【施工管理への最短の道】施工管理技士は最短どのくらいでなれる?
施工管理建設業界における施工管理技士不足の実態
深刻な人手不足
震災の復興事業やオリンピックを背景にした建設需要が増え、今後も需要は底堅く推移していくことが予測されております。仕事量に対して、それを担う労働者が不足しているというのが建設業界の現状です。
建設業界においては若者の参入が少なく、労働者が高齢化している問題もあるため、このままいけば次世代の建設業界を担う若い労働者が全く確保できないまま、10年後には多くのベテラン労働者が引退することになります。
施工管理技士の現状
施工管理技士の配置が必要になる各種工事は、今後も現状通り発注されると見込まれます。平成初期の建築バブル期に建設されたマンションなどは、築年数30年を迎えようとしています。居住価値を高めるために全体の大規模修繕や解体などの選択が迫られることもあるようです。
大規模工事なども含まれることから、建設業界の市場規模は非常に大きいものであり、施工管理技士に求められるものも、大きくなることが推測できます。施工管理技術者の受験資格には実務経験が必要となります。文系大学卒や普通科高校卒でも門戸は開かれますが、実務経験が壁となるため、なかなか育成が進まない現状があります。
また、平成30年度の1級建築施工管理技術者検定試験の合格率は学科試験で36.6%、実地試験で37.1%でした。受験者は仕事をしながらの勉強となるため、決して高い合格率ではなく、難関試験の部類という見方もあります。
上記のような状況から、施工管理経験を問わず、施工管理資格の保有者が引く手あまたの状況になっているのが実態です。
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未経験でも施工管理技士はなれる?
施工管理技士は国家資格ということもあり、未経験の人にとってはハードルの高さを感じてしまう職業のひとつかもしれません。
また、施工管理技士資格を取得するために受験しなければならない国家試験において、受験や資格取得の要件として、規定の年数以上の実務経験を求められる点も、未経験の方にとっては足踏みしてしまう要因の1つと言えます。
では、未経験者は施工管理技士として働けないの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、そうではありません。「未経験者」、「資格なし」でも施工管理として働くことができる求人は存在しており、積極的な採用をおこなっている建設会社は数多くあります。
それでは、未経験から施工管理技士へ最短で目指すために必要なスキルや時間、さらに最短で施工管理技士になるための就職・転職活動におけるポイントを解説していきます。
最短で施工管理技士を目指すために
最短で施工管理技士を目指すために、お勧めの有効手段がいくつかございますので、下記にてまとめました。
- 2級施工管理技士資格(学科試験のみ)の取得をする
- 短期間で良いので職人としての経験を積む
- コミュニケーション能力を身に付ける
- 建設業への熱意をアピールする材料を用意する
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最短で施工管理技士を目指すロードマップ
手段①
2級施工管理技士(学科)の資格取得から目指そう!
未経験から施工管理技士を目指す最短かつ有効な手段として、代表的なものは2級施工管理技士資格の取得になります。2級施工管理技士の難易度は1級と比較をしても高くなく、未経験者でも容易に取得が可能です。
一方で、2級施工管理技士資格には「学科試験」と「実地試験」があります。学科試験については未経験者でも受験資格がありますが、実技試験は基本的に未経験者では取得できません。
しかし、学科試験の合格のみでも転職市場では一定の評価をいただけるため、未経験から施工管理技士を目指すにあたって、施工管理技士資格の学科試験のみ合格をして、転職活動を行うというのは最短かつ有効な手段です。
資格取得後については早急に転職活動に取り掛かっていただければと思います。施工管理技士の仕事は工程管理、品質管理、出来形管理、安全管理、原価管理と多様な業務に渡りますが、最初は上司の方がしっかりとサポートしてくれるのでご安心ください。
ちなみに、施工管理技士の資格試験は「学科」と「実地」に分かれておりますが、2級施工管理技士の実地受験資格を得るためには大学の建築系学科を卒業後1年以上の実務経験、指定学科以外の場合は卒業後1年6カ月以上の実務経験が必要です。
学歴次第ではあるものの、大学を出ている方ですと、現場で施工管理技士の経験を積みながら学科試験は合格しておき、その1年後〜1年半後に実地試験を受けるというのが未経験から2級施工管理技士資格取得までの最短ルートということになります。
2級施工管理技士の試験については学科・実地ともに年1回でしたが平成30年度の試験より「土木」「建築」「電気工事」「管工事」「造園」「建設機械」の6種目において学科試験を年2回実施されております。2級資格を目指している方にとっては朗報です。
手段②
短期間でも良いので、職人としての経験を積もう!
