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施工管理の職務経歴書の書き方 テンプレート付きで解説

施工管理の職務経歴書の書き方や自己PRのコツを見本付きで徹底解説

建設 転職 施工管理

施工管理への転職を成功させる上で非常に重要となるのが、職務経歴書の書き方です。なぜなら、職務経歴書はご自分の経験やスキルをアピールするものであるため、その書き方ひとつで通過率が大きく変わるからです。

しかし、職務経歴書の書き方のポイントを知らない人が多いため、初めて転職をする場合は「何をどんな風に書けば良いのか?」とお困りの方も多いはずです。

そこで今回は、施工管理への転職を成功させたい方に向けて、職務経歴書に記載すべき事項や転職理由、自己PRのコツなどを徹底解説します。

また、実際に転職に成功した人の自己PRの例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
agent-kohata2
木幡 美咲キャリアコンサルタント
これまで即戦力の求職者だけでなく、未経験の求職者へのキャリアサポートにも従事。主に男性社会である建設業界の中で、性別や経験問わず、施工管理、積算、CADオペ、施工図作成等、幅広い案件での未経験人材マッチング実績を保有。
目次

施工管理への転職に職務経歴書が重要な理由

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転職活動において、職務経歴書は非常に重要です。特に施工管理職への転職では、専門的なスキルが要求されるため、これまでの経験や実績を一目でわかるようにする必要があります。

職務経歴書には以下の5つの項目をしっかりと記載しましょう。

  1. 保有資格:施工管理に関連する資格をすべて記載します。
  2. 職務要約:自身の経歴と自己PRを要約した部分で、興味を引く内容にします。
  3. 職務経歴:これまでの企業とそこでの役割、特に「工程管理・原価管理・品質管理・安管理」の経験を具体的に記述します。
  4. 担当業務:現在までの業務内容をわかりやすく記入し、表などを用いると良いでしょう。
  5. 自己PR:アピールしたいスキルや経験を具体的なエピソードを交えて記入します。

もし未経験者の場合でも、施工管理職に役立ちそうな経験やスキルがあれば、それを記入してアピールすることが大切です。また、職務経歴書は簡潔に分かりやすく書くことが重要です。

職務経歴書を通じて、転職先の企業に自分が即戦力であることを示すことができれば、転職の成功率が向上します。

施工管理技士の職務経歴書の見本

以下では、施工管理技士の職務経歴書の見本を掲載します

上記のように、一見してこれまでの経歴がわかるように記載することを心がけましょう。

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【例文付き】施工管理技士の職務経歴書の書き方

ここでは施工管理技士の方が職務経歴書で記載すべき8つの項目について紹介します。

各項目の記載例も載せておくので、参考にしてください。

  1. 日付と氏名
  2. 経歴概要
  3. 職務経歴・職務内容
  4. 転職・退職理由
  5. 保有資格
  6. 施工実績
  7. 自己PR
  8. 志望動機

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.日付と氏名

職務経歴書の右上の端に、右寄せで書類の作成者、提出日を記入します。

日付は「書類を作成した年月日」を記載。

書類の送付日と日数が空きすぎないように注意しましょう。

氏名はフルネームで、姓名の間にスペースを入れ、本籍に記載されている漢字を記載します。

日付と氏名の記載漏れがあれば、誰が送付したか分からなくなってしまうため、忘れないように記載してください。

記載例

20xx年 x月 x日
氏名 〇〇 〇〇

2.経歴概要

経歴概要とは自身の経歴と自己PRを要約したものです。

具体的に記載すべき項目は下記のとおり。

  • 在籍企業名
  • 在籍期間
  • 役職
  • 部署名

「概要」であることを意識して、項目を短くまとめることを心がけましょう。

なぜなら経歴概要の内容によって、先を読み進めてもらえるかどうかが決まるため。

大手の建設会社であれば一度に大量の職務経歴書を見なければならず、途中まで読んで採用の有無を決めてしまう可能性もあります。

経歴概要は、自身の今までの経歴をアピールできる重要な部分です。

簡潔にまとめつつも、数字を交えて分かりやすく能力や経験値を伝えられるように工夫しましょう。

記載例
・〇〇建設株式会社で1年間施工管理者補佐として勤務
・転職後、〇〇建設株式会社にて建築施工管理業務全般を担当(現在4年目)。
(マンションや住宅建築において住民への説明、施工計画表・工程管理表の作成、担当者との打ち合わせ、予定調整、安全管理など)

