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CADオペレーターに将来性はある?
今後の需要やAI時代に活躍する方法

CADオペレーターに将来性はあるの?今後の需要やAI時代に活躍する方法を紹介

設計士

CADオペレーターとして働く人の中には、以下のような不安を抱える人も多いのではないでしょうか。

  • CADオペレーターの仕事がAIに代替されやすいと聞いたけど本当なの?
  • 将来的にCADオペレーターの仕事を続けて行くべきか分からない
  • どんなCADオペレーターだと将来性があるか知りたい

本記事では、CADオペレーターの仕事に将来性があるのかを解説します。また、AI時代に生き残っていくためには何が必要なのかを具体例を交え紹介します。

既にCADオペレーターとして働く人はもちろん、これからCADオペレーターとして働く人は特に解説をした内容を抑えておきましょう。

この記事の監修者
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山中 健太キャリアコンサルタント
コンサルティング会社にて建設会社の成長戦略型提案業務を経験。「ビジネス会計検定1級」を保有しており、採用責任者や経営者など企業側の目線を最も理解したキャリアサポート、就職支援を得意とする。

CADオペレータとは?

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CADオペレーターはCAD(キャド)と呼ばれるソフトを操作し、建築などで使用される設計図面を作成する職業です。

図面データの作成や修正、設計者が作成した手描きの設計図をCADの図面データに落とし込む作業が主になります。CADのスキルだけではなく、設計者のイメージを汲み取りながらソフトを扱う技術も必要となる仕事です。

また、CADは平面の図面(2次元CAD)と立体的な図面(3次元CAD)の2種類に分かれます。3次元CADを使用した図面は2次元CADと比べ、より完成のイメージが湧きやすい特徴があります。

CADオペレータが働く業界とは?

CADオペレーターはモノを作る業界においては非常に重宝される仕事になります。建築系の業界では設計士が作成をした図面をCADに落とし込む仕事だけではなく、場合によっては建設コンサルタントやゼネコンなど幅広く活躍する人もいます。

また、建設系の業界以外ではインテリアやアパレル業界などのデザイナーの構想を図面にてイメージしやすい形へ変換をするような仕事も行います。

CADオペレータの現状

CADオペレーターは特に「AIに代替される仕事」として例に挙げられることが多いです。しかし、現状ではCADオペレーターの仕事がAIに代替される心配はありません。

CADオペレーターの作業の中には、設計士が手描きで作成をした図面をデータ素材に置き換えるトレース作業があります。こういった単純作業は今後AIに代替される可能性が高いと言われますが、設計図を作成し修正を加えていくなどの作業はAIでは対応が難しいです。

これからのCADオペレーターは一定数の技術はもちろん、プラスαで自身の付加価値に繋がるようなスキルの習得が求められています。

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CADオペレータは将来性のある仕事なのか?

CADオペレーターの具体的な仕事内容やCADオペレーターが置かれている現状を解説してきました。将来的にCADオペレーターの仕事はどうなっていくかを具体的に解説します。

CADの需要はなくならない

建築やインテリア業界ではCADを使用して設計図を作成する形が主流となっています。現場で使われないことがほとんどではあるため、CADの需要がなくなることは考えにくいです。

しかし、CADのバージョンアップによりこれまでのものと比較して操作性が向上することは考えられます。操作がしやすくなることで、設計士が自らCADを使用して図面をデータで書き出す可能性は考えられます。

また、AIの発展により設計士が作成した手描きの図面が自動でトレースされるような技術も登場しつつあります。

CADオペレーターとして、CADを扱う技術だけではなくデザインや設計に関わるようなプラスαの技術を習得するよう意識するようにしましょう。

3次元CADの将来性は高い

CADの技術の中で3次元CADを扱う技術は高い知識と専門性が求められます。2次元CADを扱う簡単な作業であれば既にAIに置き換えられていますが、3次元CADはAIでの代替が容易に行えません。

3次元CADは以下のような理由から操作が難しいと言われます。

  • 機能が多く操作を覚えるのが大変
  • 思い通りの形状がつくれない
  • 作業の途中で変更が行えない
  • エラーで先に進めないことがある
  • 3次元モデルで図面を上手く描けない

2次元CADと比べると操作が多く立体的に考えないといけないため、将来性を考え早めに3次元CADの技術を習得することをおすすめします。

また、3次元CADは製造業などの現場では一般化しつつある技術であるにも関わらず、扱える人材が不足しているという問題を抱えています。建設業界や自動車業界でも3次元CADを扱える人材の需要が今後も拡大すると予想されます。

