TEL
メニュー
close-up photography of person lifting hands

CADオペレーターはやめとけ!?
その理由やキツくない働き方を解説

CADオペレーターはやめとけと言われる理由とは?働き方や年収からキツくない働き方まで解説

転職

CADオペレーターという仕事をご存じだろうか。建築や土木の図面作成に欠かせない仕事であるが「やめとけ」「キツイ」「大変」という声も多く挙げられると言われます。

本記事では、CADオペレーターの仕事がきついと言われる理由から実際はおすすめできない仕事なのかを解説します。

これからCADオペレーターとして働く予定の方や、少しでもCADオペレーターに興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者
agent-enomoto
榎本 芽玖キャリアコンサルタント
これまで転職エージェントとして数多くの求職者に携り、即戦力に限らず、建設業界未経験のキャリアサポート実績が顕著。施工管理に限らず、現場事務(書類作成)やCADオペ、職人向けの案件マッチングも得意とする。

CADオペレーターの仕事内容


CADオペレーターとは、CAD(Computer Aided Design)を操作して図面の設計を行う専門的な職種を指します。

以前は手書きで建築や土木などの設計図が作成されていましたが、CADの登場によりコンピューターで設計が可能となりました。CADには平面図を作成する「2次元CAD」と立体図を描く「3次元CAD」があります。

具体的にCADオペレーターが使用するソフトは以下の3つです。

  • Jw-cad(ジェイダブリューキャド)
  • AutoCAD(オートキャド)
  • Vectorworks (ベクターワークス)

Jw-cad(ジェイダブリューキャド)は主に建築系の分野で使われるフリーソフトで、2次元の汎用CADソフトと呼ばれます。

AutoCAD(オートキャド)は建築から土木、機械分野など幅広く使用可能なソフトで、2次元から3次元まで対応可能といった高機能汎用ソフトです。

最後にVectorworks (ベクターワークス)はデザイン分野でよく使われるソフトで、作図機能から3Dレンダリングなど幅広いデザイン性が兼ね備えられているソフトです。

CADオペレーターとはこういったソフトを使用し、現場に応じて臨機応変に対応します。建築事務所や建設コンサルタント、ゼネコン、機械設備など幅広い分野での活躍が期待される職種でもあります。

また、CADオペレーターは設計者と異なり製図などの建築物の設計に必要な作業は行いません。あくまでも設計された図面を元にコンピューターへ書き写していく仕事が中心となるため、基本的には製図を行う上での補助的な位置になります。

CADオペレーターはやめとけと言われる理由10選


CADオペレーターとしての仕事内容について解説をしてきました。

建築物の設計を行う上で重要な役割を担うCADオペレーターですが、なぜやめとけと言われるのでしょうか。CADオペレーターはやめとけと言われる代表的な理由を10個紹介します。

紹介をした内容を踏まえ、自分には本当に向いていない仕事なのかを改めて考えてみてください。

1.長時間パソコンでの作業が必要

CADオペレーターはパソコンを使用しての仕事が主になるため、長時間椅子に座って仕事を行わなければいけません。

3Dモデルの制作や図面の作成など基本的にはパソコンに向き合いながら仕事を行います。画面をじっと見つめる機会も多くなることから、目や肩の疲れ、腰や首が凝ったような感覚になるなど「VDT症候群」と呼ばれる症状が出やすくなってしまいます。

また、パソコンを長時間見つめることでドライアイの原因にもなり得ます。

定期的にストレッチを行うことや適度に休憩を挟むなど、同じ姿勢で何時間も過ごさないような工夫が必要になります。

2.納期に追われる

CADオペレーターの仕事は上がってきた図面をいち早くコンピューターに書き写さないといけないため、納期に追われる場合が多いです。

発注者や設計者から変更の要望があれば、CADオペレーターはすぐに対応を行い図面に修正を加えないといけません。

納期がすぎてしまうと以降の工程に関わるスタッフやクライアントに迷惑がかかってしまいます。

そのため、時間に余裕を持って図面の編集ができる場合が少なく、深夜まで働いて納期に間に合わせるといった事例も多くあります。

職場環境は会社により異なるためどうしても現状の職場では残業が多くしんどいなど感じる場合は、一度転職などを検討してみてはいかがでしょうか。

弊社では、数多くの方の転職を成功へ導いております。ベテランの方から未経験者まで幅広い方の転職をアシストします。

  • 完全週休2日制の求人
  • 年収800万~900万以上の高収入求人多数
  • 50代60代70代の方でも応募可能な求人
  • 無料登録から最短1週間で転職可能