3.職務経歴・職務内容

経歴概要で記載した内容を、日付などの時系列を加えてまとめます。

所属していた会社名や部門名を記載し、簡潔にまとめましょう。

転職した場合は、転職先の企業名や入社した年も記載します。

入社した会社や部門などの情報を時系列順で記入したら完了です。

在職期間中に転職活動をしている場合は、最後の行に「現在に至る」と記載しましょう。

記載例
期間 概要 勤務地
20xx年 x月 株式会社xx xx部に配属 東京都xx区
20xx年 x月 株式会社xxを退社 同上
20xx年 x月 株式会社xx xx部に配属 大阪府 xx市
20xx年 x月〜 現在に至る

4.転職・退職理由

転職・退職理由は基本的には記載する必要はありません。

ただ転職回数が多い、もしくは働いた年数が短い、離職期間が長いなど退職の理由によって企業側にネガティブな印象を伝えないために、記載したほうが良い場合も。

記載するにしても、長文で細かく説明する必要はないため、簡潔にまとめましょう。

転職・退職理由の記載のポイントは後で詳しく解説します。

記載例
・一身上の都合により退職
・契約期間満了により退職
など

5.保有資格

保有している資格を記載します。

資格を保有した年と資格名を記載しましょう。

資格名は正式名称を調べて、間違いのないように記載するのがポイントです。

施工管理技士は資格の有無で対応できる業務が変わることもあります。

例えば、施工管理技士に直接関係していない建築CAD検定試験などの資格も、記載することでアピールポイントが増えるかもしれません。

転職を有利に進めるためにも、資格情報は全て記載するようにしましょう。

記載例
取得年 資格名
20xx年xx月 普通自動車第一種運転免許
20xx年xx月 建築施工管理技士2級

6.施工実績

施工実績では、今までどのような工事の施行に携わってきたかをなるべく詳しく説明します。

記載すべき情報は以下のとおり。

  • 現場名
  • 役職
  • 現場エリア
  • 工事請負金額 
  • 工期
  • 新築か改修か

詳細情報を書くことで、企業側はイメージしやすくなります。

記載例
期間 工事物件の概要 担当業務
20xx年 x月〜20xx年 x月
(xカ月)
〇〇ビル新築工事
(大阪府xx市)・建設工事:S造(地上xx階、xx㎡)
・請負金額:xx億円
・施主:〇〇
係長
施工管理業務住民への説明
施工計画表・工程管理表の作成
担当者との打ち合わせ
予定調整
安全管理
20xx年 x月〜20xx年 x月
(xカ月)
〇〇自動車整備工場工事
(東京都xx区)・建設工事:RC造(地上xx階、xx㎡)
・請負金額:xx億円
・施主:〇〇
施工管理業務
工務主任予算管理
資材発注・調達
見積・請求書作成
顧客打ち合わせ担当

