【2021年最新】施工管理技士資格の難易度ランキング|受験者数や合格率は?
働き方やキャリア 施工管理
目次
施工管理技士資格の難易度
施工管理技士資格の取得難易度ランキングについて
資格難易度は受験者により様々な感想があるかと存じますが、上記では多くの受験者様のご意見を元に、表で施工管理技士資格の難易度ランキングをまとめさせていただきました。
建築施工管理技士が資格難易度としては最も高く、建設機械施工管理技士など受験者数も少ない資格については他の資格に比べ、取得しやすく資格の取得難易度も高くない傾向があるようです。
各施工管理技士の仕事内容や給料などは過去にこちらの記事に記載がございますのでご確認ください。
施工管理技士資格の受験者数と合格率
資格の難易度ランキングを検討する上では、問題の難しさや、取得に要する平均勉強時間など様々な要素がありますが、資格の受験者数と合格率についても資格難易度を検討する上で1つの目安になります。
下記では、施工管理技士資格7種目の中でも受験者数が多い建築、土木、電気工事、管工事の施工管理技士資格について、受験者数と合格率をまとめた表を作成いたしましたのでご参照ください。
1級建築施工管理技士(学科試験)受験者数と合格率
1級建築施工管理技士(実地試験)受験者数と合格率
1級土木施工管理技士(学科試験)受験者数と合格率
1級土木施工管理技士(実地試験)受験者数と合格率
1級電気工事施工管理技士(学科試験)受験者数と合格率
1級電気工事施工管理技士(実地試験)受験者数と合格率
1級管工事施工管理技士(学科試験)受験者数と合格率
1級管工事施工管理技士(実地試験)受験者数と合格率
表をご覧になって、施工管理技士は種目によってばらつきはあるものの、受験者数は1級学科で16,000人~35,000人、実地で9,500人~28,000人と非常に多くの受験者がいる資格であることがお分かりかと思います。
皆さんがご存知の「司法書士」や「管理栄養士」等の資格が毎年受験者数2万人前後であることを考えると、全種目を合わせて毎年およそ30万人を超える受験者が存在する施工管理技士資格はどれほど需要があり、多くの企業が資格者を欲しているのかイメージが掴めたでしょうか。
多数の受験者がいる施工管理技士ですが、試験年度によっては合格率が30%を下回る場合もあり難易度は高い資格です。
大多数のライバルがいる難易度が高い資格だからこそ、社会的な立場の向上にもつながります。ぜひ、施工管理技士取得を目指しましょう。
どれくらい難しい試験なのか
学科試験と実地試験の2つに合格する必要がある
施工管理技士が他の資格試験と比較をした際に、特徴的な点として「1次試験」と「2次試験」の2つに合格しなければならないことが挙げられます。
(技術士取得による一部試験免除等の例外は除く)
筆記試験と実技試験がある資格は多くありますが、施工管理技士は試験上「学科試験」及び「実地試験」と呼ばれながら、どちらも知識を問われ用紙に記入するペーパーテストの形式で行われます。
幅広い知識を正確に把握しているかを問われる学科試験と、受験資格を得るまでに経た実務経験年数の中でどれだけ正しく「現場の判断」を行ってきたのかを問われる実地試験では試験の性質が全く異なります。学科試験の合格発表から実地試験の試験日まで、ほとんどの種目が3ヶ月程度で準備期間がありません。
施工管理技士という資格に関して、日々の通常業務で忙しい中、学習を進めていくことは容易ではなく、本腰を入れて受験勉強に取り組む必要があります。また、最終的には実地試験に合格する必要がございますので、現職にて実務経験を積める環境にいないのであれば、建設会社等へ早めに転職して施工現場の実務経験を早めに積んでいただくことがベストかと思います。
施工管理技士資格を持っていると、活かせる業務や、将来的にキャリアチェンジを目指せる業務
7種類ある施工管理技士資格の難易度ランキングや受験者数、合格率についてはご理解いただけたかと存じます。施工管理技士資格はそれぞれが将来有望な資格であることに間違いはございません。一方で、施工管理技士資格は施工管理職だけでなく、他のキャリアでも活かせる職業です。
下記の記事では、施工管理職として経験を積みながら施工管理技士資格を取得された方々が、キャリアチェンジを検討された際に、高い評価をもらいやすい職種をご紹介させていただいておりますので、是非ともご参照ください。
未経験からでも資格取得は可能か?
未経験からでも施工管理技士資格の取得は可能なのかについてですが、過去に【未経験/無資格必見】施工管理技士の資格と合格するための攻略方法
という記事がございますので、未経験からの施工管理技士資格の取得を目指される方、資格取得の検討をされている方はこちらを参照ください。
まとめ
今回は、施工管理技士の資格難易度をランキング形式でご紹介させていただきました。施工管理は、工期に追われるため時間やスケジュールとの戦い、職人を取りまとめる上でのコミュニケーションなど、精神的にも肉体的にも大変な面はありますが、大規模な「ものづくり」に携われるため、大きなやりがいを感じる仕事であることは間違いありません。
数多ある職業の中でも、平均年収は高く、圧倒的な人手不足であるため未経験の方でもチャレンジしやすい職業ですから、「施工管理の仕事に興味がある」「施工管理への転職を考えている」という方は、ぜひ施工管理技士資格の取得に挑戦してみてはどうでしょうか。