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【自然界の1級建築士】ビーバーの生態とビーバーから学ぶ建築士のあり方

ビーバーの生態

生息域と種類

ビーバーは大きく2種類に分かれており、ヨーロッパビーバーとアメリカビーバーがいます。ヨーロッパビーバーはヨーロッパに広く生息し、アメリカビーバーはカナダなどの北アメリカ大陸に生息しています。大きさはアメリカビーバーのほうが小さく、体長は最大90cmほど、しっぽの長さは30cmほどです。

ヨーロッパビーバーの体長は最大100cmほど、しっぽの長さは45cmほどになります。また、ビーバーは大きく丈夫な歯を持っていまして、直径15cmほどの木でも数分で倒してしまいます。動物ビーバーの最大の特徴は「建築」に優れている点です。

ダムを作る「土木工事」、巣を作る「建築工事」、またそれらの「設計」までできるのです。

ビーバーから学ぶ建設術

ビーバーの造るダム

ビーバーはダムを造る動物として有名です。動物がダムを作るなんてことはありえないと思いますが、なんと動物ビーバーは本能的(先天的)に可能なのです。

ビーバーは肉食動物などの天敵から身を守るため、冬の間の食料不足に困ることがないよう、ダムを造ります。ビーバーが造るダムは頑丈で、ビーバー以外では壊すことができる自然界の動物はいません。

また、ビーバーはダムが壊れても一晩で再建することができてしまいます。

ビーバーの巣

ビーバーはダムだけではなく、ドーム状の巣を造ります。ビーバーの巣の入り口は水面下にあるため、天敵が入れない構造になっていて、巣の中は山のようになっています。

また生息する上で必要な陸がある為、快適に暮らすことができます。

1級建築士とビーバーは絶滅危惧種

ビーバーはなぜ絶滅危惧種だったのか

ビーバーの毛皮は非常に柔らかく、帽子の材料に用いられていました。「ビーバー・ハット」と呼ばれ17世紀以降に作られおり、長い間紳士には必需の帽子でした。ビーバーの毛皮は高級素材として流通していたため、ビーバーの乱獲が進み、19世紀前半には年間50万頭近くが殺され、ビーバーの生息数は絶滅寸前まで減少しました。

しかし、19世紀初頭、減ってしまったビーバーの毛皮の代わりに、シルクを用いた「シルク・ハット」がイタリアで考案されると、トップ・ハットの主流はシルクに変わったため、ビーバーの毛皮に対する需要は衰え、併せてカナダなどで保護法が成立したこともあり、ビーバーの乱獲時代は幕を閉じました。

日本の一級建築士も絶滅危惧種?

一級建築士は2019年4月1日時点で全国に37万3490人が登録されています。日本人がざっくり1億人いるので、およそ270人に1人しか1級建築士を持ってない計算になります。また、一級建築士の有効求人倍率は約5倍と言われており、これは非常に高い水準です。

なぜ一級建築士が不足しているのか

一級建築士の人数が不足しているのは理由が主に3つあります。

①一級建築士の試験が難しくなった

一級建築士の試験は、2005年におきた姉歯事件という構造設計の偽装問題があった為、難易度が上がったと言われております。建築士協会が消費者の信頼を回復するべく、一級建築士の難易度を上げることで、設計に関連する諸問題が起こりにくい環境を整備するためです。

そのため、2006年以降は建築士の資格と業務内容の規制は厳しくされてきました。
その結果、一級建築士合格数が減り、さらには一級建築士の受験者数まで激減しました。
グラフを見ると2008年を過ぎると受験者数は減少傾向が続き、2万5000人くらいになりました。

2020年より受験資格が緩和されたため、受験者数が増加傾向にあります。

②受験者の平均年齢が上昇している

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では、受験者の平均年齢はどうなのかというと、上の図の赤グラフのように右肩上がりになっております。

一級建築士資格の取得を希望する設計士は、仕事と並行して試験勉強をするため、試験難易度が上がりすぎると合格までに要する期間が、より長引きます。その結果、一級建築士の高齢化に繋がっているというのが1つです。

画像2

引用元:全国住宅産業協会(国土交通省からの資料)

現在、一級建築士資格の保有者は4割が60歳以上という、超高齢化が進んでいます。

20代の一級建築士は資格保有者全体の1%しかいないので、20代のうちに合格した方は非常に優秀な方ですが、20代のうちは99%の設計士が一人前として認めてもらえない環境というのは、明らかに高齢化が進んでいると言えるでしょう。

③残業が多く激務

設計業界は残業が多く激務です。
具体的には、土曜出社は基本的で、日曜出勤がある週も多くあります。

残業も毎日2時間以上は当たり前、忙しいときは泊まり込みで働くこともあります。
建築士を目指している方々はこういった就業環境はご存知でいらっしゃいますが、限られた一部の志高い若者が目指す職業になってしまっているのです。

働き方改革が進み、ブラックな環境下にある職業は選ばれにくくなる時代に、建築士の働き方は若者から敬遠されがちです。

このように、一級建築士は高齢化が進み、全体数も減少傾向ですが、一級建築士という職業の将来性はどうなのでしょうか?

1級建築士の将来は明るい

建物老朽化に伴う建築士需要

1960年代に日本で起こった建設ラッシュの影響もあり、現在多くの建物の老朽化が進み、建て替えなどが必要になってきています。古くなった建物の解体や、それにより空いた場所に新しく建物を建てるためには建築士の設計能力が必要です。

そこで建物を有効に活用する為には建築士の人材需要は非常に高いと言えます。
より良いまちづくりを実現するためには、建築士は必要不可欠な存在なのです。

解体工事に伴う建築士需要

建築士は建物の設計だけでなく、解体工事現場での仕事も多数あります。安全に建物を解体できるように、設計の専門家としてサポートを行うのです。

周辺環境に考慮をしながら建物を解体するので、専門的な知識を持つ建築士の存在が必要不可欠です。

新規の建設に伴う建築士需要

新しい建物を立てるときや、道路などのインフラ整備をする際には、当然に建築士が必要です。

オリンピックの影響で、建築ラッシュが著しく続いております。安全に効率よく建設を進めるためにも建築士の存在は欠かせません。

多様なスキルが必要に

今後も建築士の人材需要は増えることは間違いありませんが、時代の変化に合わせて建築士に求められる能力も変化していきます。

将来的には必要なスキルが多様化していき、他の建築士との差別化を図るためには自分だけの強みを持つことが求められるでしょう。

例えば、バリアフリーを考慮した建物の建築や、太陽光発電を利用した地球環境に優しいエコハウスの建築など、このような分野に特化したスキルを持つことにより、専門的な受注が期待できるようになっていきます。

まとめ

動物ビーバーの最大の特徴は「建築」に優れていることでありますが、実は人間社会における設計の専門家「建築士」と似た境遇にあるのではないかと考えております。

一度は絶滅危惧種と言われたビーバー同様に、建設業界、中でも有資格者である建築士や施工管理技士などの人手不足は著しいです。

しかし、絶滅の危機に晒されたビーバーはその生態系への影響力を人々に再認識され、現在は大切にされております。建築士や施工管理技士は社会に必要不可欠な存在でありながら、社会からの需要は年々高まっており、有効求人倍率も上昇する一方です。

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