7.自己PR

自己PRは、経歴や取得資格以外で自分のやる気やスキルをアピールできる場です。

自分がどのような人材なのか紹介できる項目、仕事に対する考え方を記載する項目、実際に働いていた時のアピールポイントなど、幅広い項目から自分をアピールしましょう。

記載する際のポイントや記入例は、記事の後半で紹介します。

記載例
高層ビルやプラント建設における電気・計装工事の設計及び現場監督を行いました。

現地調査や工事見積の作成から現場管理まで、電気施工管理における一連の作業に携わっています。

顧客の要望を実現するため、現場作業において顧客や協力会社からの要望に対して迅速で柔軟な対応を心がけてきました。

8.志望動機

志望度の高い企業に応募する際に、志望動機を細かく記載しましょう。

なぜその企業が良いのか、自分が企業で活躍できる根拠は何かなど、企業分析や自己分析で得た知識を組み合わせて、文章を考えるのがおすすめです。

企業の強みや必要としている人材などを詳しく調べていることを伝えられれば、やる気をアピールする良い機会になります。

ただやる気を伝えるだけでなく、「企業のことを把握した上でここを選んだ」という意志を伝えましょう。

記載例
前職では住宅建築や高層ビル建設などの施工管理を務めていました。

しかし、業務をする中で生活の基盤となるインフラ整備に携わりたいと考え、土木工事の第一線として活躍する貴社を志望しました。

道路やダム工事などのインフラは、人々の生活を守るための重要な基盤です。

土木施工管理技士の資格取得も目指しており、インフラ設備の拡大に貢献できるよう、日々の業務を遂行していきます。

施工管理技士として、小〜中規模の建築工事でリーダーシップを取りながら工事を進行した経験は、貴社で即戦力になると自負しています。

職務経歴書で評価を受ける3大要素

architect, plan, construction

次に、企業が職務経歴書のどのような要素を見て評価しているかについて解説していきます。

1.即戦力の度合

施工管理技士は建築業界全体から見ても人手不足が懸念されています。

つまり、どの会社も即戦力となる施工管理技士を求めているということ。

自分のスキルをアピールするには、現場ですぐに活躍できることが分かる能力として、コミュニケーション能力や現場での責任者経験の有無、保有資格をアピールすることがおすすめです。

例えば、施工管理をする中でトラブルを解決した経験があれば、エピソードを踏まえて記載しておくと良いでしょう。

具体的な対応能力を判断されて、企業からの印象が良くなります。

2.マネジメント能力

施工管理にはマネジメント能力が欠かせません。

マネジメント能力を証明するために、仕事中に自分が取り組んだ工夫やスキルを磨くために気をつけたポイントなどを記載するのがおすすめ。

マネジメント能力は資格だけでは証明しにくいポイントのため、自分の言葉で今までの経験を細かく説明しましょう。

3.定着率

採用企業では、できるだけ長く勤務してくれる人材を採用する傾向があります。

定着率は転職の回数や勤続年数によって判断されることが多く、転職回数が多い方は必然的に定着率が低いとみなされる可能性があるため、注意が必要です。

ただ転職回数が多くても、転職理由によってはマイナス評価も回避できる可能性があります。そこで、転職回数が多い方は、転職理由を明確に記載しましょう。

以下では、転職理由の書き方について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

転職・退職理由がマイナス評価にならない書き方のコツ

Professional architect working with draft in office

新卒で記載する履歴書と、転職時に記載する職務経歴書との違いは「転職理由」の有無です。

転職、退職理由は採用に関わる大きなポイントのため、ネガティブな印象を与えないような工夫が必要です。

ここからは、評価が下がらない退職理由の書き方を状況別に3つ紹介します。

  1. 会社都合による退職
  2. 一身上の都合による退職
  3. 契約期間満了による退職

それぞれ詳しく説明します。

会社都合による退職

会社都合による退職は、会社の倒産や事業縮小が原因となるため、自分の評価を下げる危険性は低いと考えられます。

特に長文を記載する必要はないため、簡潔に「会社都合による退職」と記載しましょう。

一身上の都合による退職

退職理由として一番多いのが、自己都合による退職です。

残業、パワハラなどで退職した場合はもちろん、引っ越しなど、自分の都合で退職した場合も「自己都合」です。

自己都合で退職した場合は、「一身上の都合による退職」と記載しましょう。

一身上の都合はどのような理由であっても使えるので、特に理由を明確にしたくない場合には使うがおすすめです。

ただ「一身上の都合による退職」はいい評価を与える場合もあれば、会社都合の退職よりも悪い印象を与えることもあるので注意が必要です。

面接で退職理由について詳しく聞かれた場合は、一身上の都合についてネガティブな印象を与えないような受け答えを対策しておきましょう。

契約期間満了による退職

派遣社員や契約社員の場合、契約期間が満了すれば契約が打ち切りになり、退職します。

会社側も、派遣社員は契約満了のタイミングで退職するという事実は知っているため、特にマイナス評価にはなりません。

ただ経歴として企業名だけを書いていると、正社員として転職を繰り返している印象を与えてしまうため、派遣として働いていたことが分かるように経歴の書き方を工夫しましょう。

