施工管理に向いてない人の10の特徴とは?対処法も具体的に紹介
建設 転職 施工管理これから施工管理として働きたい方や、現在、働いている方のなかには「自分は施工管理に向いているのか?」と不安な方もいるのではないでしょうか。
施工管理はけっして楽な仕事ではないため、向いていない人にとってはかなりきつい仕事になるかもしれません。
ただし、向いていないからと言って必ずしも施工管理ができないわけではありません。内容によっては改善できることもある上、そもそもすべてにおいて施工管理に向いているという人はいないからです。
この記事では施工管理に向いてる人、向いてない人の特徴や、向いてない場合の対処法などをご紹介します。ぜひ参考にしてください。
施工管理の仕事内容とは?
施工管理の仕事内容は、現場の管理を包括的に行うことです。これには、施工計画の作成も含まれます。
施工管理が行う現場の管理には大きく分けて、安全管理、原価管理、工程管理、品質管理の4種類があります。
これらの管理に関してはすべての責任を持つことになるため、現場で非常に大きな役割を持っており、仕事の量もおのずと多くなりがちです。
基本的には作業を行うわけではなく、工事が安全にそして決められた予算や工期内に、定められた基準を満たした状態で工事を完成させるために、職人や設計、発注者などと協力して工事を進めていくことになります。
施工管理に向いていない人の10の特徴とは?
以下では、本題である施工管理に向いていない人の特徴10選を紹介します。ただし、この特徴に該当するからと言って施工管理をやめたほうがいいとは言い切れません。
対処法なども後ほど紹介するので、まずは特徴を一つずつチェックしていきましょう。
1.コミュニケーションが苦手
施工管理は現場の職人だけでなく、施主、元請け、設計の方などと打合せをしながら適切に工事が進むようにするのが仕事です。そのためあらゆる方面といい関係を築きながら工事を進めていく必要があります。
多くの人と関わるだけでなく、気難しい職人とうまくやり取りしながら、工期内で安全に工事を終わらせるのは、コミュニケーションが苦手な方にとってはかなりきつい仕事になるかもしれません。
2.マルチタスクができない
工事現場では、いろいろな工程が同時に進みながら建物が完成していきます。さらに現場以外でも、設計の修正や施主や元請けとの工事の進捗状況の確認など、さまざまな業務が同時に進んでいきます。
そのためマルチタスクが苦手、何か一つのことにしか集中できないという方にはあまり向いていないかもしれません。
3.リーダーシップがとれない
施工管理は現場の管理を行うので、現場の職人たちに指示を出すことになります。あまりにもリーダーシップがなく、職人から下に見られて、言うことを聞いてくれないなどのことがあれば、工期中に工事が終わらなかったり、事故の原因となったりするかもしれません。
職人も今までの経験などに自信がある方が多いので、リーダーシップのない、発言に自信のないような人の言うことはあまり聞いてくれないでしょう。こうしたことから、現場ではリーダーシップが欠かせません。
4.計画を立てるのが苦手
計画性がない施工管理は現場に大きな支障が出ます。なぜなら工事には手順がありそれに従わなければ完成できないからです。
たとえば配管が終わっていないのに内装の工事を始めてしまうと、配管工事がやりにくくなってしまうなど、手順どおりでなければ工事が進みません。計画性なく指示を出してしまい、事故につながったり、工期に遅れが出てしまうと、多くの人の迷惑にもなるので施工管理には計画性が必要です。
5.体力に自信がない
基本的に施工管理は作業がないとはいえ、作業を手伝う場合もあり、力仕事をする場面も出てきます。そうでなくとも現場は基本的に外での仕事なので、気温の変化が大きく、体調を崩しやすい仕事です。
さらに労働時間も長いため、体力がなければ、1日外にいることすらままならなくなります。そのような状況では現場の管理もできないので、体力に自信がない方は避けておくのが無難でしょう。
6.仕事内容に興味を持てない
施工管理は全体的にかなりハードな仕事です。そのため施工管理の仕事にまったく興味のない人にとってはかなりきつい仕事になります。
施工管理をしていて、建物ができ上がっていくことに達成感を感じない方にとっては、施工管理の仕事はただただ苦痛な時間を過ごすことになるかもしれません。
