
施工管理技士資格の 受験資格を確認しよう!
【令和6年度改正】施工管理技士の受験資格の変更内容や注意点を徹底解説
建設 働き方やキャリア 転職 建設業界動向・情報 施工管理令和6年の4月から、施工管理技士の受験資格が改正されました。
この改正では、受験資格の要件や実務経験の扱いに大きな影響を与える内容となっています。
これにより、これまで資格取得を目指していた人にとって、新たなチャンスや課題が生まれる可能性があります。
そこで本記事では、改正内容を具体的に解説し、どのような準備が必要かを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
令和6年度の施工管理技士の受験資格改正の概要
受験資格改正の背景と目的
建設業界では高齢化が進み、中長期的な担い手の確保・育成が課題となっています。この状況を改善するため、令和6年度から施工管理技士の受験資格が改正されることになりました。
受験資格改正の主な目的は、若年層や未経験者などの多様な人材の参入を促進し、1級施工管理技士の育成を加速させることです。
従来の制度では、1級資格の取得までに時間がかかりすぎるという問題がありました。そこで、第一次検定の受験資格を緩和し、より早期から高度な技術者育成を可能にする一方で、第二次検定の受験資格を厳格化することにより、実務経験に基づく確かな技術力の確保を目指しています。
新旧制度の主な変更点
上記の新制度では、第一次検定の受験資格が大幅に緩和されています。
1級は19歳以上、2級は17歳以上であれば、学歴や実務経験に関係なく受験できるようになりました。
一方、第二次検定は第一次検定合格が必須条件となり、その後1〜5年の実務経験が必要です。
実務経験の範囲も明確化され、検定種目に対応した建設業の種類に該当する工事が対象です。
また、複数の検定種目に対応する工事経験は、同じ経験を複数の検定種目の実務経験として申請できるようになりました。
さらに、令和6年度から令和10年度までは旧受検資格と新受検資格のどちらかを選択して受検できる経過措置が設けられています。
第一次検定の新しい受験資格要件
以下では、令和6年度から施行される施工管理技士の新しい受験資格要件について、第一次検定の主な変更点を解説します。
区分 | 1級施工管理技士 | 2級施工管理技士 |
---|---|---|
年齢制限 | 19歳以上(当該年度末時点) | 17歳以上(当該年度末時点) |
学歴要件 | 撤廃 | 撤廃 |
実務経験要件 | 撤廃 | 撤廃 |
1級施工管理技士の年齢制限は19歳以上に設定されており、これは大学1年生や高卒で社会人1年目の方でも受験可能となることを意味します。
2級施工管理技士の年齢制限は17歳以上で、これは従来の制度から変更がありません。
最も重要な変更点は、学歴・実務経験要件の撤廃です。これにより、学歴や建設業での実務経験に関係なく、年齢要件を満たせば誰でも第一次検定を受験できるようになりました。
この改正は、建設業界への若手の参入を促進し、早期からの高度な技術者育成を可能にすることを目的としています。ただし、第二次検定については別途要件が設けられており、第一次検定合格後の実務経験が必要となります。
第二次検定の受験資格と実務経験
以下では、第二次検定の受験資格と実務経験について、詳しく解説します。
第一次検定合格の必須条件
令和6年度以降、第二次検定を受験するためには、第一次検定合格が必須条件となりました。ただし、令和3年度以降の第一次検定合格が対象となります。
実務経験の定義と範囲
実務経験とは、建設工事の施工に直接的に関わる技術上の職務経験を指します。具体的には以下の表のような工事種別が対象となります。
工事種別 | 主な工事内容 |
---|---|
建築一式工事 | 事務所ビル建築工事、共同住宅建築工事 等 |
大工工事 | 大工工事、型枠工事、造作工事 等 |
とび・土工・コンクリート工事 | とび工事、足場仮設工事、囲障工事、(PC、RC、鋼)杭工事、コンクリート工事 等 |
- 受注者(請負人)として施工を指揮・監督した経験
- 発注者の下で監督・検査に従事した経験
- 建設工事の施工に関する技術上の指導監督的な立場で従事した経験
複数業務従事時の経験計算方法
複数の検定種目に対応する建設業の種類の工事経験については、同じ経験を複数の検定種目の実務経験として申請することが可能です。
ただし、異なる検定種目にかかる複数の工事を担当していて期間に重複がある場合、重複部分を二重に計上することはできません。重複部分における実務経験の計算は、実際の工事の従事割合(例えば日数等)に応じて按分する必要があります。
例えば、ある期間に建築工事と電気工事を並行して行っていた場合には、
重複期間の従事割合を建築2:電気工事1と算定できる場合に、4ヶ月の重複期間があったとすると、
