各地で土木施工管理技士が活躍しています。
また、通常の土木工事だけではなく、災害現場の復興工事を行う場合にも必ず土木施行管理技士を置くことが求められます。
地震大国であり、火山や台風などの自然災害も多い日本において、災害工事を管理できる土木施工管理技士の需要は大きいといえるでしょう。
現段階では、土木施工管理技士は慢性的な人手不足とされており、まだまだチャンスのある仕事だといえるでしょう。

土木施工管理技士の資格を取得するメリット

土木施工管理技士が手掛ける仕事のなかには、専門的な技術が求められるものも数多くあります。
このため、仕事に関連する資格や免許も複数あり、土木施工管理技士や各種作業主任者のように、工事現場ごとに資格保有者を1名以上配置することが義務化されているものもあります。
それらの資格は、決して全作業員に必須というわけではなく、とくに就職する時点で求められるケースはまれです。
しかし、がんばって資格を取得すれば、給料などの待遇改善につなげることができますし、昇進や転職に役立てることもできます。
勤め先によっては、費用を企業側で負担するなど、資格取得を積極的にサポートしているケースもありますので、できる限り資格取得に励むことをおすすめします。以下では、土木作業員に役立つ資格や免許について、代表的な資格とその難易度、取得方法などを、いくつかご紹介します。

土木作業員の代表的な資格・免許

車両系建設機械運転技能者
車両系建設機械運転技能者は、ショベルカーやブルドーザー、コンクリート圧砕機、くい打機など、工事現場で用いられる重機を操縦するための資格です。免許には、整地用、解体用、基礎工事用など複数の種類があり、それぞれに操縦できる重機が異なります。資格を取得するには、所定の技能講習を受けた後、学科試験と実技試験をパスすることが必要ですが、実技試験で落ちる人はほぼいませんし、学科試験は、まじめに講習を聞いていれば合格できるレベルです。ただ、力学と関係法令だけは、ある程度は勉強しておいたほうがよいかもしれません。なお、これらはあくまで建設現場などの「私有地」で重機を操縦するのに求められる資格です。公道を走行するためには、重機の重量に応じて、中型運転免許や大型運転免許などが別途必要になります。

玉掛け技能講習

玉掛けとは、建築資材などをクレーンで運搬する際、途中で資材が傾いたり落下したりしないよう、荷物をフックに賭けたり外したりする作業のことです。制限荷重1t以上のクレーンを使って玉掛作業を行う場合は、安全上の観点から、玉掛け技能講習資格を取得することが義務付けられています。資格を取得するには、15時間~20時間前後の講習を受けた後に、学科試験と実技試験に合格することが必要ですが、真面目に受講した人の合格率はほぼ100%といわれています。そもそも落とすためのテストではありませんので、多少点数が足りなくても、その場で再試験のチャンスが与えられたり、実技において多少のミスが見逃されることもあり、それほど気負う必要はありません。

作業主任者

作業主任者は、土砂崩れや落下といった危険の伴う現場で工事を行う際に、責任者として働くための資格です。おもなものとしては、「採石のための掘削作業主任者」「足場の組み立て等作業主任者」「コンクリート造りの工作物の解体等作業主任者」「ずい道等の覆工(ふっこう)作業主任者」などがあります。資格は、指定された講習を受けるだけで取得できますが、講習を受講するには、当該工事に現場作業員として携わったキャリアが数年程度必要になります。

土木施工管理技士

土木施工管理技士は、土木工事が計画通りに、かつ安全に進むように、監督として現場全体を統括・管理するための資格です。資格を取得するには、学歴に応じた実務経験を積んだうえで、マークシート形式の学科試験と、記述式の実地試験の双方に合格することが必要です。試験の合格率は、学科試験が例年50%前後、実地試験が30%前後で推移しており、国家資格だけあって、合格するにはかなりの努力が求められます。なお、資格には、手掛けられる業務範囲の異なる1級と2級の2種類があり、合格率は同じくらいであるものの、難易度は1級のほうがはるかに上です。土木施工管理技士は、土木作業員がステップアップするための代表的な資格であり、多くの人が取得を目指しています。

まとめ

我々の税金が国家予算の1つである公共事業という形で使われており、土木工事は大半が公共工事です。そのため、民間会社からの受注をメインとする建築工事と比較をすると土木工事業は安定性が高いですが、転職先を選ぶ際にはそれぞれの土木工事会社における将来性にも着目するべきです。土木業者は需要が安定的であり新規参入する企業も少ないですが、SIMやIT化が進まないことや人手不足など様々な課題を抱える業界でもあるため、経営状況や経営方針が時代にマッチしていない会社は今後、淘汰されていくことになります。将来有望な会社を見抜くためのポイントとしては、労働環境に注目してください。残業が多かったり、休みが取れなかったりという会社は社員の定着率が悪く、技術が継承されず若手社員が育ちません。また、古い慣習にとらわれずに新しい取り組み(外国人材の活用、ITツールの導入など)を進めている会社は時代に取り残されることもありません。無理なく長く働けて、自分も会社も共に持続的に成長できる環境が整っている会社選びをしましょう。

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