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公務員から施工管理技士へ転身!? 民間企業へ転職が急増中

【公務員の転職】激動の時代。公務員から施工管理技士への転職急増?

仕事探し 転職

転職を考える公務員の方の意外な悩み

公務員は、あなたから見てどのようなイメージをお持ちでしょうか?「残業が少なくて、労働時間も9時から17時で帰れる。」「リストラがなく安定しながら働ける」「ホワイトな職場環境」などの良いイメージ持つ方が多いのではないでしょうか。

確かに、公務員は民間企業よりも離職率が低いです。公務員の種類は、多岐にわたりますが、離職率は大体10%以下に留まっています。

公務員として現在働かれている方々が公務員というキャリアを選んだ主な理由は下記の通りです。

  • リストラがない
  • 残業が少ない
  • 給与が安定していて福利厚生が充実している(女性の産休や育休など)

しかし、近年の傾向から年代別に見ると、若手の公務員になるほど離職率は高くなっています。なぜなら、若手の公務員は、資料作成などの雑務や下積みの時代が他の職種と比較しても非常に長く、その割に給料も他業種に比較して低いのです。また、公務員になれば人生安泰と言われる時代は終息を迎えつつあります。現代は、「個」の能力が問われる時代です。

公務員には、土木や建築分野で活躍できる技術系の職種があり、施工管理技士や建築士、技術士などの理系国家資格を持った公務員が多く活躍しています。

そんな技術系の公務員が抱える悩みは下記の通りです。

元々残業が少ないなど安定志向で入社したが、意外と業務がきつい

➡施工管理系の公務員など技術系公務員は、そもそも専門職の公務員の人手が少なく、突発的な別業務が増えたりし、仕事が積み重なる負のスパイラルが続く傾向が多いようです。もちろん、仕事を効率よく回せる人もいますが、徐々に疲労がたまり、高いパフォーマンスを保てる人は多くないようです。その上、納期に追われ、精神的にもきつい状況が続きます。

昔と比較をすれば、公務員でも将来的に100%安泰とは限らない

➡公務員も昔に比べて安泰ではなくなってきています。AI技術の導入により今後人員の削減が行われるとも言われています。今の時代で大切なのは、AIにとって変わられないコミュニケーション能力などに優れた施工管理技士を目指して行くことであり、そのように考える公務員も多くなってきているのです。ある種、建設技術という専門性を活かしながらルーチン業務を行う公務員と比較して、建設会社の施工管理技士は施主や職人との折衝や統括で、コミュニケーション能力が非常に養われていきます。

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施工管理技士の働き方

工事現場を取りまとめる仕事が施工管理の本来の仕事ですが、工事現場も様々な種類があります。建築、土木、電気、管工事などがあります。施工管理の仕事内容は様々ありますが主なものは次の通りです。

  1. 職人や技術者を取りまとめる工程管理業務
  2. 工事現場の事故が起きないようにする安全管理業務
  3. 建物が耐震性の基準をクリアしているなどの品質管理業務

他には、現場に手配する業者などの選定、図面チェック、予算管理、現場の指揮も施工管理の仕事です。現場に出る業務からデスクワーク、営業職に近い仕事まで幅広くございます。

技術系公務員からの転職を検討されている方々は、施工管理技士としての働き方を是非とも知ってください。
ポイントは下記の通りです。

建設技術者としての個の能力が高まる

⇒現場作業員に対して安全管理をアナウンス、現場協力会社の方と打ち合わせ、工程の進捗や資材搬入などを調整する工事会議、工事管理者を集めて進捗会議など、コミュニケーション能力や現場監督としての統率力が身に付きます。また、施主や下請業者との条件交渉など折衝能力や営業力も確実に養われます。業者からの見積もりチェックや追加工事の明細作成などの予算面の能力も身に付きますので、統率力・t営業力・数値管理に建設技術が加われば将来的に独立ができるくらいの能力が身についてしまうのです。

コミュニケーションを必要としないストレスがない業務もたくさんある

図面の見直しなどのパソコン業務、工事管理職と呼ばれる事務職と現場職の間のような業務、現場の巡回や作業の進捗管理、翌日の作業内容の伝達、作業員の人数調整、工期全体の問題点の情報共有など、比較的コミュニケーションなどを必要とせずに可能な業務も多々ございます。公務員として働かれている方々の中には、ストレスがかかる業務を避けたいかと思いますが、施工管理職など建設会社も幅広い業務が用意されておりますので、ご安心ください。