- 建築の実務経験:4ヶ月 × (2/3) ≈ 2.67ヶ月
- 電気工事の実務経験:4ヶ月 × (1/3) ≈ 1.33ヶ月
と計算します。
なお、令和10年度の試験までは、第二次検定に関しては新旧どちらの受験資格でも受験が可能です。
実務経験の証明方法
実務経験を証明するためには、所定の「実務経験証明書」を提出する必要があります。この証明書には以下の情報を記載します。
- 工事種目:土木、建築、電気など具体的な種類。
- 職名と役割:工事主任や施工担当など役職名と具体的な業務内容。
- 勤務先情報:法人名、所在地、代表者氏名。
- 実務期間:従事した期間を年・月単位で記入。
証明書は勤務先の代表者による署名が必須です。また、確認資料(契約書や請求書など)を添付して実際に行われた工事であることを証明します。
これらは国土交通省や自治体が指定する様式を使用し、不備がないよう正確に記入する必要があります。
複数の検定種目への申請可能性
新制度では、同じ工事経験を複数の検定種目に対して申請することが可能です。
例えば、1つの工事が「土木一式工事」と「舗装工事」の両方に該当する場合、それぞれの検定種目で実務経験として申請できます。
ただし、以下のルールに注意が必要です。
- 同時期に複数の業務に従事した場合、その期間は重複して計上できません。
- 重複期間については従事割合を按分して算出します(例:全体期間を3:2で分割)。
- 同一勤務先かつ同一業種の場合は、1年以内であればまとめて申請可能です。
この改正により、多様な業務経験を効率的に活用できるようになり、受験者にとって柔軟性が拡大しました。
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旧制度から新制度への移行期間
令和10年度までの経過措置
令和6年度から令和10年度までの5年間は、施工管理技士の受験資格に関する経過措置期間となっています。この期間中は、第二次検定については新旧どちらの受験資格でも受験が可能です。
さらに、令和10年度までに有効な第二次検定受験票の交付を受けた場合、令和11年度以降も引き続き旧制度の実務経験要件で第二次検定の受験が可能となります。
この経過措置により、受験者は新旧両方の制度を活用して受験戦略を立てることができます。
旧制度での受験資格の有効期限
旧制度での受験資格の有効期限は、資格種別によって異なります。
2級建築施工管理技士の場合、令和3年の試験制度改正以降、第一次検定(旧:学科試験)合格の有効期限はなくなりました。
一方、旧2級学科試験合格者については、従来通り合格年度を含む12年以内かつ連続2回に限り、当該第二次検定を制度改正前の資格要件で受験できます。
1級建築施工管理技士については、令和10年度までに有効な第二次検定受験票の交付を受けた場合、令和11年度以降も引き続き受験が可能です。
新旧制度の併用期間における注意点
新旧制度の併用期間である令和6年度から令和10年度までは、受験者にとって戦略的に重要な時期となります。なぜなら、この期間中は現在の実務経験を活かして旧制度で受験するか、新制度に基づいて受験するかを選択できるからです。
特に、現在実務経験がある方や令和10年度までに実務経験が発生する方は、令和10年度までに第二次検定を受験しておくことが重要です。
令和11年度以降は、第一次検定合格後に新たに実務経験(原則として5年以上)を積まないと第二次検定を受験できなくなるため、旧制度での受験機会を逃さないよう注意しましょう。
施工管理技士試験の変更点
試験形式の変更(五肢択一への移行)
令和6年度から施工管理技士試験の形式が大きく変更され、「五肢択一」方式が追加導入されました。
従来の「五肢二択」や「四肢択二」から移行したことで、試験の難易度と評価方法に影響が出ています。
1級土木施工管理技士試験では、問題数が5問増加し、全て必須問題となりました。2級建築施工管理技士試験でも、「能力問題」が4問から5問に増え、五肢択一形式になりました。
この変更により、受験者は各問題に対してより慎重に選択肢を検討する必要があり、幅広い知識と正確な判断力が求められるようになっています。
出題範囲の見直し
試験の出題範囲が拡大され、より幅広い知識が要求されるようになりました。
1級土木施工管理技士試験では、新たに土質力学、水理力学、構造力学の分野から問題が出題されるようになりました。特に構造力学では、曲げモーメントや図心を求める問題など、より高度な内容が含まれています。
1級建築施工管理技士試験では、建築の基礎、構造、材料に関する問題が必須となり、苦手分野を避けることができなくなりました。
これらの変更により、受験者は従来の過去問学習だけでなく、新たな分野の勉強が必要となり、より総合的な知識が求められるようになっています。
合格基準の変更は?
