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【2023年最新】 施工管理技士資格難易度ランキング

【2024年最新】施工管理技士資格の難易度ランキング|合格率や偏差値まで徹底解説

建設 働き方やキャリア 転職 建設業界動向・情報 施工管理

施工管理として働く人の中で、仕事のスキルアップとして資格の取得を目指す方も多いのではないでしょうか。

施工管理としてスキルアップするためには、施工管理技士試験に合格して施工管理技士の資格を取得するのがおすすめです。

施工管理技士試験は、施工管理の種類によって7つに分かれており、資格の段階として2級と1級が用意されています。

1級の施工管理技士の資格を取るには、長い実務経験や施工管理に関する深い知識が必要です。

そこで今回は、施工管理技士資格の資格難易度や合格率、試験内容などの詳細を徹底解説します。

施工管理技士として施工管理技士試験の勉強を始めようとしている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
agent-yamakita
山北 格也キャリアコンサルタント
大学卒業後、大手人材紹介会社へ入社。ヘッドハンティングに携わり、同期1位など顕著な営業成績を残した後に株式会社ビーバーズへ入社。これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援した実績を持つ。
目次

施工管理技士とは?施工管理技士のメリットも解説

施工管理技士とは、建設現場で工事の品質や安全性を管理する国家資格のことです。

施工管理技士には7種類あり、それぞれに1級と2級があります。

1級は難易度が高く、実務経験が必要ですが、監理技術者になれるメリットがあります。一方、2級は比較的難易度が低く、実務経験が不要ですが、主任技術者になれるメリットがあります。

施工管理技士の資格を取得すると、主に以下のようなメリットがあります。年収が上が

  • 可能性がある
  • 転職やキャリアアップに有利になる
  • 専任の技術者や経営事項審査で加点される

そこで、施工管理技士の資格に興味がある方は、以下で解説する試験の種類や難易度、受験資格などを確認してください。

施工管理技士資格は全部で7つ|それぞれの難易度を合格者数と合格率から比較

施工管理技士試験と一言で説明していますが、施工管理技士試験には種類があり、7つの試験に分かれています。

  • 建築施工管理技士
  • 電気工事施工管理技士
  • 管工事施工管理技士
  • 電気通信工事施工管理技士
  • 土木施工管理技士
  • 造園施工管理技士
  • 建設機械施工管理技士

ここからは、施工管理技士技士試験の概要や難易度を把握するために、試験の内容と合格率をまとめました。

1級、2級それぞれのデータを載せておくので、参考にしてみてください。

それでは詳しくみていきましょう。

1級・2級建築施工管理技士の試験概要

建築施工管理技士は、施工管理技士の中で知名度の高い資格で、建設における基本的な施工管理に関する知識を学べます。

建築施工管理技士が資格を取得することで活躍できる会社は、建設会社やゼネコン、工務店などです。

建築施工管理技士資格を取得してから、別の施工管理技士資格に挑戦する人も多いため、どの資格を取得しようか迷っている人は、まず取得を目指すのがおすすめです。

  2級 1級
試験名 建築施工管理技士試験
試験実施機関 一般財団法人 建設業振興基金
試験形式(学科試験) 四肢択一式 四肢択一式(一部:五肢択二式)
試験形式(実地試験) 記述式 五肢択一式、記述式
受験料 学科・実地試験:10,800円

学科試験のみ:5,400円

実地試験のみ:5,400円

学科試験:10,800円

実地試験:10,800円

参考:[施工管理技術検定]

1級・2級建築施工管理技士の受験者数と合格率

ここからは建築施工管理技士試験のデータをまとめました。

【1級建築施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2020 22,742 11,619 51.1% 16,946 6,898 40.7%
2021 22,277 8,025 36.0% 12,813 6,708 52.4%
2022 27,253 12,755 46.8% 13,010 5,878 45.2%
2023 24,078 10,017 41.6% 14,391 6,544 45.5%
2024 37,651 13,624 36,2%

引用:[総合資格学院]

