建設業で働く40代の年収を徹底調査!職種別や会社ごとの平均年収を細かく解説
建設 転職 建設業界動向・情報 施工管理建設業で働く40代の人で、自分の年収が伸びないと悩んでいる人はいませんか。
スキルや実績があるのに年収が伸びない理由は、自分だけではなく会社にあることも。
自分の立ち位置を把握した上で、年収を上げる努力をする必要があります。
今回は建設業界の40代の年収に関して、業界全体の平均年収や職種ごとの平均年収を紹介してから、年収を上げるためにやるべき行動を解説します。
自分の年収が上がらない問題点は何かを理解して、今からできる行動を始めてみてください。
建設業界の平均年収を徹底比較
まずは建築業界全体の平均年収や、会社ごとに変わる平均年収を比較しましょう。
- 建設業界全体の平均年収
- 年代別の平均年収
それぞれ詳しく解説します。
建設業界全体の平均年収とは
建設業界全体と、日本全体の平均年収を比較したデータはこちらです。
建設業界全体 | 国全体 | |
平均年収 | 509万円 | 433万円 |
引用:[第12表 業種別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額],[令和3年分 民間給与実態統計調査]
データを見ると、国全体と比べ建設業界は平均年収が高いことが分かります。
ただ、建設業界の各職種によっては平均年収のデータが高くなったり低くなったりするかもしれません。
記事の後半では建設業界の職種別の40代の平均年収を紹介するので参考にしてください。
年代別の平均年収とは
次に建設業界全体の年代別の平均年収のデータをまとめました。
年代 | 平均年収 |
〜19歳 | 233.6万円 |
20〜24歳 | 337.1万円 |
25〜29歳 | 418.3万円 |
30〜34歳 | 464.2万円 |
35〜39歳 | 491.9万円 |
40〜44歳 | 527.6万円 |
45〜49歳 | 598.8万円 |
50〜54歳 | 600.3万円 |
55〜59歳 | 601.5万円 |
引用:[第12表 業種別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額]
データから、建設業界の平均年収は年齢が上がるにつれて高くなっていることが分かります。
建設業界は、実績や資格の有無によって担当できる仕事が増えるため、就業年数が多い方が年収が高くなります。
20代のうちは、将来に向けての実績を積みながら資格の取得を目指すことで、30代以降の年収を上げることができるでしょう。
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建設業で働く40代の年収を職種別に解説
ここからは建設業で働く40代の平均年収を職種別に紹介します。
建設業全体の平均年収を紹介しましたが、職種によっては平均年収の数値が大きく異なることも。
自分の職種の平均値を把握して、自分が全体の中でどのくらいの年収なのか把握してみてください。
- 施工管理
- 建築士
- 測量士
- とび職
- 大工
- 電気工事士
それぞれ詳しく見ていきましょう。
施工管理で働く40代の年収
施工管理として働く40代の年収データはこちらです。
年齢 | 平均年収 |
30〜34歳 | 543.9万円 |
35〜39歳 | 583.8万円 |
40〜44歳 | 615.7万円 |
45〜49歳 | 651.9万円 |
引用:[令和4年賃金構造基本統計調査]
施工管理の仕事は実際に資材を運んだり、作業をしたりする必要がなく、全体のマネジメントや指示出しができれば対応できます。
経験値が増えるほど規模の大きな工事を担当できるようになるため、まずは実績を増やすことが大切です。
建築士で働く40代の年収
建築士で働く40代の年収データはこちらです。
年齢 | 平均年収 |
30〜34歳 | 599.9万円 |
35〜39歳 | 676.1万円 |
40〜44歳 | 710.9万円 |
45〜49歳 | 726.9万円 |
引用:[令和4年賃金構造基本統計調査]
30代の年収の伸び率と比較すると、40代の年収は伸びづらくなっています。
建築士の年収を上げる効果的な方法は、一級建築士の資格取得です。
まずは試験合格に向けて勉強スケジュールを立てましょう。
測量士で働く40代の年収
測量士で働く30〜40代の平均年収は下記のとおり。
年齢 | 平均年収 |
30〜34歳 | 429.3万円 |
35〜39歳 | 467.5万円 |
40〜44歳 | 546.2万円 |
45〜49歳 | 551.6万円 |
引用:[令和4年賃金構造基本統計調査]
全体的に見ると、徐々に年収が上がっている印象です。
測量士の仕事は外での作業や移動が多いため、40代以降になると体力的に厳しくなることも。
設計やデザインの技術を身につけ、事務所内での作業に集中できる仕事を検討するのもおすすめです。
とび職で働く40代の年収
とび職で働く30〜40代の平均年収は以下のとおりです。
年齢 | 平均年収 |
30〜34歳 | 420.5万円 |
35〜39歳 | 470万円 |
40〜44歳 | 482.2万円 |
45〜49歳 | 494.5万円 |