まずは無料登録をして色々な求人を見てみてください。専門の転職エージェントからおすすめの求人をご紹介することも可能です。

\最短即日で応募可能!/

3.指示以上の業務を求められることがある

CADオペレーターは基本的に指示者から与えられた業務をこなすだけで良いです。しかし、アウトプットをした成果のクオリティが高ければ当然与えられた指示以上の業務を求められることもあります。

平面図の修正をした際に断面図や立面図の修正依頼が合わせてくるなど、複数の指示が同時にくることもあります。

内容によっては現状のスキルで対応が難しい場合もあるため、与えられた指示に関しては対応可能かどうかを考えるようにしましょう。

4.単純作業が多い

CADオペレーターとしての業務は大きく以下の4つに分かれます。

  • 図面チェック
  • フィレット付け
  • 線削除
  • 図面の体裁を整える

長時間パソコンで作業を行う上に、単純な作業の繰り返しでつまらないと感じる方も多いです。また、パソコンのスペックによってはパソコン自体の動作が重くなり、作業中に何度かフリーズして待ち時間が増えてしまうこともあります。

行う業務自体は同じかもしれませんが、案件によって図面は異なります。今回はどんな案件なのかワクワクしながら仕事に取り組めるようなマインドを持つようにしましょう。

楽しみながら仕事が行えてくると少しづつ出来る業務の幅も増え、知らず知らずのうちに自分のスキルが伸びることがあります。まずは目の前の仕事にしっかりと取り組む姿勢を大事にしましょう。

5.繁忙期が大変

CADオペレーターを募集する会社の多くは人材不足で悩んでいる会社が多いです。人材がある程度確保できていれば問題がありませんが、人材が確保できなければその分残業などでカバーしなければいけません。

図面の対応や修正、設計者との確認作業など納期も複数に重なってくる時があります。一つずつの仕事をこなしていきながら、乗り越えていきましょう。

どうしても残業が多く、繁忙期の仕事が大変と感じる場合は転職を視野に入れるのもおすすめです。

6.残業がある

CADオペレーターとしての仕事には残業はつきものです。

しかし、最近では働き方改革の影響によりフレックスタイムを導入する企業も多いです。仕事が暇な時は残業なしで帰宅ができ、少しずつ繁忙期へ近づくにつれ残業を増やして調整をするなど自由です。

月の残業時間が20時間を超えるような企業に勤めている場合は、転職を行った方が良いでしょう。

7.素早い対応が求められる

発注者や設計者からの要望にCADオペレーターはいち早く対応しなければいけません。作成をした図面をもとに次の工程へ進んでいくため、なるべく早く図面などを仕上げることが求められます。

迅速な対応を毎回求められてしまうことから、体力的に辛いと感じる人も多いです。

納期によっては臨機応変な対応も必要になってくることを念頭に置きつつ、なるべく時間に余裕を持てるよう対応を行っていきましょう。

8.会社によって図面の表現方法が異なる

会社によっては「図面の表現方法」や「3Dモデルの作成方法」が異なる場合があります。ファイルの保管方法も会社ごとに独自ルールが存在する場合もあります。

図面の作成方法にこれといった決まりがないため、どうしてもその人独自の作成方法が生まれてしまいます。

CADオペレーターとして働いていく上で、現場ごとに図面に関するルールや3Dモデルの作成方法に関する決まりがあるのかを事前に確認しておくようにしましょう。

また、働く場所に合わせて柔軟に対応が出来るようになると辛さを感じることが少なくなります。

9.専門的な知識を覚えるのが大変

CADオペレーターはCADの操作だけではなく、その業界の専門用語も覚えていかないと作業が進まない場合があるため辛いと感じる人も多いです。

建築に関わる仕事であれば、「平面図から断面図の作成をお願い」や「巾木と框の寸法を確認してほしい」といった形でこれまでの業務では聞いたことがない単語がくることもあります。

設計士からの指示をきちんと理解するためにも、その業界特有の単語や知識も覚えておくとよりスムーズに仕事が出来るようになります。

10.設計士と現場での板挟みに合う

CADオペレーターは設計士と現場スタッフの中間的なポジションになる場合が多く、現場スタッフから設計士に対しての問題の板挟みになる場合が多いです。

CADオペレータは設計士から指示を得た図面をもとに作業を行います。そのため、現場で発生をした間違いなどは設計士が対応する流れではあるのですが、現場スタッフが直接CADオペレーターへ不満を言いにくる場合があります。