自身の今後のキャリアステップや挑戦してみたい業界の動向も踏まえて、3次元CADの技術を習得するべきかどうかを検討してみてはいかがでしょうか。

CADオペレータが自身の市場価値を上げる3つの方法


CADオペレーターとして将来的にも必要な人材になるために必要な方法を3つ紹介します。

CADの需要は今後もなくならないため、自分自身の市場価値を高め継続的に仕事が出来るような環境を作っていきましょう。

1.設計力を身につける

CADオペレーターとしての価値を高めるためには設計力を身につけましょう。

AIの力を借りて設計を行う場合、過去の図面情報をインプットし似たような形で図面の制作を行います。そのため、過去に前例のないような新しい設計がAIには行えません。

CADを扱うスキルだけではなく設計までを対応できるようになれば、将来的にも必要な人材になることができます。

設計力は本や通信講座を通しても学ぶことはできますが、実際に手を動かしながら経験を積み重ねて身につけていく形をおすすめします。

2.コミュニケーションスキルを高める

コミュニケーションスキルが高いCADオペレーターは重宝されます。クライアントや設計者からの抽象的な表現をうまく汲み取り、CADのデータに落とし込むことはAIには出来ません。

また、円滑なコミュニケーションスキルは仕事を得ていく上で重要なスキルになります。現場の雰囲気がよくなり、働きやすい環境を作ることにも繋がります。

コミュニケーション能力を高めるために、まずは相手とのやり取りの中で以下の項目を意識してみましょう。

  • このコミュニケーションの目的は?
  • 相手の要望は何か?
  • 自分はいまどのような表情・口調で言葉を発しているか?
  • 自分の発した言葉に対して相手はどのような反応をしたか?
  • 相手は自分の発した言葉を適切に理解できたか?

客観的に自分がどのような話し方をしているかや相手の意図を汲み取ろうとする動きを「メタ認知」と呼びます。

クライアントが何を望んでいるのかを話の中から汲み取ろうとする経験を積み重ねることで、自然とコミュニケーションスキルは向上します。

3.業務範囲を広げる

CADオペレーターとして価値を高めるため、業務範囲を広げることを意識しましょう。複数のスキルを総合的に活用できれば、対応可能な業務も広がるため仕事も受けやすくなります。

3次元CADの技術以外にも扱えるようになりたい3つのソフトを紹介します。

1.CAE

CAE(Computer Aided Engineering)は、工業製品の設計や開発の際に使用されるコンピューターシステムです。CAEを利用すると、製品にまつわるさまざまな物理現象のシミュレーションが可能になります。

流体や熱、音響などの物理的な現象の解析から、電磁場や内部構造の解析など目に見えない現象のシミュレーションが出来ます。

試行回数が多くなればなるほど製品の性能をより高めることに繋がるため、トラブルシューティングが行えます。

2.CAM

CAM(Computer Aided Manufacturing)は、CADで作成をした図面をもとにコンピューター内で工作機械を操作するための加工プログラムを作成するソフトです。

CAMを使用すると製品の加工時間の予測がより正確になるため、クライアントへの見積もりやスケジュールの調整を効率的に行えます。

3.PDM(製品データの一元管理ソフト)

PDM(Product Data Management)は、CADで設計を行う上で発生するデータを一元管理ができるシステムです。製品図面や部品の構成表などのデータの管理に優れたシステムであるため、他部署との連携がしやすくなります。

作業スケジュールの短縮に繋がることから、製造業の業界だけではなくアパレルなど幅広い分野で利用されるシステムです。

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CADオペレーターのスキルアップにおすすめな3つの資格

CADオペレーターとして自分の市場価値を高めるためにはCADを扱うスキルも必要になってきます。

CADオペレーターのスキルアップにおすすめな資格を3つ紹介します。資格の取得を目標にするのではなく、資格取得を通して自身のスキルアップに繋げましょう。

1.CAD利用技術者試験

CADに関する基本的な知識や能力が問われる試験で、CADオペレーターを目指す人にもおすすめの資格です。
CAD利用技術者試験には2次元CAD利用者試験と3次元CAD利用者試験の2つに分かれます。

2次元CAD利用者試験は2級・準1級・1級の3つに分かれ、2級がマークシート方式による筆記試験、準1級と1級がCADソフトを使った実技試験になります。実技試験では、CADソフトを使用して行ったモデリングをもとにした問題が多いです。

3次元CAD利用者試験は2次元CAD利用者試験よりも専門性が高く、1級レベルまでになると合格率が20%前後になってしまうほど厳しい試験と言われます。

2.建築CAD検定試験

建築CAD検定試験は建築業で活躍をしたい方におすすめの資格です。4級・3級・2級・準1級に分かれており、CADを用いた建築用の図面作成に特化した資格になります。

建築図面を理解する能力や正確にCADに落とし込む能力が求められます。

試験は実技試験で、建築図面の要素から作成をした参考図をもとに完成図を作成する試験になります。

3.Vectorworks操作技能ベーシック認定試験

CADのソフトの1つであるVectorworksの操作能力を図る試験になります。

Vectorworksは建築や住宅、インテリア業界で主に使用される頻度が高いCADソフトです。3次元の製図ができる人にはその知識と技能が活きてくる試験になります。

