施工管理の転職理由9選!面接で使える転職理由例文付き
建設 転職 施工管理建設業界では転職を考える方が多く、施工管理技士もその例外ではありません。
実際にエージェント業務を行っていく中でも、人によって転職を考える理由は様々ですが、今回はその中でもご相談いただくことが多いものを中心に紹介しています。
それらの理由を踏まえ、人気の転職先や、転職活動の際の転職理由の書き方など、詳しく説明していきます。
施工管理技士の転職理由9選!転職経験者の生の声
ここでは転職経験者の転職理由について、多いものから9つにまとめて紹介していきます。
1.残業が多いから
施工管理は基本的に残業が常態化しており、月に150時間の時間外労働をするといった方も少なくありません。現場での業務に加え、事務所での作業やあるため、日が出ている間は外での現場作業、日が暮れて現場の作業が終わったら事務所に戻って事務作業をするといったような習慣になっている方も多いのではないでしょうか。
特に人手が少ない会社であれば業務が集中してより残業が長くなってしまう場合もあるでしょう。
こうした過酷な労働条件が理由で転職を考える方は非常に多いです。
2.激務なのに給与が低いから
残業が多く仕事も責任を伴うもので激務であるにもかかわらず、給料が安いという理由で転職を考える方も多くいます。
基本的に残業代や休日に出勤した分の給料は会社がしっかりと出してくれるはずなのですが、中にはみなし残業代として実際よりも少ない給与となってしまう方もいます。
勤務している会社で休日出勤、残業は当たり前といった風潮があると、働いた分の給料がもらえないといったことにつながります。
3.年間休日が少ないから
建設業界では働き方改革が進んでいますが、年間休日が少ない会社も数多く存在します。
前述の通り建設業界は、職人たちが休日も仕事をしたり、工期が押したりすることで休日出勤することが当たり前、といった風潮がある会社も少なくありません。特に施工管理は現場作業なので天候などにも左右されるうえ、職人が休日も働くといえば現場に出ざるを得ないので、必然的に休日出勤が増えてしまいます。
このように休みが取れないことで悩んでいる施工管理技士は少なくありません。
4.人間関係が難しいから
人間関係の構築は施工管理をするうえで重要ですが、簡単なことではありません。この理由については会社に関係なく、施工管理経験者であれば誰もが一度は感じたことのある悩みでしょう。
現場にいる職人はほとんど年上だったり、施主と現場との間で板挟みになったりと、何かと人間関係の面で苦労する場面が多いのも施工管理技士の特徴です。激務の中で人間関係の構築は難しく、中には決定的な転職理由となってしまう方もいます。
5.転勤が多いから
大手の企業であるほど、転勤が多いことが特徴にあ上げられます。地域に密着した会社でなければ、他県などの現場も請け負っている場合が多く、現場が変わるたびに転勤する必要があるといった方は少なくありません。
工事が終わるたびに転勤して新しい環境に慣れる必要があるので、この点で大きなストレスを抱える方もいます。
6.評価制度が不透明だから
評価制度の不透明性は建設業界ならではの特徴的な不満かもしれません。
基本的に工事の出来が良かったからといって評価が上がることはあまりありません。資格を持っていればそれなりに評価される建設業界ですが、成果に対する評価基準が明確でない会社は少なくありません。
評価基準が不透明で、働いても評価されなければモチベーションが下がってしまう方もいることでしょう。
7.パワハラがひどいから
これも建設業界全体の風潮として挙げられる要因ですが、古い業界体質なのでパワハラが日常的に横行している会社も少なくありません。
パワハラに関しては世間的にはなくなっていく方向に向かっていますが、建設業界には昔から働くベテランの職人が多いため、考え方が古く、いまだにパワハラをそもそも認識していないといった方も多くいらっしゃいます。
激務なうえにパワハラもひどいということであれば、転職を考えるのも不思議ではありません。
8.会社が倒産したから
建設業界は多重下請け構造となっており、下請けになればなるほど工事当たりの単価が低くなり、倒産してしまう会社も多くなります。中小企業が無駄に多く、倒産してしまう可能性が高いのが建設業界の現状です。
実際に一定数の方が会社の倒産によって転職を余儀なくされています。
9.DXが進まず非効率な業務が多いから
近年はAIやIT、ビッグデータの活用によって多くの企業でDX化が進んでおり、建設業界も例外ではなく、特に施工管理は激務な分、様々な工夫によってDXを進めることで業務の効率化を図っている企業が少なくありません。
しかし中にはベテランの職人が多く、使い方が分からなかったり、プライドの面からDX化を進めない会社もあります。
業務の効率化がなかなか進まないことに不満を感じる方も多いでしょう。
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施工管理技士の転職率はなぜ高い?
