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現場監督からの転職 オススメの転職先15選!

現場監督から転職する際のおすすめ転職先15選【目的別で紹介】

建設 転職

現在、現場監督をしている方で、転職を考えているという方も多いかと思います。その理由はさまざまかと思いますが、いざ転職しようと考えた際「どうやって転職すればいいのか?」「どんな業種がおすすめなのか?」など不安や疑問も多いかと思います。

そこでこの記事では、現場監督から転職する際におすすめの転職先15選を紹介します。異業種へ転職するメリットや、実際に転職する際のポイントなども解説するので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
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山中 健太キャリアコンサルタント
コンサルティング会社にて建設会社の成長戦略型提案業務を経験。「ビジネス会計検定1級」を保有しており、採用責任者や経営者など企業側の目線を最も理解したキャリアサポート、就職支援を得意とする。

現場監督の方々が転職したいと考える理由


まずは現場監督の方々がどのような理由で転職したいと考えるのか?よくある理由を紹介していきます。

休みが取りづらい

現場監督の方が転職したいと考える大きな理由は、休みが取りづらいからです。現場監督業の休日は原則、現場の休みに影響し、主に土日が休みになることが多いです。

しかし、天候などの状況によっては休日に職人が出勤し現場は動いているという状況は珍しくありません。そしてその際の緊急のトラブルや他の現場監督の急な休みの際には、休日であろうと出勤する必要があり、休みの時でさえ気が抜けないといったケースも多く見られます。

労働時間の割に給料が安い

労働時間の割に給料が安いことも、現場監督の方が転職したいと考える理由の一つです。現場監督は、雇用契約上は土日・祝日休みというケースも多いようですが、現実は日曜日以外は基本的に出勤というのが現状として見られます。

また、竣工前は日曜日も出勤を要し、残業代も全額は出るケースが少ないという声も珍しくありません。体裁のために労働監督署に報告もできず、泣き寝入りしてしまうといった悩みは後を絶ちません。

人間関係でストレスがかかる

人間関係にストレスを抱えて転職を考える方も多くいます。現場監督という職業は、一般企業で言われているところの中間管理職と近いものがあります。

現場には依頼主や現場主任/現場所長といった上司がいて、施工は職人がいてそこに指示を出すという仕事形態となっています。現場の責任者は上司ですが、現場のプロはあくまでも職人であり、施工管理などでは、その両者の板挟みになることもあり、多くの人との人間関係をうまく管理する能力も求められています。

労働に危険が伴う

現場監督の仕事は、一般の仕事と比べて危険を伴う業務となります。現場監督が直接、危険を伴うといった形はそこまで多くありません。

なぜなら現場監督は作業員ではないため直接、作業に関わるということは少ないからです。しかし、現場で勤務しているため、安全管理や天候、操作ミスなどによる危険は常に伴って仕事をすることになります。

上記のような状況で、体力も疲弊していることが多いため、予期せぬ事故に巻込まれることもしばしばあり、危険が伴っている職業と考えられるでしょう。

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現場監督経験者におすすめの転職先15選

では本題である現場監督経験者におすすめの転職先を紹介していきましょう。ここでは現場監督の経験を活かしやすい異業種転職先と、現場監督とはまったく無関係のおすすめ転職先という2つに分けて、合計15職種を紹介します。

現場監督の経験を活かしやすい親和性のある異業種転職先

まずは現場監督の経験を活かせる転職先を紹介していきます。

1.ゼネコン

大型建築を担う総合建築業者のゼネコンですが、建築という同業種のため、現場監督からの転職先に非常におすすめです。今までと異なり、マンションやビル、テーマパークなどまったく違う規模感で培った能力を活かした仕事に就くことができるでしょう。

2.不動産仲介

不動産仲介とは「媒介」とも言われ、不動産の取引で売主と買主の間に立って両者の契約を成立させることを言います。主な業務としては、売却物件の販売活動、契約条件の調整、契約書類の作成、重要事項説明、契約から引渡しまでの事務手続きなどが挙げられます。

実際に住居などの建築の施工に携わっていた現場監督ならば、扱う商材の知識があるため、すぐに戦力として仕事を進めることができるのではないでしょうか。

3.デベロッパー

デベロッパーとは、不動産・建築業界で「土地や街の開発事業者」を指します。複合商業施設や大型マンションの開発をするのがデベロッパーの役割です。

ゼネコンは建築関係を統括する会社であり、デベロッパーはゼネコンに依頼を行い、建築工事の進行をするのがゼネコンといった形になります。仕事をする上で相手先のことについて精通しているというのは強みになります。

