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公認会計士試験に合格するまでの流れ|受験科目や効果的な勉強法を解説

士業 公認会計士 働き方やキャリア

公認会計士の試験は、司法試験や不動産鑑定士試験と並んで「三大国家試験」と呼ばれるほど難易度の高い試験として知られています。そのため、公認会計士試験に合格するためには、計画的な学習と適切な勉強方法を取り入れることが不可欠です。

そこでまずは、受験資格を満たした上で、試験の全体像を把握することが大切です。公認会計士試験は、複数の受験科目から構成されており、それぞれの科目に対する理解と対策が求められます。

次に、効果的な勉強法を取り入れることで、効率的に知識を身につけることができます。例えば、過去問の分析や模擬試験の活用、専門書の精読などです。

また、長期的な学習計画を立てることで、無理なく継続的に勉強を進めることができるでしょう。

そこで今回は、公認会計士試験に合格するまでの流れと、受験科目や効果的な勉強法について徹底解説します。これから公認会計士を目指す方はもちろん、興味のある方も、ぜひ参考にしてください。

公認会計士になるまでの流れ|8つのステップ

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公認会計士試験に合格するまでの流れは、以下のようになります。公認会計士の資格は、ただ試験に合格すれば良いというわけではなく、長い実務経験が必要となるため、注意が必要です。

  1. 短答式試験を受験する
  2. 論文式試験を受験する
  3. 合格発表を待つ
  4. 就職活動を行う
  5. 実務経験を積む
  6. 実務補習を受ける
  7. 修了考査を受ける
  8. 開業登録する