建設業における施工管理の仕事は非常にハードです。拘束時間も非常に長いため、家族や友人などと接するプライベートな時間が少ないというのが現状です。
また、現場では一つのミスが命取りとなることもあるため、自分や一緒に働く職人さんの安全や労働災害の危険性などを常に考えておく必要があり、その責任の重さに対するプレッシャーも相当なものです。
さらに、施主と現場の職人たちとの板挟みにあうだけでなく、近隣住民との折衝にも相当な時間と労力を費やします。そのため、時には理不尽な責任を負わされることまであります。
このように、体力的にも精神的にもきつい仕事であり、並大抵では務まらないことから転職率が高くなっているのです。
施工管理技士の転職先の選び方
これまで施工管理技士が転職してしまう理由や原因について紹介しましたので、ここでは転職先の選び方についてご紹介します。
同業他社への転職の場合
ここでは施工管理から施工管理、または建設業の中の他職種に転職する場合のおすすめの転職先の選び方についてご紹介します。
まず、年齢が比較的若く、年収を上げたいという方はゼネコンや大手ハウスメーカーを目指しましょう。転勤も多く、忙しくなるかもしれませんが、給与面は確実に向上するでしょう。
年収以外の選び方には、IT化が進んでいる企業や公共事業が多い企業や、女性や外国人を雇用するなど人手不足解消に積極的な会社を選ぶなどの方法があります。
どの職種・会社に行くうえでもおすすめの転職先の探し方として、転職エージェントの活用が挙げられます。基本的に激務な施工管理技士にとっては企業を探すことが大きなハードルになるかと思います。建設業界に特化したビーバーズでは、希望条件や資格等の情報を登録するだけでおすすめの転職先をエージェントと相談しながら探すことができます。興味がある方は一度ご相談ください。
他業界への転職の場合
他業界へ転職する場合、未経験で仕事を新しく始めることになるので、施工管理での経験が活かせる職種から選ぶことをおすすめします。
例えば、施工管理で培ったコミュニケーション能力を活かして営業職についてみる、といった方法があります。施工管理は多くの人と柔軟にコミュニケーションをとりながら仕事を進めていく必要があるので、営業職でもその能力が活かせるでしょう。
また、リーダーシップを武器にIT業界などのプロダクト・マネージャーに挑戦してみる、といった選択肢もあります。
知識がないとしても、施工管理で培った経験が活かせる職業はたくさんあるので、まずは自分の強みを把握することで自分が活躍できる転職先を選びましょう。
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施工管理技士に人気の転職先トップ5
転職先の選び方についてご紹介したので、ここでは具体的な転職先について、実際に人気の転職先を5つピックアップして紹介していきます。
1位 スーパーゼネコン
スーパーゼネコンとは売り上げが1兆円を超えるような大きなゼネコンのことを指します。日本には五社あり、鹿島建設、大林組、大成建設、清水建設、竹中工務店がこれに該当します。平均年収は1000万円前後で、その分人気もかなり高いので、転職することは簡単ではありません。
しかし、年齢が若く工事経験や資格の有無によっては転職できる場合もあるので、年収を上げたいかたにとっては転職先の第一候補となるでしょう。
2位 建設コンサルタント
建設コンサルタントとは、商業施設などの事業において顧客のニーズに沿って最適な解決策を提案し、実行するサポートをする仕事です。企画や調査から施工管理、点検など、施工以外の仕事全体にかかわることになります。
建設コンサルタントは建設に関する仕事の全般をこなす必要がありますが、施工管理は工事の流れを全体的に把握しているので企業側にとっても貴重な存在です。また、発注者側なので比較的ワークライフバランスも整っているといえるでしょう。
3位 公務員
公務員への転職には年齢制限があり、試験を受ける必要がありますが、年収面や福利厚生面など、全体的なバランスから非常に待遇の良い転職先といえます。施工管理としての専門性が活かせる部署で中途採用の募集があった場合、積極的に狙っていくことをおすすめします。
採用年度や地域によっても職種や受験資格が異なるので、公務員への転職を目指す際にはしっかりと確認するようにしましょう。