ディベロッパーのことは入社してから学ぶことになるとは思います。強みを活かしつつも、新しい視点で建築業に従事できることは魅力的ではないでしょうか。

4.ハウスメーカー

ハウスメーカーという言葉に具体的な定義はありません。「自前の生産設備を持ち、工業化または建築資材の一部を規格化することによって注文住宅を全国規模で展開している会社」のことを指します。

ハウスメーカーは施工管理をするといった視点でいうと、非常に親和性の高い業種と言えるでしょう。

5.ゼネコン・ハウスメーカーの設計職

ゼネコンの設計職とは、自社で請負う建物の設計や設計監理を行う職種です。しかし、こちらは学歴が求められる場合もあるため、募集要項に注意しましょう。

設計自体は経験が浅い可能性の高い現場監督ですが、管理する能力は非常に高いはずですので、培った能力を存分に活かせることでしょう。

6.建築や設備の保守点検会社

いわゆる「メンテナンス会社」と呼ばれる職種で、主にさまざまな設備などの定期点検やメンテナンスを行います。この職種では、不具合が生じた際の原因究明や専門業者の手配など、現場監督時代に培った経験が十分に発揮できます。

また、肉体的負担が少なくなり、ワークライフバランスの取れた生活が実現可能です。

現場監督と無関係だが、おすすめの異業種転職先

続いて現場監督と親和性はないものの、おすすめできる転職先を紹介していきます。

7.営業職

営業職はさまざまな業種からの転職先として人気です。その理由はいくつか挙げられます。

まず「未経験者でも可能である」ということです。教育スキームが確立されており、システム化された教育により、すぐに現場に出ることができます。

また、次の理由として、「景気に関係なく求人が多い」ということが挙げられます。商材はあるのに売る人がいない営業職の現状は、転職先として最適ではないでしょうか。

8.技術系の公務員

公務員のなかでも技術系の公務員は、建築、土木、機会、電気などの理系の専門分野を要する区分での募集が見られます。さまざまな仕事内容があるため直接的な関係はないものの、現場監督としての特徴を最大限に活かした転職活動につながるのではないでしょうか。

9.自動車関係の製造業

自動車製造業とは、文字どおり自動車の製造会社の工場などで勤務することを指します。こちらの特徴もいくつか挙げられます。

まず「待遇・福利厚生が充実していること」が挙げられます。多くの自動車工場では、満期慰労金や食事手当、資格手当や寮など多くの手当が充実しています。

次に「業務がしっかりとルール化されている」という点も挙げられます。マニュアル化された製造工場での業務は、未経験者にとっては安心して働くことができるでしょう。

また、「日本の自動車産業の需要が高いこと」も挙げられます。自動車産業は、日本の経済基盤を担う重要な産業であるため、「職を失う」という不安を抱える必要がありません。

10.ITのエンジニア職

エンジニア職は当然、プログラミングなどの専門知識を必要としています。しかし、今は学習サイトや書籍、スクールや動画などさまざまな手段を用いて専門スキルを学ぶことができます。

また、経済産業省が発表している「IT人材需給に関する調査」によると、2030年までに日本では最大78.7万人のIT人材不足になると予測されます。IT人材であるITエンジニアは今後、ニーズの高まっていく職種と言えるでしょう。

11.鉄道会社

鉄道会社は、交通インフラに携われるという、他には見られない魅力があります。また、鉄道会社は鉄道運用のみにとどまらない事業展開があることが魅力の一つに挙げられます。

現場監督としてのスキルも、十二分に活かすことができるのではないでしょうか。

12.起業

起業する、つまり社長になるという選択肢もあります。起業は、魅力と厳しさの両方を兼ね備えた面を持ちます。

責任が重いことと引換えに、自分の好きな職種で自由な生活を送ることになるでしょう。

13.不動産管理会社

不動産管理会社とは、主に賃貸物件の管理をする会社のことを指します。オーナーに変わって賃貸物件の管理・メンテナンスを行うと同時に、入居者募集や入居者のクレーム対応なども行い、オーナーと入居者の双方が満足のいく住環境を整えるといった業務があります。

14.老人ホーム・障害者施設介護職

介護職とは、主に介護施設や病院、自宅などに勤務し利用者の身体介護や生活援助などを行います。また、未経験/無資格からでも勤務することができるため、転職先に向いていると言えるでしょう。

15.独立行政法人都市再生機構

独立行政法人都市再生機構は国土交通省管轄の行政法人です。大都市や地方中心都市における市街地の整備改善や賃貸住宅の供給支援、UR賃貸住宅の管理を主な目的としています。