引用:[令和4年賃金構造基本統計調査]
30代前半から後半にかけては50万円ほど平均年収が上がっているのに対して、40代では前半と後半の差がほとんどありません。
とび職は高所作業をはじめとした屋外作業が多いため、40代を超えると作業ができなくなる可能性もあります。
将来的に教育者担当の立ち位置を確保するか、独立して経営者としての立場を作ることも検討してみてください。
大工で働く40代の年収
大工で働く40代の平均年収を下記にまとめました。
年齢 | 平均年収 |
30〜34歳 | 467万円 |
35〜39歳 | 513.2万円 |
40〜44歳 | 536.0万円 |
45〜49歳 | 508.3万円 |
引用:[令和4年賃金構造基本統計調査]
40代前半と比較して、40代後半は20万円ほど平均年収が下がっています。
大工の仕事は資材の運搬や施工など、屋外での体力仕事がほとんどです。
40代後半になると、仕事についていけなくなり、仕事が減ってしまうリスクがあることを理解しておきましょう。
電気工事士で働く40代の年収
電気工事士として働く40代の平均年収は以下のとおりです。
年齢 | 平均年収 |
30〜34歳 | 502.1万円 |
35〜39歳 | 531.4万円 |
40〜44歳 | 564.0万円 |
45〜49歳 | 613.9万円 |
引用:[令和4年賃金構造基本統計調査]
電気工事士は国家資格のひとつに当たり、電気工事に関する独占資格です。
電気工事士しか対応できない仕事が多いため、AIに奪われる心配のない、将来性のある仕事といえるでしょう。
屋外の仕事もいくつかありますが、基本的には屋内の仕事が多いため、40代になっても現役で活躍できる仕事です。
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建設業界は年収アップに関わる4つの指標を解説
建設業界のどの年代にも当てはまることですが、年収を上げるには以下の4つの指標を上げることが重要です。
- 経験年数が長ければ年収が上がる
- 資格手当によって基本給が上がる
- 正規雇用か非正規雇用かで年収が変わる
- 残業代の割合によって年収が変わる
それぞれ詳しく解説します。
経験年数が長ければ年収が上がる
建設業界において、経験年数は年収に大きな影響を与えます。
なぜなら建設業界は多種多様な工事に関わることがあるため、若い頃からたくさんの経験値を積むことで実力をつけることができるから。
経験豊富な職人であれば、初めての新人よりも高い給与を期待できるでしょう。
経験値がある職人であればより難易度の高い工事に対応できるようになります。
転職する際も経験年数をアピールすればより条件の良い会社に巡り会えるかもしれません。
資格手当によって基本給が上がる
建設業界では、特定の資格や技能を持っている従業員に対して資格手当が支給されます。
資格手当は基本給にプラスされる形で支給されるため、資格を持つことで年収を上げることが可能です。
たとえば、2級建築士の資格手当の相場は5,000〜8,000円です。
他にも施工管理技士や1級建築士などの資格を取得しながら、徐々に年収を上げていきましょう。
正規雇用か非正規雇用かで年収が変わる
正規雇用と非正規雇用では年収に大きな差が生じます。
建設会社で働く場合は、雇用形態をあらかじめ確認しておきましょう。
なぜなら正規雇用で働く場合は、安定した給与や福利厚生の恩恵を受けられるメリットがあり、非正規雇用として働く場合は、契約期間や案件に応じて収入が変動するため、収入が安定しないというデメリットがあるからです。
年収を上げたい人であれば、正規雇用として働きながら資格手当や残業代を得て高い年収を目指す方法がおすすめです。
残業代の割合によって年収が変わる
建設業界は、工期の調整や人手不足の対応などの関係で、残業が発生することがほとんど。
働いた時間に対しては残業手当が支払われるため、残業時間が増えれば増えるほど月にもらえる手当の額が増えるということです。
ただ、働きすぎて体を壊してしまえば意味がありません。
残業代で年収を上げたい人は、残業代の支給額が多い会社を探すのも手段のひとつといえるでしょう。
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- 450000円
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- 人月単価
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- 人月単価
- 500000円
- 勤務地
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- 人月単価
- 700000円
- 勤務地
- 大阪府大阪市、愛知県名古屋市、沖縄県
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- 住宅の大工
建設業界の40代の年収に関するよくある質問
ここからは建設業界で働く40代の年収に関するよくある質問に回答します。
- スーパーゼネコンで働く40代の平均年収はどのくらい?