それぞれ解説します。

1.短答式試験を受験する

短答式試験は、マークシート方式の試験で、公認会計士試験の第一関門です。短答式試験に合格しないと、次の論文式試験に進むことができません。

短答式試験は年に2回実施され、企業法、管理会計論、監査論、財務会計論の4科目があります。そこで、まずは短答式試験に合格することが重要です。

2.論文式試験を受験する

論文試験は、公認会計士試験の第二関門です。論文式試験に合格することで、公認会計士としての基礎知識と応用力が証明されます。

論文式試験は年に1回実施され、監査論、租税法、会計学、企業法、選択科目の5科目があります。この論文式試験に合格することで、次のステップに進むことが可能です。

3.合格発表を待つ

論文式試験が終わったら、合格発表を待ちます。合格したら、次のステップに進むためのスタートです。

合格発表は通常、論文式試験の約2ヶ月後に行われます。合格発表を待ち、次のステップに備えましょう。

4.就職活動を行う

就職活動は、公認会計士としてのキャリアをスタートさせるための重要なステップです。就職活動を通じて、実務経験を積むための職場を見つけましょう。

多くの合格者は、監査法人やコンサルティングファームに就職するケースが目立ちます。 就職活動を成功させることで、実務経験を積むことが可能です。

5.実務経験を積む

実務経験は、公認会計士としての実務経験を積む重要な期間です。実務経験を通じて、理論と実践を結びつけることができます。

公認会計士としての実務経験は、通常3年以上必要です。この実務経験を積むことで、次のステップに進む準備が整います。

6.実務補習を受ける

実務補習は、実務経験と並行して行われることが多く、実務補習を通じてさらに専門知識を深めます。

実務補習は、一般財団法人会計教育研修機構が実施します。 実務補習を受けることで、修了考査に備えることが可能です。

7.修了考査を受ける

修了考査とは、公認会計士としての最終試験のことです。修了考査に合格することで、公認会計士としての資格が確定します。

修了考査は年に1回実施され、修了考査に合格することで、公認会計士としての資格を得ることができます。

8.開業登録する

公認会計士として正式に登録されるステップです。開業登録を行うことで、公認会計士として独立して活動することが可能です。

そこで、日本公認会計士協会に登録し、内閣総理大臣の確認を受けましょう。 開業登録を行うことで、公認会計士としてのキャリアをスタートさせることができます。

このように、公認会計士になるためには多くのステップを踏む必要がありますが、一つ一つのステップを確実に進めることで、目標に到達可能です。

公認会計士試験の受験科目とその内容

公認会計士試験の受験科目は、短答式試験と論文式試験の2段階に分かれています。それぞれの試験で必要な科目とその内容を以下にまとめますので、ぜひ参考にしてください。

短答式試験

短答式試験はマークシート方式で行われ、以下の4科目が出題されます。

  1. 財務会計論
  2. 管理会計論
  3. 監査論
  4. 企業法

それぞれ解説します。

1.財務会計論

財務会計論は、企業の財務状況を正確に把握し、報告するための基礎知識を学ぶ科目で、公認会計士試験の中で最も重要な科目の一つです。

試験では、連結財務諸表や減損会計、退職給付会計などの計算問題が出題されます。 

財務会計論の理解は、公認会計士としての基本的なスキルを身につけるために不可欠です。

2.管理会計論

管理会計論は、企業内部の経営管理に関する知識を学ぶ科目で、企業の経営戦略や意思決定をサポートするための情報を学びます。

試験では、原価計算や予算管理、業績評価などの理論と計算問題が出題されます。 

管理会計論の知識は、企業の経営効率を向上させるために重要です。

3.監査論

監査論は、企業の財務報告の信頼性を確保するための知識を学ぶ科目で、財務諸表の監査や内部統制の評価に関する知識を学びます

試験では、監査基準や監査手続き、監査報告書の作成に関する問題が出題されます。 監査論の理解は、公認会計士としての職務を遂行するために不可欠です。

4.企業法

企業法は、企業の法的枠組みを理解するための科目で、会社法や商法、金融商品取引法などの法律に基づく知識を学びます。

試験では、会社の設立や運営に関する法的手続きや規制に関する問題が出題されます。 

企業法の知識は、企業の法的リスクを管理するために重要です。

論文式試験

論文式試験は筆記試験で、以下の科目が出題されます。

  1. 会計学
  2. 監査論
  3. 企業法
  4. 租税法
  5. 選択科目

なお、選択科目は以下から1科目を選択します。

  • 経営学
  • 経済学
  • 民法
  • 統計学

それぞれ解説します。

1.会計学

会計学は、公認会計士試験の中で最も重要な科目の一つで、企業の財務状況を正確に把握し、報告するための基礎知識を学ぶ科目です。

試験では、財務会計論と管理会計論の両方が出題され、連結財務諸表や原価計算などの計算問題が含まれます。

会計学の理解は、公認会計士としての基本的なスキルを身につけるために不可欠です。

2.監査論

監査論は、企業の財務報告の信頼性を確保するための知識を学ぶ科目で、財務諸表の監査や内部統制の評価に関する知識を学びます。

試験では、監査基準や監査手続き、監査報告書の作成に関する問題が出題されます。 

監査論の理解は、公認会計士としての職務を遂行するために不可欠です。

3.企業法

企業法は、企業の法的枠組みを理解するための科目で、会社法や商法、金融商品取引法などの法律に基づく知識を学びます。

試験では、会社の設立や運営に関する法的手続きや規制に関する問題が出題されます。 

企業法の知識は、企業の法的リスクを管理するために重要です。

4.租税法

租税法は、企業の税務に関する知識を学ぶ科目で、法人税法、所得税法、消費税法の計算・理論を中心に学びます。

試験では、法人税の計算問題や消費税の理論問題が出題されます。 

租税法の理解は、企業の税務戦略を立てるために重要です。

5.選択科目

選択科目は、受験生が自分の得意分野を選んで受験できる科目です。選択科目には、経営学、経済学、民法、統計学の4つがあり、それぞれ異なる専門知識を学びます。

経営学では企業戦略や組織論、経済学ではミクロ経済学やマクロ経済学、民法では契約法や物権法、統計学ではデータ分析や確率論が出題されます。 

自分の強みを活かして選択科目を選ぶことで、試験の合格率を高めることが可能です。

これらの科目をしっかりと学習し、理解を深めることが公認会計士試験合格のポイントです。

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公認会計士試験の合格率と難易度

公認会計士試験は、日本の三大国家資格の一つであり、その難易度は非常に高いとされています。そこで以下では、公認会計士試験の合格率と難易度について解説します。

合格率

公認会計士試験の合格率は、年によって多少の変動がありますが、ここ10年ほどは10%前後で推移しています。

以下は、平成25年〜令和4年までの合格率の推移を示しています。

出典:キャリアガーデン より

上記のように、平成25年〜令和4年度の合格率は平均して約10%前後で推移していることがわかります。

公認会計士試験は、平成18年に試験制度が変更されたことで合格率が一時的に上昇したものの、その後は10%前後の低いレベルで推移しています。

このように、公認会計士試験は非常に難易度が高いため、しっかりとした試験対策が必要です。

難易度

公認会計士試験の難易度が高い理由は以下の通りです。

1.試験範囲が広いこと

公認会計士試験の難易度が高い理由の一つは、試験範囲が非常に広いことです。

試験範囲には、財務会計、管理会計、監査、企業法、租税法など多岐にわたる科目が含まれます。

例えば、財務会計では連結財務諸表や減損会計、管理会計では原価計算や予算管理など、各科目ごとに深い知識が求められます。 

このように、試験範囲が広いため、全ての科目を網羅的に学習することが重要です。

2.一度に全科目合格が必要なこと

公認会計士試験の難易度が高いもう一つの理由は、一度に全科目に合格する必要があることです。

短答式試験と論文式試験の両方で全科目に合格しなければならないため、部分的な合格が認められません。

例えば、短答式試験では4科目、論文式試験では5科目(選択科目を含む)全てに合格する必要があります。 

このように、一度に全科目に合格するためには、全ての科目で高い得点を取る必要があります。

3.長期間の勉強が必要なこと

公認会計士試験の難易度が高い理由の一つは、長期間の勉強が必要なことです。

試験範囲が広く、深い知識が求められるため、短期間での合格は難しいのが現実です。

そのため、多くの受験生は、試験に合格するために2〜3年以上の勉強期間を必要とします。 

長期間の勉強を続けることで、試験に合格するための知識とスキルを身につけることが可能です。

4.高いモチベーションの維持が難しいこと

公認会計士試験の難易度が高い理由の一つは、高いモチベーションを維持することが難しいことです。

長期間の勉強と多くの試験科目に対するプレッシャーが、モチベーションの維持を難しくします。

例えば、勉強の途中で挫折しないようにするためには、自己管理やストレス対策が重要です。 

このように、高いモチベーションを維持するためには、目標を明確にし、計画的に勉強を進めることが必要です。

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公認会計士試験の効果的な勉強法

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公認会計士試験に合格するためには、効果的な勉強が必要です。そこで以下では、具体的な勉強法を4つ紹介します。

