一人親方で仕事がない人必見!今すぐ取るべき行動6選と注意点
職人・一人親方一人親方になったばかりの時に一番の悩みとなるのは、そもそも仕事がないということでしょう。一人親方は案件一つひとつに対してしか報酬が払われないので、案件を受注できなければ生活が立ちいかなくなってしまいます。そのため、仕事がない方は早急に案件を受注する必要があります。
そこでこの記事では「仕事がない」と悩んでいる一人親方が案件獲得のために今すぐ取れる行動を紹介します。また、継続して案件を受注するにはどうすればいいのか、将来的に仕事がない状態にならないための対策も紹介するのでぜひ参考にしてください。
一人親方が「仕事がない」状態になってしまう原因
建設業界は人手不足が深刻ですが、だからと言って誰でも案件を受注することができるわけではありません。現場で遅刻するなど勤務態度が悪い場合は現場に立入れなくなったり、それが原因で周辺地域の現場に入れなくなることも多々あります。
そのような原因以外にも仕事が受注できない理由があります。まずは主な原因を3つ紹介します。
仕事を選んでいる
これはあくまで個人差がありますが、仕事を選んでしまった結果、自分が受けられる案件がなくなったということが理由の一つとして挙げられます。一人親方になったばかりの時は、技術や知識が未熟なことも多く、雑用ばかり任されることがあります。
最初は工事の実績もほとんどないでしょうから、発注する側も単価が安く、言ってしまえば誰にでもできるような仕事しか発注しないということがほとんどです。最初は受けられる仕事なら何でも請けて、資格や経験を積んだ上で徐々にキャリアアップしていくのが一般的な一人親方のあり方だと言えます。
受注経路を確保せずに独立してしている
一人親方になる前の準備段階の話になりますが、受注経路を確保せずに独立してしまうと、すぐに生活が立ちいかなくなってしまうことがあります。最初の受注経路は親方の応援に行くことや、もともといた会社の大規模な工事の応援に行くというのが一番簡単で確実だと思われます。その他にも雇用されている間に、研修に行くなどして人脈を作るのも重要な独立の下準備になります。
その他にも、親方のもとにいる期間は非常に重要です。上述のように一人親方になりたてのころは重要な作業はさせてもらえません。
そのため、親方が受注してくれる工事の作業を丁寧に行い、作業も覚えておくことで、独立するのに見合った経験や技術が身につきます。気難しい親方だと仕事に取組むのが難しいかもしれませんが今後、独立した時のことを考えてしっかり作業に取組みましょう。
保険未加入や税金未払いになっている
保険に加入していない職人や税金を払っていない職人はなかなか仕事を発注してもらえません。保険に加入していない場合、入れない現場が出てきます。
なぜなら建設業界では労災隠しというのが非常に問題になったので、大手ゼネコンなどの工事になると、安全書類というものの提出が義務づけられているからです。そこには現場で働く人すべての労災保険の加入状況を記入する必要があるため、このような現場には入れなくなってしまいます。
税金未払いの場合も保険未加入の場合と同様に、現場に入れなくなってしまうケースがあります。大きな工事の完成を請負う場合には、建設業の許可が必要なのですが、その際には5年以上の経営業務の管理責任者としての経験が必要です。
その証明のために確定申告書が必要になるので、税金が払われていないと、規模の大きな現場には入れなくなってしまう場合があります。
仕事がない時に一人親方が今すぐ取るべき行動
仕事がなくて困っている方はどうすれば案件が獲得できるのでしょうか。案件を受注するために今できることで効果的なものを紹介します。
1.マッチングサイトに登録する
建設業界は基本的にどこの会社でも人手不足です。そのためかなりの数の求人がある状態ですので、マッチングサイトを利用することで案件獲得の可能性がかなり高まります。
大手のサイトになると非常に多くの案件が掲載されていますので、ぜひご活用ください。質のいい案件を獲得したい場合は、建設業界に特化したフリーランスマッチングサービスが非常に有効です。
大手には掲載がない案件もございますので、興味のある方は「ビーバーズフリーランス」をご活用ください。
弊社では、数多くの方にフリーランス案件を獲得していただいています。ビーバーズフリーランスでは、以下のような案件を豊富に抱えています。
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まずは無料登録をして色々な案件を見てみてください。専門のフリーランスエージェントからおすすめの案件をご紹介することも可能です。
2.未開拓企業の求人案件に応募する
建設会社は中小企業が多いため、自分が知らないところにも人手を欲している会社がたくさんあります。自分が住んでいる地域以外にもたくさんの仕事がありますので、なかなか仕事が見つからないという方は多少、距離が離れているところでも仕事が受注できないか探してみましょう。
求人の探し方にはサイトに登録する、ハローワークに相談する、建設会社のHPに直接、応募する、などさまざまな方法がありますので、やれるだけすべて試してみましょう。最初は案件を受注できなかったのに、少し離れた地域でスキルを積むことで、新しく案件を受注することができる場合もあるので、あきらめずにいろいろな地域で案件を探してみましょう。