【2級建築施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2020 32,468 11,366 35.0% 23,116 6,514 28.2%
2021 32,128 15,736 49.0% 15,507 8,205 52.9%
2022 27,004 11,421 42.3% 14,909 7,924 53.1%
2023 27,116 13,387 49.4% 21,859 6,999 32.0%

引用:[総合資格学院]

1級、2級ともに3万人以上の受験者数が集まることもあり、施工管理技士試験の中でも競争率が高い資格のひとつといえるでしょう。

合格率は年度によってさまざまです。

合格率が20%台の年もあるため、基礎をしっかり学び過去問対策を徹底するのがおすすめです。

1級・2級電気工事施工管理技士の試験概要

電気工事施工管理技士とは、電気の配線工事や電気設備の工事などで活躍する施工管理に求められる資格です。

電気工事施工管理技士の資格を取得すれば、高層ビルの内部工事や新築工事の内装工事、プラントの工事担当をすることも可能です。

電気を扱う工事に関われるということは、大小問わずさまざまな工事でも活躍できるということ。
実力次第では大手ゼネコンやスーパーゼネコンへの転職も目指せるでしょう。

  2級 1級
試験実施機関 一般財団法人 建設業振興基金
試験形式(学科試験) 四肢択一式 四肢択一式
試験形式(実地試験) 記述式 記述式
受験料 学科・実地試験:13,200円

学科試験のみ:6,600円

実地試験のみ:6,600円

学科試験:13,200円

実地試験:13,200円

参考:[施工管理技術検定]

1級・2級電気工事施工管理技士の受験者数と合格率

次に、1級・2級電気工事施工管理技士の受験者数と合格率をまとめました。

【1級電気工事施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2020 14,407 5,493 38.1% 6,723 4,887 72.7%
2021 15,001 7,993 53.3% 7,922 4,655 58.8%
2022 16,883 6,458 38.3% 7,685 4,537 59.0%
2023 16,265 6,606 40.6% 8,535 4,527 53.0%

引用:[CIC]

【2級電気工事施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2020 8,239 4,818 58.5% 4,632 2,967 64.1%
2021 8,359 4,776 57.1% 5,082 3,493 68.7%
2022 8,027 4,466 55.6% 4,768 2,947 61.8%
2023 7,777 3,408 43.8% 6,543 2,816 43.0%

引用:[CIC]

電気工事施工管理技士の受験者数は建築施工管理技士と比べて少ないことが分かります。

合格率も50%を超えるものが多く、受験に向けて勉強を徹底していれば合格する可能性が高まるでしょう。

1級・2級管工事施工管理技士の試験概要

管工事施工管理技士は、建物に設置する空調設備などの施工に関わる施工管理の仕事です。
電気工事施工管理技士と同じく、大型施設の工事やプラント工事など大型の工事で活躍できる可能性が高まります。

建築に関する知識だけでなく、空調設備に関する知識も求められるため、資格を取得するだけで対応できる工事の幅が広がります。

将来、プラントなどの大型工事に携わりたい人は、ぜひ取得を目指してみてください。

  2級 1級
試験実施機関 一般財団法人 全国建設研修センター
試験形式(学科試験) 四肢択一式 四肢択一式
試験形式(実地試験) 記述式 記述式
受験料 学科・実地試験:10,500円

学科試験のみ:5,250円

実地試験のみ:5,250円

学科試験:10,500円

実地試験:10,500円

参考:[全国建設研修センター]

1級・2級管工事施工管理技士の受験者数と合格率

ここでは、1級・2級管工事施工管理技士の受験者数と合格率をまとめました。

【1級管工事施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2020 13,531 4,738 35.0% 8,211 5,018 61.1%
2021 15,827 3,792 24.0% 4,540 3,330 73.3%
2022 16,839 7,231 42.9% 6,618 3,769 57.0%
2023 14,990 5,628 37.5% 7,194 4,471 62.1%

引用:[総合資格学院]

【2級管工事施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2020 9,535 6,064 63.6% 12,678 5,514 43.5%
2021 9,070 4,406 48.6% 13,099 6,054 46.2%
2022 7,976 4,513 56.6% 8,316 4,962 59.7%
2023 5.76 3,361 58.9%