1.基礎を固める

公認会計士試験の効果的な勉強法の一つは、基礎を固めることです。基礎がしっかりしていないと、応用問題や実践的な問題に対応できません。

例えば、財務会計論の基本的な概念や計算方法を理解し、確実に身につけることが重要です。 

このように、基礎を固めることで試験全体の理解が深まり、応用力が向上します。

2.過去問を活用する

過去問を活用することは、試験対策において非常に効果的です。過去問を解くことで、試験の出題傾向や頻出問題を把握することができます。

例えば、過去5年分の試験問題を繰り返し解くことで、問題のパターンや重要なテーマを理解できます。 

このように、過去問を活用することで、試験本番での対応力が向上するでしょう。

3.アウトプットを重視する

アウトプットを重視することは、知識の定着に効果的です。理解した内容を実際に問題を解くことで確認し、知識を定着させることができます。

例えば、模擬試験や練習問題を定期的に解くことで、自分の理解度をチェックし、弱点を補強することが可能です。 

このように、アウトプットを重視することで、実践的なスキルが身につくでしょう。

4.計画的な復習

計画的な復習は、長期間の勉強を効果的に進めるために重要です。計画的に復習を行うことで、忘れがちなポイントを再確認し、知識を維持することができます。

例えば、週ごとに復習スケジュールを立て、定期的に過去に学んだ内容を復習することで、知識の定着を図りましょう。 

このように、計画的な復習を行うことで、試験本番までに十分な準備が整います。

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公認会計士試験のスケジュール管理のやり方5つ

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次に、公認会計士試験のスケジュール管理の効果的なやり方を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1.長期計画を立てる

公認会計士試験対策として長期の学習計画を立てることは、合格への第一歩です。長期計画を立てることで、全体の学習内容を把握し、効率的に学習を進めることができます。

例えば、試験日から逆算して、各科目の学習期間を設定します。最初の3ヶ月は基礎固め、次の3ヶ月は応用問題、最後の3ヶ月は過去問演習といった具合です。 

このように、長期計画を立てることで、目標に向かって計画的に学習を進めることができるでしょう。

2.月間・週間計画を作成する

月間・週間計画を作成することは、日々の学習を効率的に進めるために重要なプロセスです。なぜなら、大きな目標を小さなステップに分けることで、達成感を得やすくなり、モチベーションを維持しやすくなるからです。

例えば、月間計画では「今月は財務会計を重点的に学習する」と決め、週間計画では「今週は財務会計の第1章から第3章を学習する」と具体的に設定します。 

このように、月間・週間計画を作成することで、日々の学習を具体的に進めることができるでしょう。

3.1日の勉強時間を確保する

1日の勉強時間を確保することは、学習を継続的に行うためのポイントです。毎日一定の時間を学習に充てることで、知識の定着が図れます。

例えば、毎日2時間を勉強時間として確保し、朝1時間、夜1時間と分けて学習する方法も効果的です。 

このように、1日の勉強時間を確保することで、継続的に学習を進めることができるでしょう。

4.休息を取る

休息を取ることは、効率的な学習を維持するために必要な行動です。適度な休息を取ることで集中力を維持し、疲労を回復することができます。

例えば、1時間勉強したら10分の休憩を取る、週に1日は完全に休むといった方法がおすすめです。 

このように、休息を取ることで、効率的に学習を進めることができるでしょう。

5.進捗管理を行う

進捗管理を行うことは、計画通りに学習が進んでいるか確認するための重要なプロセスです。進捗を管理することで、計画の見直しや修正が必要な場合に早期に対応できます。

例えば、毎週末に学習の進捗を確認し、予定通りに進んでいない場合は計画を修正すると良いでしょう。 

このように、進捗管理を行うことで、計画的に学習を進めることが可能です。

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公認会計士試験に合格するための勉強法のまとめ

このように、公認会計士試験は非常に難易度が高いため、長期間にわたる計画的な勉強が必要です。

そこで、公認会計士試験の合格を目指すには、しっかりとした学習計画を立てて、インプットとアウトプットを繰り返しながら勉強することが大切です。

また、公認会計士の資格や実務経験を活かして、より条件の良い職場への就職や転職をお考えの方は、ご自身のキャリアプランの策定とともに、これまでのキャリアの棚卸しを行い、ご自分の強みや目標をしっかりと把握しておくことが大切です。

そこで、ご自身が目指す業界や職種に特化した転職エージェントに相談して自己分析を行い、ご自身の特徴や強みをしっかりと理解してから就職や転職活動を行いましょう。

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