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建設コンサルタントへの転職 高年収・ホワイト企業を見分ける方法を紹介

建設コンサルタントに転職を成功させる方法|必要な資格や年収の高い大手企業、ホワイト企業を見分ける方法を紹介

働き方やキャリア 転職 建設コンサルタント

建設コンサルタントは、道路や橋、ダムなどの人々の生活を支えるインフラに関する、企画や設計、維持管理を行う仕事です。

自分の仕事が人々の役に立っていることを見れるため、社会貢献を感じられる仕事といえるでしょう。

建設業界で働く人や、建設に関する仕事を探している人の中には、建設コンサルタントの仕事に興味がある人もいるのではないでしょうか。

今回は建設コンサルタントの転職について、建設コンサルタントの仕事内容や年収、大手建設コンサルティング会社のランキングや転職を成功させる方法を紹介します。

建設コンサルティングに興味のある人や、転職を検討している人はぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
agent-yamakita
山北 格也キャリアコンサルタント
大学卒業後、大手人材紹介会社へ入社。ヘッドハンティングに携わり、同期1位など顕著な営業成績を残した後に株式会社ビーバーズへ入社。これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援した実績を持つ。

建設コンサルタントの業務内容や年収、求められる資格・スキルとは

ここからは建設コンサルタントの基礎知識を紹介します。

  • 建設コンサルタントの仕事
  • 建設コンサルタントの年収
  • 建設コンサルタントで役立つ資格やスキル

それぞれ詳しく見ていきましょう。

建設コンサルタントの仕事

建設コンサルタントは、国や地方公共団体からの依頼を受け、道路や橋、ダム整備などインフラに関する企画や設計、維持管理を行う仕事です。

インフラの建設では、「設計・施工分離の原則」というルールがあり、設計事業者と施工事業者が分けなければいけません。

そのため、企画や設計、施工管理や保守を行う建設コンサルタント、施工を行う総合建設業(ゼネコン)という関係が生まれています。

建設コンサルタントが対応する業務をまとめた図は以下のとおりです。

引用:[株式会社フジヤマ]

図から分かるように、建設コンサルタントは企画から維持管理まで幅広い業務を請け負っています。

そのため、建設コンサルタントとして活躍するには、企画力や営業力、測量の知識や建物に関する知識が求められるでしょう。

建設コンサルタントの年収

ここでは、建設コンサルタントの年収をまとめました。

全体の平均年収 485万円
20代前半の平均年収 391万円
20代後半の平均年収 454万円
30代の平均年収 506万円
40代以上の平均年収 605万円

引用:[転職会議]

データによると、建設コンサルタントの年収は年齢が上がるごとに増加しています。

建設コンサルタントの仕事は対応できる業務の幅が広いため、経験年数が増えるほど仕事の質も上がっていると考えられます。

資格を取得する、実績を作るなどの工夫で年収は上げられるので、自分にできる対策をしていきましょう。

建設コンサルタントで役立つ資格やスキル

建設コンサルタントで役立つ資格やスキルは以下のとおりです。

  • 測量士
  • 土木施工管理技士
  • 一級建築士
  • 技術士
  • シビルコンサルティングマネージャー(RCCM)

建設コンサルタントの業務には、測量や設計、施工管理の業務が含まれるため、それぞれの業務に関する専門知識があれば、業務に活用できます。

施工管理や設計士から建設コンサルタントに転職を検討している人は、前職で取得した資格をアピールしましょう。

一方で技術士やシビルコンサルティングマネージャー(RCCM)の資格は、建設コンサルタントとして一定の実務経験が求められます。

そのため、建設コンサルタントに転職したあとは技術士やシビルコンサルティングマネージャー(RCCM)の資格取得を目指すと良いでしょう。

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建設コンサルタントの魅力・やりがい

建設コンサルタントの仕事には、以下の魅力ややりがいがあります。

  • 将来性がある仕事である
  • 会社によっては高年収を狙える
  • 転職に有利になるスキルを獲得できる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

将来性がある仕事である

建設コンサルタントの仕事は、AIに取って代わられる心配のない、将来性のある仕事です。

建設コンサルタントの仕事であるインフラ整備は、新しく建設する需要と、古くなったインフラの改修工事の需要が高まっています。

新しい建物や施設を作った後も、数年後には改修工事の需要が出てくるため、人々が生活する限りインフラの需要は尽きません。

将来も仕事がなくなる心配がない点は、建設コンサルタントの魅力のひとつといえるでしょう。

会社によっては高年収を狙える

建設コンサルタントは、経験とスキルによって高い年収を狙える職業です。

実際に先ほど紹介した平均年収のデータでも、最高年収と最低年収の幅は下記のような違いがありました。

平均年収 485万円
最高年収 1,400万円
最低年収 150万円

引用:[転職会議]