- 建設業界で働く40代が年収を上げるには何をすべき?
- 40代から建設業界に転職するのは難しい?
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スーパーゼネコンで働く40代の平均年収はどのくらい?
ゼネコンの中でも売上高が1兆円を超える企業を、スーパーゼネコンと呼びます。
スーパーゼネコンの平均年収は記事のはじめに紹介しましたが、40代に限定したデータはどのようになっているのでしょうか。
ここではスーパーゼネコンで働く40代の平均年収や平均月収、平均ボーナスなどのデータをまとめました。
会社名 | 平均年収 | 平均月収 | 平均ボーナス | 年収中央値 |
鹿島建設 | 1,198.8万円 | 76.2万円 | 215.5万円 | 1,078.92万円 |
大林組 | 1,089.4万円 | 69.8万円 | 192.1万円 | 980.46万円 |
清水建設 | 1,039.5万円 | 66.2万円 | 186.8万円 | 935.55万円 |
大成建設 | 1,024.2万円 | 64.5万円 | 190.9万円 | 921.78万円 |
引用:[リサコ]
データを見ると、スーパーゼネコンで働く40代の年収は1,000万円を超えています。
平均年収で1,000万円越えということは、最高年収は2,000万円近い可能性もあります。
40代になると役職が上がり、管理職などに就く人が増えることが平均年収が高い理由のひとつといえるでしょう。
建設業界で働く40代が年収を上げるには何をすべき?
建設業界で働く40代が年収を上げるには、資格の取得や実績の積み上げは基本要素として求められます。
ただ、資格や実績が十分あるにも関わらず、年収の伸びに悩んでいる人は、以下の2つの選択肢を検討してみてください。
- 条件の良い会社へ転職する
- 独立して自分の会社を持つ
年収が上がるかどうかは、会社が社員に対して払える報酬の上限によって変わります。
転職してより規模の大きな会社で働くことで、同じ仕事に対して受け取ることができる年収が変わるかもしれません。
また、人脈と実績が十分にある人であれば、自分の会社を設立するのもおすすめ。
軌道に乗るまでには年収が上がりにくいというデメリットがありますが、事業が安定したあとは努力次第で年収を上げられるでしょう。
40代から建設業界に転職するのは難しい?
40代で異業種から建設業界に転職することは不可能ではありませんが、年収アップを目指すのであればおすすめできません。
40代から年収を上げるために転職を検討している人は、建設業界の中で自分の以前働いていた職種と同じ会社を目指しましょう。
なぜなら建設業界では一定の資格や実績を求められることが多く、人をまとめる立場の高い役職に就くには長年培ったスキルが必要だからです。
すでに前の職場で豊富な実績を持っていれば、新しい職場の即戦力として活躍できるでしょう。
まとめ
今回は建設業界で働く40代の人の平気年収について、業界全体や職種ごとのデータを比較しました。
建設業界全体の平均年収は509万円ですが、職種や働く職場によっては1,000万円以上を狙うことができることが分かりました。
40代まで建設業界で働いているということはすでに必要なスキルや実績を保有しているはずです。
自分のスキルをよりレベルの高い会社で活かすことで、年収アップだけでなく働きがいのある仕事に従事できるでしょう。
40代で転職を検討する場合は、時間や手間の削減や、会社とのマッチング率を上げるために転職エージェントに相談することがおすすめ。
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