引用:[総合資格学院]

管工事施工管理技士の合格率は、1級2級ともに50%を下回っている年が多いです。

一方で合格率73.3%という年もあるため、試験の年度によって難易度が異なるのかもしれません。

どんな難易度でも対応できるように、過去問を解いて対策をとっておきましょう。

1級・2級電気通信工事施工管理技士の試験概要

電気通信工事施工管理技士は、施工管理技士試験の中でも新しい試験のひとつです。

LANケーブルの設置や電気通信に関する調査や検査、管理を行う仕事を行います。

電気通信は、5Gの拡大やIT化の影響で、年々需要が高まっています。

将来性のある仕事に挑戦したい人は、電気通信施工管理技士の資格を取得するのがおすすめです。

2級 1級
試験実施機関 一般財団法人 全国建設研修センター
試験形式(学科試験) 四肢択一式 四肢択一式
試験形式(実地試験) 記述式 記述式
受験料 学科・実地試験:13,000円

学科試験のみ:6,500円

実地試験のみ:6,500円

学科試験:13,000円、

実地試験:13,000円

参考:[全国建設研修センター]

1級・2級電気通信工事施工管理技士の受験者数と合格率

ここからは電気通信工事施工管理技士の受験者数と合格率をまとめました。

【1級電気通信工事施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2020 8,532 4,190 49.1% 6,707 3,307 49.3%
2021 8,076 4,730 58.6% 6,147 1,852 30.1%
2022 7,300 3,982 54.5% 5,630 2,108 37.4%

引用:[建設技術教育センター]

【2級電気通信工事施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2020 2,764 1,835 66.4% 4,101 1,391 33.9%
2021 2,568 1,807 70.4% 4,725 1,420 30.1%
2022 3,074 1,818 59.1% 3,557 1,265 35.6%

引用:[建設技術教育センター]

電気通信工事施工管理技士は、IT化の進む日本で、今後も需要の高まる仕事です。

将来的に受験者数が増える可能性もあるため、今のうちに資格を取得しておくのもおすすめです。

1級・2級土木施工管理技士の試験概要

土木施工管理技士の仕事は、道路やダムなど人々の生活を支えるインフラに関わる工事がほとんどです。
建築施工管理技士と同様に、需要が高く、受験者が多いのが特徴の資格といえるでしょう。
土木施工管理技士資格を取得すれば、国や地方公共団体から依頼されるインフラ工事で活躍できるでしょう。
建築施工管理技士か土木施工管理技士資格を取得するかで、携わる工事の種類が変わるため、どちらを受験するか事前に情報を比較しておくのがおすすめです。

2級 1級
試験実施機関 一般財団法人 全国建設研修センター
試験形式(学科試験) 四肢択一式 四肢択一式
試験形式(実地試験) 記述式 記述式
受験料 学科・実地試験:10,500円

学科試験のみ:5,250円

実地試験のみ:5,250円

学科試験:10,500円

実地試験:10,500円

参考:[全国建設研修センター]

1級・2級土木施工管理技士の受験者数と合格率

ここからは、土木施工管理技士試験の受験者数と合格率を見ていきます。

【1級土木施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2020 9,745 17,885 60.1% 24,204 7,499 31.0%
2021 37,726 22,851 60.6% 26,558 9,732 36.6%
2022 38,672 21,097 54.6% 24,462 7,032 28.7%
2023 32,931 16,311 49.5% 27,304 9,060 33.2%

引用:[建設技術教育センター]

【2級土木施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2020 19,968 14,488 72.6% 30,437 12,852 42.2%
2021 18,612 13,697 73.6% 32,847 11,713 35.7%
2022 27,461 17,565 64.0% 32,351 12,246 37.9%
2023 27,764 14,477 52.1% 26,178 16,464 62.9%

引用:[建設技術教育センター]