建設コンサルタントは、請け負う工事の規模や会社の大きさによって、年収をさらに上げることが可能です。

建設コンサルタントとして高い年収を目指したい人は、下記の手段を試してみてください。

  • 資格を取得する
  • 実務経験を積む
  • 規模の大きな企業に転職する

より条件の良い会社に転職できれば、さらなる年収アップを期待できるでしょう。

記事の後半では、建設コンサルタント会社の大手企業の情報をまとめているので、参考にしてください。

転職に有利になるスキルを獲得できる

建設コンサルタントとして働けば、次の転職はしやすくなるメリットがあります。

なぜなら建設コンサルタントとして働くことで得られるスキルには、プロジェクト管理能力や設計技術、コミュニケーション能力や問題解決力など、多岐に渡るから。

一度身についたスキルは、建設コンサルタント以外の職種でも高く評価されるため、デベロッパーや施工管理など幅広い職種に挑戦できるでしょう。

建設コンサルタントとして幅広い知識を身につけ、将来への可能性を広げましょう。

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建設コンサルタントはやめとけといわれる理由

建設コンサルティングは魅力ある仕事ですが、一方で「やめとけ」という意見もあります。

建設コンサルタントはやめとけと言われる理由として、以下のような現場があります。

  • 残業や休日出勤が多い
  • 拘束時間が長い
  • 給与が低い
  • 仕事の責任が重い

建設コンサルタントの担当する工事のほとんどは、公共事業です。

公共事業に関わる工事のほとんどは、予算の関係で年度内に終えなければいけないという制限や、仕事の責任の重さがあります。

大規模なインフラ整備になれば、屋外の作業が多いため、天気に影響されることもあるでしょう。

天気が悪い日が続けば、残業や休日出勤が求められるかもしれません。

ただ、上記で紹介した建設コンサルタントはやめとけといわれる理由は、現在建設業界全体で行われている働き方改革によって改善されています。

  • ドローンを利用した測量データ作成
  • 設計図面をBIMやCIMで作成
  • データを活用した管理体制の構築

ドローンやAIロボットを活用すれば、測量にかかる手間が削減され、設計図面で利用するツールをBIMやCIMに切り替えれば、施工量や積算コストも一括で計算できるようになります。

また国土交通省によると、公共事業における工事の設定として、週休2日を確保できるような適正な工期を設定することを発表しています。

データ活用の効率化や政府の改革により、今後の建設コンサルタントの業務量は減り、残業や休日出勤などの問題も解消されるでしょう。

建設コンサルタントは未経験でも転職できるのか?

建設コンサルタントは未経験でも転職できます。

なぜなら建設コンサルタントに求められるスキルであるマネジメント能力やコミュニケーション能力は、他の業種で働く人にも同様に求められる能力だからです。

建設コンサルタントの業務の幅は広いため、実務経験を経てそれぞれの業務の知識をつける必要があります。

そのため、未経験から建設コンサルタントに挑戦する場合は、前職で身につけたスキルと新しく学ぶ建設コンサルタントの知識を掛け合わせて活かすことが可能です。

未経験から建設コンサルタントを目指す場合は、「未経験OK」の求人を探す、研修や資格支援制度が整った会社を探すなど、未経験でも働きやすい環境を整備している会社を選びましょう。

大手建設コンサルタント会社の特徴や年収を徹底比較

 

ここからは大手建設コンサルタント会社の特徴や年収を詳しく解説します。

  • 日本工営
  • パシフィックコンサルタンツ
  • 建設技術研究所
  • パスコ
  • 国際航業

それぞれ詳しく見ていきましょう。

日本工営株式会社

日本工営は、建設コンサルタント会社のBIG3に入る大手企業のひとつです。

国内の建設コンサルタント会社の中でも売上1位を獲得しており、国内外のコンサルティング業務を請け負っています。

日本工営の請け負う工事の多くは、ダムの再開発や道路調査、上下水道の設備など、社会インフラ整備がメインです。

会社名 日本工営株式会社
売上 739億円
平均年収 697万円
平均年齢 42.8歳
勤続年数 14.2年
月の残業時間 36.8時間

引用:[openwork]

パシフィックコンサルタンツ株式会社

パシフィックコンサルタンツ株式会社は、道路や鉄道、空港などさまざまな分野のインフラ整備を手がけるBIG3の建設コンサルタント会社のひとつです。

プラチナくるみんやえるぼし、経済産業省認定の「新・ダイバーシティ経営企業100選」にも選ばれており、働きやすい環境を万全にしています。

ホワイト企業を狙う人におすすめの企業といえるでしょう。

会社名 パシフィックコンサルタンツ株式会社
売上 529億円
平均年収 706万円
平均年齢 44.6歳
勤続年数 13年
月の残業時間 41.5時間

引用:[openwork]