7.危機管理能力が低い
施工管理において、もっとも重要とも言えるのが安全管理です。現場では高所の作業もあり、事故が人命にかかわることもあります。
現場の安全管理をする上で施工管理は非常に大きな責任を伴うので、危機管理能力が低い方は安全管理ができず、事故を防げないかもしれません。
現場のちょっとしたところにも危険が潜んでいるので、危機管理能力がない方には向いていないと言えるでしょう。
8.計算が苦手
施工管理のなかではさまざまな計算をする必要があります。予算の計算、人員の計算、時間の計算など、現場の進捗状況と工事の完成を逆算して、今、何が必要なのかを適切に判断しなければなりません。
現場の作業は天候などに左右されて予定どおりにいかないことがほとんどなので、逐一、計算をして工事を進める必要があります。計算が苦手だと、人が足りなかったり、予算や工期をオーバーしてしまうことにつながります。
9.気が弱い
施工管理は自分の意見を持っておかなければなりません。現場で職人に指示をする際にもしっかりと自分の意思がなければ言うことを聞いてくれません。
また、元請けなどとの打合せで、できないことを頼まれたりした時に、しっかりと断れなければ現場の負担が増えてしまいます。基本的に現場の責任は施工管理が持っているので、しっかりと自分の意志で行動する必要があります。
10.整理整頓が苦手
整理整頓ができないと、単純に重要な書類などの管理ができません。施工管理では現場での作業だけでなく事務作業もするので整理整頓ができずに書類をなくすなどとなると、工事に支障が出る場合があります。
また、整理整頓ができない方は工程などの整理もできないことが多いので、あまり向いていないのかもしれません。
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施工管理に向いていない人の対処法7選
施工管理に向いていない方はいったいどうすればいいのでしょうか?上述した特徴に該当した場合の対処法を具体的にご紹介します。
1.挨拶を欠かさない
コミュニケーションが苦手な人はまず挨拶から始めましょう。笑顔で挨拶するだけなら会話の内容も考える必要がないので、比較的コミュニケーションが取りやすいと思います。
現場の職人も一見すると怖い人もいるかもしれませんが、笑顔で元気に挨拶をすればたいていの人が返してくれるでしょう。また、施主や元請けに対してもしっかり挨拶をすれば信頼感が増し、発言に説得力が出る場合もあります。
挨拶はコミュニケーションの基礎ですので、苦手な方はまずは笑顔で挨拶をするところから始めましょう。
2.小さなことでも計画を立てて実行する
計画を立てるのが苦手な方は、まずは何に対しても計画を立てて進めることを心がけましょう。たとえば休日の過ごし方や朝の出勤前の過ごし方など、何にでも計画性を持って取組むことを意識してください。
日ごろから意識することで徐々に仕事に活かせるようになるはずです。
3.幅広い人間関係を築く
施工管理においては自分よりも年上の人や自分よりも経験がある人に指示することが多いため、普段あまり関わっていない人に指示を出す時に自信がなくなることもあるでしょう。日ごろからしっかりとコミュニケーションを取っていれば、年上であっても信頼関係があるので比較的、指示なども出しやすくなります。
施工管理において、現場の人間関係が良好だと仕事がうまくいきやすいので、昼食や休憩の際にいろいろな人と積極的にかかわるようにしてください。
4.周りの意見をまとめる
施工管理をしていると、現場の意見と施主や元請けなどの意見が大きく異なる場合があります。現場の職人は強引な意見を言ってくることもありますが、いろいろな現場の人の意見を冷静に聞き、工事全体がよりよくなるような判断をするように心がけましょう。
また、無理な工期になりそうな時は、発注側の意見を聞き入れつつ、現場の状況も考えながら意見をまとめる必要があります。特に大きな工事になると職人の数も増え、意見をまとめるのが難しくなります。
冷静に状況判断ができるように経験を積んでいきましょう。
5.熱意を持って仕事に取組む
施工管理は自分で考えて、自分で現場の職人たちを動かす必要があります。また、現場は常に変化するので、自分の考えで打合せなどを行わなければなりません。