試験データを見ても、受験者数が多いことが分かります。

合格率は年によってさまざまですが、2級土木施工管理技士試験の一次試験は合格率が70%以上と、合格率が他の試験と比べて高いです。

対策をしっかり行えば、多くの人が合格できる試験といえるでしょう。

1級・2級造園施工管理技士の試験概要

造園施工管理技士とは、公園の設置や管理を行う施工管理です。
造園施工管理技士資格は、土木施工管理技士資格や建築施工管理技士資格と合わせて取得を目指す人が多い資格です。
寺院や公園などのカテゴリに絞った施工管理の仕事を目指す人であれば、取得を目指すのがおすすめ。
ただ、会社によっては他の施工管理技士資格の方が重宝される可能性もあるため、2つ目の資格として目指すのが向いているかもしれません。

なお、令和6年度より、1級の受験資格が19歳以上(2級は従来通り17歳以上)に変更されました。

2級 1級
試験実施機関 一般財団法人 全国建設研修センター
試験形式(学科試験) 四肢択一式 四肢択一式
試験形式(実地試験) 記述式 記述式
受験料 学科・実地試験:14,400円

学科試験のみ:7,200円

実地試験のみ:7,200円

学科試験:14,400円

実地試験:14,400円

参考:[全国建設研修センター]

1級・2級造園施工管理技士の受験者数と合格率

ここからは、造園施工管理技士試験の受験者数と合格率を見ていきます。(2023年データなし)

【1級造園施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2021 3,008 1,080 35.9% 1,477 591 40.0%
2022 3,091 1,360 44.0% 1,471 677 46.0%

引用:[日建学院]

【2級造園施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2021 2,308 1,184 51.3% 2,624 1,119 42.6%
2022 2,014 1,161 57.6% 2,474 1,005 40.6%

引用:[日建学院]

データから、造園施工管理技士の受験者数は他の施工管理技士試験よりも少ないことが分かります。

スキルの幅を広げる目的で、他の施工管理技士資格を持つ人が挑戦することも多いようです。

1級・2級建設機械施工管理技士の試験概要

建設機械施工管理技士とは、大型の工事において重機を取り扱う際に活躍する施工管理です。

建設機械施工管理技士の資格は、別の施工管理技士の資格と合わせて取得すれば、仕事の幅が広がるでしょう。

2級 1級
試験実施機関 一般財団法人 全国建設研修センター
試験形式(学科試験) 四肢択一式 四肢択一式
試験形式(実地試験) 実技(操作施工法) 実技(操作施工法)
受験料 学科試験

種別受験;14,700円

2種別受験;29,400円

実地試験

1種別受験;27,100円

2種別受験;54,200円

学科試験:14,700円

実地試験

2種別受験;38,700円

1種別受験;29,100円

2種別免除;19,500円

参考:[日本建設機械施工協会]

1級・2級建設機械施工管理技士の受験者数と合格率

ここからは、造園施工管理技士試験の受験者数と合格率を見ていきます。

【1級建設機械施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2020 2,346 477 20.3% 217 174 80.2%
2021 2,337 621 26.6% 569 369 64.9%
2022 2,560 677 26.4% 866 456 52.7%
2023 2,397 721 30.1% 925 564 61.0%

引用:[JQOS]

【2級建設機械施工管理技士】

一次試験 二次試験
受験者数 合格者数 合格率 受験者数 合格者数 合格率
2020 5,151 2,036 39.5% 1,024 845 82.5%
2021 8,717 4,469 51.3% 3,881 2,917 75.2%
2022 8,249 3,562 43.2% 3,826 2,609 68.2%
2023 6,939 3,193 46.0% 4,082 3,022 74.0%

引用:[JQOS]

建設機械施工管理技士の資格は特に1級の二次試験の受験者数が少ないことが分かります。

1級の二次試験に進むには、一定期間の実務経験が必要なため、受験できる人が限られているのかもしれません。

建設機械施工管理技士の資格を取得したい人は、大手ゼネコンなどの大型機械を取り扱う工事を請け負う会社に転職しておくのがおすすめです。

施工管理技士試験の種類によって異なる偏差値を比較

試験の合格率が分かったところで、試験ごとの偏差値も確認してみましょう。

施工管理技士試験の種類によって異なる偏差値は以下のとおりです。

試験名 1級 2級
建築施工管理技士 55 50
電気工事施工管理技士 54 46
管工事施工管理技士 54 49
電気通信工事施工管理技士 54 46
土木施工管理技士 52 48
造園施工管理技士 55 50
建設機械施工管理技士 56 51