実際、設計士と現場スタッフとの板挟みに合いストレスを抱え、職場を辞めてしまう人もいます。現場ではこのような問題が起きやすいということを覚えておきましょう。

CADオペレーターがおすすめな理由5選


CADオペレーターがおすすめな理由を5つ紹介します。

CADオペレーターは「やめとけ」や「きつい」「大変」といった声もあるなか、働いている人の中にはCADオペレーターの仕事をおすすめする人もいます。

どのような理由でCADオペレーターの仕事がおすすめなのかを紹介するので、今後のご自身の職業選択の参考にしてみてください。

1.PCスキルが身に付く

CADオペレーターになるためにはCADを扱う技術だけではなく、データの管理やクライアントワークなど一定のPCスキルが必要になります。

インターネットが発展している現代において、一定以上のPCスキルが習得できれば今後の仕事選びにも困りません。

また、設計図や立面図を2次元加工して資料を分かりやすく作成するなどCADに関連した仕事も登場しています。CADソフトが使いこなせるようになれば、これから多彩な仕事にも挑戦ができる可能性が広がります。

2.未経験でも始められる

スキルさえ身につけば未経験でも仕事が始められるというメリットがあります。他の業種で未経験から仕事を始めるとなると、営業や工場などの肉体労働系など体力的にきつい仕事が多いです。

CADオペレーターであれば在宅での仕事ができ、場合によっては自分自身で仕事のスケジュールが組める場合もあります。未経験の状態でも挑戦が可能であり、手に職がつく仕事は珍しいです。

しかし、「未経験OK」という記載があっても「事務経験は必須」や「PCスキルは必要」といった条件がある場合があります。応募をする際にはしっかりと条件なども確認しておき、どの条件をはじめに満たさないといけないのかをしっかりと確認するようにしましょう。

3.在宅での勤務が可能

CADオペレーターとしての勤務先は空調が効くオフィスか、自宅のどちらかが多いです。設計士であれば現場に出向きスケッチ等を行う必要はあるものの、CADオペレータは現場に出向く必要はありません。

最近ではテレワークが推奨される職場が多くなってきているため、時間やスケジュールの管理が上手くできれば子育てとの両立も可能です。

4.幅広い分野で活躍ができる

CADソフトは建築の図面だけではなく、機械の図面や工場の図面、アパレル業界など幅広い業界で使用されるようになりました。
CADオペレーターとして経験を積むと、建設業界以外にもアパレルや機械系などの業種にも転職できる可能性が広がります。

また、建築系においても図面の作成から製図まで行えるようになれば建設コンサルタントといった仕事にも応用がききます。

CADツールに対しての需要が高まっているため、CADオペレーターとして一人前になれれば今後の職業選択の可能性もかなり広がります。

5.年収が高い

求人バンクのデータによると、CADオペレーターの年収は約440万円と日本の平均年収よりも高い傾向にあります。月給で換算すると月37万円程度がもらえる想定です。

また、派遣スタッフ募集のサイトにはCADソフトが扱えるだけで時給2,000円から3,000円を超える条件で求人を募集している企業もあります。

CADオペレーターとして稼いでいきたいという方にはもちろんおすすめですが、特に「育児でフルタイムが難しい」といった人でも他の仕事を行うより空いた時間でも稼ぎやすい仕事であることが分かります。

弊社では、数多くの方の転職を成功へ導いております。ベテランの方から未経験者まで幅広い方の転職をアシストします。

  • 完全週休2日制の求人
  • 年収800万~900万以上の高収入求人多数
  • 50代60代70代の方でも応募可能な求人
  • 無料登録から最短1週間で転職可能