3.未開拓企業に行って自ら営業する
こちらも上記と似ている部分はありますが、今の地域と少し離れた場所で営業をしてみることで、新たな案件の受注のチャンスがあるかもしれません。地域ごとに会社の雰囲気が違ったりすることはよくあるので、今の地域では通じなかった営業も、別の地域では通用する可能性もあります。
テレアポや飛込み営業をしてみる、または今までは行かなかったような接待ゴルフに行ってみるなど、少しやり方を変えるだけでも結果が大きく変わってくる場合があるので、案件受注に行詰った場合はいろいろと試してみましょう。
4.異業種交流会に参加する
異業種交流会ではさまざまな団体が主催しているので、普段は顔を合わせないような人たちと知合いになれるチャンスがあります。特に商工会議所主催の建設業界の方が多く参加するような交流会になると、建設会社の社長や部長も出席していることがあるため、名刺などを準備して、簡単な自己紹介をしておきましょう。
特に、小さな建設会社であれば社長と知合いになることで、案件受注の可能性が非常に大きくなります。
5.所属していた会社や組織の人脈に立返る
所属する会社の上司や同僚はおそらくあなた自身のことをよく理解しているはずです。まじめに仕事をこなしていたのであれば、会社や同僚に相談することで、案件を紹介してもらえるかもしれません。親方の応援に行かせてもらえないか相談するのもかなりいい手段になるでしょう。
新規開拓の営業はハードルも高いので、困った時は過去の人脈を活かすのが得策です。もし今、親方の下で働いているという方は人とのつながりを大切にして、一人親方になっても関係を続けられるようにしましょう。
6.建設業キャリアアップシステムへ登録しておく
建設業キャリアアップシステムは、建設業にかかわる技能者の資格・社会保険加入状況・過去の現場の履歴などが登録できるシステムです。自分の今の状況を客観的に証明することができます。案件を受注する上ではここに登録されている情報が非常に重要です。
なぜなら、発注側にとって人材を評価する基準は、資格やこれまでの経験になってくるからです。これらの情報は履歴書に書くこともできますが、こちらのシステムは会社側と雇用者側が双方向で登録することができるので、情報に信用性もあり、発注側も見やすいというメリットがあります。
経験や資格が一目で見ることもできるので必ず登録するようにしましょう。
仕事が獲得できた後にやるべきこと
上記の方法をいろいろと試した結果、無事に案件が獲得できるようになった場合、必ずやっておくべきことがあります。具体的には次のとおりです。
確定申告をする
確定申告は自分のその年の所得額と納税額を記入して申告し、必要な税金を納めるというものですが、一人親方の場合は必ず必要になります。雇われている場合は雇用主が税金を納めていたので問題なかったのですが、独立するとこれらをしないと、正しく納税できません。
返ってくるはずのお金も返ってこなくなってしまったり、現場に入れなかったりする場合があるので、確定申告は定められた時期に行っておくようにしましょう。近年、非常に便利なアプリケーションもありますので、活用しながら効率的に確定申告を行ってください。
各種保険への加入
保険への加入は、現場で作業をする上では欠かせません。現場で作業をしているとどうしてもけがをしてしまうことがありますが、労災保険に加入していないと、医療費が自己負担になったり、休業した時に何も保証がありません。
それだけでなく、現場によっては労災保険加入が必ず必要な場合もあるので、案件を受注した際には確実に労災保険に加入しましょう。また、一人親方として独立した時点で国民健康保険料を支払う必要がありますので、そちらも忘れないようにしてください。
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将来、仕事がない状態にならないためにやっておくべきこと
案件を受注できたとしても、一人親方の場合は油断ができません。なぜなら工事が完成した後は、また案件の受注からスタートになるからです。
そこで、ここでは将来的に仕事がなくならないために必要なことについてご紹介します。
信用第一なので目の前の仕事に全力を尽くす
一人親方が案件を受注するためには発注元からの信頼が必要不可欠です。弟子時代に親方がいたころは、親方に対する信頼があったため働くこともできたかと思いますが、独立すればそのようなベテランの力を借りることはできません。
特に単価が高い仕事になると、発注元は職人に対して確かな技術力を求めています。そのため職人は自身の技術を信頼してもらうために、与えられた仕事がどのように簡単なものでも丁寧にこなすことが案件受注につながります。
受注した案件を元に異なる人脈を広げる
案件ごとに新規に営業や応募をして受注していくと、手間がかかる上、案件を安定して受注することができません。一回一回、新規に受注するのではなく、発注元の知合いなど、どんどん輪を広げていくように顧客を増やしていくことで、安定した受注ができるようになります。
受注先の知合いとSNSなどで人脈を広げていくことで、大規模な工事の応援など、情報がキャッチしやすくなることもあります。また、自分の知らなかった交流会などの情報が手に入ることもあるので、受注できた現場でも積極的にいろいろな人と関わって、人脈を広げられるようにしましょう。
仕事がない状態で案件を受ける際の注意点