参考:[資格の説明]

偏差値を見ると、一番偏差値の低い試験は偏差値46の電気工事施工管理技士2級と電気通信工事施工管理技士2級です。

偏差値の数値はあくまでも概算の数値ですので、どの資格を勉強しようか迷っている人は参考にしてください。

施工管理技士資格を取得する3つのメリット

ここからは施工管理技士資格を取得するメリットについて紹介します。

  • 年収が上がる
  • 工事現場で主任技術者、監理技術者として働ける
  • 転職に有利になる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

年収が上がる

施工管理技士資格を取得すれば、年収が上がります。

なぜなら、資格の取得により自身のスキルが証明され、より責任のある仕事に就くことができるようになるからです。

また会社によっては、資格手当を支給している場合もあります。

基本給に加えて、資格手当がもらえるようになれば、月の手取りが増え、結果的に年収が上がります。

会社によって資格手当の有無や金額は異なるため、自分の会社に資格手当があるかを確認して、モチベーションに繋げるのもおすすめです。

工事現場で主任技術者、監理技術者として働ける

施工管理技士資格を取得すると、2級、1級どちらの資格かによって、対応できる工事の種類や、役職が変わります。

【資格取得によりできる役職】
2級:主任技術者
1級:監理技術者

主任技術者と監理技術者の対応業務は同じですが、それぞれの違いは配置を義務付けられている工事の種類です。

主任技術者 すべての工事現場に配置が求められる
監理技術者 4,500万円以上(建築一式工事は7,000万円以上)の下請契約を締結した工事で主任技術者に代わり配置が義務づけられる

つまり、1級施工管理技士の資格を取得すると、請負金額が4,500万円以上の大型工事で配置を義務付けられている、監理技術者として働けるということ。

規模の大きな工事で、必須の役割である監理技術者として働ければ、大手建設会社からも求められる人材となり、年収アップも期待できるでしょう。

転職に有利になる

施工管理技士資格を取得していれば、転職が有利になります。

施工管理の人数は、高齢化や若手の離職率の高さによって、年々減少しています。

引用:[国土交通省 建設産業の現状]

そのため、建設業全体で施工管理が足りていない状況です。

つまり、人手不足の建設業界で、施工管理技士の資格を持っていれば、どのカイア車からも重宝されるということ。

企業研究をしっかりして、条件のいい会社を見つけられれば、転職を成功させられるでしょう。

施工管理技士資格の資格手当の相場

ここからは施工管理技士資格を含む、建設業界の資格に対する資格手当の相場を紹介します。

相場をまとめた表は以下のとおりです。

資格の種類 資格手当の相場
建築士1級 3万~5万円
土木施工管理技士1・2級 5,000~3万円
建築施工管理技士1・2級 3,000~3万円
管工事施工管理技士1・2級 5,000~3万円
電気施工管理技士1・2級 5,000~5万円
造園施工管理技士1・2級 3,000~3万円
第三種電気主任技術者 5,000~3万円
第一種・第二種電気工事士 1,500~5万円
消防設備点検資格者 3,000円前後
消防設備士 1,000~5,000円

引用:[転職Hacks]

表を見ると、施工管理技士資格の資格手当の相場は3,000〜50,000円まで幅があることがわかりました。

会社がどのような工事をメインに行っているかによって、求められる施工管理技士資格は異なります。

そのため、出来るだけ高い資格手当をもらいたい人は、会社の工事の特徴や規模についても詳しく調べておくのがおすすめです。

施工管理の種類によって異なる仕事内容とは

資格の取得を検討する前に、施工管理の種類によって異なる仕事内容について知ることも大切です。
こちらの記事では、施工管理の種類ごとの仕事内容ややりがいについて詳しく紹介しています。
まずは施工管理の仕事を知った上で、どの仕事に取り組みたいか意思を固め、資格の取得を目指してみてください。