4位 設計事務所
施工管理では図面を見る機会が多かったり、中にはCADを触れる程度にできる方もいると思います。そのような場合、設計職に就くことも選択肢の一つです。
とはいえ、施工管理で使う設計と、実際に図面を書くところから始める設計とでは異なる部分も多く、最初は慣れない作業が多くなることがあります。
また、設計をやるつもりが工事監理の担当になってしまったというケースもあるので、事前にチェックしておくことが必要です。
5位 ビルメンテナンス会社
年収はそれほど高くありませんが、ビルメンテナンス会社は、ワークライフバランスが整いやすく、負担が少ないため、激務で悩んでいる方に人気の転職先となります。
建築・土木施工管理技士の場合は第3種電気主任技術者などの資格が必要になる場合があるので事前に確認しましょう。
逆に、電気施工管理技士として働いていた方は資格の面でも活かせる部分も多く転職しやすいでしょう。
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施工管理の転職活動では転職理由がとにかく大事
中途採用を積極的にしている会社は人手不足な場合が多いため、即戦力、かつできるだけ長く働いてくれる人を探しています。そのため企業の多くが面接の際に転職理由を聞くことがあります。
転職理由によってはマイナスな印象を持たれてしまうこともあるので、転職理由も武器にできるようにしっかりと転職理由を検討しておくようにしましょう。
面接官にささる施工管理の転職理由はこれで決まり!例文3選
転職の際に一から転職理由を考えるのは難しい、という方に向けて転職理由に応じた例文を3つご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
ワークライフバランスを改善したい人
前職の会社でも施工管理の仕事にやりがいを感じていましたし、残業手当を含めると年収も高かったのですが、夜は深夜に帰宅し、休日も出勤も多くありました。そんな状況がここ数年続いており、子供が産まれることもあって休日をきちんと取れる仕事をしたいと、転職を考えました。一級土木施工管理技士の資格にも挑戦してキャリアアップしていきたい所存です。
給与を上げたい人
またしっかりとした人事評価制度があることにも魅力を感じております。この度、結婚することもあり、成果を上げれば、待遇に反映される貴社を志望しました。現在の一級建築施工管理技士の資格を活かし、さらに高い施工管理能力を身につけ、成果を出せる人材に成長したいと考えています。
仕事内容を変えたい人
入社後はこれまでの工事施工管理経験で培ったリーダーシップやコミュニケーション能力を活かしてさらに多くの現場を経験をつみ、大規模物件のメンテナンスを担当できる技術者に成長したいです。
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施工管理の転職理由で悩んだら転職エージェントに相談しよう
転職理由についてあまり明確な理由がないなど困っている場合には一度転職エージェントに相談してみましょう。転職エージェントは同じように転職活動に悩んでいる方の声をたくさん聞いており、経験豊富なエージェントが力になれるはずです。
特に建設業界で転職したいという方は、業界に特化した転職エージェントに相談すると、転職に成功する確率が上がります。建設業界は中小企業の数が多いので、大手が良い求人を持っていなかったりするため、業界を絞らずに転職先を探したい方以外には建設業界に特化したエージェントを選ぶことをおすすめします。
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まとめ
今回は施工管理の方の転職理由や、転職先の選び方、転職理由の書き方など、施工管理の方の転職理由を中心に詳しく解説してきました。
施工管理の多くの方が残業の多さや労働環境の面から転職を検討しているという現状です。そのため、転職先を選ぶうえでは業務効率化に積極的な企業や経験が活かせるホワイトな職場、といった面で考えていく必要があります。
また転職の際には転職理由が重要な要素となってきますので、しっかりと検討しておく必要があります。もし転職理由の書き方が分からない、転職先をどう選べばいいかわからないという方がいらっしゃいましたら、お気軽にビーバーズにご相談ください。