仕事がない時は、どのような案件でも受注するべきですが、そのなかでも案件を受ける際にはいくつか注意点があります。具体的に注意点を紹介していきましょう。
自分の技術が最大限活かせる仕事なのか
どのように簡単で、誰にでもできる仕事でも、最初は受けたほうがいいということを上述しましたが、資格や経験のある、しっかりとしたベテランの方がこうした簡単な案件を受注する必要はありません。誰にでもできるような仕事を受けるのは、あくまで独立したての時だけで、一人前として認められる程度のスキルを身につけた後は、今後のことも考え自分が成長できるような案件を選んで受注するようにしましょう。
人間関係が良好な職場環境か
当然ですが、案件を受注できたらその案件については、工事の完成まで責任をもって仕事をする必要があります。人間関係が良くないことを理由にして工事を途中で放棄してしまうようなことがあると、報酬が受け取れないだけでなく、自身の信頼低下にもつながるので、今後の案件受注にも悪影響を与えることになります。
工事完成までは現場にいる人たちと一緒に働くことになるので、人間関係が悪いことで仕事へのモチベーションが下がらないような案件を選びましょう。
適正な価格や工期で発注されている案件なのか
価格や工期は案件を受注する上でもっとも重要といっても過言ではありません。収入は稼働日数と案件の単価によって決まってくるので、あまりに適正から離れた安い金額で受注してしまうと収入を大幅に下げることにもつながります。
また、無理な工期の案件を受注すると、自分の本来の技術が発揮できなかったり、ちょっとしたミスで工期に間に合わなくなるということがあり得ます。短い工期のために無理をして長い時間、働く必要が出てきた結果、正社員のころよりも時給換算した時に収入が下がっているということは珍しくないので、無理のない工期で案件を受注するようにしましょう。
無理な条件で案件を受注することは、収入を直接、下げるだけでなく、職人自身の価値を下げることにつながり、今後の収入の増加の妨げにもなります。ある程度は受注する条件を自分のなかで決めておくことで、こうした事態を避けるようにしましょう。
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どうしても仕事が取れないなら?
どれだけ営業を頑張っても、どれだけ目の前の案件に丁寧に取組んでもなかなか案件が受注できないという方もいらっしゃるかもしれません。独立するのが向いている方もいれば、与えられた仕事を丁寧にこなすのが向いている方もいるので、必ずしも独立するのがいいというわけではありません。
仕事が取れないと思ったら別の道に進むのも選択肢のうちの一つですので、ここからは2つの方法をご紹介します。
正社員として働く
正社員として働くほうが、間違いなく生活が安定します。大企業から中小企業まで、建設業界は基本的に人手不足なので、現場からの職人の需要は非常に高くなっています。そのため、まじめに働いていて、会社もきちんと残業代などを払ってくれるのであれば、会社に雇用されて働くのは悪い選択肢ではありません。
特に近年は一人親方に対する規制が厳しくなっているので、発注側も一人親方よりも下請けの会社に頼むほうがいいと考えるので、条件のいい案件は昔よりも減っているはずです。
一人親方として働く方のなかにも、正社員だったころのほうがよかったと思っている方も少なからずいらっしゃるでしょう。建設業界は比較的、中途での入社もしやすいので、資格や経験がある方は再び会社に入って正社員として働くのも選択肢の一つです。
経験を活かして違う職種を目指す
職人の方でしっかりと経験があれば、建設業界内だと比較的転職がしやすくなります。建設業界には設計や営業、施工管理などさまざまな職種があります。設計は職人であれば図面は見慣れているはずなので、少し活かせることがありますが、現場とは異なる業務になるので慣れないことも多いかもしれません。
施工管理の仕事であれば現場での経験が十分に発揮されます。人手が足りていないので、現場での経験がある方なら資格がなくても採用するという会社は少なくありません。
職人が転職するのにおすすめの職業は施工管理職だと言えるでしょう。施工管理で転職したいという方は建設業界に特化した転職エージェントであるビーバーズの転職サービスをご活用ください。建設会社の経営者と条件の交渉ができたり、転職後のアフターフォローもあるので、安心して転職活動ができます。
まとめ
今回は一人親方のなかで仕事がなくて悩んでいる方に向けて、案件受注からその後どうすればいいかというところまで、詳しく解説しました。独立すると現場での責任はより重くなり、仕事が大変になる上、事務作業もする必要が出てくるので、一人親方として生計を立てるのは簡単なことではありません。正社員よりも高い年収が手に入るのは魅力ですが、実際の手取りで正社員よりも多くの金額を手に入れるためには、相当な努力が必要になります。
しかし、一人親方として成功して、弟子などをとって親方になることができれば、高単価な案件もたくさん受けられるようになるので、かなりの収入が見込めます。なかには年商1億円を超える場合もあります。
そのような夢もある一人親方ですが、成功しそうになければ、正社員に戻るというのも一つの手段ですので、もし正社員への転職を考えている方は一度、建設業界専門の転職エージェントにご相談ください。