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施工管理技士が自己PRで記載すべきポイント5つ

 

ここでは施工管理技士として転職する場合に、自己PRで記載すべき5つのポイントを紹介します。

  1. 現場の職人と協力して作業を進められる協調性
  2. 顧客との関係を良好に保つ顧客折衝能力
  3. 工事を円滑に進めるマネジメント能力
  4. 不測の事態に対する臨機応変さ
  5. 資格取得による専門性の高さ

自己PRは職務経歴書の中でも重要な部分なので、ぜひ参考にしてください。

1.現場の職人と協力して作業を進められる協調性

施工管理技士は現場の職人よりも多くの人と関わる仕事のため、協調性が必要です。

周りと協力して仕事ができれば、施工管理技士として高い評価を受け、責任感のある役職を任せられる可能性が高まります。

協調性として特に記載すべきポイントは、顧客や近隣住人とのコミュニケーションと作業員同士のコミュニケーションです。

どんな人ともトラブルなく関われることをエピソード付きで説明できれば、協調性の高さをアピールできるでしょう。

2.顧客との関係を良好に保つ顧客折衝能力

顧客との関係を良好に保つための交渉力などは施工管理において非常に重要です。現場の進捗がうまくいっていない際に、顧客からの評価を下げないようにしつつ工事の調整ができる施工管理技士は会社からも重宝されるので、そういったエピソードがある方は必ず記載しましょう。

3.工事を円滑に進めるマネジメント能力

評価を受ける要素にあるように、施工管理技士にはマネジメント能力が必要です。

施工管理に求められるマネジメント能力とは、下記のとおり。

  • 作業員にわかりやすく指示する能力
  • 自分の作業を他者に依頼する能力
  • チームでの管理がしやすいように作業を分割して指示する能力
  • 工期全体に合わせてスケジュールを調整する能力

現場を管理する立場として、しっかり現場の人をまとめ、工事を円滑に進める能力はどの会社も求めているので記載しましょう。

4.不測の事態に対する臨機応変さ

現場での作業は、常に予測できない事態がつきものです。天気によって工事が進まなかったり、図面通りやろうとしても何らかの事情で上手く施工できなかったりする、といったことはどの現場でも起こることでしょう。
そのような際に計画とは違っても臨機応変に対応できなければ、工期が延びたり、予算が余計にかかったりと、施工管理技士としての仕事ができていないことになります。計画に忠実ということも大切かもしれませんが、現場を任せる会社側からすると、この能力がある方には安心して仕事を任せられ、高評価が得られます。

5.資格取得による専門性の高さ

施工管理技士資格や建設業界で役立つ資格を取得している場合は、アピールポイントになります。

なぜなら、資格取得に向けて勉強した実績や、資格に合格したという事実を伝えられ、自分の専門性の高さを証明できるから。

資格を取得したことで実施できるようになった業務の内容や、資格取得で役立ったエピソードなど、詳しく説明してみましょう。

また、現在資格取得を目指している人は、「〇〇の資格取得に向けて勉強しています」など、現在進行形で努力していることを伝えましょう。

資格取得後に、任せられる仕事があるかもしれないため、採用者によってもメリットになります。

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転職で成功した施工管理技士の自己PR事例

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ここでは自社で転職に成功した施工管理技士の自己PRの内容について、実際の記入例を参考にまとめてご紹介します。

それぞれの自己PRの何がよかったかも解説するため、参考にしてください。

Aさん:建築施工管理

私はこれまで、18年程現場代理人や監理技術者などに従事し、主に道路工事・河川工事の施工管理を行っていました。発注官庁での打ち合わせや、近隣住民との調整は非常に難しい部分があります。工事関係者と住民が互いに満足・納得できる仕事を目指しました。

現場では作業する職人の方々が働きやすい現場をイメージしながら、安全管理などに力を入れて尽力いたしました。今後はこのような経験・スキルを活かして現場の管理に取り組み、自信のスキルアップも図りたいと考えています。