直接的には外れた職種でもあるものの、現場監督時代から触れている住居に携わる仕事なので、実は親和性の高い仕事です。

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現場監督から異業種へ転職するメリット


現場監督から異業種へ転職する際は不安もあるかと思いますが、思い切って転職することで得られることもたくさんあります。異業種に転職することで得られるメリットについてチェックしていきましょう。

自由な時間を作り、ワークライフバランスを確保できる

先ほども述べたとおり、現場監督は休みが少ない上に休みの日でさえもゆっくり休んで仕事から離れることが難しいです。また、その上で給料体制にも問題があり危険も伴うといった過酷な職種であるという点から、非常にワークライフバランスを確保しにくいといったデメリットが挙げられます。

しかし、完全週休2日制の企業や明確なシフト制の会社など、ライフワークバランスを確保できる他業種はたくさんあります。そのようなワークライフバランスが整っている異業種へ転職することで、家族と共有できる時間を増やしたり、趣味の時間を増やせたり、自身のスキルアップに時間を費やすことができるといったメリットを享受できるでしょう。

現場監督の経験を活かしたキャリアアップができる

現場監督と親和性の強い、ゼネコンや不動産仲介、デベロッパー、ハウスメーカー、設計職といった業種は、現場監督時代に培ったスキルや知識、人脈を最大限に活かせるでしょう。現場監督での経験を活かしてスキルアップすることで、自身の仕事でさらに自信を持って取組めたり、給料をアップさせることが考えられます。

危険を伴わない仕事ができる

建築業の現場は常に危険と隣合せです。しかし、営業職やオフィス勤務などでは当然、危険とは離れた業務に就くことができます。

危険を伴う仕事は、身体面はもちろん精神面においても疲労をもたらし、仕事面だけでなく日常生活にも支障をきたすでしょう。しかし、危険と離れることで他のことに集中した生活を送れるようになれます。

現場監督の経験によって身についているスキルとは?

現場監督から異業種に転職する際は、そもそも自分がこれまで現場監督として働くなかで、どのようなスキルを得られたのか?を再認識することが大切です。身についているスキルを改めて整理、棚卸しする意味でも、現場監督という仕事を通じて一般的に得やすいスキルを再度チェックしていきましょう。

1.責任感

現場監督では工程管理が非常に重要になり、その工程に基づき進んでいきます。しかし、完璧な工程管理を作ったとしても、予想外のトラブルはつきものです。

近隣トラブルなどは建設現場では頻出のトラブルです。これらを現場監督は、未然に想定して事前に対策を行う、指示がしっかりなされているかダブルチェックを行うなど、自分自身その現場の「代表者」であるという自覚を持って工程を進めていくことは、自然と責任感が身についていることでしょう。

2.交渉力

現場監督の仕事においては、交渉力も身についているはずです。職人の選定や値段交渉は現場監督の仕事です。

信頼できる職人をピックアップし、その見積りのなかから予算に見合う職人に仕事を依頼します。そこからは会社の利益を追求するために値段交渉を行ったり、コストを下げるための代替案を考えたりすることで調整をかけていきます。

会社の利益と職人との信頼関係のバランスを取りながら選定をすすめることで、必然と交渉力が身についているでしょう。

3.統率力

現場監督は統率力も身についています。「家をつくる」ためには、他業種のさまざまな職人が10人、20人という規模で1人の現場監督のもとで現場に携わります。

現場監督と職人は「クライアントとワーカー」という関係なので、上手く人間関係、コミュニケーション力を用いながら、現場を円滑に回しています。結果として統率力が自然と身についているのです。

4.現場力

現場監督にとってもっとも重要な仕事の一つに「工程管理」というものが挙げられるでしょう。現場では、さまざまな他業種の職人が何人も集まります。

さまざまな職人、会社の細かい事情などを把握しながら、円滑に現場を動かせるように段取りを組む「現場力」も他業種では身につくことのない能力と言えるのではないでしょうか。

5.コスト管理

最後に、コスト管理というスキルが挙げられます。現場監督は工程管理や安全管理など現場と直接、関わる仕事が多いです。

しかし、予算管理などのデスクワークも多い仕事でもあります。建築業界では「帳場さん」と呼ばれるほど、経理と現場監督の仕事は密接に関わっています。

現場監督は所属している会社に一定の利益をもたらす必要があるので、目標利益を達成できるように予算を組み、それを原価や諸経費と合わせて、より詳細に組込んでいきます。目標利益という到達点が用意されているので、実行予算を組む時にはそこから逆算していく作業になります。