受験は在宅でも行え、すぐに合否が分かります。スキルアップや自身の知識習得レベルを把握するために受験をされる人が多い特徴があります。

CADオペレーターからのキャリアアップにおすすめの転職先3選


CADオペレーターとしてスキルを高めるだけではなく、スキルを活かした転職をする人も多いです。

CADオペレーターからのキャリアアップとしておすすめの転職先を3つ紹介します。転職を考えている人やこれから何をするべきか悩んでいる人は紹介をする内容を参考にしてみてください。

1.CAD設計士

CADを扱えることから、CAD設計士として活躍する人も多いです。CAD設計士とは。CADを使って設計を行う仕事になります。

CADオペレーターとCADを使用して仕事をするという点では共通していますが、CADを使う目的が異なります。

CAD設計士は建築であれば住宅やビルの完成が目的となるため、安全性や環境、コストに関わる問題を全て考慮をした上で設計を行います。設計をしたものを現場の指示書として落とし込むためにCADを使用します。

設計者と図面作成者が異なることで図面作成に不備が生じてしまう問題が多く見られますが、設計者が自らCADを使用して図面を作成するため不備が起きにくいメリットがあります。

もちろんCADオペレーターと比べ年収も高い仕事が多いです。CADオペレーターとしてCADが扱えるようになってきたのであれば、設計力を身につけてCAD設計士を目指してみてはいかがでしょうか。

2.建築士

CADを使用して図面を作成していく中で、パソコンで図面を作成するだけの仕事に価値を見いだせなくなる人も多いです。建築士はそういった人におすすめの転職先でもあります。

建築士は建築物の設計図を作成する職種で、一級建築士や二級建築士、木造建築士などの資格が取得できれば名乗れる職種になります。

建築士の資格は4年生大学の卒業や実務経験が必須にはなりますが、建築物に使用をする材質や耐震強度までを考えた上で魅力的な建築物を作りたいなどの夢の実現に繋がります。

自分自身が設計したものに対して価値を見出したい人におすすめです。

3.他業種へ挑戦

CADオペレーターの経験者には以下のスキルを身につけた方が多いのではないでしょうか。CADオペレーターとして培ってきた能力があれば他業種への挑戦も可能です。CAD関連の職種にこだわらない人はこれから紹介をする仕事がおすすめです。

  • 試行錯誤を地道に続ける力
  • 構造物を把握をする能力
  • 分からないことがあればすぐに調べる力
  • 正確さを求められる仕事への耐久力
  • PCスキルや基礎的なITリテラシー

プログラマー

プログラマーはPythonやRubyなどのプログラミング言語を使用して、エンジニアからの仕様書をもとにプログラミングを行います。

CADオペレーターが設計者から手描きの図面を貰いCADに落とし込んでいく作業と共通している部分が多い職種になります。

構造物を要素に分解をして把握する能力が長けているCADオペレーターであれば、プログラマーとして活躍できます。

プログラミング言語の習得は必要になるため、転職先の会社にはスキルアップを支援する制度があるのかを確認するようにしましょう。

デザイナー

デザイナーは、空間把握能力や構造の理解に長けたCADオペレーターにはおすすめの仕事です。illustratorやPhotoshopといったデザインに特化をしたソフトを使用しながら、クライアントの要望に沿った制作物の制作を行う点は共通しています。

また、3DデザイナーであればCGを扱うためCADオペレーターよりも現実世界に近い形でのデザインが可能となります。

事務職

バックオフィス系と言われる事務職も、CADオペレーターを経験した人にはおすすめの職種です。事務職は主に会社の経費関連の資料や会議資料、顧客へ提供をする資料の作成を行います。

第三者へ提供をするものが多いため、資料作成には正確性が必要になります。

CADオペレーターの仕事を通してPCスキルやITリテラシーが身に付いていることが多いため、書類作成やPCを使用した経理関係の仕事にすぐに順応が可能です。

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まとめ

CADオペレーターの仕事に将来性があるのかやAI時代に生き残っていくために必要なスキルを解説してきました。

建築やインテリア業界ではCADを使用して設計図を作成する形が主流となっているため、CADの需要がなくなることは考えにくいです。しかし、AIの発展により設計士が作成した手描きの図面が自動でトレースされるような技術も登場しつつあります。

CADオペレーターとして、CADを扱う技術だけではなくデザインや設計に関わるようなプラスαの技術を習得する必要があります。

自身の今後のキャリアステップや挑戦してみたい業界の動向も踏まえて、3次元CADの技術やCADに付随をしたシステムの習得がおすすめです。

また、CADオペレーターとしてスキルを高めるだけではなく、スキルを活かした転職をする人も多いです。CADオペレーターを経験して、これから転職を考えている人やこれから何をするべきか悩んでいる人は、他業種への挑戦やCADを極めた仕事など検討してみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者
agent-yamanaka2
山中 健太キャリアコンサルタント
コンサルティング会社にて建設会社の成長戦略型提案業務を経験。「ビジネス会計検定1級」を保有しており、採用責任者や経営者など企業側の目線を最も理解したキャリアサポート、就職支援を得意とする。

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