福利厚生やワークライフバランスが充実した建設会社が増えてきている

⇒昨今は働き方改革の影響もあり、福利厚生や残業時間に対しては特に意識されている建設会社が増えてきております。施工図の作成を完全外注、高度外国人材の採用、入札書類作成を簡素化、女性施工管理技士の活用などを通して、ワークライフバランスはかんり改善されております。多くの建設会社が順調にいけば18時頃に業務を終了しております。残業や休日出勤も現場によっては一切ないわけではありませんが、その分の残業手当や振り替え休日はしっかり取れる建設会社がほとんどという状態です。

また、施工管理技士の1日は現場にもよりますが、主なスケジュール感につきましてはこちらのブログを是非ともご覧ください。

公務員と施工管理技士の比較

公務員

若い時は下積み時代が長く、ルーティーン作業も多いです。役職の昇格も業務に対する成果などはほとんど関係なく、試験によって行います。

配属される部署によって、勤務の状況も変わります。給与は民間企業に比べて、低賃金です。

文系の公務員の場合は、ジョブローテーションが基本的に3年ごとに行われますが、理系の公務員(施工管理系の業務)は早い周期の異動はありません。

施工管理技士

圧倒的人手不足により、若手に下積み時代を経験させる余裕もありません。若手にも早く一人前になるよう研修や資格取得プログラムが用意されております。

施工管理技士の資格を取得すると、現場で任される業務範囲が大きくなり、それに伴って昇給スピードも早いです。

施工管理技士のジョブローテーションは、業務内容は大きな変化はございませんが、建築物が竣工すれば、新たな現場へ異動します。

近年ではフリーランスの施工管理技士も増えてきており、特定の建設会社に属さずに現場ごとで変わる形で自由のペースでゆっくり仕事をしている方もいます。

いきなりフリーランスとして独立するのではなく、独立準備や働き方を改善したいという方であれば転職支援から独立準備までサポートしております。フリーランス支援を行う弊社だからこそ転職によっても働き方を大きく改善できます。

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公務員から施工管理技士への転職のススメ

転職を検討されている公務員の方々には是非とも、施工管理技士を目指してみることをお勧めいたします。

今の時代は、「個」の時代です。どこの企業に所属する社員なのかではなく、その社員がどういった能力があるのかが問われます。働き方の多様性、人材の多様性が謳われる中で、所属企業の社員としての価値はどんどん下がっていっており、国家や企業が守ってくれるという時代は終わりました。

技術系の公務員の方であれば、建設会社の施工管理技士という新たなフィールドで、個の能力を磨かれることを強くお勧めいたします。①コミュニケーションスキル②予算管理など数字に関する能力③顧客や協力会社との折衝力や営業力④職人をまとめる統率力など、あらゆる「個」の能力が磨かれていきます。

公務員試験を合格している方々であれば、施工管理技士の試験もかなりアドバンテージはあると思います。また、施工管理技士の職種は引く手あまたです。AIに代替えできない業務であり、新築だけでなく改修工事もありますので、今後仕事が減ることはまずないというデータが出ております。

公務員のルーティーンワークや低賃金で働く事で将来に不安を感じた方、自分自身の手に職をつけたい方、自分が何か目に見える形で貢献したい方にはお勧めの職業です。

補足ですが、理系公務員(施工管理技士)の方であれば、公務員より民間企業の方が待遇面は当然良いですし、発注者側の業務を理解しているため民間企業からが重宝されます。総じて、給与面を含めたあらゆる条件において良い待遇であることは間違いありません。

 

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まずは施工管理技士資格にチャレンジしてみよう

転職は人生の一大イベントです。特に、公務員試験を受験して獲得した職場です。しかし、今後時代の変化はさらに激しくなっていますから、現職に違和感があれば、人生の決断は早いに越したことはないでしょう。

技術系公務員であれば問題ありませんが、文系の方など未経験から施工管理への転職を目指されるのであれば、まずは2級の施工管理技士資格にチャレンジしてみることが1つです。

2級施工管理技士の試験は、学科試験は、実務経験がなくても受験取得可能です。まずは、そこからが第一歩です。

また過去に【未経験/無資格必見】施工管理技士の資格と合格するための攻略方法という記事がございますのでよろしければこちらも併せてご覧ください。

まとめ

今回は、公務員から施工管理技士へ転職される方について背景や動機についてご紹介をさせていただきました。

本来、公務員と施工管理技士は、1日の働き方は似ています。施工管理技士は、契約工期内に建築物を建てないといけないので残業が多くなる部分はありますが、順調に進めれば基本的には定時で帰れます。

安定性や残業時間などワークライフバランスが同程度であれば、あとは給与と成長できる環境なのかどうかが重要です。

これからの激動期、公務員もいつまでも安泰ではありません。是非とも、公務員から施工管理技士への転職を検討されてみてください。

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