そのような一連の流れのなかで、自然とコスト管理能力が身についているはずです。

現場監督の転職の進め方と選考通過のためのコツ

さてこのよう現場監督から転職する際のさまざまな転職先について整理していきました。ここからは実際に転職する際に気をつけるべきことについてまとめていきます。

求人広告よりも転職エージェントを活用する

一般的に転職をする際には、求人広告を活用して転職をすすめる方が多いと思います。しかし、実は求人広告よりも転職エージェントのほうが、よりいい転職に進むことができます。

なぜなら転職エージェントのほうが転職希望者にとって、より適切な求人に出会うことができるからです。求人広告のメリットとしては、

  • 無料でいつでも閲覧できること
  • 情報量の多さ
  • 希望条件で検索ができる
  • 応募のハードルが低い

などが挙げられる一方で、

  • 正確な検索の能力が求められる
  • 地方格差に影響する

というデメリットもあります。

しかし転職エージェントには、

  • 無料で利用できる
  • 企業の内部情報や非公開の求職情報が入手できる
  • 書類選考や面接の通過率が高くなる
  • 条件交渉を代行してもらえる
  • 転職に関することは何でも相談できる

と、求人広告にないさまざまなメリットがあります。現場監督の経験という強みを最大限に活かして転職するならば、転職エージェントの利用は不可欠でしょう。

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キャリアアップの意思をはっきりと伝える

転職の面接においてネガティブな要素は禁物です。なぜなら転職における面接において、企業側が求める最大のポイントは「自社で長く働き続けてくれる人物か?」であるからです。

前職での不満などの要素が強い面接では、明らかに印象が悪くなってしまいます。一方、現場監督としての能力を活かしてキャリアアップをしたいという意思を表わすと、転職先の会社にも「前向きな転職」や「会社に長く貢献したい」という印象を与えることができるため、非常に好印象を与える面接となります。

面接の際には、現場監督のキャリアで培われた能力を最大限にアピールできるように自己整理をしっかりして臨みましょう。

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現場監督の経験を活かし理想の働き方を手に入れよう


ここまで解説してきたとおり、現場監督は労働環境が過酷なためワークライフバランスを取るのが非常に困難な仕事と言われている一方で、統率力から交渉力まで幅広くビジネスにかかるスキルを取得できるすばらしいお仕事です。しかし今、現場監督を離れたいと考えている方が多いことも事実です。

その方々が真っ先に考えることは、ワークライフバランスの取れた職種への転職です。上述のとおり、現場監督で培った能力はかけがえのないものであり、さまざまな職種で活かすことができるでしょう。

しかし、現場監督でいながらワークライフバランスを取る方法もあることは皆さんご存知でしょうか。正社員に限らない雇用方法もたくさんあります。

それは現場監督のフリーランスや派遣という働き方です。現場監督のスキル・経験が最大限に活かせるのは当然、現場監督です。

従って働き方を変えることでスキルを活かしつつ、ライフワークバランスを向上させることが実現できるのです。弊社「ビーバーズ」では、現場監督の正社員に限らない働き方をたくさん紹介しています。

自分の強みを活かしつつ、ワークライフバランスを向上させたいという方は、働き方を変えることも検討してみてはいかがでしょうか?興味のある方はぜひ一度ご相談ください。

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まとめ

現場監督は、休日が取りにくい、休みでも休めない、人間関係が大変といった過酷な労働環境な上に、危険を伴う大変な職種です。しかし、その一方で高いレベルで責任感や交渉力、統率力、現場管理、コスト管理など、現場監督にとらわれない、社会で求められるスキルが身につくという強みがあります。

そのような他業種ではなかなかつけることのできない「強み」を最大限に活かせるような転職活動を行いましょう。その際に「現場監督時代に辛かったこと」や「建築業界の良し悪し」を考えると、次の職種を決めやすくなります。

また、転職エージェントを最大限、活用すると、現場監督からのキャリアアップ・ワークライフバランスを確保できるという転職ならではの強みと自身の希望する転職先を求人広告よりも的確に探すことができます。同じ現場監督でも、ワークライフバランスの取れる雇用法もたくさんあります。

興味を持った方はぜひいかがでしょうか。

この記事の監修者
agent-yamanaka2
山中 健太キャリアコンサルタント
コンサルティング会社にて建設会社の成長戦略型提案業務を経験。「ビジネス会計検定1級」を保有しており、採用責任者や経営者など企業側の目線を最も理解したキャリアサポート、就職支援を得意とする。

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