業務の勤務年数や経験内容など、数字を交えて具体的に説明しているため、経験値を把握しやすい点が特徴です。

業務内容として、発注館長の打ち合わせや近隣住民との調整を対応したこと、現場の安全管理のどちらも記載していることで、工事現場内外の業務に柔軟に対応できることを説明しています。

経験値の高さを工夫して説明することで、対応できる業務の幅を広げられるでしょう。

Bさん:電気工事施工管理

主にプラント関係の電気・計装工事の設計及び現場監督を行い、現地調査、工事見積の作成から現場管理まで一連の作業に携わってきました。顧客の要望を実現するため迅速で柔軟な対応・現場作業において、顧客や協力会社からの要望に対して迅速で柔軟な対応を心がけてきました。

Bさんの自己PRのポイントは、対応できる業務の幅をわかりやすく説明している点です。

一連の作業経験がある点から、即戦力になれる経験値を持っていることを示しています。

さらに工夫を加えるとすれば、数字などの具体的な情報を入れると良いでしょう。経験年数や、案件で達成できた数値などを記載すれば、より魅力が伝わりやすくなります。

Cさん:管工事施工管理

設備工事では、空調、衛星の経験があり、現場代理人として施工管理を行ってきました。

そのほかにも、改修工事では客先からの依頼を伺い、現場を調査・設計・積算し、施工図を作成、工程管理や安全管理などと一連の流れが出来ます。様々な業務を一貫して行うことができるので、設備工事ではこれまでの経験で培った技術や知識にはとても自信があります。常にベストを尽くし、責任をもって現場の管理を行うことを心がけております。

Cさんの自己PRは施工管理としての基本的なスキルに加えて、顧客とのコミュニケーション能力があることを示している点が良いポイントです。

現場代理人の経験を書いている点からも、現場で作業員を統率している経験を証明できており、責任感のあることをアピールできています。

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職務経歴書を作成する際の注意点5つ

 

職務経歴書を作成する場合、以下の5点に注意しましょう。

  1. 見やすいレイアウトにする
  2. 端的でわかりやすい文章を心がける
  3. 実績や経験を数字に基づいて具体的に書く
  4. ネガティブな内容はなるべく控える
  5. 誤字脱字に気を付ける

それぞれ詳しく説明します。

1.見やすいレイアウトにする

企業は採用において、一度に大量の職務経歴書を見ています。

大量のライバルの職務経歴書の中から、自分の職務経歴書を目立たせるためにも、なるべく見やすいように作りましょう。

目立つ職務経歴書とは高いスキルや経歴が羅列されたものではなく、分かりやすくまとまっており、採用後の将来を想像しやすい内容が記載されたものです。

また、改行や箇条書きなどを使って、見るだけで伝えたい情報をまとめておくことが重要。

どの情報から書くべきか、どんなまとめ方をしたらいいかなど、書き方やレイアウトにもこだわりましょう。

2.端的でわかりやすい文章を心がける

長々とした文章は、読み手にストレスを与え、読む気を失くします。

端的で分かりやすい文章を心がけましょう。

端的で分かりやすい文章には、下記の特徴があります。

  • ひとつの文章に主語と述語がひとつだけ
  • ひとつの文章が100文字以内に収まっている
  • 複数の項目を並べる際は箇条書きを利用する
  • 数字を使って客観的な情報を入れている

一度、職務経歴書を作成してみて、友人や家族に見てもらうのがおすすめです。

第三者の意見を大切にしながら、ブラッシュアップしていきましょう。

3.実績や経験を数字に基づいて具体的に書く

施工した工事の実績や経験をアピールする際は、数字やデータを使って具体的に記載しましょう。

たとえば、下記の2つの文章ではどちらが説得力のあるアピールになるでしょうか。

1.施工管理としてたくさんの工事を担当しました。それぞれの現場で実績をあげています。

2.施工管理として1年間で20件の電気設備の取り付け工事、10件の新築の建築工事を担当しました。電気設備の取り付け作業では、1級電気工事士資格を活用して責任者の立場として現場を指示し、新築の建築工事では、主任責任者として現場をまとめました。