施工管理技士を目指す上で、いきなり施工管理職へ応募するのではなく、より高い評価をいただくために、まず職人としてのキャリアを積んでおくという手段も有効です。
最短で施工管理を目指す手段としては遠回りに感じるかと思いますが、年齢高めの方(40代以上)が施工管理未経験者かつ無資格者で、施工管理職へ応募しても書類で落とされてしまいます。
そこで、まずファーストステップとして職人として施工管理から指示を受ける側の経験を積み、技術をある程度学んだ状態で、初めて転職活動を行うことで最短かつ高い評価で施工管理職へのジョブチェンジに成功する可能性が高まります。
手段③
コミュニケーション能力を磨こう!
コミュニケーション能力を身につけることができれば、未経験からでも最短で施工管理を目指すことが可能になります。
実務レベルで「一人前の施工管理技士」として認められるためには、実は資格の有無はそこまで重要ではありません。仕事で関わりのある職人や同僚からは、現場での技術に対する専門性・マネジメント能力が評価基準の大半を占めております。
施工管理技士に求められるマネジメント能力とは、設計者や現場の職人、資材発注先の業者や近隣住人など様々な立場の方々とのコミュニケーション能力を指します。
当然ですが、コミュニケーション能力とは「相手と親しくなる」ということだけではありません。時に、施工管理技士としての意見と相手の立場の意見では、相反するということ多々あり、そのような状況において相手の主張も受け止めつつ、そのシチュエーションにおいては最適だと思われる答えを導き出す力が、施工管理技士に求められるコミュニケーション能力です。
これは現場感を習得しない限り、中々磨かれない能力であり、いきなり身につけようと思い起こしても難しいです。お勧めと言いながら最短で施工管理を目指す手段としての優先順位は高くありません。しかし、コミュニケーション能力に自信ある方は、施工管理職への就職活動における1つの大事な要素として、磨き上げることを念頭に置いてみてください。
手段④
建設業への熱意をアピールする材料を用意しよう!
未経験から建設業界へ飛び込まれるという際に、企業の採用担当者が重視しているのは、「現在のスキル」ではなく、「熱意」です。
建設業界は深刻な人手不足ですから、未経験者の人材でも採用したいという企業はたくさんありますが、誰でも採用するというわけにはいきません。
同じ未経験者でも、採用したいと思われるか否かのポイントとして、①「定着してくれるか」②「資格を取り切る覚悟はあるか」の2つは大きな要素になります。
この2つを満たす候補者は、「建設業に熱意がある方」だと採用担当者は考えております。ですから、熱意をアピールする材料を探す必要があるのです。日々の仕事をこなしながら、施工管理資格を取得するには、やはり気持ちの部分が重要になってくるのです。
なぜ建設業界もしくは施工管理という仕事を志そうと思ったのか、この業界で自分は将来的にどうなりたいかといった具体的イメージを膨らませて面接に臨むことで、採用担当者はあなたに熱意を感じ、面接の状況が大きく好転することでしょう。
また施工管理の志望動機の書き方について書かれている記事が過去にございますのでこちらも併せてご覧ください。
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まとめ
今回の記事では、最短で施工管理技士になるための方法のついてご紹介させていただきました。未経験から施工管理職への転職を実現させるためにはあらゆる手段があり、元々未経験の方でも施工管理職としてバリバリ活躍することができることをご理解いただけたかと思います。
もちろん、建設系学部卒業、既に施工管理職を経験されている方、有資格者の方は転職市場において、非常に評価されます。しかし、目に見える評価ポイントとは別に、書類では伝わらない評価ポイントもあり、未経験者はそれをアピールするということも有効な手段になり得るのです。
現在、圧倒的人手不足と言われる施工管理職を目指せば、どんな企業からも引く手あまたの人材になり、給与も高年収が実現できます。最短で施工管理を目指す手段を参考にしていただき、効率よく施工管理職を目指しましょう。