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建設業における施工管理技士資格者の転職市場情勢｜資格保有者・65歳以上シニア・25歳未満若手の転職率

公開日:2024/01/11 最終更新日:2024/01/29 働き方やキャリア

株式会社ビーバーズでは様々な年齢層の転職希望者を建設業への転職に成功させています。
建設業界の中で需要が高まっているシニア人材の転職成功率や若手人材の有資格者率、転職成功率の調査を行った結果を発表します。

施工管理技士資格保有者の面接通過率は100%

建設業界の転職市場において減少傾向のある施工管理技士資格有資格者の転職ですが、ビーバーズでは有資格者のキャリアアップを目的とした転職支援も多数行っています。

2023年の施工管理技士の有資格者流入全体数は1617人であった、そのうち65歳以上は131人（８％）で25歳未満は357人（22％）というデータが取れました。

内定が決まった成約者の書類選考通過は平均1.5社であり、面接まで行きつく確率は70％、その後面接を通過し内定獲得率はなんと100％でした。

このことから施工管理技士の資格を持った転職希望者は建設業界の中ではどの企業も欲しがる人材であることがわかります。

面接までにたどり着いた65歳以上の候補者35人のうち有資格者は18人（51％）でした。

６５歳以上の施工管理技士資格保有者の転職成功率

建設業の中でも多くの割合を占める50代後半以降のシニアの方々が、定年を見据えた方々の転職相談も増えています。

ビーバーズでは65歳以上のシニア求職者の転職にも力を入れており、転職エージェントやヘッドハンティングを利用した多数の転職実績を上げています。

2023年度の65歳以上の施工管理技士資格保有者が当社プラットフォームサービスの流入した全体数は154人でした。（男性比率100％）

企業に対して書類推薦を行ったのは104人であり流入数の約6割が書類推薦の対象となっています。

当社転職サービスを活用して内定を獲得できた人数は13人となり全体流入数の8％程と内定獲得率は平均値と言われる6％より比較的高い数値が得られているとはいえ、建設業においてもシニア人材の転職事情が難しい状況かが垣間見えました。

とはいえ施工管理技士資格有資格者が建設業の同業他社に応募した場合、面接選考までたどり着いた人の内定率は100％で業界内での転職成功率はかなり高いというデータがあり、今後転職者数が増えていけば内定率も上がっていく可能性があるという事です。

内定獲得後に当社紹介求人でそのまま入社までに至った人数は10人であり全体流入数の6.4％となります。内定数に対して入社数の減少があまり見られないあたり当社の紹介求人が転職希望者にマッチしているかがわかります。

当社が書類推薦を行った転職希望者の内定獲得率は全体流入数の12％、入社までに至った割合は9.6％ほどでした。

25歳未満の施工管理技士の就業率

建設業では25歳未満の若手人材の流入が強く求められており、将来を担う人材の確保も命題となっています。

一方で若手人材の方面からも施工管理求人は職に困らない職業としての認識が強く、業界未経験からの新規転職数も散見されています。

2023年の25歳未満の全体流入数は6660人でありこの内訳には業界未経験者や資格未保有者、さらには建設業以外の求職者も含まれていました。
このうち施工管理を希望職種としている人数は3472人であり、全体流入数の52％が25歳未満の流入者が施工管理希望者でした。

25歳未満の流入者のうち施工管理技士資格の保有者は357人であり全体の約10％程度に留まることがわかります。
そのうち弊社サービスを活用し内定までたどり着いた方は11人で、内定率は3％となりました。
この数値は流入者の中でも転職への意志が明確である事かつ、数ある競合転職サービスを併用しながら弊社サービスにて内定を獲得した事を示すデータである事を留意する必要があります。

市場傾向的に条件も働く環境も良い発注者側の事業会社への人材流出が起きてしまっている建設業の形態から読み取れることは、建設業から他業種への転職傾向が強く若手人材もその例外ではないという事です。