合格基準に関しては、大きな変更は報告されていません。しかし、試験形式の変更に伴い、実質的な難易度に影響が出ています。
1級建築施工管理技士試験では、応用力を問う問題の足切り条件が緩和されました。従来の「5肢2択で4/6問正解」から「5肢1択で6/10問正解」に変更され、より柔軟な対応が可能となっています。
一方、問題数の増加により、合格に必要な正答数が増えています。例えば、1級土木施工管理技士試験では問題数が5問増えたため、60%という合格基準は変わらないものの、合格に必要な正答数は増加している状況です。
これらの変更により、受験者はより幅広い知識と正確な判断力が求められるようになっています。
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新制度導入による建設業界への影響
受験者数の予測と変化
新制度の導入により、施工管理技士試験の受験者数は大幅に増加すると予測されています。これは、第一次検定の受験資格が年齢制限のみとなり、学歴や実務経験の要件が撤廃されたことで、より多くの人が受験できるようになったからです。
特に、若年層や建設業界への新規参入を考えている人々にとって、受験のハードルが下がったと言えるでしょう。
また、施工管理技士補の資格が設けられたことで、段階的なキャリアアップが可能となり、より多くの人が資格取得を目指すようになると考えられます。
関連記事:施工管理技士補とは?仕事内容や一級と二級の違い、試験の概要を徹底解説
若手技術者の参入機会の拡大
新制度の導入により、若手技術者の建設業界への参入機会が大きく拡大しています。
施工管理技士補の資格を取得することで、早い段階から監理技術者の補佐として現場に携わることができるようになりました。これにより、若手技術者は実務経験を積みながら、より高度な資格取得を目指すことができます。
また、新規学卒者の入職数が増加傾向にあり、2022年には4万3,000人にまで増加している状況です。
この傾向は、建設業界の魅力向上と若手の活躍の場の拡大によるものと考えられます。
建設会社の人材育成戦略への影響
新制度の導入は、建設会社の人材育成戦略にも大きな影響を与えています。
施工管理技士補の制度により、若手技術者を早期から現場に配置し、実践的な経験を積ませることが可能となりました。これにより、会社は長期的な視点で人材を育成し、段階的にスキルアップさせる戦略を立てやすくなっています。
また、監理技術者の負担軽減や業務の効率化が図れるため、より多くの現場を管理できるようになり、会社全体の生産性向上にもつながっている状況です。
さらに、若手の活躍の場が増えることで、建設業界全体の魅力向上にも寄与し、人材確保にも好影響を与えると期待されています。
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まとめ
今回の記事では施工管理技士資格の受験資格を中心のテーマとして、ご説明させていただきました。
建設業界でのキャリアアップ、収入アップ、転職活動における好条件獲得を考えている方にとって、資格は必須です。
また現在、施工管理技士不足は建設業界全体の課題ですので、取得を目指す資格としてお勧め資格であることは間違いありません。
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