数字があるだけで、話の内容に説得力が増します。

自分の実績を数字に落とし込んでまとめてみてください。

4.ネガティブな内容はなるべく控える

ネガティブな内容はなるべく控えましょう。

たとえば退職理由として前職の会社の悪口を書く人であれば、採用した後に自分の会社の悪口を言う人だと判断され、採用担当者は採用したいと思わないはずです。

ポジティブな言葉を積極的に利用するようにし、ネガティブな内容に関しては記載を避けるのもおすすめ。

採用担当者から好印象をもらえるような対応に努めましょう。

5.誤字脱字に気を付ける

誤字脱字の多い職務経歴書は誠意がないととらえられたり、ネガティブな印象を与えてしまう危険があります。

職務経歴書をデータで作成する場合、完成した文章を校正ツールで確認してみるのもおすすめです。

自分でも気づかなかった誤字脱字や、言い回しを指摘してもらえるでしょう。

さらに、自分で声に出して読み直す方法もおすすめです。

読みづらかったり、詰まってしまう部分は、読みにくさにつながる部分ですので、修正してみましょう。

施工管理の職務経歴書の書き方でよくある質問

ここからは、施工管理の職務経歴書の書き方でよくある質問に回答します。

  • 職務経歴書は手書きやワード、エクセルのどの方法で書くべき?
  • 職務経歴書と履歴書の違いは何?
  • テンプレートはどのサイトのものを使ったらいいの?

それぞれ詳しく見ていきましょう。

職務経歴書は手書きやワード、エクセルのどの方法で書くべき?

職務経歴書は、必ず手書きで書かないといけないわけではありません。

実際に近年は、ワードやエクセルを使って職務経歴書を作成することが主流となっています。なぜなら、求人に応募する際に、データとして職務経歴書を添付することが増えたためです。

職務経歴書をデータ化することで、作成後に書き直したり、誤字脱字を確認しやすいといったメリットがあります。

さまざまな求人サイトにテンプレートが用意されていることもあるため、自分の使いやすいものを利用しましょう。

職務経歴書と履歴書の違いは何?

職務経歴書と履歴書の違いは以下のとおりです。

目的 記載内容
職務経歴書 今までの業務経験とスキルを確認する
  • 勤務先の会社情報
  • 働いていた期間
  • 期間中の職務内容
  • 期間中の実績
履歴書 応募者のプロフィールを確認する
  • 氏名
  • 住所・連絡先
  • 学歴・職歴
  • 免許・資格
  • 志望動機

履歴書の中に職務経歴書が含まれていることが多いです。

履歴書と職務経歴書をまとめているテンプレートもあるため、求人サイトによって指定されている書類を利用しましょう。

履歴書と職務経歴書を分けて提出するように指示された場合は、上記の表を参考に、記載する情報を書き分けてみてください。

テンプレートはどのサイトのものを使ったらいいの?

各求人サイトや転職エージェントでは、履歴書や職務経歴書のテンプレートを公開していますが、基本的に企業に応募する際に使う履歴書や職務経歴書のフォーマットはどこのテンプレートが良いなどという明確な指定はありません。

どのテンプレートも、最低限必要な項目は網羅されているはずですので、自分の書きやすいものを利用しましょう。

ただ、会社や応募する転職エージェントによっては、指定の職務経歴書や履歴書のテンプレートがあるかもしれません。指示がある場合は、その指示に従って情報を記載するのがおすすめです。

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施工管理の職務経歴書の書き方のまとめ

man standing near high-rise building

今回は転職を考えている施工管理技士に向けて、職務経歴書の書き方について紹介しました。

職務経歴書を書く際は、記載事項に抜けがないように、書き終わった後にしっかりと確認しましょう。

自己PRは、未経験から施工管理を目指す人にとっては特にアピールすべき項目です。企業からの高評価が得られるような内容を盛り込み、面接前から良い印象を持ってもらえるような対策をしておくことが重要です。

また、施工管理への転職を成功させるためには、ご自身に合う転職先を見つけるための自己分析を行い、仕事や企業への適性をしっかりと理解してから転職活動を行うことが大切です。

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