株式会社建設技術研究所

株式会社建設技術研究所は、日本で最初にできた建設コンサルタントとして、70年以上の歴史を持つ企業です。

インフラ整備はもちろん、都市開発や環境事業まで幅広い分野で活躍しています。

ダイバーシティ推進を掲げており、女性や外国人の働きやすい職場を目指し、環境作りを徹底している点が魅力です。

会社名 株式会社建設技術研究所
売上 529億円
平均年収 706万円
平均年齢 44.6歳
勤続年数 13年
月の残業時間 41.1時間

引用:[openwork]

株式会社パスコ

株式会社パスコは、建設コンサルタント会社の中で売上3位の会社です。

もともとは航空測量会社として設立しましたが、インフラ分野のDX化や空間情報サービスなど、幅広い分野で活躍しています。

誰もが学びながら積極的に働き続ける環境を目指し、人材育成制度に力を入れており、働きながら成長できる職場が魅力です。

会社名 株式会社パスコ
売上 514億円
平均年収 645万円
平均年齢 43.2歳
勤続年数 11.5年
月の残業時間 39.1時間

引用:[openwork]

国際航業株式会社

国際航業株式会社は、「空間情報で未来に引き継ぐ世界をつくる」というミッションのもと、インフラ整備を行う建設コンサルタント会社のひとつです。

地理空間データの作成や鉄道・道路網の整備、都市計画の立案など、建設コンサルタントとしてデータを活用した事業を拡大しています。

くるみんやえるぼしにも認定されている国際航業株式会社では、ワークライフバランスの整った働き方が可能です。

会社名 国際航業株式会社
売上 514億円
平均年収 645万円
平均年齢 43.2歳
勤続年数 11.5年
月の残業時間 38時間

引用:[openwork]

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建設コンサルタントの転職でホワイト企業を見つけるためにやるべきこと

ここからは、建設コンサルタントの転職でホワイト企業を見つけるためにやるべきことを3つ紹介します。

  • 応募企業の離職率や残業時間など情報収集を徹底する
  • リファラル採用を活用する
  • 転職エージェントに相談する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

応募企業の離職率や残業時間など情報収集を徹底する

ホワイト企業を見つけるには、応募企業の情報を詳しく調べることが重要。

ホワイト企業を見分ける特徴として、以下のポイントに注意して情報収集を行いましょう。

  • 3年以内の離職率
  • 月の残業時間の実績
  • 有給消化率
  • 年間休日日数
  • 口コミ
  • 福利厚生

離職率や残業時間の実績は、就職四季報などの情報誌や、口コミサイトから確認できます。

【口コミサイトの例】

口コミサイトでは、実際に働いている人の意見を見ることができるため、複数のサイトを確認してみてください。

リファラル採用を活用する

リファラル採用とは、該当企業ですでに働いている社員や社外の取引先などの紹介によって、企業に転職する仕組みです。

建設コンサルタントの転職において、リファラル採用はよく利用されています。

リファラル採用は、建設コンサルタントで働く知人から会社の情報を聞くことができる、ホワイト企業への転職の可能性が高まるなどのメリットがあります。

またリファラル採用は、採用のリスクを減らしつつ採用コストを抑えられるため、企業側にもメリットが。

転職を検討する場合は、自分の知り合いに建設コンサルタントとして働いている人がいないかを確認しましょう。

転職エージェントに相談する

転職に関する不安を無くしつつ、ホワイト企業に転職したい人は、転職エージェントに相談しましょう。

転職エージェントは、求人サイトに載っていない非公開求人を多数保有しており、その人に合った求人を紹介してくれます。

転職エージェントでは、自己分析やスキルの棚卸しだけでなく、応募書類の添削や面接対策のサポートも受けられます。

さらに建設業界に特化したエージェントであれば、建設コンサルタントの求人市場に精通しており、転職に関する相談もしやすいでしょう。

建設業界に特化したエージェントを探している人は、「ビーバーズ」に相談してみてください。
まずは自分の転職の条件を決めるところから、細やかにサポートしてくれるでしょう。

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まとめ

今回は建設コンサルタントの転職について、建設コンサルタントの仕事内容や年収、転職を成功するためにやるべきことを紹介し、大手建設コンサルタント企業の比較をしました。

建設コンサルタントは、建設業における施工以外の工程を担当するため、幅広い知識とスキルが求められます。

残業がきつい、休日出勤が大変などのデメリットがありますが、現在は働き方改革の影響で徐々に働きやすい環境が作られている状況です。

建設コンサルタントに転職したい人は、リファラル採用を検討するか、転職エージェントに相談するなどの対策をとりましょう。

転職エージェントに相談すれば、転職の悩みを解消しながらスムーズに転職活動が進められます。

自分の求める会社の条件や働き方は何なのかを考え、ホワイト企業への転職を目指してみてください。

本記事が参考になれば幸いです。

この記事の監修者
agent-yamakita
山北 格也キャリアコンサルタント
大学卒業後、大手人材紹介会社へ入社。ヘッドハンティングに携わり、同期1位など顕著な営業成績を残した後に株式会社ビーバーズへ入社。これまで建設業界を中心に、1000名以上の転職を支援した実績を持つ。

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