職人も熱意を持って仕事に取組んでいるので、施工管理には相当な熱意が必要です。現場の士気を下げないためにも熱意を持って仕事を行うようにしてください。
6.細かいことも自分で決断する
施工管理は細かいところまで気を配る必要があります。現場では常に危険がつきまとうので、細かいところでも大きな事故の原因となってしまいます。
また、細かいところを設計や職人に丸投げしてしまうと、施主や自分のイメージとは違う方向に工事が進んでしまう可能性もあります。作業が進んでしまった後にやっぱり違ったということがないように、細部まで必ず自分で決断する必要があります。
しっかり自分の考えで行動することを意識しましょう。
7.人の意見をあまり気にしない
人の意見に左右されすぎてしまうと、職人の信頼を失ってしまい、円滑な工事の進行の妨げになる場合があります。しっかりと自分の考えに自信を持つようにしてください。
また、元請けなどに気を遣いすぎて現場に負担がかかってしまい、職人の不満がたまらないようにしましょう。状況を的確に判断して、自分の意見に自信を持って現場に指示を出すようにしてください。
ただし、あまりにもいうことを聞いてくれないと、かえって職人からの信頼も薄くなるので意見を聞くことは重要です。
施工管理に向いてない人はすぐに転職すべき?
施工管理に向いてないからと言って、すぐに辞める必要があるわけではありません。もしかすると職場を変えることで上手くいくことがあるかもしれないので、施工管理に少しでも興味がある方は続けてみるのもいいでしょう。
しかし、あまりにも向いていないと感じたら、辞めてしまっても問題ありません。なぜなら施工管理は非常に需要が高いため、比較的、次の転職先が見つけやすいからです。
もしすぐ辞めてしまうことに不安がある方は、別の記事で詳しく説明しているのでそちらをご覧ください。
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施工管理に向いてるのはどんな人?
ここまで施工管理に向いていない人を紹介しましたが、逆に向いている人はどのような人なのでしょうか。下記の記事でその特徴や施工管理に向いている人の前職についてご紹介していきます。
施工管理に向いている人の特徴
- 1.コミュニケーション力のある人
- 2.スケジュール管理のできる人
- 3.危険を察知できる人
- 4.体力のある人
以上、4つに該当する人は施工管理に向いていると言えます。もちろんすべてに当てはまらずとも1つでも該当すれば、施工管理としてやっていける可能性があります。
施工管理に向いている前職
では施工管理に向いている前職としてはどのような職業が挙げられるのでしょうか?具体的には、接客業や営業マンなど、コミュニケーション力が磨かれる職業で働いていた方であれば、現場でのコミュニケーションに比較的、苦労しないかと思われます。
また、職人であれば経験から工事の流れを把握していたり、建設業界の雰囲気を知っているので、かなり仕事に慣れやすいと思います。警備員など体力を使う職業の方も現場で活気よく働けるので、施工管理に向いていると言えそうです。
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施工管理は未経験でも挑戦できる
ここまでは施工管理に向いていない方の特徴をご紹介しましたが、未経験でもやる気次第ではなることができる職業です。基本的に施工管理は簡単な仕事ではありませんが、そのぶん未経験でも成長できる仕事です。
施工管理は経験を積んでいくことでどんどんスキルアップしていくことができるので、成長しながらキャリアアップしたい方には非常におすすめの職業です。
まとめ
今回は施工管理に向いていない人の特徴についてご紹介しました。施工管理は楽な仕事ではなく、仕事内容も責任を伴うので、向き不向きが出やすい職種です。
向いていない人の特徴のなかには、努力次第で解決できるものもたくさんあります。そのためやる気さえあれば向いていない部分を克服して改善していくことも可能ですが、激務のため、まったく施工管理に興味のない方にとっては非常に苦しい仕事になるかと思われます。
施工管理に興味がない方は他の職種への転職を考えるのも方法の一つでしょう。
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