まずは無料登録をして色々な求人を見てみてください。専門の転職エージェントからおすすめの求人をご紹介することも可能です。

\最短即日で応募可能!/

今すぐ応募できる求人はこちら

\非公開求人/

新築メインの建築施工管理求人

月収
750000
勤務地
東京都港区
募集職種
一級建築施工管理技士

\非公開求人/

中古マンションのリノベーション

月収
450000
勤務地
神奈川県横浜市
募集職種
住宅マンションの施工管理

\非公開求人/

スーパーゼネコンの土木施工管理

月収
580000
勤務地
大阪府大阪市
募集職種
土木施工管理技士

\非公開求人/

大手ゼネコンの現場事務

月収
340000
勤務地
関東圏内の各エリア
募集職種
大手ゼネコンの現場事務

\非公開求人/

住宅中心の太陽光発電設置工事

人月単価
450000
勤務地
埼玉県全域
募集職種
太陽光発電設置工事

\非公開求人/

集合住宅のアフターメンテナンス

人月単価
400000
勤務地
福岡県博多市
募集職種
集合住宅のアフターメンテナンス

\非公開求人/

大型物件の解体工事

人月単価
500000
勤務地
栃木県栃木市
募集職種
大型物件の解体施工管理

\非公開求人/

大手ハウスメーカー下請けの大工

人月単価
700000
勤務地
大阪府大阪市、愛知県名古屋市、沖縄県
募集職種
住宅の大工

CADオペレーターの辛さを軽減する方法とは?

woman, sky, sunlight
CADオペレーターがおすすめな理由を解説してきました。

ここでは、実際にCADオペレーターとして働いていく際に「やめとけ」と言われるような内容を軽減できる方法はないのかを解説します。

これからCADオペレーターとして働くにあたり、解説をした内容がまずは出来ているのかをしっかりと確認するようにしましょう。

1.専門知識の勉強をする

CADオペレーターとして仕事をしていくにあたり、CADに関連する専門的な知識の勉強は必要になります。

図面をどのようにコンピューターへ落とし込むのかが分からないと、修正すべき点や指示された箇所の理解が出来ません。また、業界によって生じる専門的な知識にも対応をするためにも、大前提として必要なCADに関連する知識は事前に習得しておきましょう。

専門知識からくる共通言語で話ができるため、認識の齟齬が生じにくくなるというメリットにも繋がります。

2.CADのスキルを上げる

CADのスキルを上げるよう努力しましょう。これまでも紹介した通り、CADはさまざまな業界でも重宝されるソフトになってきました。

CADをどれくらい使えるのかにより仕事の幅が決まります。また、スキルが高くなれば決まった時間内に仕事を収められるようにもなるため、残業をする辛さの回避にも繋がります。

効率的に仕事を終わらせるためにも、専門的な知識の習得だけではなくスキルアップも目指していきましょう。

CADのスキルを上げるためには大きく「独学で勉強をする」方法と「通信制のスクールに通う」方法の2つがあります。

独学で勉強をする場合は、参考書を読み進めながら実際にCADを触ってみながらソフトの使い方を覚えていきます。

一方通信制のスクールに通う場合は、夜間型や短期集中型などのご自身のスケジュールに合わせたコースを選択し講座を受講します。スクールによっては転職支援がついたものもあるので、自身にあったものを選択するようにしましょう。

3.転職を検討する

どうしても現在の職場ではCADオペレーターの辛さが軽減されないと感じた場合は転職を検討してみましょう。

在宅での勤務が可能になったり、時間の融通が効きやすくなったりと働く環境によって仕事の行い方も変化します。

自分自身のライフスタイルに合わせた働き方ができる職場を見つけるということも一つの選択肢として考えてみましょう。

これまでの経験を活かした転職活動ができるよう転職エージェントを利用するのもおすすめです。

\最短即日で応募可能!/

まとめ

CADオペレーターはやめとけと言われる理由から実際にCADオペレーターの仕事はおすすめなのかについて解説をしてきました。

長時間パソコンと向き合わないといけない点や会社によっては図面の作成方法に関するルールが異なる点など、個人の感じ方によっては辛いと感じてしまう部分も多くあります。

しかし、未経験でも挑戦ができる業界であることやCADソフトがさまざまな業界で使用される万能なソフトであることから、仕事の可能性が広がりやすい点などメリットも多い業界であることが分かりました。

職場によっては辛いと感じてしまう部分も多くある業界ですので、今の職場が厳しいなと感じた際には転職などの方法もあります。

自身のスキルや今後のキャリアプランを考えた上で、どのような形で働いていくのかを改めて考えてみましょう。

この記事の監修者
agent-enomoto
榎本 芽玖キャリアコンサルタント
これまで転職エージェントとして数多くの求職者に携り、即戦力に限らず、建設業界未経験のキャリアサポート実績が顕著。施工管理に限らず、現場事務(書類作成)やCADオペ、職人向けの案件マッチングも得意とする。

関連するブログ

建設業界のお仕事探しは
ビーバーズへおまかせください。