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施工管理技士試験の試験難易度はなぜ高い?試験の特徴を解説

施工管理技士を他の資格試験と比較をした際に、特徴的な点は「1次試験」と「2次試験」の2つに合格する必要がある点です。(技術士取得による一部試験免除等の例外は除く)

筆記試験と実技試験がある資格は多くありますが、施工管理技士は試験上「1次試験」及び「2次試験」と呼ばれながら、どちらも知識を問われ用紙に記入するペーパーテストの形式で行われます。

幅広い知識を正確に把握しているかを問われる1次試験。

受験資格を得るまでに経た実務経験年数の中でどれだけ正しく「現場の判断」を行ってきたのかを問われる2次試験。

それぞれ試験の性質が全く異なります。

しかも1次試験の合格発表から2次試験の試験日まで、ほとんどの試験科目が3ヶ月ほどの準備期間しかありません。

施工管理として日々の通常業務をこなしながら、施工管理技士試験の学習を進めていくことは容易ではなく、本腰を入れて受験勉強に取り組む必要があります。

また、最終的には2次試験に合格する必要があるため、仕事で実務経験を積める環境が必須です。

施工管理技士試験の受験を検討している人は、早めに建設会社等へ転職して施工現場の実務経験を積んでいくことがベストです。

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中古マンションのリノベーション

月収
450000
勤務地
神奈川県横浜市
募集職種
住宅マンションの施工管理

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スーパーゼネコンの土木施工管理

月収
580000
勤務地
大阪府大阪市
募集職種
土木施工管理技士

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大手ゼネコンの現場事務

月収
340000
勤務地
関東圏内の各エリア
募集職種
大手ゼネコンの現場事務

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住宅中心の太陽光発電設置工事

人月単価
450000
勤務地
埼玉県全域
募集職種
太陽光発電設置工事

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集合住宅のアフターメンテナンス

人月単価
400000
勤務地
福岡県博多市
募集職種
集合住宅のアフターメンテナンス

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大型物件の解体工事

人月単価
500000
勤務地
栃木県栃木市
募集職種
大型物件の解体施工管理

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大手ハウスメーカー下請けの大工

人月単価
700000
勤務地
大阪府大阪市、愛知県名古屋市、沖縄県
募集職種
住宅の大工

施工管理技士の勉強法とおすすめの参考書

勉強法のポイント 施工管理技士の勉強法のポイントは、以下のようなものがあります。

  1. 参考書や過去問で基本的な知識や問題の解き方を身につける
  2. 過去問題を繰り返し解いて、出題傾向やパターンを把握する
  3. 用語の意味や法令の条文を暗記する
  4. 二次試験の経験記述の対策を行う

それぞれ解説します。

参考書や過去問で基本的な知識や問題の解き方を身につける

施工管理技士の試験には、専門的な知識や技術が必要です。そのため、参考書や過去問を使って、基本的な知識や問題の解き方を身につけましょう。

参考書は、分野別や項目別に分かれているものがおすすめです。過去問は、最近の試験内容に合わせて選ぶことが重要です。

過去問題を繰り返し解いて、出題傾向やパターンを把握する

施工管理技士の試験には、出題傾向やパターンがあるので、過去問題を繰り返し解いて、それらを把握することが効果的です。

過去問題を解くときは、試験時間内に解くことで、時間配分やスピード感を養うことができます。また、間違えた問題や苦手な分野は、メモにまとめて、復習することが必要です。

用語の意味や法令の条文を暗記する

施工管理技士の試験には、用語の意味や法令の条文を正確に理解していないと解けない問題が多く出題されます。そのため、用語の意味や法令の条文を暗記することが必要です。

暗記するときは、単語帳やフラッシュカードなどを使って、繰り返し覚えることが効果的です。また、隙間時間に復習することで、忘れにくくなります。

二次試験の経験記述の対策を行う

施工管理技士の二次試験は、論述試験と経験記述試験の2つからなります。

論述試験は、一次試験で学んだ知識や技術を応用して、具体的な事例に対する解答を書く試験です。一方、経験記述試験は、自分が実際に施工管理の業務に携わった経験を記述する試験です。

二次試験の対策としては、以下のことが必要です。

  • 過去問題や模範解答を参考にして、論述試験の書き方やポイントを学ぶ
  • 経験記述試験のテーマや評価基準を確認して、自分の経験を整理する
  • 経験記述試験の解答例を見て、合格するための書き方や内容を学ぶ
  • 自分で経験記述試験の解答を書いて、添削をしてもらう

また、施工管理技士のおすすめの参考書と問題集としては、以下のようなものがあります。

  • 2級建築施工管理技士 一次対策問題解説集 令和4年度版
  • 2級建築施工管理技士 一次対策項目別ポイント問題 改訂四版 令和4年度
  • 分野別 問題解説集 2級建築施工管理技術検定試験 第二次検定 (スーパーテキストシリーズ)
  • 2級建築施工管理技士 第二次検定の完全攻略 新訂第二版
  • 詳解 1級建築施工管理技術検定過去5年問題集 ’24年版

ぜひ参考にしてください。

施工管理技士資格に関するよくある質問

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ここからは、施工管理技士資格に関するよくある質問に回答します。

質問は下記のとおり。

  1. 施工管理技士資格を持っていることで活かせる業務や、将来的にキャリアチェンジを目指せる業務は何か?
  2. 未経験からでも施工管理技士の資格取得は可能か?

それぞれ詳しくみていきましょう。

施工管理技士資格を持っていることで活かせる業務や、将来的にキャリアチェンジを目指せる業務は何か?

施工管理技士資格は7種類あり、それぞれの資格で学ぶ範囲は異なります。

施工管理技士資格の勉強をするだけで、建設業界で活用できる深い知識を学べるでしょう。

さらに施工管理は工事全体の管理者としての仕事ができるため、仕事をする中でマネジメント力やコミュニケーション力を磨けます。

施工管理技士資格は施工管理の仕事だけでなく、他のキャリアでも活かせる職業です。

下記の記事では、施工管理職が別の職業へキャリアチェンジを目指す場合におすすめする職種を紹介しています。

施工管理として働く人で、将来的に別の仕事に挑戦したいという人は参考にしてみてください。

未経験からでも施工管理技士の資格取得は可能か?

未経験からでも、施工管理技士資格の取得は可能です。

なぜなら施工管理として就職する中で、実務経験を積みながら試験に挑戦する方が、知識が身につきやすいため。

2級の施工管理技士試験では、実務経験がなくても受験できるため、まずは自分の実力を試すために受けてみるのもおすすめです。

将来的に施工管理技士試験1級を目指すには、建設業の会社で実務経験を積む必要があるため、どの会社で施工管理として働きたいかを検討してみましょう。

まとめ

今回は、施工管理技士資格の難易度を合格率や合格者数、試験内容などさまざまな角度から分析しました。

ものづくりに関わる人材として、常にスキルアップを目指すモチベーションは大切です。
資格を取得するだけで年収が上がり、より良い条件の会社に転職できる可能性も高まります。そのため、施工管理技士として今後も活躍したい人であれば、施工管理技士資格の取得は必須ともいえるでしょう。

今回紹介した施工管理技士資格の合格率や試験内容を比較して、自分が取得を目指す資格を決めてみてください。

1級の資格取得には実務経験も必要なため、早めに決めて取得に向けた計画を立てておくことが重要です。

また、資格取得で年収アップを目指して転職を考える際は、施工管理技士に特化した転職エージェントに相談して自己分析を行い、ご自身の特徴や強みをしっかりと理解してから就職や転職活動を行うことが重要です。

信頼のできる転職エージェントのサポートを受けながら転職活動を進められれば、転職に関する悩みを解消できるだけでなく、自己分析やヒアリングをとおして自分の向いている仕事に気付けるかもしれません。

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この記事の監修者
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山北 格也キャリアコンサルタント
大学卒業後、大手人材紹介会社へ入社。ヘッドハンティングに携わり、同期1位など顕著な営業成績を残した後に株式会社ビーバーズへ入社。これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援した実績を持つ。

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